あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

高齢者いじめはすべての人いじめ/局所的に見る庭

2007年06月19日 | 日々の活動
後期高齢者医療制度の勉強会では、必ずと言っていいほど、「長生きするな、ということじゃないか」と言われます。
そのたびに心が痛み、こういう思いをいだかせる政治に怒りがわきます。
実はこの10年、この言葉を聞く機会が私はほんとうに多くなりました。

10年前の1997年9月、高齢者の窓口負担は、それまで外来が定額1020円だったのが1回受診500円になり、入院も値上げされました。それまでも、89年の消費税導入をはさんで毎年のように高齢者窓口負担は値上げされていたので、「長生きするな、ということか」と窓口で聞く機会が多くなったのです。
そのときには、サラリーマンも窓口負担は1割から2割に倍増しました。

2000年の介護保険導入時にも、新たな保険料徴収と年金天引きなどで、同じ言葉を何度も聞きました。
象徴的に私が思い出すのは、市の職員が老人会で出前講座をしたら、「長生きするな、ということなのか、との感想が出された」と、私たちがお願いした出前講座で話していたことです。
制度解説を聞いての感想ですから、制度そのものが高齢者いじめだと直ちに感じ取れるわけです。

後期高齢者医療制度もまったく同じだと思います。

高齢者いじめは、いまの高齢者だけでなく、将来の高齢者、つまり生まれてくるすべての人いじめ、というほかありません。

病院の職責者会議と、浜通り医療生協の組織委員会の会議があり、そんな話を報告しました。



ところでわが家の庭では、いろんな花でまたにぎわい始めています。庭全体はとても見られたものではありませんが、局所的に見ると、少し救われます。