地位と能力の逆転はお互いに辛い

習近平がロシアを訪問してる時に

岸田総理はウクライナでゼレンスキーと会談

日本政府が意図したかどうかは分かりませんが

タイミングとしては面白かったですね。

この岸田総理のウクライナ訪問

何で行ったんでしょうね？

まぁ他のＧ７の指導者が全員行きましたからね

議長国の首相としては

行かないままでは恰好悪かったんでしょう

ただ今ゼレンスキーがいつも口にしてるのは軍事支援ですよね

日本は無理して訪問しても

その軍事支援ができませんし

援助額も数千億単位でお金を出してるイギリスやドイツ

またけた違いの４兆円の援助をしてるアメリカ

これに比較すると

どうしても見劣りしますよね。

ですから

パフォーマンスだけで行ってもどうなの？

って私の率直な感想です。

が

この私の思い

実はどうやら私だけではありませんね。

誰が私と同じだったか？

って言うと

誰かは分かりませんが

ごく岸田総理に近い人物です。

何でそれが分かるかと言うと

少し前に同じようにキエフに電撃訪問の計画を決めてたのに

中止になったのです。

中止になった理由

面白い事にマスコミにリークがあったから？

って話です。

では誰がリークしたのか？

ってなると

岸田総理の身近な人間

って事になる訳です。

理由は

その時の電撃訪問は

官邸内で

ほんの数人だけで練った計画だったからです。

つまり

その場にいた人しか知らないのに漏れた訳です。

誰かが意図的に流した訳ですが

まぁ間違いなく官僚が流したんでしょうね。

どうして流したか？

本当の事は本人しか分かりませんが

多分私と同じ気持ちだったのでは？

って勝手に想像しています。

パフォーマンスで行っても

軍事支援ができませんから

大して感謝される訳でも無いのに

警備の負担やら何やら

本当に下支えの人たちは大変ですからね。

止めさせたかった

これが本音だったんだと思います。

私たちは知らない世界ですが

官僚と政治家の対立

これは昔から存在する構造的な問題です。

昔鳩山首相が

普天間の基地移転に関して

それまで最低でも県外

って言ってたのに

辺野古を決断して地元から

裏切り者扱いされて

結果首相の座を失う事になりましたが

あの時も

秘密裏に進めてた徳之島への移転

これがダメになったから

辺野古移転以外に選択肢が無くなった訳ですが

その理由も

官僚のリークです。

何でそこまでやって徳之島案を潰したか？

って言うと

自分たちが長年日米合同委員会で努力して来たのに

これを全く顧みずに

パフォーマンスで突き進む政治家たち

許せないんだと思います。

そんな事で

この国では

官僚の反抗がしばしば行われる訳ですが

官僚にとって政治家は上司ですからね

政治家の意志が強固であれば

直接翻意させる事はできません。

それでもどうしても止めさせたい

そんな時に

対抗手段を確立してるのです

それが

マスコミへのリークって訳です。

時にはそれによって

政治家は地位を失いますからね。

その意味ではバランスが取れてるのかも知れません。

しかしバカにした話ですよね。

選挙で選ばれた政治家を裏工作で操る訳ですから

どうしてそこまでやるかと言えば

無能な上司にウンザリしてるんでしょうね。

しかし

政治家の皆さんがバカにされるのも分かりますよね。

官僚は当時の上級公務員の試験に受かった優秀な人たちで

圧倒的に東大卒が多いですよね。

政治家はそれには大きく見劣りする人が大半ですから

どうしても見下す

そんな心理が官僚にはあるんだと思います

見劣りどころか

最近よく報道されるＮＨＫ等だとか

ガーシーだとか

まぁ普通の国民でも見下したくなる

そんな人たちが国会に来る訳ですからね

官僚の皆さんからすれば

やってられない

そんな気持ちも理解できます。

ですから

私はマスコミにリークする官僚が

必ずしも間違ってる

なんて気持ちもありません。

無能な上司に仕える

この辛さ

私も実は若い頃経験しましたから良く分かります。

中身の無い話を会議で延々と聞かされる

まあ苦痛でしたね。

会社勤めで一番辛いのは

尊敬できない上司の下で働く事

少なくとも私はその時にそう思いました。

まぁしかしだからと言って

上司は選べませんからね

原則的には黙って従うしかありませんが

それでも

どうしても耐えられなくなれば

自分で独立するしかない

これが私が若い頃出した結論です。

それからは大変厳しい道のりでしたが

時分の性格を考えると

それしか選択肢は無かった

って事です。

官僚の皆さんも

一定割合で耐えられなくなって

辞めて行きますよね。

無能な上司に耐えられないのであれば

官僚の道は最初から止めた方が良いかも知れませんね。

マスコミにリークする対抗手段がありますが

それもあまり潔いとは言えませんからね。

それと官僚の皆さん

無能な上司を持つと苦痛かも知れませんが

自分より有能な部下を持つ上司も辛いんですよ。

そこに思いが至れば

少しは我慢もできると思います。

そんな感じで

人の作る組織は

能力の低い者が上に立っても

お互い不幸ですから

できるだけそれは避けるべきですね。

私が息子たちを会社に入れないのも

それが本当は一番の理由です。

息子たちが無能だとは思いませんが

不動産に関しては

社員達がはるかに優秀ですからね

そんな空間に来ても

お互いに辛いだけです。