都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「100 degrees Fahrenheit vol.0」 CASHI
CASHI - Contemporary Art Shima(中央区日本橋馬喰町2-5-18)
「100 degrees Fahrenheit vol.0」
6/6-28
レントゲンのすぐ隣に新しいギャラリーがオープンしました。同ギャラリー取り扱いの計6名の作家が、こけら落としを華麗に、また毒々しく演出しています。
出品作家
サガキケイタ、助田徹臣、鈴木一郎太、Nam HyoJun、根上恭美子、帆苅祥太郎
ともかく嬉しかったのは、昨年のシェル美術賞展で一番感銘を受けたサガキケイタが登場していたことです。彼の作品は、遠目から眺めるのと近くから見るのではその印象がまるで異なりますが、今作「受胎告知」も、名画に由来する重厚なモチーフが、まるで似合わぬポップで摩訶不思議な独特の生き物によって埋め尽くされていました。あの軟体動物、もしくは人間のような化け物の正体は一体何なのでしょうか。それぞれがゴム風船のように伸び縮みしながら、かの荘厳なシーンの一片としてせめぎあっているわけです。
根上恭美子の奇怪な木彫も雰囲気をまた盛り上げます。床に頭をつけてひっくり返った人物は何とも滑稽です。また彫刻としてはもう一名、次回展にアナウンスされている帆苅祥太郎のオブジェも印象に残りました。黒に染まるその質感こそシンプルなものの、手で触るとぐにゃりと曲がるかのような生々しさが特異です。
22歳の超若手ギャラリストが老舗レントゲンを相手に宣戦布告です。今月28日まで開催されています。
「100 degrees Fahrenheit vol.0」
6/6-28
レントゲンのすぐ隣に新しいギャラリーがオープンしました。同ギャラリー取り扱いの計6名の作家が、こけら落としを華麗に、また毒々しく演出しています。
出品作家
サガキケイタ、助田徹臣、鈴木一郎太、Nam HyoJun、根上恭美子、帆苅祥太郎
ともかく嬉しかったのは、昨年のシェル美術賞展で一番感銘を受けたサガキケイタが登場していたことです。彼の作品は、遠目から眺めるのと近くから見るのではその印象がまるで異なりますが、今作「受胎告知」も、名画に由来する重厚なモチーフが、まるで似合わぬポップで摩訶不思議な独特の生き物によって埋め尽くされていました。あの軟体動物、もしくは人間のような化け物の正体は一体何なのでしょうか。それぞれがゴム風船のように伸び縮みしながら、かの荘厳なシーンの一片としてせめぎあっているわけです。
根上恭美子の奇怪な木彫も雰囲気をまた盛り上げます。床に頭をつけてひっくり返った人物は何とも滑稽です。また彫刻としてはもう一名、次回展にアナウンスされている帆苅祥太郎のオブジェも印象に残りました。黒に染まるその質感こそシンプルなものの、手で触るとぐにゃりと曲がるかのような生々しさが特異です。
22歳の超若手ギャラリストが老舗レントゲンを相手に宣戦布告です。今月28日まで開催されています。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 「芸術都市パ... | 「チェ・ウラ... » |
これは見守らずにはいられませんね。
今回は根上恭美子さんの彫刻が印象に残りました。
なかなか刺激的な内容で愉しかったですよね。
レントゲンの隣と言うことで、毎度の展示を見ることになりそうです。
東神田、今一番ホットなエリアかもしれません!