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君死にたまふことなかれ

2022年10月15日 | 世間一般

ロシアで動員された兵士の訃報がさっそくもたらされるようになりましたね。

昨日流れて来たのは入隊直後に5人が亡くなった

って話です。

ロシアは亡くなった遺族に対して

必要なあらゆる支援をしていく

そう言った後

一人当たり230万円支給する

との事です。

随分安い命ですよね。

亡くなったのは

皆さん西シベリアの貧しい地区の青年たち

だそうですから

貧しい人は命も安い

だから地方から動員をかけてるんでしょうね。

戦争を起こした人たちは

自分も家族も安全な場所で

豊かな生活をしていて

言葉だけで愛国心を振りまき

まんまとそれに洗脳された

地方の若者たちが命を落とす

何もロシアだけの話ではありません。

日本でもかつてはそうだった訳です。

地方の人は情報が限られてるから

操作しやすかったんでしょうね。

日本は幸い

情報も教育も行き届いてますから

もう一部の人たちの思い通りにはならないと思いますが

歴史は繰り返すとも言いますからね。

そうならないように

私達国民は

与謝野晶子の詩

これをしっかり思い起こしたい物です。

そして

プーチンによって洗脳され

戦地に駆り出されるロシアの若者たち

是非この詩を読んで欲しいですね。

私は訳す事はできませんが

能力のある人は

ロシア語に訳して

拡散して欲しいです。

 

与謝野晶子
「君死にたまふことなかれ」 

――旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きて

あゝをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生れし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は刃をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや。

堺の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ、
旅順の城はほろぶとも、
ほろびずとても、何事ぞ、
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり。

君死にたまふことなかれ、
すめらみことは、戦ひに
おほみづから
は出でまさね、
かたみに人の血を流し、
獣の道に死ねよとは、
死ぬるを人のほまれとは、
大みこゝろの深ければ
もとよりいかで思されむ。

あゝをとうとよ、戦ひに
君死にたまふことなかれ、
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは、
なげきの中に、いたましく
わが子を召され、家を守り、
安しと聞ける大御代も
母のしら髪はまさりぬる。

暖簾のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻を、
君わするるや、思へるや、
十月も添はでわかれたる
少女ごころを思ひみよ、
この世ひとりの君ならで
あゝまた誰をたのむべき、
君死にたまふことなかれ。

 
 
 

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