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デイケア利用者のみなさんと「後期高齢者医療制度」の勉強会をしました。
私が話し終えると、いつもは立ち上がったり話したりしないかたが、手をあげて立ち上がり、発する言葉も不自由なのに、一生懸命に後期高齢者医療制度の理不尽に感じる実感を語ってくれました。
「改めてご説明させて下さい」という政府広報が、今現在の75歳以上の当事者ではなく、直接的に痛みを感じていない「前期高齢者」より若い人たちをねらって、「国がこういっているんだから、騒がれているような問題はごく一部の騒ぎたい人たちがいっているだけ、と思わせようとしているんじゃないか」、というご意見が実に的を射ていると思います。
こういう話を聞いていると、臨時国会が召集されるまでに、どれだけの世論がつくられるか、まったくのつばぜり合いだと痛感します。
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この勉強会の前に、せいきょうクリニック待合室で、今年の原水爆禁止世界大会に参加する職員の壮行会がありました。
終戦時、小学生だった医療生協理事長が、「戦死した兄のかたき討ちをするのが当然のように思わされていた当時からすると、こうした大会に笑顔で代表を送り出せることは隔世の感がある」という言葉は、深く感銘を覚えました。