窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

透き通るようなキレの良いワインで-第98回YMS

2018年08月09日 | YMS情報


  「ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。その時間にあなたの心は休養しているのだから」、これはユダヤの諺だそうです。台風13号の接近により、開催も危ぶまれた恒例のワインセミナー、第98回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)でしたが、おかげさまで無事開催することができました。今年も沢山の方々にお集まりいただき、誠にありがとうございました。記録的な猛暑が続くこの夏、お疲れの身体に先の諺のように、心の休養となりましたら嬉しいです。

【過去のワインセミナーのレポートはこちら】

2017年:酷暑の中でさっぱり飲めるワイン特集
2016年:世界が認める勝沼甲州ワインを軸にした日本ワインとフレンチのマリアージュ
2015年:夏に合うワインと料理のマリアージュを楽しむ
2014年:注目のジャパニーズ・ワインを楽しむ
2013年:手ごろなワインと料理のマリアージュを楽しむ



  6回目となるワインセミナー、今年も馬車道十番館様、株式会社横濱屋様のご厚意の下、今年も一人あたり二本近くの飲めるのではないかと思われるほどの圧倒的にパフォーマンスの良いセミナーを開催することができました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。



  馬車道十番館シニア・ソムリエ、片桐さんによる今回のワインのご説明。



  続いて、今回のワインに合うお料理のご説明がありました。



  個人的に好みだったのは、ポルトガルのアヴェレーダ・ロウレイロ。瓶内二次発酵させた微発泡の白ワイン。もう一つは、ニュージーランドのリージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロ。元々ソービニヨン・ブランが好きということもありますが、夏向けの切れの良い爽やかなワインがこの季節、この気候にはよく合いました。

  赤ワインでは「ダークホース ピノ・ノワール」。ピノ・ノワールはボディが軽いイメージがありますが、これは意外としっかりしており、お料理のローストビーフにぴったりでした。



  また、今回は10月10日に予定されている「第100回YMS記念パーティ」のご案内もさせていただきました。YMSのFacebookページでもご案内させていただいておりますので、この8年でご縁のあった皆様、これからYMSの雰囲気を感じてみたい皆様、ぜひお誘いあわせの上、お気軽にお越しください。

過去のセミナーレポートはこちら

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

郡山の郷土料理、鯉を味わう-正月荘

2018年08月07日 | 食べ歩きデータベース


  弊社の営業所がある、福島県郡山市。そこで日本一の生産量(市区町村別)を誇る、郷土料理「鯉」を食べてきました。記憶を辿る限り、鯉を食べるのは6歳の時以来ですから、実に40年振りとなります。

  かつて雨の少ない原野が広がっていた郡山は、1882年(明治15年)の安積疏水完成により、日本有数の穀倉地帯に変貌しました。また、猪苗代湖から引かれた疏水の豊富な水力を利用し、1898年(明治31年)に沼上水力発電所が完成すると、江戸時代から盛んだった養蚕業を土台に郡山絹糸紡績会社などの近代的な製糸産業が興りました。

  郡山市のHPによれば、安積疏水により使われなくなった灌漑用ため池を利用し、絹糸紡績により繭を採った後の蚕の蛹が大量に入手できたことから、それを餌として鯉の養殖が盛んになったのだそうです。元々「薬魚」とも呼ばれ珍重されてきた鯉ですが、冬場の厳しい郡山にあって、鯉は安積の開拓者の貴重な蛋白源となったようです。



  因みに、この日選んだ日本酒は、地元郡山の「純米吟醸 田村」。田村は古くから養蚕の盛んな地域でもありました。



  さて、訪れたのは「正月荘」というお店。かつては郡山駅前にあったそうですが、震災後こちらに移転したようです。最初に目を引いたのは、鯉の鱗煎餅。その名の通り鱗を唐揚げにしたものですが、思いのほか味わい深く、ビールにとても良く合います。



  さらに驚いたのがこちら。味噌か何かの調味料だと思っていたのですが、何と鯉の卵の甘煮だそうです。



  メインは豪快に盛られた鯉の洗い。鯉は泥臭いのではないかと思われがちですが、臭みは全くなく、淡白で上品な味わいです。洗いは、定番の酢味噌か生姜醤油でいただきます。



  そしてしゃぶしゃぶにも。意外にもお湯にくぐらせても固くなることはなく、むしろほろりと柔らかくなります。こちらはポン酢で。かつて鯉は「高位」とも呼ばれ高級魚だったそうですが、分かる気がします。



  鯉の西京焼き。こちらも本当に身が柔らかく上品です。



  少し趣向を変え、鯉の中華風あんかけ。



  骨まで柔らかく食べられる、鯉の甘露煮。



  最後は鯉の茶漬け。鯉の漬けをご飯にのせ、お湯をかけていただきます。淡白な鯉に山椒が効き、実に素晴らしい逸品です。鯉を味わい尽くすコースですでにお腹もいっぱいだったのですが、それでもこれは入ってしまいます。満足な締めでした。

正月荘



福島県郡山市大槻町水門東1-20



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年7月アクセスランキング

2018年08月01日 | 人気記事ランキング


  豪雨に台風、そして記録的な猛暑となった7月。この度の西日本を中心とする豪雨被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。これからが夏本番ですので、皆様どうぞご自愛ください。

  さて、2018年7月にアクセスの多かった記事、トップ10です。

  個別記事での1位は16カ月連続のトップ10入りとなった「エコノミーとエコロジーの語源」。併せて定番の「「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました」は12カ月連続トップ10入りで、6位でした。また、断続的ですが「韓国おばんざいの店-元気になるキムチ屋(吉野町)」も2カ月ぶりのランクインで9位。今年に入り7カ月で5回目ですから、新たな定番となりつつあります。

  当社の仕事関係のリリースが立て続けにあったこともあり、3位「弊社密着ドキュメンタリー番組を公開いたしました」、4位「新人事評価制度導入説明会-キックオフミーティング2018」、5位「【よみがえり9周年】横浜市の人口を超えました」の三つがランクインしました。ドキュメンタリー番組「循環型社会の機先を制す~ものづくりを支える資源再生人」はおかげさまで公開1カ月、多くの皆様にご覧いただき、心より感謝申し上げます。

  8位「「よみがえり」を使っていただきました-C-habitatさんの活動模様」、7月は学生ボランティア団体C-habitatさんの活動報告会があり、8月も新たなミッションが予定されていることから、多くの方にご覧いただけたのではないかと思います。

1 トップページ
2 エコノミーとエコロジーの語源
3 弊社密着ドキュメンタリー番組を公開いたしました
4 新人事評価制度導入説明会-キックオフミーティング2018
5 【よみがえり9周年】横浜市の人口を超えました
6 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
7 交渉のゲーム的要素を学ぶ-第37回燮会
8 「よみがえり」を使っていただきました-C-habitatさんの活動模様
9 韓国おばんざいの店-元気になるキムチ屋(吉野町)
10 日本経済が抱える課題の縮図-第89回YMS

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする