あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

ムダは政党助成金/「身を削る」ほんとうのねらい

2009年02月02日 | 日々の活動
2月に入り、医療生協の東北ブロック組合員活動交流集会も間近に迫り、準備作業も佳境に入りました。きょう、あすは、400人近い参加者の手作り名札の仕上げ作業です。

さて、国会議員の定数を削減して「自ら身を削るべきだ」という流れが、自民党、公明党、民主党の各党で強まっています。

国民の民意を議会にどう正確に反映させるか、という観点でないところがミソです。要するに、増税するには議員の定数を減らすことが国民にわかりやすいし説得しやすい、ということです。



定数削減提案の中身を見ると、自民党は、衆院を単純小選挙区にすることといっしょですし、民主党も衆院の比例定数の削減です。

民意を狭める小選挙区制を大前提に自民・民主が競い合っていることが問題です。

小選挙区制は1993年、小沢一郎さんが自民党を飛び出し、八党派を束ねて細川政権を樹立し、実現させました。そのねらいは三つ。

社会党の解体・再編、自民党の中央集権化への改造、保守二大政党制の構築、これらを通じて政権交代のいかんにかかわらず、「自民党政治」の延命を図ることです。

小沢さんが「大連立」に動いてみたり、自らが代表の民主党を「政権担当能力はない」といってみたり、当初の彼のねらいが如実に現れたのが、07年参院選後の出来事だったと思います。彼のあせりだったと思います。



ともかく、政党との関係で最大のムダ遣いは年間300億円を超える「政党助成金」です。これにはいっさい口を閉ざし、民意をもっとも反映するはずの「比例」定数を削れば、比例の議席しか持たない共産党が激減させられます。

ねらいがここにあることも見ないとならないと思います。



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