窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

2年ぶり秋の日本酒会

2023年09月20日 | ワイン・日本酒・ビール

 
 9月19日、長年お世話になっている「ほっこり酒処 千」さんでの「秋の日本酒会」に参加させていただきました。まだ秋と呼ぶには蒸し暑い日が続いていますが、キレのある夏酒とはまた違った、秋らしい旨味を楽しめるお酒と、それに合ったお料理を堪能しました。

 早速始めましょう。初めは、左から「秋茄子と万願寺唐辛子の煮浸し」、「トマトとチーズマリネ」、「かに味噌豆腐」です。



 合わせるのは、山形県米沢市、新藤酒造店の「別誂 雅山流(がざんりゅう) 純米吟醸 紅葉」。ボトルも秋らしいですね。米の旨味とまろやかで厚みのある甘みを感じますが、余韻は短く、飽きずに飲めます。特に茄子の煮浸しには良く合いました。



 続いて「わらさの刺身」、「しめ鯖」、「さんまの串焼き」。



 登場したのは、ブランデーのようなユニークなボトルの、京都伏見、藤岡酒造「蒼空(そうくう)純米生酒・美山錦」。先ほどの雅山流より米感は薄れますが、より甘みが強く、特にしめ鯖やさんまのような青身魚と良く合いました。



 三皿目は一転して洋風です。「手ごねハンバーグ」に「海老フライ」。「ほっこり酒処 千」さんのハンバーグは隠れた(?)逸品。



 これにどんなお酒を合わせてくるのだろうと思っていると、何とにごり酒が出てきました。和歌山県海南市、平和酒造の「平和どぶろく 弐ノ濁」。焼酎で使われる白麹で醸造されており、ヨーグルトのような甘みと酸味がなるほど洋食と合うなと思います。度数も9%なので、甘酒のように飲めます。



 続いて洋食に見えますが、「秋鮭 濃厚豆乳クリームチーズ煮」。ホワイトシチューとも粕汁とも違う、和様折衷の味わい。



 イメージですが、スパークリングワインのボトルのようなお洒落なエチケットの、新潟県南魚沼市、高千代酒造「59Takachiyo CHAPTER X 純米吟醸 AI-IPPON 無調整 生原酒」。2023年の新酒限定品。微発泡の爽やかな口当たり、フルーティな香りにしっかりと余韻の残る甘味は、単体で楽しめるお酒ですが、やはり濃厚でクリーミーな上の料理ととても良く合いました。



 デザートも秋なので巨峰とナシ。



 デザートにもお酒を。福井県吉田郡永平寺町、黒龍酒造「黒龍 貴醸酒」。仕込み水の代わりにアルコールを使うことで、本来アルコールに分解されるはずの糖分が残り、非常に甘く、コクのあるお酒に仕上がっています。結果として、ナシとも良く合いました。



 最後にご紹介するのは、新潟県新潟市、峰乃白梅酒蔵「菱湖 純米ドライ NEW NIIGATA DRY」。フルーティな辛口、飲みやすいので量が行けます。

ほっこり酒処千

神奈川県横浜市神奈川区西神奈川1-8-11



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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