先週の日曜日に敢行できなかったご近所220軒あまりのチラシ配布。
10年ほど前に引っ越してからこの地域に配っていますが、当時、あるお宅では「うちにはそんなものを入れるな!」と言われました。
それでも玄関前の自転車のカゴに入れ続けていました。そんなにお会いできるわけではないのですが、4年前は「そのチラシなら入れてもらっていい」と言われ、きょうは「いつも入れてるから。がんばってくれ」と、投票するしぐさ。
内閣改造した福田首相は、国民の願いとかけ離れた政治の現実を自覚してか、「安心実現」「国民目線」を繰り返しました。
しかしながら改造の3日前には社会保障費を来年度も2,200億円削減することを閣議決定。同じ日に、砂上の楼閣というか机上の空論というか、「5つの安心プラン」を打ち出しました。
そして言っていることは「消費税なしで財政再建ができるとはとても考えられない」「安心できる社会保障制度も成り立たない」。
国策決定権をにぎらせている財界の代弁者でしかありません。
自民党指導者が「国民の」という言葉を使うとき、その中身は「財界の」であり、「アメリカの」と、言い換えるとはなはだよく理解できます。要するに「自民党内の」ということであって、圧倒的多数の国民の暮らしが視野に入っているとは思えません。そもそも入る立場にもその気もないのではないでしょうか。