窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

島原手延べ黒胡麻素麺

2012年07月30日 | 食べ歩きデータベース


  「いなにわ手綯いうどん」に続き、麺類の話題です。ここ数年、個人的なヒットの一つ、島原の手延べ黒胡麻素麺です。

  島原素麺は、島原の乱(1637年)の跡、人のいなくなった島原に農民を移住させ復興を図った際、移住した村人の中に素麺作りの名人がおり、素麺作りが始まったとされています。温暖な気候、日本名水百選にも選ばれた雲仙の湧き水等、自然条件にも恵まれ、今や素麺は長崎県の特産品として知られています。



  中でもこの黒胡麻素麺は、麺の中に黒胡麻が練りこまれており、ほんのりとした黒胡麻の香りと、つるっとした喉越しが絶妙の食感を演出します。普通の素麺より太いこともあり、うどんを思わせる食べ応えです。温かい汁でも美味しくいただけます。

  三人でお昼に8束茹でましたが、それでも足りないくらいでした。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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交渉アナリスト燮会(やわらぎかい)でお話させていただきました

2012年07月29日 | 交渉アナリスト関係


  7月27日、NPO法人日本交渉協会が認定する、交渉アナリストという民間資格で、「燮会」という1級会員の勉強会にて、お話しさせていただく機会がありました。

  僕の本業である繊維リサイクルと交渉学に如何なる接点があるのかということですが、同協会が理想とし、その普及を目指している交渉形態に「統合型交渉」というものがあります。

  統合型交渉というのは、相手よりより多くの利益を得ようとする交渉(これを「分配型交渉」といいます)のあり方に対し、むしろ交渉することによってお互いが分け合う利益そのものを大きくしたり、あるいは交渉前にはなかった付加価値を創造することによって、交渉当事者が互いに共栄する結果を導こうというものです。

  この統合型交渉という考え方が、当ブログでも頻繁に登場する、「エコソフィー」および「他利自得」という当社の考え方と非常に符合するのです。



  「エコソフィー」とは、経済活動が環境を破壊する、あるいは環境保全が経済活動を圧殺する、これはまさに上記の「分配型交渉」に当てはまると思いますが、そのどちらをも是とせず、人間の知恵を以て経済と環境を調和させるという考え方です。さらに「他利自得」とは、読んで字の如く、他を利することを以て自らも得をするという考え方です。

  したがって、ぼろ屋の窪田が交渉学について云々するというより、日頃の事業活動に表れている「エコソフィー」と「他利自得」の事例を「統合型交渉」の概念に重ね合わせてお話させていただいたという次第です。

  具体的には、繊維リサクルを単なる「ごみの後始末」ではなく、「エコソフィー」と「他利自得」という視点に立つことによって、どのような付加価値を創造しうるのか、「人の思いがこもる」という、他にはない特徴を持つ衣類のリサイクルはそのために何ができるのか、などについてお話させていただきました。

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交渉アナリスト-第6回燮会(やわらぎ会)に参加しました

2012年07月29日 | 交渉アナリスト関係


  7月27日、NPO法人日本交渉協会の6月燮会に参加してきました。

  今回は、交渉アナリスト教育の運営を行っている、株式会社トランスエージェントの安藤雅旺専務理事より、「中国交渉研究」と題した事例紹介がありました。

  多くの日本企業が進出しながらも、難しいとされる中国人との交渉。それは、企業間交渉だけでなく、企業内の労使交渉や日常的なビジネスコミュニケーションまで全般を含みますが、歴史的に密接な関係にありながら、日本人とは全く違う中国人の特徴は、僕も仕事で関わることがあるだけに、なるほどと思うところが多々ありました。

  まず日本人との最大の違いは、中国人は組織やルールよりも個人の利益と関係性を優先するということ。特にこの関係(Guanxi)は、非常に大きな意味を持っており、この関係の軽重次第で、同じ中国人であっても相手に対する交渉スタイルが全く違ってくるということです。

  その中国人の関係性は、「外人・熟人・自己人」の三段階があると言われます。日本的に言えば、外人が普通の対人関係、熟人が知人関係、そして自己人が親友関係といえるでしょうか。ただ、最後の自己人は日本人が考える親友関係よりもずっと深い、ほとんど自己と他者との境界線がないほどの密接な関係のようです。



  そして各段階における中国人の交渉スタイルですが、外人・熟人に対しては、いわゆる性悪説に基づく、韓非子や商鞅(しょうおう)変法や兵法三十六計を地で行くようなスタイルとなります。畢竟、「中国人はずる賢い」といわれる所以です。

  ところが、仮に相手が外国人であれ、一度自己人として認知すれば、そのスタイルはまさに『論語』の仁の世界。古来、管鮑の交、刎頚の交、水魚の交など色々言われますが、それこそ一度難あらば、友のために私財を投げ打ち、知人を総動員してでも助けてくれるという、逆に日本人では考えられないような関係になるようです。

  問題は日本人が考える親友、信頼関係は、中国人にとってまだ熟人のレベルで、この温度差を見誤ってしまうが故に、「中国人に裏切られた」ということになってしまうのだそうです。この点については、僕も身に覚えがあり、もっと早くこの話を知っていたらと思いました。

  さて、社会の変化が著しい中国にあって、そのような関係性重視のあり方が実際にあるのかについて、アンケートによる調査結果がありました。結論を言えば、世代による様々な違いはあるものの、基本的に関係重視社会は顕在であるということのようです。



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交渉アナリスト2級通学ゼミ(第3回)

2012年07月26日 | 交渉アナリスト関係


  7月25日、交渉アナリスト2級通学ゼミの第3回講座に出席してきました(第2回は出席できませんでしたので、後日ご報告いたします)。



  「交渉アナリスト2級通学ゼミが始まりました」でお話ししました通り、このゼミは初回で2級資格取得のための必須の知識を学び、2回目以降は、それらの知識を応用したケーススタディという形で行われます。毎回、その回に必要な知識はおさらいしますので、仕事の都合で順不同にしか受講できない、あるいは初回に出られなかったという方でも安心して受講することができます。



  今回のケースは、「銀座にお店を持ちたい!最高の物件の合理的な選び方」というテーマで、喫茶店を出店したいと考えている主人公が不動産屋との交渉に臨むというものでした。そのケースを踏まえ、例えば主人公の行動がR.フィッシャーの定義した「交渉の7つの要因」に照らしてどうだったのか、主人公はどのようなバイアスにかかっていたのか、価値評価は妥当だったのか、などについて議論しました。同様に、不動産屋の交渉についてはどうだったのかについても議論しました。

  限られた時間の中ではありますが、受講生の皆さんがそれぞれ違ったバックグラウンドを持っていらっしゃるので、独習では得られない、様々な視点が得られるのが通学講座の魅力だと思います。これを7回繰り返すことで、テキストの理論が自然と身につくような構成となっています。

【今回のおすすめ書籍】

交渉力―最強のバイブル
ロイ・J・レビスキー,ブルース・バリー,デイビッド・M・サンダース
日本経済新聞出版社


武器としての交渉思考 (星海社新書)
瀧本 哲史
講談社


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いなにわ手綯いうどん

2012年07月26日 | 食べ歩きデータベース


  連日暑い日が続いておりますが、皆様いかがおすごしでしょうか?



  つまらないところで意地っ張りなぼろ屋の窪田は、クールビズに逆行して毎日ネクタイ・ジャケット着用(半袖Yシャツも着たことがありません)で元気にやっております。

  とはいうものの、夏はやっぱり涼を感じさせるものが食べたいですよね。そこで、いただきものなのですが、寛文五年堂の「いなにわ手綯いうどん」のご紹介です。



  細麺で滑らかな喉越しが特徴の稲庭うどんですが、こちらの手綯いうどんは名前の通り、掛け棒を使ってうどんを縒っていく伝統的な製法で作られています(以前、「白石温麺(しろいしううめん)② 」で温麺の手綯いの様子をご紹介しました)。

  いただいたセットには、比内鶏と鰹の二種類の出汁つゆがついていました。鶏出汁とは珍しいので、早速こちらから賞味してみました。艶やかなうどんに、つるつると撫でるような喉越し。鶏出汁は意外とあっさりしており、加水してこちらも美味しくいただけます。

  夏、めん生活の始まりです!

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キックオフミーティング2012を開催しました

2012年07月22日 | リサイクル(しごと)の話


  7月21日、横浜桜木町・ブリーズベイホテルにて2012年度のキックオフ・ミーティンを開催しました。今年で3回目を迎える当ミーティングは、普段全国各地で仕事をしているナカノ株式会社の社員が一堂に介し、交流を深める場です。



  既に4月から年度は始まっているのですが、7月は当社にとって創業月という重要な月であり、昇進・昇格の辞令もこの7月に合わせて出されます。そうした背景もあり、敢えて7月をキックオフとしています。



  さて、昨年同様、第一部は研修です。昨年はDiSC分析を行いましたが、今年は第22回YMSでも少し行った、ソーシャルスタイル分析を行いました。



  講師はYMSでも大変お世話になっている、山本伸之先生です。



  この分析では、全員にあらかじめ思考行動傾向のテストを行い、自分の行動傾向(「コントローラー」、「プロモーター」、「サポーター」、「アナライザー」の4つに分類されます)を把握してから臨んでもらいました。



  それを四象限にプロットした結果がこちら。当社はどうやらP型(プロモーター)とA型(アナライザー)が多いようです。ただ、全体的に中心に集中しており、極端に傾向が振れている人が少ないということも言えそうです。



  次に、各タイプごとに分かれ、自分にとってやる気が高まる時、逆に下がる時はどんな時かを話し合ってもらいました。



  去年のDiSC同様、やはりタイプごとに重要と思うポイントが違ってくるものだと思いました。その傾向の違いは、模造紙への書き込み方一つとっても違ってきます。



  続く第二部は、会場を移しての懇親会。今年の新年会以降、新たに当社の仲間に加わった新入社員8名の紹介と、昇進した4名への辞令交付がありました。



  つづいて、一昨日公開した新ホームページの紹介と趣旨説明を行いました。

  

  最後は恒例、当社独特の「ヨイヨイヨイショ!」で締め。以前もご説明しましたが、これは当社のルーツであるぼろ屋さんが、まだ機械の発達していなかった時代に、品物の荷造りや荷揚げなどを行った際の掛け声が元になっています。その場にいる全ての人が力を合わせ、「ヨイヨイヨイショ!」と荷揚げの動作と共に掛け声を挙げます。私達が自分たちのルーツに思いを馳せると共に、社員のため、家族のため、取引先様のため、そして世の中のために困難をものともしないという気概を込めています。

  さて、来週からまた張り切って参りましょう!!

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ホームページリニューアルのお知らせ

2012年07月20日 | リサイクル(しごと)の話


  平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

  2012年7月19日より、ナカノ株式会社は公式ホームページをリニューアルいたしました。2001年7月のホームページ開設から11年、エコソフィー社会の実現を目指し、より多くの情報を皆様にお伝えできるよう、内容も大幅に刷新いたしました。

  今後ともより一層のご支援を賜りますよう、社員一同、心よりお願い申し上げます。

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どんな場面でもコミュニケーションがうまくいく『しぐさ』の技術

2012年07月16日 | 交渉アナリスト関係


  7月14日、中央大学駿河台記念館にて第4回ネゴシエーション研究フォーラムに参加してきました。全体は二部構成でしたが、その内の第一部は伊勢田幸永先生による「どんな場面でもコミュニケーションがうまくいく『しぐさ』の技術」でした。

  コミュニケーションにおける「しぐさ」の重要性についてですが、ある研究によると、脳がインプットする情報の83%は五感のうちの視覚からと言われています。いうまでもなく「しぐさ」は視覚情報ですから、普段何気なく行っている自分のしぐさに着目し、改善するとは、コミュニケーションを改善する上で非常に重要ということになります。

  しかし、しぐさは無意識と繋がっているだけに、それを変えるのはなかなか容易なことではありません。そこで今回の講義では、一般的な対面交渉の場面を想定し、簡単な工夫で大きな効果が期待できるしぐさについてお話いただきました。

  よく、「人の印象は80%第一印象で決まり、その第一印象は最初の15秒で決まる」と言われますが、その極めて重要な第一印象を決定づける視覚情報に、挨拶・表情・態度・身だしなみなどがあります。まず挨拶。挨拶は聴覚情報でもありますが、行為そのものは視覚情報といえます。挨拶を先にした方が会話の主導権を握るといわれています。

  次に表情。まず、できれば髪を上げて額を出すのが望ましいといわれています。特に日本人の場合、髪が黒いので、前髪を下ろしていると顔全体が暗い印象を与えてしまうようです。額が出ているとそこに光が入り、顔が明るく見えます。気功の観点からみると、印堂(眉間のツボ。気の出入り口の一つ)が出ていることが相手に発するエネルギーに影響を及ぼすのかもしれません。



  コミュニケーションにおいては、相手の目線をいかに自分の顔に向けさせるかが大切になります。とりわけ口に注意を向けさせることが大切で、相手が口に注目している時の説得力は2倍、3倍にも増すといわれています。そこで相手の目線を自分の顔や口に向けさせるためのしぐさですが、「動くものに反応する」という動物の本能を利用します。例えば、手振りで目線を顔に誘導する、顔の辺りで持っているペンをゆっくりと振る(メトロノームのリズムが良いそうです)などです。特に後者の場合、体も同じリズムで揺らすようにすると、心身の緊張がほぐれるばかりでなく、口調も同じように穏やかなリズムに自然となります。こうすることにより、会話にも説得力が増すということが期待できます。

  ところで、表情について簡単なワークをしてみます。4つの楕円の中に、それぞれ「笑顔」・「怒った顔」・「泣いた顔」・「無表情」を書いてみてください。大抵の人は、それらの表情を目と口で表現されたのではないでしょうか?このことが示すとおり、相手に感情や情緒を伝える上で、目と口が極めて重要な役割を担っていることが分かります。

  コミュニケーションにおいて笑顔が重要であるのは言うまでもないと思います。ところが、良く「目が笑っていない」というように、人は意識的に口角を上げることはできても、目の表情を変えるのは難しく、これにはある程度の期間にわたって訓練が必要になります。そこで、笑顔を補うしぐさとして、赤ちゃんの顔を覗き込んであやすように、手を顔の位置で振ります。こうすることで、楽しそう・明るく見えるといった印象を補うことができます。尤も対面交渉の場面ではあまり使われることはないでしょうが、日常のコミュニケーションでは結構役に立つかと思います。



  第三に、会話を弾ませるためのしぐさとして、掌を上に向けるというものがあります。実際にやってみたのですが、不思議なことに初対面の相手とすぐ打ち解けることができ、しかも会話がむしろ弾んでしまったほどで、その効果に驚きました。これも仏像や瞑想の時、必ず掌を前ないし上に向けていることから、相手に発するエネルギーに影響を及ぼしているのかもしれません。これには心身をリラックスさせるという働きもあります。もし片手に資料を持っていて、両手を使うことが難しい場合は、できれば左手を使います。左手は右脳と直結しているためです。

  第四に、手振り。手振りはとにかく自分の思っている通りにあわせます。例えば、相手から話を引き出したい時は、手招きをするように相手の話を自分に引き寄せるようにします。逆にこちらから伝えたい時は、その通り相手に何かを与えるように、手を内から外に振ります。話をまとめたい時は、その通り両手を合わせ、注目してもらいたい時は、子供が「この指とまれ」で自然にやるように、顔の位置で人差し指を立てます。手や腕のしぐさは、快・不快・自信など、感情をはっきりと伝える重要な役割を担っています。しかも偽りの多い顔のしぐさと違い、腕はその人が何を考え、何を感じ、何をしようとしているかをより正確に伝えてくれるため、自分の感情に合った手振りを適切に補うことは、相手との信頼関係を築く上で大変重要なことと言えます。

  まだまだ細かいことは沢山ありましたが、今回の講義内容がより詳しく書かれた本が8月1日に発売予定とのことです。

「しぐさ」の魅力
伊勢田幸永
かんき出版


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第23回YMSを開催しました

2012年07月12日 | YMS情報


  7月11日、横浜市開港記念会館にて、第23回YMSを開催しました。



  今回の講師はYMS会長でもある茂野光將さんと、及川会計事務所の税理士・及川浩次郎さん。昨年12月に茂野さんの会社、株式会社アイアールシーで開催されたセミナー、「10年後になくなってしまう70%の会社にならないために」を時間の制約もあり簡易版としてご講義いただきました。



  前半は茂野さんの起業から現在に至る、壮絶な闘いの実話。その中に含まれる様々な困難となぜそうなってしまったのかの反省点を踏まえ、後半は及川税理士より、中小企業経営者が資金ショートを起こさないために最低限抑えておくべき会計指標についてご説明がありました。実話を基に説明していただくと実に腑に落ちるものです。

  印象に残ったのは、茂野さんのおっしゃっていた、経営者のメンタルヘルス。従業員のメンタルヘルスも勿論大切ですが、経営者の心理状態は意思決定に決定的な影響を及ぼすにも関わらず、見過ごしにされがちです。これは考えてみれば怖いことで、様々な課題を抱える経営者の皆さん(勿論経営者でなくても)にYMSが少しでもお役に立てればと思いました。



  結局のところ最後は自分。YMSも今回で23回、それぞれに自立しつつ互いに影響を及ぼしあう、そんな場であり続けたいと思います。

  次回は8月8日、講座はお休みで半年に一度の大交流会です。ご案内は公式ブログおよびフェイスブックでいたしますので、奮ってご参加ください。

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日本プロ野球2012 ロッテvsオリックス10回戦

2012年07月08日 | スポーツ観戦記


  7月7日、QVCマリンフィールド(前千葉マリンスタジアム)へロッテvsオリックス10回戦を観に行ってきました。家からおよそ2時間20分かかる海浜幕張ですので、ここでの観戦は初めてとなります。他球場へ来ると、地元横浜スタジアムのアクセスの良さをしみじみと感じます。



  さて、試合はロッテが渡辺投手、オリックスがフィガロ投手の先発で始まりました。2回表には、早くも試合が動き始めます。

 

  まず1アウト2塁の場面で、バルディリス選手がタイムリー二塁打を放ち、オリックスが先制。



  さらに安達選手の犠牲フライで0vs2。

 

  つづくスケールズ選手には2ランホームランが飛び出し、0vs4。序盤で最下位のオリックスが首位ロッテに対し大量リードを広げました。



  ロッテもその裏、すぐさま反撃。大松選手のタイムリーヒットで1点を返します。1vs4。

 

  しかし、渡辺投手がピリッとしません。3回表、先頭打者のT-岡田選手にセンター前ヒットを浴びたところで、二番手の中郷投手に交替。ところが、その中郷投手も北側選手とバルディリス選手に連続四球、さらに伊藤選手にレフト前タイムリーを浴び、1vs5。反撃ムードに水を差し、四球でランナーをためた挙句に打たれるという、ロッテにとっては非常に嫌なムード。流れは完全にオリックス、となるはずでした...



  しかし3回裏、今度はフィガロ投手がロッテの岡田選手に四球、根元選手にライト前ヒットとランナーをためたところで、三番井口選手にレフト前へタイムリーを打たれ、2vs5。それでもその後の4回、5回は両チーム無得点で、少し試合が落ち着いてきました。

 中盤が膠着状態で3点差、ただ、何となくこの時点で既にロッテに流れが来つつあるような予感がしていました。熱狂的な応援で知られるロッテファンの声援が、QVCマリンフィールドの構造によりさらにこだまする、異様とも思える雰囲気がそう感じさせたのかもしれません。

 

  6回裏、再び試合が動き出します。まず先頭の井口選手がレフト前ヒットで出塁。続くサブロー選手が四球、角中選手倒れますが、今江選手のセカンドゴロの間に井口選手が還り3vs5。さらに、大松選手がセカンドにタイムリー内野安打。これで1点差、流れは完全にロッテのものとなります。

 

  ロッテは6回から登板した、かつての早稲田大学のエース(2003年~2006年)、大谷投手が7回までを零封すると、

 

7回裏、根元選手がライトスタンドに逆転の2ランホームランを放ち、ついに6vs5となりました。序盤の4点リードを守れないところに現在のオリックスの苦しい事情が感じられます。逆に大量リードを許しても諦めない雰囲気の伝わってくるところが、ロッテの強さなのだとも感じました。

 

  ロッテは8回裏にも荻野選手の二塁打で2点を追加し、結局8vs5で試合終了。双方のチーム事情が如実に表れた試合だったかと思います。

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