本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。
ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。
「日本は前向きな言動を」=比大統領訪日で警戒-中国
【北京時事】中国外務省の陸慷報道局長は25日の定例会見で、フィリピンのドゥテルテ大統領の訪日について、「南シナ海情勢は既に緩和に向かっており、中比は関係を修復し、協力に向け努力している」と強調、「他国にはその前向きな情勢にプラスになる言動を望む。その逆であってはならない」と日本の動きに警戒感を示した。
局長は「われわれは、隣国同士が健全で前向きで協力的な関係を維持すべきだと主張してきた」と強調。一方で「そうした関係は地域の平和・安定・発展に役立つものでなければならない」とくぎを刺した。(2016/10/25-19:38)
いつものように、笑いをこらえきれない落語を演じる中国共産党でした。
すべてに渡って
中国共産党が「善」であり、それ以外は「悪」という悲しい思い込みの上になりたっており、少しでも内政干渉されると形相を変え顔をひきつらせて反論するくせに、平気で他国に内政干渉する中国共産党に幸あれと祈らずにはいられません。←幸などあり得ない、とは信じながら!
あくまでも中国国内向けの意味しかありません。
順にみていきましょうか。あくまでも時事通信の翻訳が正しいという前提で・・・・・・。
「日本は前向きな言動を」
あ、もうすでにここで中国共産党らしい独善性の色彩が出ております。中国共産党がいう「前向き」とは、もちろん中国共産党が考える方向のことであり、「自分の考え以外の言論を認める能力がない」ことは御承知の通りです。
実際のところ、中国共産党が自ら「後ろ向き」に走っており、その「後ろ向き」を基準として「前向きな言動を」を判断するならば、「日本も一緒に後ろ向きに走ろうではないか」と言っているのですね。
しかし、こういった非法治国家が法治国家である日本に対して指図をすること自体が、そもそも無理な話であり、落語なのでした(笑)。
「南シナ海情勢は既に緩和に向かっており」
一体どこが緩和に向かっているとでも言うのでしょうか。ドゥテルテがいくら中国寄りのまま4ヶ月前にフィリピン大統領に就任したとはいえ、しばしば発言を訂正し豹変するドゥテルテであり、ただ1回だけの中国への初訪問で、今まで不法・無法を繰り返してきた中国共産党の方向が「緩和に向かっている」など誰も考えないでしょう。あくまでも「そうあって欲しい」という中国共産党の願望が込められています。
中国訪問前に「取引に応じない」と表明したドゥテルテが、中国訪問で「取引して」、埋め立て問題を棚上げしたのです。詳細は末尾を御覧下さい。
訪中時に水面下でどんな会話があったか知るよしもありませんが、訪日のあと帰国すれば、またまた再び発言を訂正することでしょう。
帰国後の発言訂正が気になるとは、なんという大統領なんでしょうね(笑)。
「われわれは、隣国同士が健全で前向きで協力的な関係を維持すべきだと主張してきた」
もちろん、お分かりですね。
中国共産党のいう「健全」とは、あくまでも中国共産党が考える「健全」であり、「不健全」な「後ろ向き」で「非協力的な関係」を呼びかけてきたのは、衆知のことでした。唯我独尊もほどほどにしろ、というところ。
「そうした関係は地域の平和・安定・発展に役立つものでなければならない」
みずから「地域の平和・安定・発展に」逆行する事ばかりを繰り返す中国共産党が、平気でこう言えることが、中国共産党のペテンとされるところでした。
ただ言うだけでして、国内向けの発言であることは言うまでもありません。
中国国内へ不都合な外部の情報が入ってきても
- いつでも外国のTV放送を遮断するよう検閲している
- 強力に出版を制限して、一切報道させず
- インターネットで不都合なサイトの閲覧ができないように規制
こういう環境下で、中国庶民たちが、極めて一方的な情報を得た上で何らかの判断をしている、ことに注目しなければならないでしょう。
また国内では
- 中国を批判するような新聞社・出版社はすべて処罰の対象であり、要人を前触れなく拉致・拘束・逮捕・投獄し
- あまねく13億の民にわたるべき富が、中国共産党にヨイショする発言に配分され、これに加えて汚職が蔓延し、せっかくの富が大きく偏在している
など、もう国としての体(たい)をなしていません。
そんな中国が
何かを「賢そう」につぶやいても、真っ赤なうそ・はったり・でっち上げ作文である
このことを十分に理解しておきたいものです。
ドゥテルテの発言をまとめておきましょう。
中国訪問前の「領土に関して取引はできない」発言
ドゥテルテ比大統領 「南シナ海、主張する」 あす初訪中、方針転換表明:毎日新聞2016年10月17日
2016/10/19 米議会代表団とマニラで会談
【マニラ時事】フィリピンのドゥテルテ大統領は19日、米議会代表団とマニラで会談し、南シナ海の領有権問題で中国と交渉する計画はないと明らかにした。大統領は、南シナ海問題をめぐる12日の仲裁裁判所の判決を受け、領有権問題で特使を派遣するなどして中国との対話解決を模索したが、改めて譲歩しない強気の姿勢を示した形だ。(2016/07/20-00:12)
ドゥテルテの中国訪問は 2016/10/18~21 でしたが、それを控えたころの上記発言から、領土主権に関しては、中国と取り引き・交渉しない、ことになっていました。
しかし実際上、中国に行って、領土問題を「棚上げ」したのです。
ドゥテルテにとっては主権問題にかんしては
取り引きしない・交渉しない≒棚上げ
なんでしょう。
棚上げするとは、中国の埋め立て続行を黙認する、ということです。
「埋め立てがほぼ完了しここを軍事拠点化しない」としながら、裏では「埋め立てを続行し軍事拠点化する」という明らかに裏表のある言動を繰り返す無法国家・中国。
そして中国共産党がぶら下げるおいしそうな「経済支援という名」のニンジンに魅せられたドゥテルテに、幸あれと祈らずにはいられません。
いくら親日家だと言っても、日本に経済支援を期待しての発言であり、いつ親日家の化けの皮がはがれるか、わかりませんね(笑)。いわばフィリピンのドゥテルテも瀬戸際外交を信条としているようです。
さてさて、皆様はどう思われますか。