窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)

2016年08月29日 | 海外での出来事


  シンガポールの湾岸を埋め立てて造られた、壮大なスケールの植物園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。空港から市街中心地に向かう高速道路からも巨大なガラスドームが一際目を引きます。帰りの飛行機が夜中だったので、その前に寄ってみました。



  その巨大ドームの一つ、「クラウド・フォレスト」。写真ですとなかなかその大きさが伝わりにくいと思うのですが、高さ35mの人工の山がそびえ立っています。その姿は昔観たアニメ『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせます。

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  山の頂上「ロスト・ワールド」から見下ろすと、こんな感じです。山からは人工の滝が流れ落ち、空調も効いて大変涼しいです。



  頂上からは、シンガポールの観光名所が一望できます。後ろにあるのは、有名なホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」。



  「スーパーツリー」と呼ばれる、園内にある12本の人工の木も見えます。「スーパーツリー」は高さが25mから50mもあり、太陽光エネルギーをここで集めているのだとか。



  「クラウド・フォレスト」は頂上までエレベーターで昇り、帰りは回廊を使って降りていきます。途中、「クリスタル・マウンテン」と呼ばれるフロアに出ます。そこでは、巨大な鍾乳石やアメジストのジオード(天然石の内部にできた空洞や隙間のこと)を見ることができます。



  もう一つのドームは「フラワー・ドーム」と呼ばれる花を中心とした植物園。今年の春には、日本から本物のソメイヨシノを持って来て、さくら祭りとコスプレショーのようなものが行われたそうです。



  今回は、シンガポールの国の花でもある蘭を数多く見ることができました。



  花の他にも、世界各地から集められた珍しい植物を見ることができます。上の写真はアメリカ大陸のサボテン。



  そしてこちらはバオバブと呼ばれる、アフリカの珍しい木です。

  とても全部はご紹介できませんので、今回撮影した写真を以下の動画にまとめました。

【GARDENS BY THE BAY】


繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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連夜の猛攻、打線復活なるか?-日本プロ野球2016 横浜vs巨人22回戦

2016年08月28日 | スポーツ観戦記


  前日からの巨人三連戦が始まる前まで、8月の横浜は6勝13敗。借金は7まで膨らみ、気が付けば4位阪神が0.5ゲーム差、5位ヤクルトも2.5ゲーム差に迫っていました。原因は7月の快進撃の立役者であった筒香選手をはじめとして、打線が停滞したことにあります。6勝13敗中の平均得点は2.57。特に最近10試合は1.6点という有様でした。

  しかし、前日26日の巨人21回戦は、それまでの鬱憤を晴らすかのように初回から打者一巡の猛攻、終わってみれば16安打11得点で快勝。



  翌27日。台風10号の接近に伴う風雨の中、横浜vs巨人22回戦が行われました。前日の勝利により対戦成績は10勝10敗の五分。横浜の先発は自身初の9勝目を狙う山口投手。立ち上がりは三者凡退、わずか8球と上々の滑り出しを見せます。



  一方、巨人の先発は対横浜戦1勝の大竹投手。これまで序盤の制球に苦しむ大竹投手を横浜打線が攻めきれていないというのが個人的な印象でした。したがって、この試合もいかに早い回で大竹投手を捉えるかがカギになると見ていました。



  すると横浜は先頭の桑原選手がレフト線ぎりぎりに入る二塁打で出塁。石川選手はセカンドゴロに倒れますが、桑原選手が三塁に進塁。さらにロペス選手の四球で早くも一死三塁・一塁のチャンスを迎えます。



  ここで7月と8月の打率が2割も違う四番筒香選手。しかし、横浜ファンの期待を一身に集める中、カウント2-2から真ん中に甘く入ったボールを左中間に運ぶ二塁打。昨日に続き、横浜が初回に先制します。



  さらに五番宮崎選手もやはりカウント2-2からレフトへの二塁打。初回に3本の二塁打を集めた横浜が0vs3とします。大竹投手は予想通り1回裏だけで39球を要する制球難。



  しかし、巨人も直後に反撃。まず絶好調の阿部選手が左中間に抜けるかと思われる大飛球。これは守備範囲の広い桑原選手の好捕に阻まれます。続く村田選手はファウルでフルカウントまで粘り8球目をレフトフライ。二死となり、山口投手はギャレット選手もカウント1-2まで追い込みながら、そこからボールを続けフルカウント。6月26日には三打席連続本塁打、前日も本塁打を放つなど、狭い横浜スタジアムを非常に得意としているギャレット選手(因みにこの打席前までで横浜スタジアムでの成績は打率.471、8本塁打、16打点)。そのギャレット選手に対し、フォールボールが落ちず真ん中高めに入ってしまいました。この失投を見逃さず、ギャレット選手はライトスタンド中段に刺さる本塁打。これで1vs3。



  2回裏の横浜は石川選手が二塁打で出塁するものの、上位打線で無得点。流れを渡さないためには8番から始まる3回表の巨人の攻撃は必ず押さえなければならない場面でした。

  しかし、小林選手にカウント2-2からセンター前ヒットで出塁を許すと、去年まで課題として言われてきた弱気の虫が頭を持挙げたか、それまでも高めに浮き気味だった制球がさらに乱れ始めます。

  大竹投手には3バントを決められ、長野選手にはフルカウントからの四球。さらに橋本選手は一塁線を見送ったボールが切れず、嫌な形でのヒット。これで一死満塁。



  そし目下首位打者、打率.343の坂本選手には初球をあっさりとレフトに抜かれ、2vs3。



  挙句は、阿部選手のファーストゴロで一塁走者を刺すも、一塁ベースカバーがおらず併殺が取れないというお粗末なプレー。この併殺崩れの間に三塁走者が生還。同点に追いつかれたばかりか、これら一連の自滅と言ってよいプレーにより試合の流れも巨人に。山口投手もこの回の乱調で、投球数が58球に達します。

  この嫌な流れを四番から始まる3回表で何とか断ち切りたかった横浜ですが、あえなく三者凡退。一方、巨人も四回表は七番からの下位打線のため三者凡退。



  5回。両チームとも一番から始まるこの回は、試合のターニングポイントになるであろうと見ていました。すると、山口投手が5回から立ち直りの兆しを見せます。橋本選手にセイフティバントによる出塁を許すも、四番までの中軸を討ち取り、大事なイニングを無失点に抑えました。



  一方横浜は何が何でも先頭打者を出塁させたいところ。その桑原選手に対しては、ボールが三つ続いた後の1球見逃しで四球も期待できましたが、桑原選手は5球目を果敢にレフトへ運び出塁。二番石川選手はバント失敗の後のバスターエンドランで、辛うじて役目を果たします。



  一死二塁となって、三番ロペス選手。これまでの打席、タイミングが合っていたとは言い難かったのですが、ボール先行の大竹投手がカウントを2-0と悪くした3球目。小林捕手は真ん中低めを要求していたのですが、その球が真ん中に甘く入ってしまいました。これを捕えたロペス選手は、レフトに二塁打。ついに均衡が崩れます。



  続く筒香選手はボテボテの内野ゴロでしたが、必死で走る筒香選手に一塁への送球が乱れセーフ。すると宮崎選手が初球を捕え、ライト線を破る二塁打。これで3vs5。この試合、宮崎選手の大活躍が光りました。



  巨人は、5回一死で投球数が97球に達した大竹投手をここで諦め、二番手の山口鉄也投手に交替。



  しかし、その山口投手も梶谷選手にカウント0-1からレフト前に運ばれ、3vs6。横浜は一死からの四連打で巨人を突き放します。

  横浜の山口投手はむしろ6回以降、尻上がりに調子を上げていきました。ストレートが走り、鬼門の印象がある7回も無難に切り抜け、投球数は100球を超えていましたが、後は完投か9回だけ山崎投手を出すのかという展開になっていきました。心配された雨も5回をピークに次第に弱まっていきました。



  横浜は8回裏にダメ押し点。まず先頭の宮崎選手がこの日猛打賞となるヒットで出塁すると、梶谷選手がライト前ヒット。倉本選手は倒れ一死となるも、高城選手が四球で一死満塁。山口選手倒れて二死満塁となったところで、先頭の桑原選手が押し出しの四球。これで3vs7。6回以降の山口投手の出来であれば4点差あれば安心と思われたので、これは大きな1点となりました。



  終わってみれば、山口投手は6回以降無安打。巨人を4安打3失点に抑えての132球完投勝利。自身最多となる9勝目を挙げました。この日、ヤクルトが阪神を破ったため、順位が入れ替り、4位ヤクルト・5位阪神と3位横浜とのゲーム差は2.5。2位巨人とは5.5ゲーム差となりました。因みに巨人とのゲーム差を11とした首位広島は今週一気に優勝マジックを減らし、14。

  8月苦しんだ横浜ですが、二試合連続二桁安打(16安打、13安打)となり不調の底は脱しつつあるように見えます。しかし、ロペス選手、筒香選手、梶谷選手、倉本選手ら打線の軸となる選手の調子はまだまだと思われ、初のCS出場に向けた大事な9月を迎えるにあたり、復調が待たれるところです。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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あらためて「交渉とは何か」を考える-第29回(やわらぎ)燮会

2016年08月16日 | 交渉アナリスト関係


  8月13日、第29回燮会に参加してきました。お盆休みの真っただ中ということもあり、通常より少人数での会となりましたが、今回は改めて「交渉とは何か」を考えるということで日本交渉協会会長、藤田忠先生監修による交渉ビデオ鑑賞と同副会長、土居弘元先生による交渉学講義が行われました。

  初めのビデオ鑑賞は、今や入手困難な1990年頃と思われる日本経済新聞社から発売されていたVHS、『勝つための交渉術』。細かくは述べられませんが、以下にそのあらましを挙げたいと思います(自分のメモを元にしているため、ビデオの構成そのものではありません)。

Ⅰ.対内交渉の重要性
 ・対外交渉の成否は、対内交渉に依存する(対外交渉30%、対内交渉70%)
 ・「夫れ、将は、国の輔なり。輔、周なれば、則ち国必ず強く、輔、隙あれば、則ち国必ず弱し。」-『孫子』(謀攻篇)-

Ⅱ.バランス理論と信頼関係
 ・ゼロサム交渉→交渉条件の追加→ノンゼロサム交渉へ
 ・AとBの信頼関係を変える、C(ヒト・モノ・コト)の存在が重要
 ・交渉のライフサイクル理論(信頼関係の高低における論理力と心理力)

Ⅲ.交渉の準備(重要)
 ・相手側情報の収集と分析
 ・「先知は…敵の情を知る者なり。」-『孫子』(用間篇)-
 ・交渉項目の決定と優先順位の決定(チャーチマン・エーコフの方法)
 ・要求の正当化(価値観+論理体系+大義名分)

Ⅳ.戦略の立て方と選び方
 ・初期陣形を高く
 ・交渉最下点を決める
 ・最悪事態に備える(ミニマックス決定基準)
 ・戦略決定のプロセス(ディシジョン・ツリー)

Ⅴ.交渉の実践テクニック
 ・平常心を失うな
 ・ポーカーフェイスを守れ
 ・相手の本音を見抜け
 ・相手の面子を立てる(承認欲求を満たす)
 ・こちらの本音を隠せ(ショッピングリスト方式)
 ・脅しに負けるな
 ・交渉はNoから始まる
 ・行き詰まりを恐れるな(90-10の法則)
 ・押さば廻れ(攻:一点集中主義、守:パッケージ作戦)
 ・「我は槫まりて一と為り、敵は分れて十と為らば、是れ十を以て其の一を撃つなり」-『孫子』(虚実篇)-
 ・譲歩の幅は徐々に小さく(ナッシュ点)



  さて、後半は土居弘元先生による交渉学講義。先のビデオは25年以上も前のものですので、特別目新しい内容ではありません。しかし、ロジャー・フィッシャーとウィリアム・ユーリーが”Getting to Yes”(邦題『ハーバード流交渉術』)で「原則立脚型交渉」を世に問うたのは1981年。それから約10年後が先ほどのビデオです。そして現在もなお様々な交渉理論や交渉術が巷間に溢れ、まさに百家争鳴の様相を呈しています。にもかかわらず、人々が一般に「交渉」というものに対して抱くイメージは、昔も今も余り変わっていないのではないかという印象があります。

  それだけに、改めて「交渉とは何か」について考え、自分の価値観を反映させた定義をしっかりと持っておくことには意義があるのではないかと思いました。出席者から「交渉は未だに戦争のメタファーから抜け出せていないのではないか?」というご意見がありましたが、上記にも『孫子』をいくつか引用している通り、まさにその通りだと思います。

 交渉とは何か?今回は非常に限られた時間の中で、「複数人が目的を達成するために協働する行為」としてまとまりましたが、土居先生も今回だけにとどまらず「自分の交渉術を確立してほしい」とおっしゃっていました。

 さて、次回は9月6日(火)に「交渉学特別セミナー」が開催されます。

交渉のメソッド: リーダーのコア・スキル
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燮会は、日本交渉協会が主催する交渉アナリスト1級会員のための勉強会です。

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この暑さ、すっきりワインが飲みごろ-第74回YMS

2016年08月11日 | YMS情報


  いよいよ夏本番!うだるような暑さ、寝苦しい夜、夏バテ気味の身体をいっきに吹き飛ばす、大好評企画「馬車道十番館ワイン会」(第74回YMS)が今年もやって参りました。



  2013年から今年で4回目。毎年、馬車道十番館さんのご厚意により、素敵なお部屋で夏によく合うワインを圧巻のコストパフォーマンスで楽しむことができます。



  今年のテーマは、「世界が認める勝沼甲州ワインを軸にした日本ワインとフレンチのマリアージュ」。年々高まる各地のジャパニーズワインの実力を味わいつつ、フレンチとのマリアージュを楽しみます。今回のワインリストは以下の通り。

・グランポレール・エスプリ・ド・ヴァン・ジャポネ 絢-AYA-(岡山)
・グランポレール・エスプリ・ド・ヴァン・ジャポネ 泉-SEN-(岡山)
・ジャパンプレミアム・マスカットベリーA2013 (山梨)
・ジャパンプレミアム・甲州2014 (山梨)
・エクセラント・かみのやま・カベルネソーヴィニョン (山形)
・エクセラント・かみのやま・シャルドネ (山形)
・日本のあわ・勝沼甲州 (山梨)
・シャトーメルシャン・アンサンブル・ももいろ2014
・リザーブ・クナワラ・カベルネソーヴィニョン2013 (オーストラリア)



  ワイン会といっても、あくまでYMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)の一講座なので、ソムリエの片桐様より一つ一つのワインの解説をしていただきました。



  料理長より合わせる料理の解説。



  8月10日の蒸し暑い夜に、個人的にはスッキリとした辛口が好み。

  日本酒を感じさせる不思議な「日本のあわ・勝沼甲州」、鮮やかなピンク色にイメージ通りのベリー系の薫りと甘みが感じられた「シャトーメルシャン・アンサンブル・ももいろ2014」、山奥の湧水のようなスッキリとした飲み口に、爽やかな青草の薫りがかすかに感じられた「ジャパンプレミアム・甲州2014」。すいすいと、つい飲みすぎてしまいます。

  初めてYMSに参加された方も多く、楽しい会話が弾むうちにあっという間の時間が過ぎていきました。今年の夏も元気に乗り切っていきたいと思います。

過去のセミナーレポートはこちら。

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両軍拙攻17四球、23残塁!-日本プロ野球2016 ヤクルトvs広島17回戦

2016年08月06日 | スポーツ観戦記


  21時38分、ゲームセット。両軍合わせて17四球、23残塁。蒸し暑い中の何とも間延びした試合が終わりました。駆け付けた観衆は公式発表で30,733人。ビールの売り子さんだけは実に忙しい夜となったのではないでしょうか?



  8月4日、首位広島を迎えた神宮球場での試合。ヤクルトの先発は、先日7月24日の中日戦で実に1,786日ぶりの勝利を挙げた由規投手。立ち上がりは三番丸選手に四球を与えたものの、まず順調でした。



  一方、広島の先発は福井投手。こちらは一番大引選手、二番坂口選手に連続四球を与え、いきなり無死二塁・一塁のピンチを迎えてしまいます。幸い、後続を討ち取り無失点で切り抜けたものの、思えばこれが両投手大乱調の引き金だったように思います。

  二回表になると、由規投手も二死から連続四球を与え、自らピンチを招きます。下位打線だったのが幸いし無失点で抑えたものの、二回にして早くも両軍5四球。



  試合が動いたのは二回裏。センターに上がった先頭打者西田選手の打球は、思いのほか伸びてバックスクリーン左フェンスぎりぎりに。エラーこそつかなかったものの、これをセンター丸選手が捕球できず。さらに打球処理をもたつく間、西田選手は三塁に到達します。

  そして続く西浦選手がきっちりとライトへ犠牲フライ。ヤクルトが先制します。



  この試合、三者凡退で終わったのは三回表広島の攻撃のわずか1回のみ。四回表、広島ルナ選手の二塁打の後、二死から鈴木選手、松山選手の連続四球で満塁のチャンスを作ります。しかし2回表に続き、ここも會澤選手が倒れ得点ならず。



  四回裏。今度はヤクルトが二死から西浦選手が四球、山崎選手は敬遠気味の四球で二塁・一塁のチャンス。さらに由規投手までがピッチャー強襲の内野安打で出塁。絶好のチャンスでしたが、大引選手がキャッチャーフライに倒れ、ヤクルトも追加点ならず。



  五回。広島先発福井投手の投球数が早くも100球に達します。一方、ヤクルト先発由規投手も5イニングを投げた時点で98球という球数の多さ。試合も5回裏で早くも2時間を超えました。



  五回裏。ヤクルトは今浪選手の二塁打、そしてまたしても山田選手、西田選手が四球で出塁し二死満塁とします。そして西浦選手がライト前へヒットを放ち、ヤクルトもようやく追加点。0vs2。



  広島も六回表、四球と暴投などで二死三塁・一塁のチャンスを作りましたが、得点できず。



  六回裏。広島は福井投手に代わり、二番手薮田投手が登板。



  しかし投手のリズムというものは伝染するものなのでしょうか。ここまで打率二位、本塁打数二位、打点一位の四番山田選手を前にし、最も走者をためてはいけない場面で薮田投手も四球を連発。無死二塁・一塁で迎えた山田選手の打球は、センターフライかと思われましたが、狭い神宮球場の右中間フェンスを越える第32号の3ランホームラン。

  たまたま両軍の拙攻に助けられていただけで、無駄な四球が得点に結びつくという典型的なパターン。この日の広島打線の調子から考えると致命的な追加点でした。これで0vs5。



  広島ようやくの反撃は七回表。打線の関係があったとはいえ、病み上がりの由規投手になぜ120球も投げさせたのかという疑問は残るのですが、この回から登板した二番手成瀬投手から、菊池選手が内野安打、そしてルナ選手がタイムリーヒットを放ち、ようやく1点を返します。



  そして九回表。先頭の菊池選手がヤクルトの五番手秋吉投手からレフトへのホームランを放ちますが、反撃もここまで。

  由規投手は6回で120球、7四球とお世辞にも良いとは言い難い内容でしたが、結果的には被安打3、無失点。前回に続く2勝目で、神宮球場では実に1,797日ぶりに勝ち星を挙げました。

  裏を返せば、敗れた首位広島は乱調のヤクルト投手陣を捉えられず、また敵失で得た再三の好機も活かせず。単純に先発投手の不調というだけでは片づけられない内容でした。最大11あった2位とのゲーム差はこれで6.5。2位巨人は目下五連勝中と調子を上げているだけに、5日からの直接対決が今後を占う大きな山場となりそうです。

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暑い甲府の夜は冷たいビールで!-甲府地ビールフェスト2016

2016年08月03日 | ワイン・日本酒・ビール


  7月29日、昨年に続いて今年も甲府駅北口よっちゃばれ広場で行われた「甲府地ビールフェスト」に行ってきました。

  山梨といえばワインですが、実はビール醸造の歴史も古く、同イベントHPによると横浜で日本初のビール醸造が開始されてからわずか4年後に日本人の手による地ビールが作られたのだそうです。



  会場には山梨だけでなく所沢や箕面など各地の地ビールがブースを出店。合わせて40種類もの地ビールが楽しめます。また気に入ったグラスやジョッキは記念に持ち帰ることもできます(ブースに返却した場合は、その分の返金あり)。

  上の写真は最初の一杯、「マレッツ・ブロンド」。ベルギーのマレッツ修道院に由来するビールだそうです。



  フードワゴンもピザやB級グルメで有名になった鶏もつ煮など、たくさん出ていました。



  変わり種としては「リーフマンズ オンザロック」。チェリーを18か月漬け込み熟成させたというフルーツ・ビール。もはやビールとは言い難いですが、爽やかな飲み口でチェリーコークやドクターペッパーがお好きな人には特におすすめ。背の高い細身のサワーグラスに鮮やかなワインレッドが映え、見た目も楽しめます。



  「ヴァルシュタイナー プレミアムドゥンケル」。独特の苦み、後に残る雨上りの野原を思わせる香りがユニーク。



  「ケーニッヒ・ルードヴィッヒ ヴァイスビア・ヘル」。重いビールの後は、爽やかなビールを。



  「ヴェデット エクストラホワイト」。乳酸飲料のようなニュアンスの、爽やかなベルギー・ホワイトビール。



  甲斐ドラフトビールのピルスナー。横浜でもよく飲まれているすっきりとしたチェコのビール。



  箕面ビールの「おさるIPA(インディア・ペール・エール)」。しっかりとした苦みとキレは蒸し暑い夏の夜によく合います。



  飲み疲れたら最後は富士桜高原麦酒の「ピーチヴァイツェン」。ヴァイツェンとピーチのビアカクテルで、フレーバーだけでなくしっかりとした桃の味を感じることができます。ビールが苦手という方でも楽しめる人気の一杯です。

  やっぱり夏はビール!

甲府駅北口よっちゃばれ広場



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2016年7月アクセスランキング

2016年08月02日 | 人気記事ランキング


  今年の夏は例年よりかなり遅い梅雨明けとなりましたが、明けてもここ横浜は不安定な天気が続いています。いよいよ、リオ・オリンピックも開幕。みなさま、寝不足など体調管理には気をつけて楽しい夏をお過ごしください。

  さて、2016年7月にアクセスの多かった記事トップ10です。

  終始1位の座を譲らなかったのは、河野史明さんを講師にお迎えした第73回YMS。デザインやアートというのはそれ自体メタファーとしての働きをして人の心に響くからなのでしょうか、こういうテーマの時は特に参加者の反応が良いようにいつも感じます。

  第3位は弊社の社内イベントでしたが、「ボーナンザ」とてもお勧めです。5位、弊社社員がFM YOKOHAMAでお話させていただきましたが、各方面より「放送を聴いた」とのご連絡をいただきました。ありがとうございました。

  4位「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO」、やはり人気のお店なのか、たくさんのアクセスがありました。10位「手打うどんくうかい」も山口県徳山市の行列店です。

  ランクインの常連ですが夏になると特にアクセスが増える傾向にあるのが6位の「エコノミーとエコロジーの語源」。7位「「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました」も常に安定したアクセスがあります。

1 あらゆるビジネスに通じる「デザイン思考」とは?-第73回YMS
2 トップページ
3 交渉でパイは増やせるのか?-キックオフミーティング2016
4 手軽なワインと旬の料理-Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO 関内店
5 ラジオ放送予定のお知らせ
6 エコノミーとエコロジーの語源
7 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
8 広島の勢い止められず-日本プロ野球2016 横浜vs広島14回戦
9 ch344730 食事制限なしでダイエット2015 (一枚ずつ)
10 徳山 手打うどんくうかい?食うよ!/夜はラーメン

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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