窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

今年もお世話になりました-三笠会館・吉野(銀座)

2020年12月25日 | リサイクル(しごと)の話


 ナカノ株式会社は本日25日で年内の営業を終了いたします(26日は大掃除)。世界中が新型コロナウィルスの嵐に巻き込まれた2020年。慌ただしく過ごしているうちに、季節感なく年の瀬を迎えてしまったような気がいたします。そこで、最後に少しでも季節感のあるものをと思い、先日お邪魔した銀座三笠会館の日本料理「吉野」さんのお料理の写真で締めくくりたいと思います。



 前菜八寸:冬の前菜盛り合わせ(鮟肝ポン酢、鮭塩麹和え、肝松風、慈姑煎餅)



 椀盛り:海老真丈、京人参、青菜、柚子



 煮物:聖護院大根、海老芋、助子、壬生菜、柚子



 食事:ちりめんへしこご飯、赤だし汁、香の物



三笠会館

東京都中央区銀座5-5-17



 今年1年、皆様には大変お世話になりました。今年のテーマは「糸」、コロナの騒ぎがまだなかった頃、力を合わせてより良い社会を織りあげる糸でありたいというものでした。

ナカノ株式会社New Year's Party 2020 オープニングPV


 2021年は丑年。今年の糸を来年の丑につなげると「紐」という字になります。コロナで分断された絆を結ぶ紐です。一人一人の心に紐を、つなぎ合わせて力強く立ち上がりましょう!

 来年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横浜で鯨を味わい尽くす-横浜くじら(宮川町)

2020年12月24日 | 食べ歩きデータベース


 横浜の下町、宮川町で65年以上続く、かつては庶民の味として親しまれたクジラ料理専門の居酒屋「横浜くじら」さん。40代以上の方は、かつて給食や食卓などで鯨肉を食べた経験がおありなのではないかと思います。横浜はクジラの産地ではありませんが、1978年~1992年まで存在したプロ野球球団は「横浜大洋ホエールズ」。やはりクジラには親しみがあります。



 カウンターのみ、8名ぐらいが限界の小さなお店(コースの場合のみ、2階に座敷あり)。40代以上の世代には懐かしく、30代以下の方にはクジラの美味しさを新鮮に楽しんでいただけるのではないかと思います。



 さて、女将さんがお一人で切り盛りされているので、料理には少し時間がかかります。それまで最初の一杯。手作りのお新香が意外と美味しい。

 そして最初に強烈なインパクトを与えたのが、クジラユッケ(冒頭写真)。ニンニクの効いたごま油、新鮮な卵、そして何よりこのクジラの赤身の色艶!哺乳類とは思えない柔らかさ、この旨さは思わず唸ってしまいます。特に最初の一品だったというのも良かったですね。女将さんのお話しでは、筋のない柔らかい部分を仕入れていることもありますし、歯鯨と髭鯨とではやはり肉の臭みが違うようです。



 お酒はもちろん、「酔鯨(特別純米酒)」です。



 続いて、クジラの希少部位を集めた「珍宝」。

・鯨刺(赤肉、ハツ)
・畝須(クジラベーコン)
・百尋(小腸)
・百畳(胃)
・さえずり(舌)
・松浦漬(酒粕とかぶら骨を和えたもの)

 クジラは捨てるところがないと言われますが、まさにその通りでどれも味わい深く珍味。たれは醤油におろしたニンニクとショウガをたっぷりと混ぜて。



 三皿目は竜田揚げ。「クジラの竜田揚げは固い」という子供の頃の記憶とは裏腹に、驚くほど柔らかく、お酒のつまみにぴったりです。一口サイズなので、どんどん箸が進んでしまいます。



 そして、赤肉のあぶり。生でもいける柔らかな赤肉を、その名の通り極軽く炙って。先ほどのユッケの味わいに炙った香ばしさが加わり、また違った美味しさを堪能できます。

 まだまだ、ハリハリ鍋やたたきなど、今回及ばなかった気になるメニューがあります。それは次回のお楽しみということで。

横浜くじら



神奈川県横浜市中区宮川町2-29



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新旧王者対決、シーガルズ7年ぶり王座奪還-2020 JAPAN X BOWL オービック vs富士通

2020年12月21日 | スポーツ観戦記


 2010年代の日本アメフト界を総じて見るならば、前半がオービック・シーガルズの時代(2010年~2013年4連覇)、後半が富士通フロンティアーズの時代(2016年~2019年4連覇)だったと言えるでしょう。12月15日、2020年のXリーグNo.1を決める第34回Japan X Bowlは、その2010年代をリードしてきた両雄による4年ぶりの顔合わせとなりました。

 僕自身は3年連続の観戦となりました。昨年は19,984人の観衆を集めたX Bowlも、今年は新型コロナの影響により、わずか6,113人と寂しい中で行われました(その分、ゆったり観戦できるという良い面もあったのですが)。しかし、試合そのものはわずか2点差という大接戦だった昨年にも劣らない、手に汗握る新旧王者対決。かつ頂上決戦にふさわしいハイレベルな内容となりました。8年連続出場の富士通が勝てば史上初の5連覇、4年ぶりのオービックが勝てば最多優勝回数を更新する9回目の優勝となります。

 因みに、アメフトの日本一を決めるのは毎年1月3日に行われる、社会人と学生のチャンピオンによるRice Bowlです。しかし、アメフトもラグビーと同じように年々社会人と学生の差が広がってきており、2009年を最後に学生の勝利はありません(2016年に観戦した時、惜しくも3点差というのはありましたが)。したがって、このX Bowlが事実上日本頂上決戦と言っても過言ではないでしょう。



 今年は演奏のみの国歌の後、コイントスによりオービックのキックオフで試合開始。最初のシリーズで富士通は早速昨年も大活躍のRBサマジー・グラント選手、2年ぶりに帰ってきた大型のQBマイケル・バードソン選手のランなどでファーストダウンを更新、オービック陣に入りますが、ここでオービックDFが頑張り攻守交替。一方のオービックも富士通陣30ヤード付近で1ヤードを残し、4thダウンのパント。両者拮抗した立ち上がりを見せました。

 その後、オービックのDFが素晴らしかったです。1Q6:56頃、バードソン選手の60ヤード近いロングパスをDB藤本選手があわやインターセプトという見事なブロック。その後、バードソン選手、グラント選手のランなどで32ヤード付近まで攻め込まれますが、2ndダウン10からバードソン選手のパスをDBブロンソン・ビーティ選手がインターセプト。長年オービックで活躍している、DLバイロン・ビーティJr選手の弟ですね。これでオービックに勢いが出てきたように思います。



 最初のビッグプレーが飛び出したのは、1Q10:00頃、富士通陣44ヤード付近の2ndダウン1。QBロックレイ選手が50ヤード付近から放ったパスがエンドゾーン手前のWR西村選手に通り、一気にゴールまで残り2ヤードと迫ります。そしてこの試合大活躍だったRB李卓選手がエンドゾーンに持ち込み、タッチダウン。オービックが先制。K/P山崎選手のゴールも決まり、7vs0。その後のオービックのDFも見事、富士通に反撃の糸口をつかませません。

 2Q、オービックはロングパスを見せながら着実にファーストダウンを更新します。しかし1:40頃、富士通陣44ヤード、3rdダウン7。QBロックレイ選手の放った40ヤード近いパスをDB奥田選手がインターセプト。攻守交替すると、富士通もQBバードソン選手が執拗にロングパスを繰り出し局面の打開を図りますが、いずれも失敗。オービック陣37ヤード、4thダウン10でパント。攻撃権がオービックに移り、一進一退の攻防が続きます。



 オービックはショートパスとランプレーで1stダウンを更新。富士通陣33ヤードに攻め込んだ、2ndダウン5。QBロックレイ選手からTEホールデン・ハフ選手へパスが通り、1stダウンを更新したかに見えました。ところが、こぼれたボールをDB井本選手が拾ってそのまま72ヤードを走り切ってタッチダウン。



 しかし、これはオフィシャル・レビューによるビデオ判定となります。非常に微妙でしたが、パス成功が認められタッチダウンとはなりませんでした。TDであれば、試合の流れが変わったかもしれない重要な局面でした。しかも、1stダウンを更新したオービックは残り6:20で敵陣28ヤードというチャンス。

 ところが、最初のパスをLB竹内選手の見事なタックルで、RB李選手がファンブル。これをDL高橋選手がリカバーします。しかし、これもまたビデオ判定。素人目にはファンブルに見えましたが、結果はパス・インコンプリート。オービックとしては、続けざまに危機を脱する形となりました。しかも敵陣28ヤードのまま2ndダウン10。



 そしてオービックはRB李選手のランなどでエンドゾーン7ヤードに迫り、2ndダウン1。QBロックレイ選手からボールを受けたRB李選手が中央を駆け抜け、タッチダウン。二度の危機を凌いだ後のタッチダウン、極めて大きなプレーでした。



 しかし、その後のトライ・フォー・ポイントは、DL南選手のブロックにより失敗。この1点の有無が、試合を最後まで分からなくさせることとなります。



 対する富士通、ようやくらしさの見えてきたグラント選手のランとパスなどにより、残り1:40ほどでオービック陣14ヤードまで攻め込みます。そこからQBバードソン選手よりWR松井選手へエンドゾーン左隅ギリギリにパスが通り、ついにタッチダウン。ゴールも決まり、13vs7となります。

 前半はとにかくオービックDFの頑張りが目立ちました。昨年のX BowlやRice Bowlであれほどやりたい放題だったグラント選手をかなり抑え込むことに成功していたようです。また、両チームとも何よりも反則の少ない、実に締まった試合だったのではないかと思います。正確ではないかもしれませんが、記憶では前半はパス・インターフェアの1つ、3Qまで含めてもフォルス・スタート1回の2つだけ。それだけレベルの高い、見ていて緊張感のある試合だったと言えるでしょう。



 ハーフタイムショー。今年は東日本のチームのチアリーダーのみ、スペシャルゲストもありませんでした。


 
 3Qは実に淡々と過ぎて行きます。まるで前半までの流れがぴたりと止まってしまったかのように。実際、3Qは20分ほどしかかかりませんでした。それだけ集中力の高い均衡した展開だったとも言えます。



 いよいよ4Q。4Qはさすがに少し反則が出始めます、それでも次の2つぐらいだったのですが。開始早々、オービックがパス・インターフェアとフォルス・スタートの反則を立て続けに犯し、合計20ヤードの罰退。自陣35ヤード付近で3rdダウン44ヤードという有様。RB李選手がランを試みますが、ゲインできず。4thダウン45ヤードからのパントとなります。一方、自陣38ヤードから攻撃を開始した富士通も1stダウンを更新しますが、その次が続かず。

 リードしているオービックは当然ランプレーで時間を使います。しかし、富士通のDFが良く、なかなか前に進めません。そこで苦し紛れにパスをするも通らず。自陣エンドゾーン付近から4thダウンのパントも、リターンで富士通はオービック陣39ヤード付近に入っての攻撃開始。

 ここから富士通は、一昨年のXBowlで大活躍したRBトラショーン・ニクソン選手にボールを集め、次々とランプレーで中央を突破していきます。そしてオービック陣27ヤード付近からの2ndダウン9。QBバードソン選手からWR中村選手に40ヤード近いパスが通ったかに見えました。しかし惜しくもラインの外に出ていたとの判定。ただ、これもビデオ判定で覆り、パス成功。エンドゾーンまで残り11ヤードと迫ります。残り時間はまだ6:32秒。

 オービックも必死のDFを見せますが、4thダウン1。つまり、富士通がエンドゾーンまで残り僅か2ヤードと迫ります。残り5分を切り、果たして富士通は文字通り4thダウンに賭けるのか、それとも着実にフィールドゴールを狙い、残り時間で逆転のタッチダウンを狙うのか?



 選択は4thダウンギャンブル。スナップからボールを受けたQBバードソン選手が突っ込みます、オービックも必死のDF。右に身体が流れたバードソン選手がボールをこぼすと、それをすかさず拾ったDB田中選手が100ヤード近く走り切り、何とリターン・タッチダウン。決定的瞬間と思われましたが、またしてもビデオ判定。結果、ボールをこぼす前にダウンしていたとの判定で、タッチダウンは認められず。しかも、このダウンによって富士通が1stダウンを獲得したかが焦点となりましたが、あと半ヤード及ばず。オービックに攻撃権が移ります。残り時間4:40、しかしオービックもエンドゾーンを背にしての攻撃ですので、早めに止めることができれば、まだ富士通にもチャンスがあります。

 オービックはRB李選手が1stダウンを更新。富士通DFも頑張りその次をさせませんでしたが、4thダウンからK/P長尾選手が富士通陣22ヤードまで戻す見事なパント。残り1:30。

 逆にパスを通し、時間を使わず地域をとらなければならない富士通。しかし、50ヤード付近まで戻すも残り45秒で、4thダウン10。絶体絶命の局面で、何とQBバードソン選手が自らのランで1stダウンを更新。



 残り23秒。オービック陣37ヤードからの2ndダウン5。ここでWR宜本選手へのパスが通り、1stダウン更新。残り9秒、オービック陣23ヤードからの2ndダウン10。QBバードソン選手からWR松井選手へのパスが通ります。



 何という展開でしょう。残り2秒でエンドゾーンまであと6ヤード。ラストプレーでパスが通り、タッチダウンとなれば同点、ゴールも決まれば逆転です。



 まさに息もできない展開、固唾をのむとはこのことです。そして最後のパス。QBバードソン選手からWR宜本選手へ放たれたボール、それをDB久保選手が指先ギリギリのところでブロック。この瞬間、オービック・シーガルズの7年ぶり9回目の優勝が決まりました。富士通は史上初の5連覇ならず。非常にレベルの高い、見ごたえのある試合でした。13vs7、歴史に残る大熱戦だったと言えるでしょう。

 両チームに心から感謝したいです、素晴らしい試合をありがとうございました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

非常時の中、迎えた10周年‐第121回YMS

2020年12月10日 | YMS情報


 12月9日、日ごろ大変お世話になっている「勝烈庵」にて、第121回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。

 YMS10周年という特別な年であった、2020年の締めくくり。人と人とのつながりで紡いできたYMSですが、まさにその「つながり」が危機にさらされた1年でした。

 しかし、私たちは人のつながりが希薄化した社会をニュー・ノーマルと称して受け入れるつもりはありません。つながりは人が人たる所以であり、築き上げてきた文化・文明、創造の源、つまり人間の本質です。むしろ、当たり前だった「つながり」の重みをかみしめ、さらなる10年を歩んでいく所存です。

 ここで改めてYMS設立趣旨を振り返ってみたいと思います。

【YMSの価値観】

 1859年に開港する前、横浜はわずか100軒足らずの小さな漁村に過ぎませんでした。しかし、それから150年を経て、現在では350万都市(注:設立当時)にまで成長しています。その原動力をわたしたちは、横浜が未知なる世界に進んで飛び込む自立心と好奇心をもち、常に流れ込んでくる新しい文化や人に対して心を開きつつも、地域に人一倍の愛着を持ってつながりを大切にする気風をもった人々が集い、和洋折衷した独自の文化を創造してきたことにあったのではないかと考えています。

 わたしたちは、20年の長きにわたって閉塞感漂うわが国を再び前向きにするものこそ、この横浜が育んだ気風であると考え、こうした気風をもつ人を出自によることなく”濱っ子”と呼び、特に事業活動に携わる”濱っ子”を”濱っ子マネージャー”と呼ぶことにしました。

 ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー(YMS)は、”濱っ子マネージャー”が集い、切磋琢磨できる場を提供することで、”濱っ子”の気風を広め、社会に貢献することを目指します。

【YMSの活動内容】

・YMSは、”濱っ子マネージャー”や”濱っ子マネージャー”を志す人が低負担で、頻繁に交流できる「活力ある場」を提供します。
・YMSは、”濱っ子経営”注)を学ぶ勉強会を主催します。参加者は各々の嗜好に応じ、参加を自発的に選択することができます。
・YMSは、これら交流の場や勉強会を参加者の主体性によってつくりあげます。

注)”濱っ子経営”とは、上記の価値観に基づき、社会の活性化を志す経営のことです。

 新年のYMSは、2021年1月13日です。10年間多大なお力添えをいただいたのべ2,266名の皆様、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。YMSはこれからも皆さんと作り上げていく会であり続けます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

過去のセミナーレポートはこちら

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7つの大罪-罪なたらすぱ(西新橋)

2020年12月02日 | 食べ歩きデータベース


 11月6日にオープンしたばかりの、最近流行のたらこスパゲティ屋さん「罪なたらすぱ」。この1週間はまさに昼に夜に入りびたりでした。因みに、隣は以前ご紹介した利尻昆布ラーメンの「くろおび」さんです。



 店内はカウンターのみ、数日間だけQRコードで注文する仕組みでしたが、また店員さんに注文する方式に戻っていました。初めに、サービスのコールスローが出てきます。



 メニュー。★印の数は「罪深さ」を表わすのだそうです。後ほど、僕なりのランキングをご紹介したいと思います。



 さて、初日に頼んだのは、看板メニューという「罪なたらすぱ」(写真は大盛です)。「罪麺」という名のオリジナル麺は平麺なので、スパゲティではなくリングイネですね。もっちりしていて、強力粉が少なめなのかうどんに近いような気もします。ソースはほんのりと醤油を感じ、卵かけご飯のよう。部分部分、調味料ちょい足しで色々な味わいを試してみました。お勧めは、醤油と粉チーズです。

 メニュー全般に言えることですが、遠慮なく豪快にかきまぜ、ソースを良く絡めて食べましょう。



 2日目は「たらぺぺ」、つまりたらこソース+ペペロンチーノです。辛い物が好きな僕ですが、結構辛いです。しかし、この辛さがさっぱり感を増してくれます。

 3日目は「辛旨明太アラビアーコ」(冒頭の写真)。辛い系が続きましたが、こちらの辛さはそれほどでもありません。トマトソースと麺との相性が抜群でパスタとして全体のバランスが非常に良いです。ただ、たらこが浮いてしまっている気がしました。



 4日目は「和風たらBKJ」。BKJというのは、ベーコンと小松菜とじゃこのこと。分厚いベーコン、じゃこ、そしてカツオ出汁のスープ。たとえて言うなら、沖縄そばをさらにさっぱりとさせた感じです。飽きの来ない、何回でも食べられる味です。



 5日目は「濃厚たらボナーラ」。ソフトな麺とクリームが濃厚接触、のど越しも楽しめます。濃厚ですがくどくなく、粉チーズ追加でも行けるほど。分厚いベーコンも良いですね。



 6日目昼は「魅惑のネバたら」。めかぶの上品なうまみが堪能できます。このうまみと粘りは好きですね。ただ、その分やや味が線形的といいますか、変化に欠ける気がしました。こちらも頻繁に食べても良い味です。



 そして6日目夜は「王道明太クリーム」。その名の通り、王道のたらすぱ。モチモチの麺、少し甘みを感じさせるクリーミーなソース、そして麺とクリームが絶妙に絡んだ、なめらかなのど越し。このソースに合わせて麺を考案したのではないかと思うほど。他のメニューについても言えることですが、麺が熱々なのが良いですね。罪なたらすぱのようなバター感、醤油感はなく、たらボナーラほど濃くもありません。

 さて、パスタメニューは一通り食べ終わりました。どれも美味しかったですが、個人的な「罪深さ」(ランキング)をご紹介します。

1位:辛旨明太アラビアーコ
2位:たらぺぺ
3位:濃厚たらボナーラ
4位:和風たらBKJ
5位:王道明太クリーム
6位:魅惑のネバたら
7位:罪なたらすぱ

 元々辛い物が好きですし、47歳になってさっぱりしたものが嬉しいということも影響しているかもしれませんね。

罪なたらすぱ



東京都西新橋1-20-10



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年11月アクセスランキング

2020年12月01日 | 人気記事ランキング


とうとう12月になりました。2020年、今後も長く語られる記憶に残る1年だったのではないかと思います。

 さて、2020年11月にアクセスの多かった記事トップ10です。まず、11月も揃った常連の記事からご紹介しましょう。

2位:「エコノミーとエコロジーの語源」(44ヶ月連続)
4位:「Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子」(3ヶ月連続)
5位:「仲本工事さんのお店に行ってきました-仲本家(自由が丘)」(6ヶ月連続)
6位:「久村俊英さんの超能力を目撃してきました」(7ヶ月連続)
9位:「『上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会』に参加してきました」(8ヶ月連続)

 それ以外の記事で、4位以下を引き離して多くのアクセスがあったのが、3位「美味しい焼き鳥があるバー、楽しい時間-酒場 陽炎(上大岡)」。11月15日に3周年を迎えられました。マスターの臼田さんがシェアしてくださったおかげだと思います、ありがとうございます。

 7位「市民酒場「常盤木」へ行ってきました-横浜・戸部町」。そろそろ名物「ふぐちり」の季節とはいえ、軒並み忘年会の中止が報道されている中、2019年7月の掲載以来のランクインとなりました。地元では知られたお店ではありますが、ひょっとすると、メディアに取り上げられたのかもしれません。

 その結果、11月掲載記事でランクインしたのは、8位「立ち飲みフレンチおでんポトフ・ストアー-吉田町」、日に日におでんが恋しくなる季節になってきました。そして10位「AI時代の数学の楽しみー第120回YMS」、節目の120回を迎えたYMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)の2記事でした。

1 トップページ
2 エコノミーとエコロジーの語源
3 美味しい焼き鳥があるバー、楽しい時間-酒場 陽炎(上大岡)
4 Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子
5 仲本工事さんのお店に行ってきました-仲本家(自由が丘)
6 久村俊英さんの超能力を目撃してきました
7 市民酒場「常盤木」へ行ってきました-横浜・戸部町
8 立ち飲みフレンチおでんポトフ・ストアー-吉田町
9 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
10 AI時代の数学の楽しみー第120回YMS

 いよいよ1年締めくくりの月ですね!

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする