近くの公園のイチョウ。
首相の消費税増税の話の直後、政府の社会保障国民会議が、その地ならし役を買って出ました。
あたかも日本には財源として消費税しかなく、2015年に最大で11%、25年に13%分の負担増が必要だ、というわけです。
国家権力機構をあげて国民を洗脳するかのような恐るべき姿です。
大企業への減税大盤振る舞い、「聖域」の軍事費、アメリカへの「思いやり予算」、国営政党づくりの「政党助成金」は眼中になく、当然に使っていいお金とされているようです。
しかも同会議は、社会保障について「『所得再分配の機能』を通じて、給付の平等・負担の公平という『社会的公正』を実現するもの」といっています。
貧富の格差を是正するために、「富」から「貧」へ所得を移すのが「所得再分配」。
消費税は低所得層ほど所得に占める負担割合が重いのが常識で、所得再分配の機能を台無しにする税金です。
わかっているのに「消費税しかない」と言い続けるこの姿。
国税収入に占める消費税の割合はすでに法人税に肩を並べて22%。
税率が17.5%のイギリス、25%のスウェーデンも国税収入に占める消費税の割合は同程度です。
食料品や医療品は軽減税率、医療・教育・住宅取得など幅広い非課税項目を設けるヨーロッパ諸国と違い、何でもかんでも消費税を取り立てる日本はもうすでに消費税大国であり、大企業優遇大国です。
このさかさま政治を転換させましょう。
ペロの散歩をかね、「かけはし」をご近所220軒あまりに配布しました。