都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「五感×LIFE」 リビングデザインセンターOZONE
リビングデザインセンターOZONE(新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー3階)
「五感×LIFE」
9/27-10/9
小規模な展示ではありますが、私としては初台よりもこちらの方が楽しめました。暮らしにおける「五感」をテーマにした現代アートのミニ企画展です。新宿パークタワー内OZONEで開催中の「五感×LIFE」へ行ってきました。
何と言っても一番見入るのは、ダイニングテーブルにさりげなく置かれている雨宮庸介のリンゴのオブジェです。一見しただけではまさに本物と見間違うほどに精巧に出来ていますが、良く目を凝らして見るとその一部が奇妙なほど変形していたり、また液体と化して溶け出したかのようにテーブルに張り付いています。ありふれた日常の生活に潜ませたそのシュールなリンゴの姿に、一種の驚きを覚えるような作品です。
水と炎のコラボレーション、アトリエオモヤのインスタレーションもまた美感に優れています。炎をイメージさせる羽型のオブジェを透明パイプの中で上下させる小松宏誠、そして水の入ったチューブをいくつも並べて、その中に発生する気泡にて多様な紋様を描く鈴木太朗の各作品は、それぞれ時間を忘れてのんびりと見入ってしまうような心地良いインスタレーションです。ふかふかのスポンジも敷きつめられた色彩鮮やかなテントの作品、ひびのこづえの「Dreaming」から見るそれらもまた格別でした。
東京ガスのショールームでもあるOZONEの展示と言うことで、ガスをモチーフとした尼子靖の「Flame」が会場を飾り立てています。白いフリスピー型をした支持体に、まさに青白い炎を連想する数枚の葉をつけたオブジェが、仄かな風を受けながらゆらゆらと揺らめいていました。普段見慣れたガスの炎も、アーティストの豊かな想像力を経由すればこのように新鮮な姿へと変化するわけです。
9日まで開催されています。入場は無料です。(10/6)
「五感×LIFE」
9/27-10/9
小規模な展示ではありますが、私としては初台よりもこちらの方が楽しめました。暮らしにおける「五感」をテーマにした現代アートのミニ企画展です。新宿パークタワー内OZONEで開催中の「五感×LIFE」へ行ってきました。
何と言っても一番見入るのは、ダイニングテーブルにさりげなく置かれている雨宮庸介のリンゴのオブジェです。一見しただけではまさに本物と見間違うほどに精巧に出来ていますが、良く目を凝らして見るとその一部が奇妙なほど変形していたり、また液体と化して溶け出したかのようにテーブルに張り付いています。ありふれた日常の生活に潜ませたそのシュールなリンゴの姿に、一種の驚きを覚えるような作品です。
水と炎のコラボレーション、アトリエオモヤのインスタレーションもまた美感に優れています。炎をイメージさせる羽型のオブジェを透明パイプの中で上下させる小松宏誠、そして水の入ったチューブをいくつも並べて、その中に発生する気泡にて多様な紋様を描く鈴木太朗の各作品は、それぞれ時間を忘れてのんびりと見入ってしまうような心地良いインスタレーションです。ふかふかのスポンジも敷きつめられた色彩鮮やかなテントの作品、ひびのこづえの「Dreaming」から見るそれらもまた格別でした。
東京ガスのショールームでもあるOZONEの展示と言うことで、ガスをモチーフとした尼子靖の「Flame」が会場を飾り立てています。白いフリスピー型をした支持体に、まさに青白い炎を連想する数枚の葉をつけたオブジェが、仄かな風を受けながらゆらゆらと揺らめいていました。普段見慣れたガスの炎も、アーティストの豊かな想像力を経由すればこのように新鮮な姿へと変化するわけです。
9日まで開催されています。入場は無料です。(10/6)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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このリンゴを見た瞬間に行かなきゃ!と思ったのです。
面白かったです。
(さて、今回のコメントは反映されるやら・・・
何故か何度かコメントしても反映されなかったのです)
リンゴ良いですよね。これを我が家のリビングにと心の底から思ってしまいました。
>今回のコメントは反映されるやら
うまく反映されたようで嬉しいです!
ちなみに先日gooにこの件を問い合わせたところ、再度反映されないことがあれば、そのコメントの内容を控えて連絡して欲しいとのことでした。
というわけですので、もしまた反映されなくてご面倒でなければ、harold1234アットマークgoo.jpにご連絡下さい。こちらからもう一度聞いてみます。