窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

日本酒、だって夏じゃない-花津月(山下町)

2019年06月14日 | ワイン・日本酒・ビール


  梅雨入りする少し前まで、横浜は暑い日が続いていました。そんな時、お酒の好きな仲間たちの誘いを受け、山下町の「花津月」に初めてお邪魔しました。
 
  もともと夏酒を楽しむという趣旨ではあったのですが、改めてみれば本当によく飲んだと思います。女将さんに選んでいただいたお酒は限定酒が多く、いつもあるという訳ではないようです。お料理もそれぞれのお酒に合うような順番になっており、とても楽しい時間を過ごすことができました。



  何という名前なのか分かりませんが、初めて見る容器です。牛の乳のような形をしていますが、底にグラスを当てるとお酒が注げるしくみ。

  最初は、静岡の「開運 涼々 特別純米」。夏らしいすっきりとした飲み口に柔らかな酸味、ふくよかな米の旨味があって飲みやすいお酒です。



  このお酒に合わせて出てきたのが、茗荷ときゅうりを添えた豆腐だったのですが、お腹が空いていたのでお酒が来る前に食べてしまいました。



  続いて秋田の「ゆきの美人 純米吟醸 愛山麹」。こちらもすっきりしているのですが、よりしっかりとしたコクがありました。



  「ああ、ニシンが食べたいな」と思ったら、ちゃんとあるじゃないですか!因みに、次のお酒であれば左の鶏です。



  次は、奈良の「梅乃宿 生酛直汲み 高島雄町 純米吟醸 無濾過生原酒」。高島雄町は岡山県ですが、これは原料米に雄町米を使用していることによります。最初の二杯より、さらにすっきりとしている気がしました。



  見るからに夏らしいお酒が続きます。”Drunken Whale”、言うまでもなく高知の酔鯨のことですが、「Ginrei Summer Drunken Whale 限定品 夏酒」です。クジラの尾をあしらったラベルに緑のボトルが、いかにも夏を想起させます。そしてお酒もさっぱりとキレがあり飲みやすく、まさにクジラが大海原を泳ぐがごとく、すいすいと行けてしまいます。



  そう、これがまさに和食、煮物に合います。



  石川の「天狗舞 超辛純米」、夏季限定のお酒。キレがありながらも、再びお酒は厚みを増してきたというか、力強くなってきました。



  以前、東神奈川の「ほっこり酒処 千」で開催された鶴齢試飲会については、このブログでご紹介しました。またこの「鶴齢 純米超辛口 美山錦60%」は、品川の「だるま鮨」で飲んだことがあります。確かこの時は今以上に蒸し暑かった記憶が。旨味がしっかりあり力強く、それでいて青りんごや乳酸飲料を思わせるような爽やかさもある、まさに夏向け。



  続いて、「龍力 菖蒲渓 生酛特別純米」。実家から歩いて10分とかからない、地元の有名な酒屋さん「横浜君嶋屋」さんの限定品らしいです。菖蒲渓は、上質の山田錦を産出する兵庫県の小分谷(しょうぶだに)に由来するらしい。



  しっかりした日本酒が続いたので、ここで天ぷらが出てきました。



  福島の「飛露喜 特別純米 生詰」。そろそろ酔いも進んで力負けしつつあるころ。



  ホタルイカの酢味噌和えでしばし休憩。



  またすっきり系に戻り、見た目も涼しげな「みむろ杉 夏純 山田錦」。真夏の心地よい清流のような、爽やかなお酒。



  こちらも浴衣で夕涼みをしているような、夏らしいラベルですね。地元神奈川、「丹沢山 低アルコール純米生原酒 金魚ラベル」。ラベルの裏側には金魚が描かれており、お酒の中を泳ぐ金魚が描かれている、楽しいお酒。同じように、イルカが泳ぐ「雪の松島 特別純米酒」は、以前「アカツキノクラ」でご紹介しました。



  日本酒と言えば、蕎麦です。これで締めかと思えば、



  さらにもう一杯。福井、「黒龍 吟十八号 吟醸生貯蔵酒」。最後はフルーティながらもフレッシュな飲みやすく、ゆっくり味わえるお酒で終わりました。

  それにしてもよく飲みました…。

花津月



神奈川県横浜市中区山下町74−6 ロクマルビル 1F



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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