窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

蕎麦だけでなく小料理が逸品-蕎麦・酒・料理 壱・関内本店

2017年04月30日 | 食べ歩きデータベース


  昨日まで三日にわたりご紹介した「テキーラ・メスカルの試飲会」が終わった後、日頃お世話になっている大先輩方についていく形で、住吉町のお蕎麦屋さん「壱」へ。空腹に強いお酒を流し込んだ後ということもあり、少しお腹を満たし良いを落ち着かせたいところでした。

  こちらのお店のご主人は、鎌倉・由比ヶ浜の名店「松原庵」で腕を磨かれたそうです。店内は黒を基調とした落ち着いた雰囲気。店員の皆さんも明るく、くつろげる空間でした。

  さて、お蕎麦はやや太め、腰の強い二八蕎麦。汁は鰹節、宗田節、鯖節を使用した、辛すぎない上品なものでした。僕はぶっかけおろしそばを頼んだのですが、汁もそのまま飲めるほどでした。



  さらにメニューを見ると、既に酒のまわった男には魅力的な一品料理の数々。中でも汁で使うかえしと胡麻七味を使った「蕎麦屋の焼鳥」。この照り具合、香ばしい香りとかえしの旨み、七味唐辛子をつければもう箸が止まりません。



  こちらは「いか肝の塩漬け 刺身付き」。イカの肝を塩漬けにして蒸しあげ、クリームのような食感に仕上げてあります。これだけでもお酒のお供にぴったりですが、何とイカの艶の良いこと!刺身付きというより、イカの刺身も十分主役です。わさびを少々足し、刺身と肝を合わせて美味しく頂きました。



  最後は玄そば粉100%、もちもちの「田舎風そばがき」。ネギとわさびで頂きます。

  今回は軽く寄っただけですので、これで終わりましたが、まだまだ魅かれる一品料理が沢山ありました。近いうちにぜひまたお邪魔して、追加のご報告ができればと思います。

  先輩方に良いお店を教えていただきました。

壱 関内本店



神奈川県横浜市中区住吉町3丁目30 田中ビル1F



近くに、ワインとグリル料理の別店もあるようです。

壱 馬車道店

神奈川県横浜市中区住吉町5丁目63 吉田ビル2F



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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【WBN】テキーラ・メスカルの試飲会③

2017年04月29日 | WBN情報


  さて、いよいよ待ちに待った試飲です。メスカルとテキーラをそれぞれ3銘柄飲み比べ、その違いを体験しました。

1.Joven 40(メスカル)



  40度、無色透明。まろやかで、5分ほど空気を含ませると落ち着きが出てほのかな甘みが感じられます。かすかにスモーキーさが感じられますが、これは蒸し焼きの工程でつくのだそうです。

2.Joven 40 Con Gusano(メスカル)



  同じく40度、無色透明。最初のJoven 40との違いは、中に芋虫が入っていることです。”Gusano”というのがスペイン語で芋虫ということのようです。この芋虫が入っているかいないかだけで価格が200円ほど違います。しかし、このわずかな違いが驚くほど味の違いを生み出していました。こちらの方がピリッと来る苦みとスモーキーさがより強く感じられました。口当たりは芋虫なしの方がなめらか、しかし芋虫ありの方が複雑で、今回試飲した中でも個人的には一番の好みでした。

3.Reposado(メスカル)



  上左写真中、左。43度、樽熟成による淡い褐色。ほんのりと樽由来のカラメルのような香り、フィニッシュは短い。

4.Blanco(テキーラ)



  上左写真中、中央。「白」を意味するその名の通り、無色透明。40度。オイリーでフィニッシュは短い。後々まで残る植物のような香りは、わが家の庭に生えていたアロエや生の小松菜を思わせます。試飲した中では、苦手なタイプでした。

5.Reposado(テキーラ)



 40度、樽熟成による淡い褐色。軽く、Blancoほどではありませんがオイリー。フィニッシュは短く、10分以上時間を置くと落ち着いて甘みが増してきます。単体で飲むより料理に合わせたいタイプ。

6.EXTRA ANEJO(テキーラ)



  試飲したテキーラの中では最も好み。40度、リンゴジュースのような褐色。ウィスキーに比べると弱いですが、樽由来のトフィーのようなビター感と甘みがあり、落ち着いてくるとさらに甘みが増します。Blancoほどではありませんが、やはり生の小松菜をかじった時のような、植物臭さがあります。

  総じて、テキーラの方が味が単調で個性に乏しい印象を受けました。前々回、メスカルがアメリカで人気が高まっているということを書きましたが、実際単体で飲むなら試飲した中ではメスカルの方が美味しいと思いました。いずれにせよ、これまであまり飲まなかったテキーラについて知ったこと、メスカルという新しいお酒に触れたことは、楽しく貴重な体験でした。

  最後に、400年に及ぶ日本とメキシコの友好の歴史についてお話がありました。常々思ってはいたのですが、我々日本人は諸外国からどのように思われているのかについて、意外と知らないのだということを改めて感じました。

<終わり>

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【WBN】テキーラ・メスカルの試飲会②

2017年04月28日 | WBN情報


  さて、ここからはテキーラとメスカルの違いについて、原料と作り方から見ていきます。

  写真を掲載できませんが、蒸留酒の製造工程は世界中どこでも似たり寄ったりですので、ご参考までにウィスキーと焼酎の製造工程を以下にリンクしておきます。


サントリー 山崎蒸留所

霧島町蒸留所①

  まず原料である竜舌蘭ですが、テキーラはアガヴェ・アスール、メスカルはアガヴェ・エスパディンが使われるそうです。いずれも花が咲く前の茎を熟成させ収穫しますが、アガヴェ・アスールは熟成までに6年~8年、アガヴェ・エスパディンは8年~10年かかるそうです。熟成した茎の重さはアガヴェ・アスールで60kgs~80kgsほど、アガヴェ・エスパディンで120kgs~280kgsにもなるそうです。一般男性と力士程の大きさの違いがあると言えば分かりやすいでしょうか?

  収穫した竜舌蘭を蒸すのですが、テキーラは圧力釜で30トンほど一気に蒸します。一方、メスカルは掘った穴に焼いた石を敷き詰め、その上に竜舌蘭の搾りかすを被せ、蓋をして蒸します。蒸し焼きには3日ほどかかり、一度にできる量は13トンほどだということです。

  次に蒸した竜舌蘭を圧搾します。テキーラは機械で圧搾、メスカルはマチェーテと呼ばれる山刀で細かく繊維状にします。

  そして発酵。テキーラは酵母を加えてステンレスタンクで発酵。メスカルは天然酵母で木桶による発酵を行います。テキーラの発酵は機械設備による温度管理で進みますが、メスカルは職人が約7日間発酵を管理します。この発酵をいつ止めるかが味の決め手になるそうです。

  蒸留。テキーラはウィスキーと同じ様に巨大なポットスチルで蒸留を行います。一方、メスカルは小さな銅釜と薪で蒸留します。銅釜の容量は280ℓ、1回目の蒸留は強火で4時間、17度~20度のアルコールを抽出します。二回目の蒸留は弱火で8時間、最初に抽出される70度ほどのアルコール1ℓを除去(これは次回の蒸留に回します)、そして60度~17度になるまで蒸留します。できたお酒の平均度数は50度~52度ほど、わずか80ℓということです。つまり、13トンもの原料からわずか1,000ℓのお酒しかできないという計算になります。

  熟成。テキーラはやはりステンレスタンクで、テキーラは泡盛のような小さい甕で熟成します。もちろん、樽熟成もあるようです。

  総じてテキーラの製造工程は機械化されたウイスキー工場のイメージ、メスカルは昔ながらの伝統的な焼酎作りのイメージと言えるでしょうか。ここまでの製造工程を辿るだけでも、メスカルは非常に手間のかかるお酒だということが分かります。そもそも竜舌蘭の茎が成熟するのに10年かかり、1回に収穫した原料13トンから1,000ℓのお酒を作るのに計25回以上蒸留をしなければならない計算になる(2回蒸留のため)のですから、大変なものです。

<つづく>

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【WBN】テキーラ・メスカルの試飲会①

2017年04月27日 | WBN情報


  4月26日、WBN(早稲田ビジネスネット横浜稲門会)において、朝倉久様を講師にお迎えしてのテキーラ、メスカルの試飲会がありました。内容が盛りだくさんでしたので、今日から3日間にわたってレポートしていきたいと思います。

  僕にとってのテキーラのイメージと言えば、学生時代に親指の付け根に乗せた塩とライムで安いテキーラのショットを一気飲みしていた思い出や、マルガリータやテキーラサンライズなどカクテルのベースに使われているといった程度。つまり馴染みのないお酒でした。

  まずテキーラというのは、竜舌蘭(マゲイ)を原料とするメキシコの蒸留酒「メスカル」の内、テキーラ村を中心とする特定の地域のみで作られたものを指す原産地呼称だそうです。ウィスキーにおけるスコッチやバーボン、ブランデーにおけるコニャックと同じですね。ただ「メスカル」も原産地呼称のひとつになっているので、竜舌蘭の学術名からアガヴェ蒸留酒と呼ばれたりもします。

  竜舌蘭は去年、シンガポールの植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」で確か見た気がします。リンク先の動画に映っているかどうか…



  講義はその原料である竜舌蘭(マゲイ)を擬人化したアステカ神話の女神「マヤウェル」の悲しい物語から始まりました。マヤウェルは母性、豊穣の女神とされます。そういえば、ギリシャ神話のディオニュソス、日本神話の大物主大神、いずれも酒と豊穣の神です。農作物が自然の恵みによって変化し生み出されるお酒は、人々の心の深層で豊かさと結び付けられているのかもしれません。

 さて前述のように、メスカルもメキシコ国内の生産地その他の条件により規格化された、様々な原産地呼称があります。

1.メスカル


メスカルの生産地(上の画像をクリックすると拡大します)。

  メキシコ南部オアハカ州を中心とする先住民のお酒。メキシコ中部の諸州でも作られていますが、全生産量の90%がオアハカ州で作られているそうです。スペイン入植前から神事に使われていたお酒で、最近発見された壁画には素焼きの甕でメスカルが作られる様子が描かれていたそうです。ただ、それが蒸留技術なのかどうかは定かではないとのこと。

  後述しますが、メスカルはその自然の力と手間暇かけて作られるイメージから近年カリフォルニア州を中心としてアメリカで人気が高まっているそうです。最も、生産量が少なく希少なため値段はテキーラよりも高いとのこと。

2.バカノーラ


バカノーラの生産地(上の画像をクリックすると拡大します)。

  メキシコ北部ソノーラ州で200年の歴史を持つお酒。こちらも生産量が少ないそうです。

3.ソトル


ソトルの生産地(上の画像をクリックすると拡大します)。

  犬のチワワの原産地、メキシコ北部チワワ州のお酒。やはり生産量が少ないそうです。

4.テキーラ


テキーラの生産地(上の画像をクリックすると拡大します)。

  最も生産量が多く、知名度も高いお酒。現在145か所の蒸留所、約1,200銘柄ほどあるそうです。最古の蒸留所はクエルボ社で、1795年の創業。

<つづく>

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激戦区、八丁畷でー焼肉 太陽

2017年04月26日 | 食べ歩きデータベース


  普通電車しか止まらない駅ながら、非常に多くの飲み屋さんや焼き肉屋さんが軒を連ねる八丁畷(川崎市)。『孤独のグルメ』Season1でも「つるや」さんが紹介され、有名になりました。今回、八丁畷近くに住む友人が「安くて美味しい」と勧める「焼肉 太陽」さんにお邪魔してきました。



  メニューを見ると、確かにリーズナブルな価格に抑えられています。肉が来るまでの間、キムチ盛り合わせでつなぎます。白菜のキムチはよく漬かっており僕好み。本当はもっとビリビリ来るくらいでも良いですが、近ごろはこういうキムチに滅多にお目にかかることがないので嬉しいです。



  さて、まずは牛タンから(写真は二人前です)。並みにしてこの厚み、タンの旨みを存分に楽しむことができます。



  味付けは唐辛子、ニンニク、コチュジャンを好みで混ぜることが可能。もちろん、普通にたれもあります。



  カルビ・ハラミ。最近歳のせいかハラミを受け付けなくなりつつあったのですが、ここのハラミはさっぱりしていて気持ちよく食べられます。このあと、店のおばさんが生ビールとまちがえてさらにハラミを持ってきたので、それも追加しました。



  友人が特に勧める、リブロース。まさに絶品でした。分厚いので火を当てすぎず、適度に離しながらじっくり焼けば、外はカリカリ、中は柔らかくジューシーに仕上がります。脂が良いのか、全く胃もたれすることもありません。脂の甘みと肉の香ばしさ、旨みを存分に楽しめる一品。



  昼に一昨日このブログでご紹介した「半生 さくらうどん」を3人前食べたので、やめようと思っていたのですが、夜の冷え込みに耐えられず結局辛口うどんを追加しました。

孤独のグルメ Blu-ray BOX
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


焼肉 太陽



神奈川県川崎市川崎区池田1-13-18



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出ました、KORTD!-オービックvs明治安田

2017年04月25日 | スポーツ観戦記


  4月23日、富士通スタジアム川崎に第39回パールボウルトーナメント予選Dブロック、オービックシーガルズvs明治安田パイレーツの観戦に行ってきました。

  日中こそ20度に迫る暖かな陽気だったのですが、日が落ちると風も出てきてまだまだ寒いこの季節です。昨年のこの大会はIBMビッグブルーが初優勝を成し遂げました。



  さて試合は序盤からオービックの一方的なペース。1Q3:46、この試合が日本での公式戦デビューとなるQBイカイカ選手からTE森選手へのパスが通り、あっという間にタッチダウン(GK成功)。7vs0。



  7:45にもイカイカ選手からWR西村選手へのパスが通りタッチダウン。丸田選手のキックも決まり14vs0。因みにイカイカ選手はハワイ大の出身だそうですが、「イカイカ」というのはハワイの言葉で「とても強い」という意味だと以前聞いたことがあります



  2Qは開始早々、K/P星野選手のフィールドゴールで幕を開け、そこからオービックの猛攻が始まります。



  6:25、イカイカ選手からTE高木選手へ35ヤードものパスが通りタッチダウン(GK成功)。



  8:16にはイカイカ選手が自分で持ち込んでタッチダウン(GK成功)。



  さらに10:19、今度はイカイカ選手からWR前田選手へ何と43ヤードものパスが通り、タッチダウン(GK成功)とやりたい放題。前半で37vs0と明治安田を圧倒します。

  明治安田はオービックの堅い守りにパスもランも阻まれ、試合全体を通じてほぼ自陣に釘付けでした。ファーストダウン獲得数17vs7、獲得ヤード381vs99という数字がそれを物語っています。



  そして3Q、出るんじゃないかなと思っていたビッグプレーが出ました。日本を代表するWR木下選手が左ブラインドサイドを巧みに走り抜けての82ヤードキックオフリターンタッチダウン(GK成功)。これまでも何度か見た光景がまたここ川崎で飛び出しました



  5:31にはルーキーのRB成瀬選手が25ヤード走り抜けタッチダウン(GK成功)。



  それでも攻撃の手を緩めないオービックは7:26、地元横浜高校出身、日本を代表するQB菅原選手からWR前田選手へ30ヤードのパス。これが通ってタッチダウン(GK成功)。58vs0。



  4Q。4Q開始時点で30点以上の差がある場合、試合運営者と審判で協議の上、タイムアウト以外は時計を止めないという予選リーグの特別ルールにより、試合がどんどん進みました。

  最後には昨年練習生として加入、ジュニアシーガルズ1期生でもあるQB升川選手が自ら持ち込んでの記念すべきデビュー戦初タッチダウンのおまけつき。



  結局終始圧倒したオービックの一方的勝利に終わりました。オービックのディフェンスが良かったと言えばそれまでですが、明治安田のQB西澤選手のパスがなかなか良かっただけに、もう少し機能すれば一矢報いることができたのではないかと思いました。

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秋月・半生さくらうどん

2017年04月24日 | 食べ歩きデータベース


  この週末は、先週福岡から送っていただいたこちらの「半生さくらうどん」を食べるのを楽しみにしていました。福岡県朝倉市秋月で130年以上も続いている、合資会社三隅製麺工場さんの期間限定品だそうです。

  秋月といえば僕にも少し縁がありまして、既に他界した祖母が甘木の出身なのです。

  古くから城下町として栄えた秋月には、「杉の馬場」と呼ばれる桜の名所があり、このさくらうどんは、その桜並木をイメージして作られたのだそうです。小麦粉に秋月葛、沖縄産自然塩、桜葉エキス、保存のための醸造酢を加え、天然色素で淡い桜色に色づけされた中太麺。そして秋月の天然水仕込み。それだけでもモチモチした食感が想像できますが、さらに乾麺ではなく半生麺であることで一層期待が高まります。

  300g入りの小箱が4箱入り。つけつゆ(鰹節・昆布)が12袋入っているので、小箱ひとつで3人前ということでしょう。僕ひとりですが、3人前茹でました。



  小箱に同封されていた「美味しい茹で方」に従って進めます。まず、たっぷりのお湯(目安はうどん100gにつき水1ℓ)で7分間茹でます。



  7分経ったら火を止め、鍋に蓋をしてさらに3分間蒸らします。この蒸らしの3分間が美味しく食べるコツなのだそうです。



  つけ麺で食べる場合は、最後に流水で締めて出来上がり。



  期待通り、コシの強いモチモチとした食感、つるりとした喉越し。つゆをつけ過ぎず、よく噛めば、ほんのりと桜餅のような香りが感じられます。3人前、あっという間になくなりました。しばらく週末の楽しみが増えました。

合資会社三隅製麺工場

福岡県朝倉市秋月310



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ご近所に面白いバーが-BAR SILVER ROCK

2017年04月23日 | BAR&WHISKY etc.


  友人に弊社からわずか350mの所にある、ユニークなバーを紹介してもらいました。「BAR SILVER ROCK」さんです。店長の大原さん、「ウィスキーを飲み始めてまだ1年半くらい」とおっしゃっていましたが、その割に棚にはオフィシャルでないボトルが所狭しと並んでいました。それらのボトルもなくなるとまた違った銘柄に入れ替わるそうです。

  ということで、僕も久しぶりに普段飲まない様々なウィスキーにトライしました。初めは冒頭の写真、ビッグベイビー・カリラ7年。いきなり59.7度のカスクストレングス。鮮やかなレモン色ながら、カリラらしい力強いピート香と潮っぽさが効いています。ニートで味わった後、少し加水すると眼前の海辺の景色が広がるような感じがします。



  グレンドロナック・ピーテッド。シェリー香のイメージが強いグレンドロナックですが、原料にピーテッド麦芽を使っています。ただやはりグレンドロナックで、ピート香はあまり感じませんでした。先にカリラから始めてしまったせいもあるかもしれません。



  ノアーズ・ミル。57.15度、バーボンらしい力強さ、濃くて太い味わいは好みのタイプです。バーボンはガツンと飲みたいのでロックで。



  クランデニー・スペイサイド。今回飲んだ中では一番度数が低い40度。マッカラン、グレンロセス、グレングラント、モートラック、ロングモーンといったスペイサイドの有名なシングルモルトをバッテッドしているそうです。スペイサイドらしい、滑らかで飲みやすい、荒々しいものが多かった今回の中では大人しいウィスキーでした。



  ポートアスケイグ・100プルーフ。100プルーフと言っても、ブリティッシュプルーフなので57.1度あります(アメリカンプルーフは1/2が度数になります)。アイラモルトらしい力強いピート香がありながら、華やかで甘い上品さも備えています。こちらもロックにしました。

  

  マクリー・ムーア。スコットランド西部に位置するアラン島の、こちらもピートを効かせたウィスキー。「マクリー・ムーア」とは、アラン島に多く残る新石器時代の立石遺跡のことです。ラベルの犬は、18世紀のスコットランドの作家、ジェイムズ・マクファーソンが発表した長編叙事詩『フィンガル』の主人公である巨人フィンガルの愛犬ブランです。フィンガルの架空の王国モルヴェンは、アイラ島も含まれるスコットランド西海岸とされます。また、スコットランドの西海岸には、メンデルスゾーン作曲『フィンガルの洞窟』で有名になった海食洞があり、フィンガルが愛犬ブランをそこに繋いだという伝説があるそうです。

  なお、アラン島はかつてウィスキー作りが盛んでしたが、19世紀には全ての蒸留所が消滅。1995年にこのマクリー・ムーアを作っているアラン蒸留所が開設され、160年振りにウィスキー作りが復活しました。

銘酒廉価 BAR SILVER ROCK



横浜市南区南吉田町4-37-8



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ゆったりとした時間を過ごすなら-BAR スリーマティーニ

2017年04月22日 | BAR&WHISKY etc.


  こちらも何故今まで一度もこのブログに投稿したことがなかったのか、自分でも不思議です。横浜・山下町にある有名なバー、スリー・マティーニさん。カウンターにソファー席も備えたクラッシックなつくりの、落ち着いた横浜の夜を過ごせるところです。

  僕がウィスキーを覚え始めたのは14、5年前のことです(実はそれまで全く飲めませんでした)。当時ウィスキーを覚えようとは思うものの、何を飲んだらよいのか全く分からなかった僕は、土屋守さんの「シングルモルトウィスキー大全」を読み、美味しそうだなと思った銘柄から片っ端に試して見るという方法を採っていました。

シングルモルトウィスキー大全
クリエーター情報なし
小学館


  そんな頃に本当に色々と教えて頂いたのが、広尾にあるバー「ヘルムズデール」さんであり、のちに新宿三丁目のシガーバー「ル・パラン」さんでご紹介いただいた、こちらの「スリー・マティーニ」さんです。

  最も印象に残っているのは、今はもう無くなってしまったらしいですが、オーナーバーテンダーの山下さんに勧めていただいた"Glenmorangie Artisan Cask"です。蜂蜜、焼きたてのアップルパイのようなニュアンスに、「こんな美味しいウィスキーがあるのか」と衝撃を受けたのを良く覚えています。あれから随分と時間が経ちました。

  今までブログに掲載することがなかったのは、ここに立ち寄るときは大抵既に酔ってしまっているからなのかもしれません。実はこの日もそんな感じでした。初めこそジャック・ローズ(カルヴァドスベースのカクテル。冒頭写真)で始めたのですが、



  すぐにアードベクに移り、



  グレンファークラス1991・ファミリーカスク・リフィルシェリーホグスヘッドへ。今や貴重な1990年代の原酒。様々なヴィンテージもここには豊富です。シェリー樽由来のチョコレートのような太い香りと甘み、しばし非日常に浸る安らぎの感覚を味わいました。

BAR スリーマティーニ

横浜市中区山下町28番地 ライオンズプラザ山下公園104



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【診断事例47】その確実さで頼られるタイプ

2017年04月21日 | 筆跡心理関係


上の画像は、クリックすると拡大します。女性・会社員をされている方です。

【この方の人物像】

  非常に常識的で生真面目な方。規範やルールを逸脱するようなことはまずなく、自分に求められている任務を実直かつ正確に遂行しようとします。詰めも手堅いので、その点での周囲の信頼は厚いでしょう。一方、真面目と意欲が高じて融通に欠けてしまうところがあります。自分がこうと思ったことは容易には曲げない意思の強さがあり、時に一途に突っ走ってしまうこともあります。それはやや心配性な内面の裏返しなのかもしれません。ただこうした堅実で確実な性格は、特に目上の人から信頼されることでしょう。

【診断の感想】

筆跡鑑定ありがとうございました。
ほんと、よく当たってると思います。
字からわかるってすごいですね。
昔はよく星座占いとか支柱占いとか好きで見てましたが生年月日でもよく同じような事が出ていました。
ほんと、ありがとうございました。

【診断後記】

  今回4日に渡ってご紹介した事例は、同じ職場の皆さんでした。普段接している皆さんでも、診断結果を共有することにより、今まで以上にお互いの理解が深まったのではないかと思います。また、各々見た目は全く違った筆跡をしていながら、その中にある共通項で繋がっていることに気づかれたようでした。それが職場のアイデンティティとして意識されるようになれば、チームとしての独自スタイルを構築し、日々の仕事に活かせるのではないかと思います。

  筆跡診断にはこのような役立て方もあるのだな、と診断した僕自身にとっても良い気づきとなりました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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