窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

PBO全国バーテンダーズ・コンペティション2015②

2015年02月26日 | BAR&WHISKY etc.


  コンペティション会場の裏には、サポート企業によるブースが設けられており、蒸留酒を中心とした様々なお酒を試飲することができます。その内のいくつかをご紹介したいと思います。



  まずは、「ウッドフォードリザーブ」。価格35ドル以上のスーパープレミアムというジャンルに属するバーボンです。コーン72%、ライ麦18%、モルト10%という、他のバーボンに比べてライ麦の比率が高く、昔ながらの木桶での醗酵、バーボンで唯一3回蒸留を行うなどの特徴があります。いかにもバーボンといったクセはさほどではないものの、チョコレートのようなニュアンスがあり、上品で飲みやすく、非常に美味しかったです。

  因みに、近年バーボンを含むアメリカン・ウィスキーの市場は急成長しており、2004年に50億ドル弱だったものが2014年には100億ドルに達するだろうということです。そんな中、ウッドフォードリザーブも10年で出荷量が5倍以上伸びたそうです。



  また、ケンタッキーダービーといえば、カクテルの「ミント・ジュレップ」が頭に浮かびますが、ウッドフォードリザーブもダービーのオフィシャルバーボンに認定されているそうです。なお、3月31日までのキャンペーン期間中、ボトルについているネックリーフを5枚集めて応募すると、上の写真のようなケンタッキーダービー特別ボトルがもらえるということです。



  「アーリータイムズ・ブラインドアーチャー」(上写真中央)。アーリータイムズをベースに青リンゴとシナモンの風味を付加した、フレーバード・ウィスキーです。最近、「ジャックダニエル・テネシーハニー」(上写真左)などフレーバーウィスキーの人気が高まっているらしいのですが、個人的にはあまりにも甘すぎました。恐らくシロップなども付加されているのではないでしょうか?

  なお、「ブラインドアーチャー」とは「目隠しをした射手」のことで、ウィリアム・テルが目隠しをして息子の頭の上に載せたリンゴを射たという伝説に由来するそうです。



  「タリスカー・ポートリー」(上写真右端)。昨年、「タリスカー・ストーム」(上写真左から二番目)をご紹介しました。「タリスカー・ポートリー」は、荒々しいことで知られる、スカイ島のウィスキー、「タリスカー」の原酒をポートワインの樽で熟成させたもので、タリスカーらしい塩っぽさとスモーキーさを残しつつ、ポートワイン由来の干しブドウのような甘みと香りをもつウィスキーに仕上がっています。

  なお、名前のポートリーはスカイ島最大の港町の名前に由来しており、19世紀にこの港町はポルトガルとのポートワイン貿易で大いに栄えていたそうです。ラベルはゲール語で「PORT RUIGHE」と表記されています。



  「ナインリーヴズ」。滋賀県に蒸留所があり、原料に沖縄産のサトウキビを使った純国産のラム酒です。試飲したのは、写真中央の「ナインリーヴズ クリア」。香りが良いといわれる、ポットスチルのヘッド部分のスピリッツをできるだけ多く集めて作られたそうです。アルコール度数は50度、黒糖由来の甘い香り、まろやかながらもキレがある、まさにクリアなお酒です。なお、ナインリーヴズは昨年行われた「ラムフェストパリ2014」において、国産ラム酒として初のイノベーション部門・銀賞を受賞したそうです。



 ジャカール・ブリュット・モザイク・白。過度の甘みや酸味がない、香り高く洗練された優雅なシャンパンだったと思います。各国の航空会社で、ビジネスクラスの機内ワインとしても採用されているそうです。

<おわり>


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かながわリサイクル認定製品事業者プレゼンテーションでお話しさせていただきました

2015年02月25日 | リサイクル軍手の世界


  2月24日、横浜市開港記念会館にて、「かながわリサイクル認定製品事業者プレゼンテーション」が行われました。かながわリサイクル認定製品とは、県内の廃棄物を原材料としたリサイクル製品の利用を促進するため、2010年に始まった認定制度で、弊社の「特殊紡績手袋 よみがえり」シリーズはその第一回の認定を受けております。

  折しも「特殊紡績手袋よみがえり」シリーズは、累計販売数200万双を突破したところでございます。日頃ご愛顧いただいている皆様には、心より御礼申し上げます。

  プレゼンは10分間、会場には79名の皆様にお集まりいただきました。



  古着をそのままリサイクルした「特殊紡績手袋よみがえり」は、「古着・古布リサイクルは、その先がどうなっているのか、話には聞いても見たことがないのでいまいち身近に感じられない」という沢山のお声から誕生しました。確かに、古紙や廃プラスチックであれば、私たちの身近なところにリサイクル製品があるのですが、産業資材へのリサイクルが主流である古着・古布に関しては、当時一般消費財はほとんどなく、あっても希少なものであった気がいたします。

  「特殊紡績手袋よみがえり」の誕生は2009年6月、発売後3年半で累計販売数100万双を超え、5年半で200万双を超えました。現在は205万双ですが、これはほぼ岐阜県の人口と同じ、名古屋市よりやや少ないくらいです。

  「特殊紡績手袋よみがえり」のために活用された不要衣類は累計約97トン、Yシャツに換算するとおよそ49万着になります。手袋を編むための糸の総延長は106万㎞に達し、これは地球を26周半するほどの長さです。



  また、これまでもお伝えしてきました通り、「特殊紡績手袋よみがえり」は通常の純綿軍手に比べ、LCAベースでCO2発生量が1/6と言われています(参考:経済産業省『繊維製品(衣料品)のLCA調査報告書』)。そのCO2発生抑制効果は累計77トンにもおよび、これだけの量のCO2を仮に1年で吸収するには東京ドーム3.6個分の森林が必要になるそうです(参考:林野庁HP)。

  JIS規格をクリアする丈夫な「特殊紡績手袋よみがえり」は、海外での植林活動でも使われており、その活躍の場を世界に広げております。また、売上の一部は東南アジアの貧困層女性の安全な出産を支援する活動に充てられており、「使用するという行為そのもので、地域・環境・社会に貢献する」ことを目指しております。これらは偏に日頃ご愛顧頂いている皆様のお力の賜物です。重ねて御礼申し上げます。

  引き続き、「特殊紡績手袋よみがえり」シリーズをどうぞよろしくお願い申し上げます。

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PBO全国バーテンダーズ・コンペティション2015①

2015年02月24日 | BAR&WHISKY etc.


  東武ホテルレバント東京で開催された、PBO(NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構)主催の「全国バーテンダーズ・コンペティション2015」へ行ってきました。



  競技は「クリエイションカップ」と「MVBカップ」の二部構成で行われました。



  第一部の「クリエイションカップ」は全国から集まった総勢40名のバーテンダーが、想像力・発想力・表現力・技術力そして味覚を競う、創作カクテルコンペティションです。

  横浜からはブリーズベイホテル「Bar Elmar」の木内司氏、「カクテルバー・マルソウ」の澤木良太氏、「画亭瑠屋」の山崎徹氏が出場されていました。



  出場者による創作カクテルの数々。



  第二部の「MVBカップ」は一定の条件満たしたバーテンダーによる、PBO最高栄誉のコンペティションです。今回は12名が出場、知識力・想像力・技術力・接客能力が厳しく審査されます。



  出場者による創作カクテルの数々。



  そして筆記試験部門、創作カクテル部門の合計得点上位5名がファイナリストとして選出されます。



  ファイナリストの皆さんによる、いわば「決勝戦」は、模擬カウンターによる接客審査です。みなさんそれぞれがプロフェッショナルでいらっしゃるわけですが、5名の審査を拝見していて、バーテンダーというのは、表情、しぐさ、立ち居振る舞い、即応力、洞察力、相手のニーズを引き出し満足させる力、教養など総合的なコミュニケーション力が問われる大変なお仕事なのだなとつくづく感心しました。

  なお、横浜からは野毛の「Bar Brilliant」の田村誠氏がファイナリストとして出場されていました。



  第三部は、今回の出場者による創作カクテルが楽しめるカクテルパーティと授賞式。エンターテイメントとしては、ベリーダンスショーやフレアバーテティングショーが行われました。



  表彰式。初めは厚生労働省より「平成26年度 卓越した技能者(現代の名工)」として表彰された、上田和男氏の表彰式が行われました。



  続いて、「クリエーションカップ」入賞者の表彰式。銅賞に輝いたのは、竹内洋行氏(サンルーカル・バー)、 澤木良太氏(カクテルバー マルソウ)、馬場淳也氏(Restaurant & Bar Clobhair-ceann)の皆さん。



  銀賞に輝いたのは、石井智子氏(Bar Tenderly)、渡邊匡氏(The Bar 佐藤)、吉野元氏(バー・アドニス)の皆さん。



  金賞に輝いたのは、下将紀氏(Bar CAOL ILA)、白川幸哲氏(バー・バグース)、青木政広氏(パイプのけむり AOKI)の皆さんでした。因みに、プレゼンターは漫画『ソムリエ』や『バーテンダー』などの原作者、城アラキ氏でした。



  そして、見事優勝されたのは、錦戸輝氏(Bar タビビトノキ)。おめでとうございます!



  最後に、「MVBカップ」最優秀バーテンダーの発表。見事優勝されたのは、川島健太郎氏(Bar Gem Stone)でした。昨年の高野亮氏に続き、二年連続でBar Gem StoneからMVBが輩出されたそうです。おめでとうございます!

<つづく>

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元祖手羽先唐揚げ・風来坊/煮込みうどん・山本屋本店

2015年02月21日 | 食べ歩きデータベース


  「備長」でひつまぶしを食べた後、そのまま移動し、近くの「風来坊」へ。

  ここ風来坊は名古屋名物「手羽先唐揚げ」の元祖なのだそうです。

  お店の前に掲げてあった「風来坊のあゆみ」によれば、創業者の大坪健庫氏は実は名古屋ではなく小倉の出身。手羽先唐揚げのルーツは、大坪氏が門司でお店を営んでいた時、お客さんのリクエストで提供していた、メニューにない、タレをつけた鶏の唐揚げにあるのだそうです。



  その後、タレの研究を重ね、鶏の半身の唐揚げにタレと調味料をつけた「ターザン焼き」(上写真)が誕生します。これがお客さんの評判を呼んだそうです。

  大坪氏はやがて名古屋でお店を開業、当時スープの材料程度にしか使われていなかった大量の手羽先に目をつけ、それをターザン焼きのように揚げてタレをつけることを思いついたのだそうです。それが爆発的な人気を呼び、今日では全国に知られる名古屋名物となりました。



  風来坊のターザン焼きと手羽先唐揚げは、全国にチェーン展開している「山ちゃん」の手羽先唐揚げと比べ、香辛料が抑えられ甘みがあります。上の写真の土手煮や味噌カツ(写真右、但し写真は他店のものです)もそうですが、見た目と違い甘みが強いですね。



  因みに、翌日の昼もここで「名古屋コーチンひつまぶし」を食べました。鰻が名古屋コーチンに代わっただけなので、食べ方は同じです。



  「名古屋コーチンひつまぶし」の後、すぐに「山本屋本店」で煮込みうどんをたべました。うどんが来て、「あれ?」と思いました。以前、煮込みうどんを食べた時は、非常に太く四角い麺だった記憶があったのですが…。後で分かったことですが、以前食べたお店は「山本屋総本家」といって、「山本屋本店」とは別なのだそうです。



  こちらが、「山本屋総本家」の煮込みうどんです。

  最近、明らかに食べすぎです…

風来坊チェーンエスカ店

愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街



山本屋本店 エスカ店

愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街



山本屋総本家 名鉄店

名古屋市中村区名駅一丁目2番1号 名鉄百貨店9階



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第55回YMSを開催しました

2015年02月20日 | YMS情報


  2月18日、mass×mass関内フューチャーセンターにて、第55回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。



  今回は、YMSの「ゾロ目先生」とお呼びして良いのか、第33回第44回に続く3回目の講義となる株式会社MANY ABILITIESの野原秀樹先生。バレエダンサーにしてコーチ、そして経営者という異色の先生です。

  テーマは「コミュニケーションを楽しもう!! エンジョイカード「ワイワイ」で話し上手・聞き上手」。昨年野原先生が開発された、「ワイワイ」というカードゲームで、遊びながらコミュニケーション、チームビルディング力を高めるという内容でした。

  エンジョイカード「ワイワイ」は遊び方にいくつものバリエーションがあるのですが、今回行ったゲームについて簡単にご説明させていただきます。

  まず、「ワイワイ」には、トーキングカード、フリーカード、ヘルプカード、ワイワイカードの4種類のカードがあります。トーキングカード(フリーカードを含みます。裏返った状態ではトーキングカードとフリーカードの区別はつきません)はテーブルに伏せて並べ、ヘルプカード1枚とワイワイカード2枚を各自が所持します。



  カードをめくる順番を決め、出番の人が伏せて並べたトーキングカードから2枚を裏返します。トーキングカードにはそれぞれ規則性のない単語が書かれており、例えば、上の写真のように「満足」・「果物」と書かれたカードがめくられたとします。出番の人は、その単語に基づいて、エピソード(関連性があれば何でも構いません)を語ります。エピソードを語ると、出番の人はめくったカード2枚を獲得できます。



  しかし、めくって出た単語ではエピソードを語るのが難しい場合もあります。そういう時、出番の人はヘルプカードを行使することができます。ヘルプカードが使われると、他の人が代わりにエピソードを語ることができます。その場合でもトーキングカードは出番の人が獲得し、代わりに語った人は行使されたヘルプカードを獲得することができます。

  なお、フリーカードが出た場合は、自由なテーマでエピソードを語ることができます。

  トーキングカードがなくなったら、語られた数々のエピソードから、それぞれが良かったと思うエピソードを2つ選び、そのエピソードを語った人に手持ちのワイワイカードを渡します。

  最終的に獲得したカードに基づいて得点を競います。各1枚に月トーキングカードが1点、フリーカードが3点、ヘルプカードが4点、ワイワイカードが5点です。



  最初は難しそうに思えるのですが、始めるとみなさんエピソードが淀みなく出てきます。ランダムな単語から即興でエピソードを構成する能力、人の話を聴く能力、良かった話を選択する共感能力などが楽しみながら刺激されます。

  「ワイワイ」は、フィンランドにおける教育法と演劇のノウハウを組み合わせて開発されたそうですが、いくつものエピソードを語っていると、そこには自ずと話者の人となりが反映されます。それを聞き手から指摘してもらうことで、他者から見える自分像についての気づきも得られます。



  なお、東京大学と慶應義塾大学において、この「ワイワイ」を行った動画がありますので、最後にご紹介させていただきます。

東京大学


慶應義塾大学


過去のYMS活動レポートはこちら

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【WBN】我童蒙を求むるに匪ず、童蒙来たりて我に求む

2015年02月19日 | WBN情報


  2月17日、WBN(早稲田ビジネスネット横浜稲門会)の分科会に出席してきました。

  今回の講師は、ゼロから1を生み出すメンター、セレンディピティの本田仁さんにお越しいただき、「少子高齢化時代に勝ち残る企業のつくり方~真・メンタリング入門」と題してご講義いただきました。

  短時間で非常に内容が多岐にわたりましたので、ここではほんの一部のみご紹介したいと思います。

  「メンタリング」とは、メンターが相手(メンティー)をやる気にさせ、相手の持つ可能性と能力を最大限に発揮させる手法をいいます。良く似た言葉に「コーチング」がありますが、コーチングが具体的な目標達成支援を目的とするのに対し、メンタリングは生き方を変え、人生という長いスパンで支援するという点で、より広い概念になるそうです。正しいか分かりませんが、「カウンセリング」に近いのかな、という気がしました。

  相手をやる気にさせ、相手の持つ可能性と能力を最大限に発揮させるメンターには見本(率先垂範)→信頼(受け入れ)→支援(やる気にさせる)という3つの行動基準があるそうで、それぞれの比重は7:2:1になるのだそうです。

  これに関してふと頭を過ったのが、山本五十六の「やってみて、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は動かず」という箴言です。これを先ほどの行動基準にあてはめると、「やってみて、言って聞かせて」が7割、「させてみせ」が2割、「ほめて」が1割、「話し合い、耳を傾け」が7割、「承認し」が1割、「任せて」が2割ということになります。なるほど、自分がやり過ぎても、相手に任せ過ぎても、ほめ過ぎてもダメだということですね。

  この行動基準に則った時、それは相手にとって尊敬→信頼→やる気・感謝となります。

  メンターは相手を思いやり、見返りを求めません。見返りを求めない方が却って相手に「返報性の法則」が働くので、相手の自立を促す、本物の支援ができるのだそうです。また、手の貸し過ぎは逆に相手の依存性を高めてしまいます。真心で相手に寄り添いながらも手を貸し過ぎないようにする、メンター自身が強く自身をコントロールできていないとなかなか難しいことではないかと思いました。

  同様の理由で、自分の意見や助言も最小限に抑えます。答えは相手の中にしかなく、人は自らが成長したいと思った時にしか成長しないためです。このことは、「啓蒙」の語源となった『易経』の「蒙」の卦にある「我童蒙を求むるに匪ず、童蒙来たりて我に求む」(自分から出向いて幼い者に教えようとするのではない。幼い者の方から自分に教えを請いに来るのである)を思い出させます。

  それは相手の自立と成長を目的とするからですが、この概念を取り入れた「メンタリング・マネジメント」という手法のお話で印象に残ったのが、「仕事の成果とプロセスのどちらを重視するかではなく、いずれにしてもその行動が自発的であったかを重視する」という考え方です。なるほど、と思いました。

  メンタリングでは、いかなる環境・条件の中においても、それを成長のための教訓ととらえます。これをプラス受信(客観的・好意的・機会的に受け止めること)というのだそうですが、いわゆる「プラス思考」や「ポジティブ思考」と異なる点は、厳しい現実や自身の辛い・悲しいといった感情もいったん受け入れるということです。ここは非常に共感した点です。

  こうしてみると、メンタリングとはメンター自身が成長していくための永遠のテーマであり、同時に周囲のメンティーや彼らが構成する組織、組織が構成する社会を成長させていく深いテーマなのではないかと思いました。

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備長 エスカ店 / まるや本店 名駅店 (ひつまぶし)

2015年02月18日 | 食べ歩きデータベース


  これまで滅多に行くことのなかった名古屋ですが、最近偶然が重なって行くことが多くなっている気がします。

  名古屋といえば「ひつまぶし」(熱田の「蓬莱軒」が元祖だそうです)ということで、名古屋駅前の地下街「エスカ」にあるひつまぶしのお店、「備長」へ行ってきました。お店の名前の通り、うなぎを備長炭でじっくり焼きあげるところに特徴があります。



  うなぎを焼いている間、肝焼きで一杯。

  さて、ひつまぶしの食べ方のおさらいです。まず、お櫃の中のひつまぶしを四等分します。



  最初は薬味等を加えず、そのままを味わいます。炭の香りと皮のパリパリ感が良かったです。



  次に、ネギとわさびを加え、良くなじませて食べます。鰻の脂とさっぱりしたわさびが意外とよく合うんですね。



  三杯目はネギとわさびに海苔を加え、出汁をかけてお茶漬けにします。

  最後の四杯目はお好みで。僕は最後もお茶漬けにしました。



  上の写真は、以前に行った「まるや本店」の上ひつまぶしです。それぞれのお店の違いを食べ比べてみるのも良いですね。

備長 エスカ店

愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街



まるや 本店 名駅店

愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1 名鉄百貨店本館9F



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ラ・ベファーナ 汐留

2015年02月17日 | 食べ歩きデータベース


  更新がかなり遅くなってしまいましたが、汐留の電通ビル内にあるイタリアン、「ラ・ベファーナ 汐留」へ行ってきました。いつも混雑しているらしいのですが、この日は幸運にも非常に空いていました。



  お店の売りのひとつは、新鮮な野菜。東京・狛江市の地場野菜と店内で葉物の栽培もしています。



  そしてこれが生野菜料理人気No.1、"野菜の王国"バーニャカウダです。好みの野菜を選ぶことができ、隣のオイスター・バー、Jackpotオリジナルのバーニャソースでいただきます。かなりのボリュームがあり、下手をするとこれだけでお腹が一杯になってしまいそうです。ハーフサイズもあります。



  切りたてイタリア産生ハム。



  これもJackpotからの、甘えびのビールフライ。甘えびといってもお寿司にのっている小さいものではなく、北陸で見かけるような大きな甘えびです。殻ごといけます。



  ど~んとマッシュルームのアヒージョ、厚切りパン添え。個人的にも大好きなマッシュルームのアヒージョです。



  さて、最初のワインは肉料理を注文するとお得だというので、イタリア・トスカーナ州のリーズナブルな赤ワイン、メリーニ・キャンティ2012年。フレッシュな果実味で主張し過ぎず、料理に合わせやすいワインです。



  この日は空いていたこともあってか、自家製パンのサービス。ありがとうございます!



  アンチョビ、オリーブ、フレッシュトマトのピッツアシチリアーナ。以前ご紹介した、「トラットリア・ピッツェリア ラルテ」はピザ発祥の地と言われるナポリピザ。ナポリビザは「真のナポリピッツァ協会(Associazione Vera Pizza Napoletana)」により、生地は直径35cm以下で厚さが4mm、縁が1~2cm、トッピングはマルゲリータとマリナーラの2種類に限定など、その材料や製造方法が規定されているのだそうです。一方、シチリアピザの特徴は、シチリアの名産であるナス、ピーマン、トマト、ケッパーを使ったピザを言うのだそうです。



  たっぷりキノコとサルシッチャ(ソーセージ)、リコッタチーズのフィットチーネ。きのこが好きなもので…



  二本目のワイン、ファレスコ ブロ・ラツィオ・ロッソ2013年。メルローとサンジョヴェーゼをそれぞれ発酵させたのちにブレンドし、小樽で熟成させた赤ワイン。先ほどのキャンティより深いルビー色、ミディアムボディで飲みやすく、しかも大変リーズナブルなワインです。



  本日の肉料理を最後にがっつりと。ブロ・ラツィオ・ロッソはタンニンも程よくあるので、最後の肉には合わせやすかったです。もう少しタンニンきつめのワインでも良かったかな…

ラ・ベファーナ 汐留

東京都港区東新橋1-8-2
カレッタ汐留 キャニオンテラス 2F



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第20回燮会(やわらぎ会)に参加しました

2015年02月16日 | 交渉アナリスト関係


  2月13日、NPO法人日本交渉協会の第20回燮会に参加してきました。

  今回は交渉アナリスト1級会員で社会保険労務士の村上達志さんより、「労務問題に統合型交渉は通用するか」と題して、成功事例と失敗事例、そして掲題の目的を達成するために日頃心掛けていること、についてお話いただきました。

  労務問題の中でも、労使トラブルというと双方満足のいく統合型交渉が最も難しい分野の一つであるというイメージがあります。しかし、村上さんはかつて読んだ『7つの習慣』に登場する一節、「どんな場面でもwin-winの解決はあると信じる」に感銘を受け、以来「必ず双方満足のいく決着はあるはず」という信念のもと、数多くの労使トラブルに携わってこられました。

7つの習慣-成功には原則があった!
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  その結果、今日に至るまでその信念は揺るがないと言います。もちろん、上手くいかなかった事例もありますが、それは当事者にその気がなくなったか、外部要因により上手くいきかけていた話が頓挫してしまったというようなケースのようです。

  労使トラブルの典型例は労使間の金銭を巡る争いですので、このような交渉においてはとかく金銭面での折り合いをどこでつけるかということに終始してしまいがちです。しかし、これでは「win-win」の解決を目指すのは難しいと言います。例えば、ある労務トラブルで、被雇用者側が要求するとおりの金額を獲得できたとします。当然雇用者側には不満が残りますので、この時点で結果は「win-lose」です。しかし、要求通りの金額を獲得できたはずの被雇用者側にも不満が残ることが多いそうなのです。

  なぜなら、労務トラブルは表面上には金銭の問題であっても、その裏には会社を訴える(逆の場合もあります)に至った感情面の問題が隠されている場合がほとんどだからだそうです。人はこの心の問題が解消されなければ、金銭を勝ち取っても満足を得ることは難しく、その結果、この問題は「lose-lose」で終わってしまうというというわけです。

  村上さんは社会保険労務士として、立場上、雇用主である経営者側にいるわけですが、そういう立場にとらわれることなく、双方が本音で話し合える場を取り持つ調停者としての役割を心掛けていらっしゃるそうです。同じ問題を双方が満足のいくように解決したいと望んでいても、立場が違えばそれぞれの見方が違います。見方が違うので単に当事者同士が話し合っても感情のぶつかり合いになり、平行線を辿ってしまうことが多いのです。双方が主張を押し通そうとすると、互いに相手のあら捜しに終始するようになり、ますます「win-win」の解決から遠ざかってしまいます。



  村上さんは立場上、雇用者側ですから、被雇用者側が安心できるような環境を整え、相手を尊重し、徹底して話を聴くことを心掛けるそうです。特に被雇用者は自分の話を聴いてくれる場がなく精神的に追い詰められているからこそ、どこかに訴えていると言っても過言ではありません。そのために、一見不利に見える情報であっても、開示してしまうことがあると言います。なぜなら、調べればわかるようなことが後になって露見すると、かえって不信感を増幅させることになるからです。話し合いを積み重ねた結果明らかになったのは、労務トラブルのほとんどが双方本音を言わないところに起因しているということでした。

  本音で話し合った結果、感情のぶつかり合いから「大人の会話」になり、当初想定もしなかったような解決策が生まれ、双方が満足する。ある経営者からは「絶対分かり合えるはずがないと思われたことが、分かりあえた」と感謝されたこともあったそうです。表面上の問題が金銭トラブルであるからといって、ルールに則って粛々と金銭的解決を図り、感情の対立を極力避けようとする。これは話し合えば良い方向に変えられるものを、わざわざ悪化させる行為だとも言えそうです。

  しかし、このような過ちは労務トラブルに限らず、日常生活の中でもまま起きうるのではないでしょうか?例えば、問題のある部下に対して上司が何らかの罰を与えなければならない場合があったとします。経営者必読の書とも言われる『孫子』にも「賞罰、孰れか明らかなるや」(<自国と敵国のどちらが優れているかを測る一要素として>信賞必罰はどちらが明確であるか)とあるように、信賞必罰の明確化はリーダーシップの基本でもあります。したがって、規則に則り粛々と処罰をしなければならないという思い込みが、広く通念として浸透してはいないでしょうか?確かに信賞必罰は大事ではあるのですが、それだけではそもそもなぜその部下が問題を起こすのかという根本的な点を見過ごしているため、真の解決には至りません。それどころか、真の原因を放置しているために潜在的な不満が増幅し、かえって組織に悪影響を及ぼす可能性さえあります。



  本音で話し合う場を作るために、事例の中で村上さんが実際に行った「トーキング・スティック」という手法をご紹介します。これは前述の『7つの習慣』の続編『第8の習慣』に紹介されている、ネイティブ・アメリカンの手法なのだそうですが、スティックを持っている人にしか発言権がなく、スティックを持っている人は、相手が自分の言ったことを心から理解したと納得して初めて相手にスティックを渡すことができます。

第8の習慣 「効果」から「偉大」へ
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  最後に。話し合いにおいて相手を理解することを妨げている要因には、脳の働きも関わっているのだそうです。これは脳の覚醒下手術で有名な脳神経外科医の篠浦伸禎氏が提唱している説で、人にはそれぞれ得意とする脳の使用部位があり、その違いによりコミュニケーションのスタイルが異なるというのです。少々適用範囲を広げ過ぎている嫌いはありますが、興味深い説ですので、ご興味がおありでしたら一読されてはいかがでしょうか?

相性は脳で決まる ~仕事における人との相性を脳からみて改善していく方法~
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  同書によれば、僕は脳の優位が村上さんとは正反対のようです。それだけに、村上さんのお話からは一層学ぶところが多かったのかもしれません。

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ジャパンラグビートップリーグ・プレーオフ2014・リクシル杯決勝 パナソニックvsヤマハ発動機

2015年02月03日 | スポーツ観戦記


  2月1日、ラグビートップリーグのプレーオフトーナメント決勝戦、昨年王者のパナソニックvs初の決勝進出ヤマハ発動機を観戦しました。



  メインスタンド入口のエリス少年像。1823年、フットボールの試合中にボールを持って走り、それがラグビーの起源になったと伝えられる(諸説あります)ウィリアム・ウェッブ・エリス少年の像です。いつもバックスタンドでの観戦ばかりでしたので、気づきませんでした。



  トップリーグチャンピオンを決める試合だけあって、秩父宮ラグビー場は公式発表16,304人の大観衆でした。天気は快晴でしたが、この日の東京地方の最高気温は9度、北風の強い寒い一日でした。



  さて、試合は前半3分。ヤマハ陣22mライン付近でペナルティを獲得したパナソニックが、バーンズ選手のPGでまず確実に先制。



  しかし8分、ヤマハ発動機はパナソニック陣内に深く攻め込み、ゴール前5m付近でのラインアウトから一気にモールで押し込みトライ。GKも成功し3vs7と逆転します。ヤマハ発動機がパナソニック対策として用意したと思われる鮮やかな攻撃でした。



  11分。パナソニックはヤマハ陣22mライン付近での左ラインアウトから展開、バーンズ選手が右サイドの霜村選手に絶妙のキックパス。最後はさらに外側に待っていた俊足の北川(智)選手がトライ。バーンズ選手の視野の広さもさることながら、パナソニックの組織としての完成度の高さを感じさせるトライでした。これでパナソニックが8vs7と逆転に成功します。



  さらにパナソニックは22分。自陣5m付近右サイドでのスクラムから左サイドに展開。ヤマハ陣に入ったあたりで山田選手が一気に抜け出します。そして最後はバーンズ選手がインゴールに転がったボールを抑えてトライ。バーンズ選手はこのプレーでどこか痛めたようで、キッカーが林選手に代わりました。GKは失敗しましたが、13vs7。



  試合は完全にパナソニックのペース。28分にはヤマハ陣10m付近から再び山田選手が走り切りトライ。バーンズ選手のゴールポストに二度当たる珍しいGKも決まって20vs7、ヤマハ発動機を大きく引き離します。



  ヤマハ発動機の反撃は33分。パナソニック陣ゴール前5m付近でのスクラムから左サイドに展開し、中園選手が左隅にトライ。五郎丸選手のGKは失敗しますが、20vs12と差を詰めます。



  しかしパナソニックは前半終了間際の39分、バーンズ選手がPGを決め再び11点差に。ヤマハ発動機は前半風下の影響もありましたが、前半31分以降のパナソニック稲垣選手シンビンの時間帯を攻めきることができませんでした。



  後半に入ると、ヤマハ発動機の猛攻が繰り返されます。ほとんどの時間をパナソニック陣内でプレーしますが、パナソニックの堅いディフェンスに阻まれ、思うようにゲインできません。



  ヤマハ発動機の取りきれない時間が長く続いた果ての36分、膠着状態を破ったのは逆にパナソニックでした。ヤマハ陣10m付近でのこぼれ球を俊足のピーターセン選手が拾い上げ、さらに俊足の北川(智)選手につながり万事休す。北川選手がそのまま走り切りゴールポスト付近にトライ。PGも決まり、30vs12と試合を決定づけました。



  その後は両チームとも日本選手権を見据えた大幅な選手交替。結局このままノーサイドとなり、パナソニックが連覇を達成しました。三洋電機時代を含む2007年シーズン以降、優勝2回、準優勝4回を誇るパナソニックの経験値、チームとしての完成度の高さが現われた試合ではなかったかと思います。

  すぐに日本選手権が始まります。両チームとも頑張ってほしいです。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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