カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

市区町村名に「漢字以外を含む」例

2014年06月16日 04時44分07秒 | 社会

 

2014/06/16 現在のWikipedia「ひらがな・カタカナ地名」に疑問をもったので、自分で作り直してみました。

 

  • 元になる資料 日本郵便の郵便番号データ 2014/05/30更新版
  • 使った道具 MSアクセス・MSエクセル・スペースエディタ
  • 注意事項 郵便番号は数字のように見えて実は文字であり、「001-0010」は「北海道札幌市北区北十条西」あたりの郵便番号ですが、数字とみなしてしまって「10010」と読んでしまう恐れがあるので、これにさえ気をつけるならそのほかの道具でも大丈夫でしょう。
  • ただしエクセルではExcel2013のように100万行を扱えるバージョンでないとうまくいかない。なぜならば6万5000行程度しか一度に読めないバージョンならば、12万行の郵便番号データを一気には扱えないからです。日常生活で誰でもが使えるデータの量としては、この郵便番号が最大でしょうか。
 
エクセルそのものをアップロードするわけにはまいりませんので、結果のみを画像データでご紹介します。
 
同じ結果ですが、都道府県名で並べ替えたものと、市区町村名で並べ替えたものを両方用意しております。ただし都道府県名の最大桁数は「和歌山県」や「鹿児島県」などの4ですので、これに満たない都道府県の場合、「4-都道府県の桁数」分の全角スペースを入れて、MSゴシック表示で縦揺れのないようにしてから画像データを作成しました。
 

 

 

しかし増えましたね。

 

Wikipedia「むつ市」では1960年の市名「むつ市」が日本で最初の「ひらなが名」とのこと。ただし市名の途中に「の」などが入っている例も含めて「むつ市」が最初なのかまでは確認できておりません。

 

またカタカナ名では、南アルプス市やニセコ町が知られていますが、Wikipedia「マキノ町」によれば、カタカナ名としては「マキノ町(ちょう)」が初の名前でしたが、その後合併して高島市になったため厳密な意味での自治体としての「市区町村名」ではなくなっています。よって当時二番目(1964年改称)だったカタカナ自治体「ニセコ町(ちょう)」が2014年現在存在する最古のカタカナ市区町村名になっているようです。

現在の正式な名前は、北海道虻田(あぶた)郡ニセコ町でしょうか。

上と関連がありませんが、北海道にある「町」では、「森(もりまち)」だけが「まち」であり、重複を削除したあと129の自治体はすべて「町(ちょう)」になっております。森町は函館市のすぐ北にありますね。 

 

茅部郡森      かやべぐんもりまち

虻田郡ニセコ    あぶたぐんにせこちょう
奥尻郡奥尻     くしりぐんおくしりちょう
余市郡余市    よいちぐんよいちちょう
空知郡上富良野 そらちぐんかみふらのちょう

   ・・・・・・

道内唯一の「まち」である森町、スキーなどで有名なニセコ町・富良野町(ちょう)、津波被害で知られた奥尻町(ちょう)、ニッカウヰスキーや毛利宇宙飛行士で知る人も多い余市町(ちょう)など、話題は豊富ですね。

 

Wikipediaの 2014/06/16版 では、「ケ」や「ヶ」などの助詞系のカタカナを略していたので、これはまずいと思って作り直した次第です。また新しい 2014/05/30版 の郵便番号を使っているので、Wikipedia(2014/06/16版)で掲載されていない地名も加わっております。

 

 



 


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