外形をことさら重んじる儒教国は
「誰の招待で訪問」かを最重視するようです。
多くは招待した方に分があり招待された方に分がないのですが、敢えて「~の招待で~を訪問した」とすることでその色を少しでも薄めようとしています。
「王毅外相が、李容浩外相の招待に応じて、9月2日から4日まで北朝鮮を訪問する」と中国報道官が発表した(BS-TBS 2019/08/31)のもその一環です。
中国・王毅外相、訪朝終え帰国:有料記事 毎日新聞 2019年9月5日 東京朝刊
訪問する予定を公表したとしても、誰と会談する(した)かや会談内容は通常公表されないので、ちまたには想像記事が溢れます。
それが中国・北朝鮮らしいところで、共に秘密外交をすすめ、世界諸国との壁を大きくし、孤立を深めています。
中朝会談は、建国70周年の行事を中心に弾んだ「はず」で、きっと北朝鮮首脳の誰かが中国の建国祝賀行事(2019/10/01予定)に参加することでしょう。北朝鮮から誰が参加するかまでは今のところ分かっておらず、当の北朝鮮でも多分未定なんでしょう。
また「アメリカ対策も話し合われた」に違いありませんが、有事の場合のことが議題になるほど王毅には権限がありませんね(笑)。
トランプ氏「平壌恐らく行かない」 招待受けた?報道に:有料記事 朝日新聞 2019年9月17日
招待したいようですね。
トランプは金正恩をホワイトハウスへ、金正恩はトランプをピョンヤンへ。
過去の米朝会談が、①シンガポール ②ベトナム だったので、なんとか自国への招待を狙っていますが・・・・。
2019年2月に決裂した2回目のトランプ~金正恩会談のあと行き詰っていた米朝関係。
この時期にトランプが公然と文在寅を批判、するなど米韓関係があやしくなってきました。
韓国による日韓GSOMIA破棄、もこの期間です。
- 米韓がこれだけ対立するのも
- 日韓が戦後最悪の状態なのも
珍しいのです。
こういった中、米朝実務者協議は数週間以内(2019年内か)に開かれる予定と報道しています。
それだけ文在寅は
日米から離れて北朝鮮~中国へ接近し、北朝鮮主導で南北統一して 統一朝鮮半島が中国の属国になる のが夢なんでしょう。それを実現するための第1歩が日米との決裂でした。
核保有の北朝鮮とで南北統一し、中国の属国化になろうとも、不倶戴天の敵「中国の勝手」にはさせない、のが理想なんでしょうが、統一朝鮮半島の独立を危うくする中国共産党の要求がすぐにでもありそうで、その時どうするか、ですね。
やはりその時でも韓民族は瀬戸際外交を続けていて、突然日本やアメリカの力を借りようとするのでしょうか、それとも中国朝鮮省となる道を選ぶのでしょうか。
異国の将来を考えることには限界があることを意識しながらも「そうかんかえさるをえないけふこのころてした」まる(笑)。
さてさて、皆様はどう思われますか。