小名浜港の港湾計画の取扱貨物量と人工島造りの変遷を調べてみました。
1976年の計画では、おおむね1980年の取扱貨物量を外貿・内貿あわせて2,260万トンと見て、人工島計画はありませんでした。
1980年の取扱貨物量の実績は1,190万トンで、1,070万トンばかり足りませんでした。約半分です。
1981年の計画では、おおむね1990年の取扱貨物量を3,340万トンと見て、139ヘクタールの人工島を造ることにしました。
1990年の実績は1,492万トンで、1,848万トンの見込み違いでした。やはり約半分です。
1993年の計画では、おおむね2008年の取扱貨物量を3,040万トンと下方修正して、人工島のほうは240ヘクタールに拡大する計画にしました。
過去最高の取扱貨物量となった昨年(2005年)は1,603万トンで、まだ1,437万トンの開きがあります。
2003年の計画では、おおむね2018~22年(平成30年代前半)の貨物取扱量を2,100万トンと、人工島計画がなかった1976年計画よりも下方修正し、人工島は52ヘクタールとしました(写真。ピンの間は約4km)。
貨物取扱量過去最高の昨年を497万トン上回らないとなりません。
2005年に取扱貨物量が最高になった背景には、その前年の2004年、大型船係留、貨物量増大、大規模災害時の防災拠点の必要性に対応するため、水深14mと、耐震強化の水深12mの岸壁(5号・6号ふ頭)が使われ始めたこともあるでしょう。
総事業費730億円をかけて52ヘクタールの島をなぜ造ろうとするのか、さっぱりわかりません。
このお金を子育て支援や障がい者自立、高齢者施策にまわせば、どれだけのことができるのでしょう。
1976年の計画では、おおむね1980年の取扱貨物量を外貿・内貿あわせて2,260万トンと見て、人工島計画はありませんでした。
1980年の取扱貨物量の実績は1,190万トンで、1,070万トンばかり足りませんでした。約半分です。
1981年の計画では、おおむね1990年の取扱貨物量を3,340万トンと見て、139ヘクタールの人工島を造ることにしました。
1990年の実績は1,492万トンで、1,848万トンの見込み違いでした。やはり約半分です。
1993年の計画では、おおむね2008年の取扱貨物量を3,040万トンと下方修正して、人工島のほうは240ヘクタールに拡大する計画にしました。
過去最高の取扱貨物量となった昨年(2005年)は1,603万トンで、まだ1,437万トンの開きがあります。
2003年の計画では、おおむね2018~22年(平成30年代前半)の貨物取扱量を2,100万トンと、人工島計画がなかった1976年計画よりも下方修正し、人工島は52ヘクタールとしました(写真。ピンの間は約4km)。
貨物取扱量過去最高の昨年を497万トン上回らないとなりません。
2005年に取扱貨物量が最高になった背景には、その前年の2004年、大型船係留、貨物量増大、大規模災害時の防災拠点の必要性に対応するため、水深14mと、耐震強化の水深12mの岸壁(5号・6号ふ頭)が使われ始めたこともあるでしょう。
総事業費730億円をかけて52ヘクタールの島をなぜ造ろうとするのか、さっぱりわかりません。
このお金を子育て支援や障がい者自立、高齢者施策にまわせば、どれだけのことができるのでしょう。