同じ「対米」でも
日米と韓米では、これだけ違うのかと思いました。
日米共同声明では
中国を名指し、日米が異例の牽制 外務・防衛閣僚会合:朝日新聞 会員記事 2021年3月16日 18時42分
日米2プラス2、中国名指し「深刻な懸念」 尖閣に安保条約適用―年内再開催へ:時事 2021年03月16日20時24分
日米共同声明では、堂々と「中国」が登場し、名指しで中国を非難しますが・・・・
しかし韓米共同声明では
文大統領「韓日関係修復へ努力続ける」 米国務・国防長官と会談:聯合ニュース livedoor 2021年3月18日 18時49分
米韓の外交・安保共同声明<全文>…「米韓同盟、朝鮮半島とインド太平洋地域の“核心軸”」:Yahoo WoW!Korea 2021/3/18(木) 12:45
「中国」がなく明らかに「中国の目」を気にしています。
韓国側が「中国」文言を共同声明入れることを拒否したのでしょうが、日韓の明らかな差となっています。
-
-
- 日本側の中国を見る目
- 韓国側の中国を見る目
-
これが、歴然として違っているのです。それは地政学的な違いでもあるでしょう。韓国にとって、今こそ違え、中国は日本と大きく違っているのです。「今こそ違え」といいましたが、「韓中国交回復時からそう」と言い直す必要がありそうです。
韓国大統領文在寅は
本日(2021/03/18)、11年ぶりにそろって訪韓した米国務長官ブリンケンと国防長官オースティンと会談し「韓日関係を修復するために努力を続ける」としました。
しかし自ら崩壊させた韓日関係を修復することはできないと思われ、お決まりの「挨拶」としてこう述べただけという感じです。アジアではよくあることです。
日本臭を消し去ろうとする張本人が「修復の努力を続ける」はずがないからです。
悪くとれば(それが自然な解釈ですが)、「日本側に問題があり、日本側が折れなければならない」の別表現なんでしょう。
韓国にとって、国際条約違反など「どうでもいい事」なのかも知れません。
文在寅の
「韓米同盟はわが国の外交・安全保障政策の根幹かつ核心であり、世界の歴史上、例がないほど成功的な同盟」は、あまりにも現実を無視した「たわごと」でした。
もし韓米同盟が「わが国(韓国)の外交・安全保障政策の根幹かつ核心」ならばあきらかに中国寄りと思われる今の地位を占めるはずがないからです。
政治を経済で牽制する中国に対して、相変わらず古い体質の「安保は米国、経済は中国」を表現しただけのことでした。
文在寅は、2021年が失効の年になるかもしれないのに「世界の歴史上、例がないほど成功的な同盟」とおだてることを忘れません。
失敗につぐ失敗を続けた文在寅と、これから羽ばたくバイデン外交の火を見るよりも明らかな差でした。
文在寅が「歴史上」とする言葉は「信用」できません。
-
-
- 2018/09/25 訪米時:韓国の歴史上、現在のように言論の自由が謳歌される時期はなかった
- 2021/03/18 韓米同盟が崩れ去ろうとしている時の文在寅の「例がないほど成功的な同盟」を、中国はきっと笑っていることでしょう。
-
韓国到着時の米国発言と、韓米共同声明とが、あまりにも違い過ぎることなど、文在寅にはどうでもよかったのです。
しかし4年前の独での「トランプ・安倍・文」共同声明・・・・
トランプも安倍晋三も文在寅もまだ、信頼できるかどうかわからなかったころでしたが、4年が経過し、この3人のうちトランプと安倍がいなくなり、文在寅もあと1年をのこすだけとなったのは興味深いことです。
去るべき人がいなくなり、またいなくなりそうな時代です。
さてさて、皆様はどう思われますか。