おととい(26日)の「しんぶん赤旗」で、渡辺治・一橋大教授の衆院比例定数削減についてのインタビュー記事が掲載されていました。
「保守二大政党以外の少数政党をつぶし、純粋保守二大政党制を完成させること」、「国民の反対を押し切って『構造改革』や改憲を進める国家づくり」がそのねらい、としています。
「『構造改革』は大企業本位の社会をめざす改革ですから、絶えず国民の反発や怒りを買わざるを得ず、それを抑えるために憲法が定める国家構造を壊そうとします」。
「政治を『構造改革』と軍事大国化の枠内に抑え込むには、比例定数削減によって共産党など、はっきりと『構造改革』ストップを掲げる政党の議席を減らし、国民に保守二大政党の示す狭い選択しか見せないことが必要になったから」、共産党などの「圧力を切ってしまおう」というのが民主党、と喝破。
きわめて重要な指摘だと思います。