2012年6月10日、川崎球場にアメリカン・フットボールのパールボウルトーナメント準決勝観戦に行ってきました。アメフト観戦は去年11月の
オービックvsオール三菱以来。
「プロ野球珍プレー・好プレー」の定番、外野スタンドでの流し素麺ほか数々の伝説を残した川崎球場は、野球場としての役目を終えた後、主にアメリカン・フットボールの会場として使われてきましたが、来年より本格的なアメフト用のフィールドに生まれ変わります。したがって、辛うじて野球場の痕跡を留めている川崎球場は今年が見納めとなります。
さて、ジャパンXボウル、ライスボウル連覇中のオービック・シーガルズですが、鹿島ディアーズも2009年のジャパンXボウル、ライスボウルを制しています。パール・ボウルに関しては、前回両チームが対戦した2009年決勝は鹿島が20vs17で勝利しています。
第1クォーター、5分に鹿島の加藤選手から前田選手に16ヤードのタッチダウンパスが通り、まず鹿島が先制します。宮本選手のゴールも決まり、0vs7。
ところが、その直後、オービックが鹿島のキックオフを33ヤードまでリターン。龍村選手から木下選手にショートパスが渡ると、そのまま何と67ヤードを走り切ってタッチダウン。金親選手のゴールも決まり、たちまち同点に追いつきます。
さらにオービックがフィールドゴールで3点を追加し、10vs7。
第2クォーターに入ると、完全にオービックのペース。開始早々に龍村選手から平野選手にタッチダウンパスが通り、追加点。
圧巻は、3分頃、ファーストダウンが奪えなかった鹿島のパントをオービック清水選手がキャッチし、そのまま62ヤードを走り切ってタッチダウン。結果的に、鹿島は前半での不用意な失点が響きました。
第2クォーター終了時点で30vs17。
第3クォーターに入るとオービックの一方的な展開。鹿島は相手のパントを取り損ねるなど、ミスも響きました。オービックのディフェンスを褒めるべきなのかもしれませんが、QB加藤選手がパスするにあたってのワンテンポの遅れ、アメフトはあまり詳しくないのですが、これも明暗を分けたように感じました。
第3クォーター終了時点で47vs17。
既に勝負あった感はありましたが、鹿島も第4クォーター早々、岩倉選手のタッチダウンランで反撃開始。
6分過ぎ、オービックのパントを丸田選手がキャッチ。加藤選手、永川選手、植村選手と鮮やかにパスをつなぎ、最後は伊藤選手がタッチダウン。ゴールも決まって47vs31と追い上げます。
しかし終盤はオービックの猛攻の前に自陣エンドゾーン前に釘付け。
鹿島の反撃も及ばず、47vs31でオービックの勝利。オービックは6月25日の決勝で、一昨年同決勝で敗れている富士通フロンティアーズと対戦します。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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