窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

明けたら行きたいのは、まず焼鳥屋―鶏繁(芝大門店)

2021年09月24日 | 食べ歩きデータベース


 こんな情勢の中で「食べ歩きデータベース」を更新しても行けないし…なんて思っているうちに、色々と溜まってきてしまいました(ブログを更新する時間がなかったこともあります)。9月28日以降どうなるのか分かりませんが、好転することを願って、この辺で一旦まとめたいと思います。

 第一弾は、東京・大門にある「鶏繁」さん。実はもうかれこれ2年前の話になりますが、アップするのが遅くなってしまいました。かつて浜松町に住んでいた友人から紹介してもらった焼鳥屋さんで、以前ブログでご紹介した「暁タップス ビアロバタ」さんの向かいにあります。

 店内はそれほど大きくありませんが、白木のカウンター。4人掛け3テーブルぐらいでしたか、座敷は窓側が竹と簾で覆われていて、おしゃれな雰囲気です。とはいえ、特別高級志向というわけでもなく、ある程度カジュアルかつお洒落に楽しむには良いお店だと思います。

 フランスの赤鶏と日本の白鶏を掛け合わせた、旨味とコクが特徴の岩手の南部鶏を使用。塩は、伝統的な平釜製塩に、登り窯からヒントを得たという「多段式平釜製法」という独特の製塩法でミネラル分を多く含んだ山口の「最進の塩」を使っているそうです。塩も第125回YMSでお話を伺ってから、気になるところです。

 頼んだのは、「店主おまかせ七本コース」、焼鶏6本、野菜1本のコースで、バラエティに富んだお通しも含め、下のフォトチャンネルにまとめましたのでご覧ください。



 お酒も塩の焼鳥によく合い、個人的にも好きな辛口純米系が色々ありました。たくさん飲む我々に店員さんが気を遣ってくださり、大きな容器で持ってきてくださいました(翌日お電話した際も、「たくさん飲まれた方ですね」と覚えていていただいたのには驚きました)。

鶏繁 芝大門店



東京都港区芝大門1-7-2



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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勝敗は兵家の常勢なり-第49回燮(やわらぎ)会

2021年09月20日 | 交渉アナリスト関係


 9月17日、東京都の緊急事態宣言延長に伴い、オンラインのみで第49回燮会が開催されました。燮会は交渉アナリスト1級会員のための交渉勉強会です。

 さて、いつものように第一部は交渉理論研究です。長かった「決定分析」が終わり、第14回からようやく「分配型交渉の理論」に入ります。尤も、分配型交渉については、交渉アナリスト2級テキストにおいても、その他市販の交渉関連本や交渉講座等においても比較的理論的な部分がおさえられていますので、当理論研究においては、補足程度に留めようと思っています。



 今回は、H.ライファの“Negotiation Analysis”や前、前著” The Art and Science of Negotiation”に掲載された、「エルムツリー・ハウス」という、架空の青少年の社会復帰訓練所売却をめぐる交渉のケースを取り上げ、そこから得られる以下のような交渉ポイントと最近の研究成果を紹介させていただきました。

1.オファーは先にすべきか?
2.なぜ合意点はお互いの提示価格の中間に落ち着くことが多いのか?
3.法外なオファーを行うことにはどのような問題があるのか?
4.留保点の開示の問題点
5.譲歩の定石
6.相手の立場固定は本気か、ブラフ(はったり)か?
7.ZOPA(交渉可能範囲)の推測





 続いて第二部。1級会員の篠原祥さんより、「グローバルビジネスにおける統合型交渉の事例」と題してお話しいただきました。篠原さんが交渉学に取り組まれたのは、ビジネススクールで交渉の講座を受講されたのがきっかけだそうですが、お仕事がそもそも船舶仲介業ということで、まさに日々是交渉という環境におられます。掛け値なしに、「言うは易し」の統合型交渉を熾烈なグローバル競争の中で実践されている方からの、生の成功談、失敗談は大変興味深いものでした。



 前述の通り、篠原さんのお仕事は船主と船会社を仲介することですので、交渉がなければ成り立たたないものと言えます。篠原さんが統合型交渉を心掛けていらっしゃるのは、一つには船腹(貨物積載スペース)が少ない時などは、顧客のニーズを満たすため競合他社の力も借りなければならない場合があるからです。そうした際、日ごろからWin-Winの関係を築いていなければ、いざという時の役に立ちません。ただ勝敗は兵家の常勢、統合型交渉を目指したからと言って必ずそうなるというものでもありません。だからこそ、成功事例と失敗事例が興味深いものになるのだと思います。

 まずは上手くいった例です。あるアジアの船社(A社)の船が足りていませんでした。しかし、同じアジアの船社ですと市場が被るので、他社でも同様に船が足りないということが起こっています。そうすると抱えている問題が似ているのでどうしても交渉は分配型になりがちです。そこで、市場の被らない欧州の船社(B社)の力を借りることにしました。これでA社は顧客のニーズを満たすことができ、B社は間接的とは言え仕事が増えます。ただ、欧州は距離的に遠いので、燃料費の負担が大きくなります。そこで、船をB社のある大西洋までもどすまでをA社の負担とする案を出しました。ところが、いざ話がまとまるかという段になってA社とB社が用船料で対立してしまいます。このように、統合型交渉でパイを大きくしても、その大きくしたパイをどう切り分けるかという分配型の問題が浮上する、統合型交渉と分配型交渉の緊張関係を「交渉者のジレンマ」と言います。交渉が価値の分配である以上、統合型交渉にも必ず分配的要素は付きまとうと考えた方が良いでしょう。この問題を篠原さんは、船を複数のパッケージとする代わりに1隻当たりの用船料を減額することで解決しました。つまり、さらにパイを大きくすることで、A社とB社が得られる価値を増やしたのです。

 ご本人が成功要因として挙げておられたのは、①A社、B社両方と良好な関係を築くことで、相手の状況を把握できたこと(つまり「情報の非対称性」を限りなくなくすことができたこと)、②「利益」にフォーカスすることで、文化の違いを克服できたこと、③それぞれの担当者を合意案作成プロセスに巻き込むことで、当事者の一体感を増したことの三点でした。特に過去に取引のなかったB社とは、時差を考慮しつつも毎日のように電話をしたそうです。この「単純接触効果」が大事だとおっしゃっていました。逆に反省点としては、当事者同士の距離が近くなりすぎ、当事者以外の人から見て何をやっているのか分かりにくくなってしまった点を挙げておられました。

 続いて、上手くいかなかった例。欧州の船社C社がアジア市場の急拡大に伴い、パートナーを探していたので、アジアの船社D社を紹介しました。今回も利害の一致を重視し、D社も優先的に貨物を回してくれるならと乗り気でした。さらに、年間契約とすることで長期的パートナーシップづくりを目指しました。ところが、この関係が上手くいかなかったのです。というのも、C社のパートナーにアジア系のE社がおり、実はC社は自社でこなしきれないE社の貨物をD社に回そうとしていたのです。E社は、C社の不安定さに不満を持っていた上、同じアジアの船社同士のネットワークからE社がこの話をキャッチ。C社を飛び越え、D社と直接交渉を始めてしまったのでした。

 このように、ある交渉が外部からの横槍によって根本から崩れてしまうことはままあります(交渉理論ではこれを「ゲームが変わる」といいます)。

 反省点として挙げておられたのは、①時間:交渉を早くまとめようとし過ぎた。これには理由があるのですが、結果的にそのために②俯瞰的な視点で外部環境の把握と交渉の図式化が不十分であった、③C社と築いていた信頼関係は、E社にまで及んでいなかった(C社との信頼関係から、E社についてはC社に任せ過ぎた)、④C社、D社との共通目標設定が不十分だった、の四点です。

 この反省を踏まえ、篠原さんは交渉をより俯瞰的に捉え、交渉環境と情報整理のためのマッピングをされているそうです。前回の第48回燮会でご紹介した、「全当事者相関図」と同じです。マップを作成することにより、より相手の視点に立ちやすくなったとおっしゃっていました。

 そして、上の④の「共通目標の設定」が上手くいったのが、最後の事例になります。

 今度は船主と船社(F社)との交渉です。ちょうど契約が切れる船が1隻あり、期限の前年に両者は延長を前提とした話し合いを約束していました。ところが新型コロナの世界的流行で、状況が一変します。世界中でロックダウンが相次ぎ、一時的とはいえ荷動きがストップした結果、多くの船が入港すらできず海上に留まる事態が発生しました。船社は船を借りている限り用船料を支払わなければならないため、世界中で契約打ち切りが続出。F社も契約延長は難しいと通告してきました。

 そこで、篠原さんはこの契約交渉の大義となる「共通目標」をまず設定し、共有することにしました。外交交渉でよく首脳同士が「原則合意」だけして握手している場面が報道されますが、素人目にはただの政治的パフォーマンスにしか見えない「原則合意」も、こうして「共通目標」に対する合意だと考えてみると、その後の交渉の方向性を決める極めて重要なものであることが分かります。

 さて、篠原さんの設定した「共通目標」は、「協力してコロナを乗り切り、長期的信頼関係を強固にすること」。つまり、統合型交渉を目指すことをフレーミングしたのです。世界中で契約打ち切りや、用船料の一時停止が相次ぐ中、船主の課題は「満期を迎える船の契約延長」であり、船社の課題は「資金流出を抑えること」です。この一時的とはいえ非常時を、できる限り用船料を支払わずに乗り越え、それによって船社の負担を軽減し、いかに契約延長を了承してもらうか?篠原さんが考えたのは、メンテナンスの活用でした。

 船は定期的にメンテナンスすることが義務付けられています。メンテナンス費用は慣例的に船主の負担であり、この間だけは船社は用船料を支払う必要がありません。篠原さんは、このメンテナンスを前倒しして実施してもらうよう交渉しました。メンテナンスはいずれにせよ実施しなければならないものですから、前倒しは船主にとってさほど大きな負担ではありません。船主にとって費用が小さく、船社にとって便益が大きいものをトレードオフする、つまり「不等価交換」は統合型交渉における価値創造の原則です。ところが、この案に大きな障害が立ちはだかりました。ロックダウンの影響で、メンテナンスを行うドライドックも多くが閉鎖中だったのです。そこで篠原さんは、本来義務のない船社へもドライドック探しの協力を依頼しました。「協力してコロナを乗り切り、長期的信頼関係を強固にすること」、この共通目標を忠実に果たした結果、その後徐々に荷動きが回復すると、無事契約延長がまとまったのです。

 冒頭で篠原さんが統合型交渉を心掛けていらっしゃるのは、一つには競合他社の力も借りなければならない場合があるからだと述べました。もう一つは統合型交渉が長期的利益につながるからです。今回、海運業界を直撃した「コロナ・ショック」の渦中で、必死の中でも目先の利益ではなく誠実なマッチングを心掛けた結果、顧客が増えたと篠原さんはおっしゃっていました。

 大変示唆に富む、統合型交渉の実例だったと思います。今回のお話しを伺った僕なりのキーワードは、「勝敗は兵家の常勢」。ここで比喩的に用いている場合の勝敗とは、元の字義通りの勝敗ではなく、「上手くいくことも、いかないこともある」という意味です。この言葉には、「そこから学んでどうするか」という含意があります。篠原さんのお話しには、上手くいくこと、いかないことがある中で、そこから学び、次にどう活かしていくかという姿勢が常に感じられ、さらに交渉理論のフレームワークをそのために有効に活用されている点に、感銘を受けました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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健康に王道なし-第129回YMS

2021年09月09日 | YMS情報


 先月はお休みでしたので、9月8日、2ヶ月ぶりに第129回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました(於:mass×mass関内フューチャーセンター)。今回のテーマは、「保健師が伝える『健康診断結果の見方』」。深川ギャザリアクリニック保健師の原田由佳様にお話しいただきました。

 個人的には、1年に1度会社で受診する健康診断は大きなイベントです。サボる年もあるのですが、毎年健康診断のある7月(今年は6月でした)をターゲットにダイエットをしています。これまでのダイエット法は食事制限をせず、ジムで膨大なカロリーを消費する、要するに力任せにやっていました。しかし、48歳になった今年、初めてPFCバランス(蛋白質、脂質、炭水化物の摂取比率)を意識した食事制限と、週3回、1回40分程度の自重トレーニング(腕立て、腹筋、スクワット、懸垂)によるダイエットに取り組みました。その結果、お正月には68.8kgsだった体重が7月9日には60.1kgsと過去15年で最低となり、しかもこれまでのダイエットで課題だった、骨格筋量を減らすことなく脂肪だけを落とすことに成功しました。現在は食事制限を緩和し、標準体重の63kgsに戻しています。

 閑話休題。さて、講義の中では健康診断の検査項目についての解説と健康のための注意点がありました。個人的には、脂質代謝系、肝機能系、尿酸値には注目していましたが、血圧などはずっと正常値であまり気にしていなかったため、勉強になりました。観察している肝機能系でも、今年は思ったほどLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が減らなかったなという反省があったのですが、お話しを聞いて、有酸素運動が少なすぎたのかなと思いました。1月~6月は月の半分程度摂取カロリーを制限していた(基礎代謝1,500kcalに対して、平均1,080kcal)ので、ひょっとしたら身体が飢餓状態と認識し、コレステロールを貯めていたのかもしれません。因みにHDLコレステロールとLDLコレステロールの比であるLH比は1.74でした(基準値2.0以下)。

 また、肝機能についても、γ-GTPばかりに目が行きがちですが、肝細胞がダメージを受けているかどうかを診るAST(GOT)やALT(GPT)もチェックしておいた方がよいとのことでした。これらの数値は、骨格筋細胞が損傷しても上昇するそうです。健康診断直前に激しいトレーニングは控えた方が良いのでしょうね。全然気にしていませんでした。

 各項目の「基準値」ですが、これは基準値=正常値ということでは必ずしもなく、基準も検査機関により異なるそうです。また、判定の名称についてもまちまちだそうです。従って、たとえ「異常なし」と判定されたとしても、体調に異変を感じたら検査を受けた方が良いとのことでした。また、「要精密検査」というのは名前から受ける印象ほど深刻でないことには安心しましたが、それでも検査結果が出たらなるべく早めに再検査した方が良いとのこと。一方、糖代謝や肝機能などが「要再検査」であって、3ヶ月ほど生活改善をしてから検査に行くというのでも構わないのだそうです。血圧であれば2週間ほど。



 それから、食事は3回にきちんと分けて取った方が良い。また、できる限り20時以降の食事は避ける。俗に「肥満遺伝子」とも言われる、脂肪細胞の中で脂肪酸・コレステロールの合成を活性化させる一方、脂肪酸の分解を抑制するBMAL1(ビーマルワン)が、16時頃より活性化し始め、22時から2時にかけて活動のピークを迎えるからだそうです。どうしてもお腹がすくようであれば、クルミなどナッツ類を摂る(食べ過ぎに注意)。そして、前述のPFCバランスですね(蛋白質13%~20%、脂質20%~30%、炭水化物50%~60%)。流行りのファスティングや炭水化物を極端に減らすダイエット法は、個人的にも疑問を持っていました。

 健康維持にあたっては食事とともに欠かせないのが運動。やはり健康に王道なしですね。僕もコロナ以降ジムは退会してしまいましたが、時間の確保が難しい方は、細切れの時間を使って1日数回に分けて運動するのでも、健康管理という視点から言えば構わないのだそうです。

 僕もそれなりの年齢になってきましたので、今まであまり気にしていなかった血液系や糖代謝系の値などにも注目していこうと思います。

過去のセミナーレポートはこちら

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2021年8月アクセスランキング

2021年09月01日 | 人気記事ランキング


 事実上ブログを更新できないまま、8月が終わってしまいました。9月は少し頑張りたいと思います。

 2021年8月にアクセスの多かった記事トップ10ですが、2020年7月以来13ヶ月ぶりに個別記事がトップに立ちました。7月に投稿した「リサイクルBORO環境学習2021でお話しさせていただきました」ですが、811pvと2位以下を圧倒的に引き離しての1位でした。さらに、「エコノミーとエコロジーの語源」が2ヶ月連続で個別記事のトップから外れたのは、記憶する限り初めてなのではないかと思います。

 5位「結局、ダメなのはどちらか?」、9位「『孤独のグルメ』から②-毛沢東スペアリブほか」も2ヶ月連続です。5年前の記事「筆跡の世界を知るきっかけになった本」(6位)が突然ランクインしました。

 定番の3記事は、「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました」が復帰、「Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子」は惜しくも11位でした。

3位:「エコノミーとエコロジーの語源」(53ヶ月連続)
4位:「久村俊英さんの超能力を目撃してきました」(16ヶ月連続)
7位:「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました」(2ヶ月ぶり)

1 リサイクルBORO環境学習2021でお話しさせていただきました
2 トップページ
3 エコノミーとエコロジーの語源
4 久村俊英さんの超能力を目撃してきました
5 結局、ダメなのはどちらか?
6 筆跡の世界を知るきっかけになった本
7 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
8 カテゴリー(リサイクル軍手の世界)
9 『孤独のグルメ』から②-毛沢東スペアリブほか
10 2021年7月アクセスランキング

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2021年7月アクセスランキング

2021年08月02日 | 人気記事ランキング


 東京オリンピックも佳境に入りました。個人的に縁がある空手は8月5日からです。かつて福岡にいた頃に少しだけ指導いただいたことがある西村誠司先生の息子さん、西村拳選手が組手の代表で出場されています。また、形の清水希容選手は我らが糸東流の選手。応援しています!

 さて、2021年7月にアクセスの多かった記事、トップ10です。

 7月は4ヶ月ぶりに個別記事トップが入れ替わりました。常連の「エコノミーとエコロジーの語源」を抜いて2位に入ったのは、勉強会のお話し「結局、ダメなのはどちらか?」でした。

 定番の3記事は、

3位:「エコノミーとエコロジーの語源」(52ヶ月連続)
6位:「久村俊英さんの超能力を目撃してきました」(15ヶ月連続)
10位:「Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子」(2ヶ月連続)

 4ヶ月トップ10に入っていた、「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました」が圏外(13位)となりました。

 7月は研修や講演会の話題ばかりでしたので、4位:「リサイクルBORO環境学習2021でお話しさせていただきました」、5位:「経営者のためのSNS活用術-第128回YMS」、8位:「第2回「利他メソッド」無料勉強会でお話しさせていただきました」が全てランクインしたのですが、4年前の記事「『孤独のグルメ』から②-毛沢東スペアリブほか」が9位に初ランクインしたのは、7月9日に『孤独のグルメ・シーズン9』がスタートしたことの影響なのかもしれません。

1 トップページ
2 結局、ダメなのはどちらか?
3 エコノミーとエコロジーの語源
4 リサイクルBORO環境学習2021でお話しさせていただきました
5 経営者のためのSNS活用術-第128回YMS
6 久村俊英さんの超能力を目撃してきました
7 2021年6月アクセスランキング
8 第2回「利他メソッド」無料勉強会でお話しさせていただきました
9 『孤独のグルメ』から②-毛沢東スペアリブほか
10 Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子

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第2回「利他メソッド」無料勉強会でお話しさせていただきました

2021年07月27日 | その他


 7月26日、日頃お世話になっている株式会社MANY ABILITIES、野原秀樹先生の第2回「利他メソッド」無料勉強会(オンライン)でお話しさせていただく機会をいただきました。野原先生はYMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)でも最多登壇いただいている先生です。



 「利他メソッド」とは、野原先生の提唱する、より良い人間関係の構築、他を思いやる心の醸成、仲間と共にやりがいを実感できる、他者のよろこびを自らのよろこびと感じることができる人材を育成し、成長、変革できる組織を開発するメソッド(株式会社MANY ABILITIES、HPより)を言います。先月より、この「利他メソッド」を実践されている株式会社ミヤマエの宮前昭宏社長を中心とする、主に大阪の中小企業経営者の皆様との勉強会が始まりました。

 ハーバード大学、ロバード・ウォールディンガーによる、同大学2年生の学生とボストンの極貧街で育った同年代の少年たち724名を75年にわたり追跡した有名な調査では、人を健康に幸福にするのは、富でも名声でも 無我夢中で働く事でもなく、「良い人間関係」であったということを明らかにしています。他者と健全な関係は他者への貢献から始まりますが、他者への貢献は同時に自尊感情も高めることが脳神経学者リリングらの実験で分かっています。つまり、「利他メソッド」で言うところの「他者のよろこびを自らのよろこびと感じることができる」ということです。

 「他者への貢献」と「自尊感情」は相補的な関係にあります。他者への貢献は自尊感情を高めますが、自尊感情の高いことが他者への貢献を健全な形にもします。何故なら、共依存的な他者への貢献は自尊感情が低いために生じると考えられるからです。つまり、自尊感情と他者への貢献の健全な相互作用が人間関係の質を高め、幸福感の増進に繋がるということです(これを今回参加されたある社長は、経験的に「ハッピー・スパイラル」と呼んでおられました)。



 では、その「自尊感情」を高めるにはどうすればよいのか?アメリカ心理学の父とも言われるウィリアム・ジェームズの時代から、自尊感情(ジェームズは「自己重要感」と呼んでいますが)は人間の根源的欲求とされているはずですが、人間は外部環境の影響を受けて育つので、現実にはこの欲求が必ずしも満たされる環境にいるとは限りません。その結果、人は満たされない自尊感情を補償する様々な行動をとるようになり、それが様々な問題を引き起こします。当然、人間関係にも良くない影響を及ぼすでしょう。

 しかし、我々は環境を選んで産まれてくるわけではありません。したがって、所与の環境の中で健全に自尊感情を高めていくには、無意識に行われる補償行動を回避する、何らかの視座が必要になります。僕は心理学の専門家ではありませんが、経験的に理解している範囲において、この点の最も基本的な部分、「自己受容」についてお話しさせていただきました。普段から野原先生のお考え、また今回のテーマである「利他メソッド」に共通する点が多かったためです。

 距離的にも離れ、全く違った仕事をしていますが、参加された中小企業経営者の皆さんとお話しさせていただいて、経験や表現方法は違っても、ベースのところではみな同じようなことを考えていらっしゃるのだということが分かりました。それだけでもとても心強く感じました。逆にベースは同じでも、その表現方法は千差万別ですので、大変勉強になりました。

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結局、ダメなのはどちらか?

2021年07月19日 | その他


 7月16日、某金融機関の若手経営者の会「滴水会」の勉強会に参加してきました。コロナ禍で活動自体ままならない中、久しぶりの開催です。全てではありませんが、当ブログでも過去の勉強会のレポートをいくつか挙げておりますので、宜しければご覧ください。

【過去の滴水会勉強会レポートはこちら】
5回目のドラマチック・コミュニケーション
何故、遭難事故は起きたのか
ドラッカーと創造的手法
久し振りの「姿勢塾」
久しぶりに「ボーナンザ」をやりました



 さて、今回の講師は、NANASE株式会社の石田七瀬様。自ら現場に入り、伴走しながら中小企業の現場改善、コスト削減、社員の意識行動変容を得意としていらっしゃいます。今回のテーマは、「ダメ社員からの変身!関わり方ひとつで変わる、ウソのようなホントの話」。「〇〇規格」や「△△式」の導入をお手伝いするのではないとおっしゃる石田さんの、現場人間に響く生々しいお話しを伺うことができました。

 一口に「ダメ」と言っても様々だと思いますが、まずは受講者自らが考える、いわゆる「ダメ社員」と呼ばれる人たちを具体的にイメージし、彼らが変容したとすれば何がどう変わると思うかを書き出しました。

 続いて、石田さんが実際に携わった事例をふたつ。

事例1:どこにいっても「使えない!」とたらい回しになったA君の話。
事例2:理不尽な異動にあったBさんの話。

 どちらの事例にも共通していたのは、「その人に対する見方、関わり方」を変えたこと。その結果、ミスが多い、職場からいなくなる、お客さんの前で寝る、モノをなくす、人のせいにする、挨拶ができない、メモを取らない、とったとしても行動に結びつかないといった、いわゆる「問題児」が最終的に現場の整理整頓を自ら行い、棚卸効率を著しく改善する社員にまでA君は変わりました。Bさんの場合も、大手での経験は豊富でしたが、購買という彼から見た「裏仕事」に回されて腐っていたのが、その製造現場で培った「段取り力」に着目し、それを活かすことによって購買部の工数が大幅にダウンするという結果となりました。

 大事なのは、A君、Bさんが変わる以前に、接する側の見方、関わり方が変わった(あるいは、変えた)という点です。つまり、まず変えなければならないのは問題があるとされる当事者ではなく、関わっている側ということになるのではないでしょうか?以下は、関わり方を変える上で前提となるポイント(見方)です。

1.考え方、捉え方は人それぞれ違う
2.まずは相手を知ることから始める
3.知った上で、関わり方を考える
4.自分から変わる
5.得意な事で何をするかを考える
6.褒めてばかりもダメ。ただし叱る時はポジティブなことに挟んで伝える
7.一人で悩まない

 これらに「当事者のココを変える」といったことは一つも出てきません。つまり、ダメだったのは自分の側だったという点に気づく、経営者の意識改革こそが今回のお話しの肝であったように感じました。そして変化を生むには小さなステップから少しずつ影響の輪を広げ、その過程を楽しむことが大切だそうです。別の事例では、3人しか社員がいないのに、その3人がみな仲が悪いという会社が取り上げられました。しかし、そんな彼らも第三者から認めてもらうことによって、何と2回目のセッションで互いに教え合うようになったそうです。今回はいずれも実際に現場で起きた生のお話しでしたが、細かいところでは石田さんの具体的な声掛けの仕方、承認の仕方など、やっぱり上手だなと感心させられました。こちらも少しずつ見習いたいものです。石田先生、ありがとうございました!

 滴水会としては久しぶりのリアル研修となりましたが、参加された皆さんには非常に好評でした。以前のような密に交流できる日が早く来るといいですね。

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経営者のためのSNS活用術-第128回YMS

2021年07月15日 | YMS情報


 7月14日、mass×mass関内フューチャーセンターにて第128回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。今回僕は初めてZOOMからの参加となりました。これまでであれば欠席となっていたところが、ZOOMの一般化によってこうして参加できるようになったのは、コロナ禍の中の良い側面かと思います。



 さて、今回の講師はミアサ企画代表、細山麻実様。フリーのWebライターとして、またイベント企画・SNSサポートなど企業のサポートも行っていらっしゃいます。そんな細山様に、「経営者の為のSNS活用術 〜会社経営をされている方の個人アカウントでの投稿ポイント〜」と題してお話しいただきました。

 初めに、日本で普及している代表的なSNS、LINE、Twitter、Instagram、Facebookなどについて、それぞれのユーザー層や特徴のお話がありました。まずツールが持つ特性や年齢層を理解しておく必要があるのは、そうしたことを踏まえて使い分けないと、経営者にとっては非効率なところにPRを行ってしまう可能性があるためです。

 細山さんによれば、SNSとは一頃で言えば「ネット上の自分新聞」。つまり、企業や商品PR、あるいは集客のために活用するのだとしても、そこには経営者の個性を反映できるという特徴があるということです。この特徴を上手にブランディングに活用していく必要があります。

 その上で、最も大切になるのが、SNSを活用する目的を明確にすることです。そもそも、どんなメッセージを誰に発信し、どんな成果を得たいのかが不明確では、使用するツールも定まりません。特に経営者としてはあくまで個人としてでも、ビジネスとしてでも、あるいはその両方としてでも、その使用目的は様々に考えられます。

 よく勘違いされる注意点として、SNSによる発信とは、TV番組に取り上げられるように即効性を求めるものではなく、地道にゆっくりとファンを獲得していく作業だと認識することです。これを勘違いすると、恐らく疲れてしまったり、嫌になってしまったり、あるいは延々と効果が出ないことを続けるといった罠に陥ることになるのでしょう。

 さて、実際にSNSを活用し始めたとします。前述のようにSNSは投稿者の個性が反映されるツールですので、耳寄りな情報や、告知など以外に、人柄が現れる投稿が可能です。それらがバランスよく組み合わさることで、「自分らしい」個性のある投稿が形成されていきます。古典的なAIDMAモデルで言えば、特に注意(A)、関心(I)、記憶(M)に働きかける、もちろん目的によってはそこから願望(D)を呼び起こし、行動(A)につなげる役割を担うようになります。個人的には、SNSはほぼ個人目的で下らないことばかり書いていますが、実感として記憶には残るようになったのかなと言う感触があります。

 また、投稿する時間帯、曜日も大事。SNSは時間の経過とともに大量の情報の中に投稿が埋もれていってしまうので、見てもらいたい人が見ている時に投稿するタイミングが重要になります。これ次第で同じ内容でも反応が全く違ってくるというのは、僕の実感としてもありますね(その割にあまり気にしていないですが)。また、コミュニケーションツールであるという点もSNSの大きな特徴。したがって、SNSを有効なものとするには、自分のことばかりに注意を払うのではなく、見てもらいたい人の投稿への関心、反応も大切になります。それに、このコミュニケーション自体が、その人の個性をより際立たせることに繋がります。さらに言えば、冗長な投稿はそもそも読んでもらえないので、要点を絞った投稿を心掛けるということも大切になります。

 最後に、いわゆる「SNS疲れ」にならないため、自分の性格を知る簡単な心理テストを行いました。半分遊びのようなものですが、こうしたテストはネット上でも手軽にできるそうです。

 個人利用とはいえ、お話を伺って、あまりにもいい加減すぎたかなという反省はあります。ちょっとした心がけでも、結構大切だなと言うお話が沢山ありましたので、ぜひ取り入れていきたいと思います。

 なお、情勢を鑑み、8月のYMSはお休みとさせていただきます。次回第129回YMSは9月8日の開催となります。

過去のセミナーレポートはこちら

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リサイクルBORO環境学習2021でお話しさせていただきました

2021年07月15日 | リサイクル(しごと)の話


 去る7月11日、世田谷区烏山区民会館で開催された「リサイクルBORO環境学習2021」にて、「服はどこへ行くの?」と題してお話しさせていただきました。

 28年前、PTA仲間6人で始められたという、世田谷区における古着回収の先駆け「リサイクルBORO」さん。当社も当初からずっとお付き合いさせていただいていますが、毎年こうした環境学習も行っており、リサイクル関係企業の見学や講演会などをされておられます。

 今年はもともと4月末に開催される予定でしたが、東京都における度重なる緊急事態宣言により2度の延期を余儀なくされ、3度目の正直でようやく開催の運びとなったわけです。その間、大変なご苦労がおありだったのだろうと思います。



 当然、会場であるホールも間隔を空けての着席、会場へ通じる階段の入口には「ウィルスバスター」という除菌剤を噴霧するアーチ状の設備が設置されていました。



 日曜の朝にもかかわらず、50名ほどの来場者。この地域の意識の高さと長年の地道な努力の成果が窺われます。国会議員、都議会議員、区議会議員のみなさんも10名ほど来られていました。



 さて、今年の環境学習のテーマは、「今日からできるSDG’s(衣類・紙おむつのリサイクル)」。衣類もおむつも私たちにとって非常に身近な存在です。SDG’sというと何かとても大きな概念で敷居が高いように感じられますが、その核心は私たち一人一人の日常行動であり、決して縁遠いものではありません。そういう意味で、一番身近にある衣類やおむつから目を向けてみるというのはとてもよい試みだと思いました。

僕は前半の衣類の担当で、長年衣類に携わってこられたリサイクルBOROさんには自明のお話しだったかもしれませんが、それでも一般の方々にはとても身近な存在でありながら未だにそのリサイクルについては馴染みが薄いものと思われます。ということで、できる限りビジュアルに、簡単に、しかしながら決定的に重要な部分についてお話しさせていただきました。僕自身も、お話しの後の質疑では今まで気づかなかったような視点が得られ、大変勉強になりました。



 また、会場の外では、当社の「特殊紡績手袋よみがえり」シリーズを展示・販売していただきました。この手袋は、「衣類のリサイクルはどうなっているのか見えにくい」という多くの生活者のみなさまのお声に応える形で、「手元に戻ってくるリサイクル品」の実現を目指し2009年に開発した経緯があります。



 第二部は、一般社団法人NIPPON紙おむつリサイクル協会理事長、須東亮一様より、「大人の紙おむつが大変!」と題してのお話しでした。恥ずかしながら、僕はこの日まで使用済みの紙おむつがリサイクルできるとは思ってもみませんでした。紙おむつは大人用、子供用合わせて年間55万トンも消費されているそうです。しかも、おむつですから使用後はかさが増します。その量、重さにして約4倍。つまり、55万トンが220万トンに膨れ上がるわけです。超高齢化社会の進行により、この量は今後ますます増えていくことになります。

 その使用済み紙おむつですが、大手メーカーにより様々な手法でリサイクルする技術が確立されつつあるようです。例えば、水解性でパルプを抽出する方法、粉砕・乾燥し、固形燃料とする方法、下水道を利用し、洗浄して廃プラスチックと汚物を処理する方法、炭化処理する方法などです。こうした技術は、日本だけでなく今後世界中で大いに貢献していくことでしょう。ご講演では写真や映像と共に、これらの技術をひとつひとつご紹介いただきましたが、全く初めてのことばかりで、感心しきりでした。また、僕自身は子供も大きくなってしまいましたし、両親は健在ということで、介護のことが実感として薄いということに気づきました。興味深いお話しをありがとうございました。

 土曜は山梨、日曜は東京と目まぐるしい週末でしたが、コロナで様々な活動が制限される昨今にあって、久しぶりに充実したものとなりました。お招きいただき、ありがとうございました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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2021年6月アクセスランキング

2021年07月02日 | 人気記事ランキング


 7月に入ったことをすっかり忘れていました。今年は梅雨入りが早いのかと思っていましたが、6月はほとんど空梅雨に終わり、逆に長引いているようです。今月から朝5時起き生活を始めましたが、いつまで続きますか…。

 さて、2021年6月にアクセスの多かった記事、トップ10です。

 まずは定番の3記事から。

2位:「エコノミーとエコロジーの語源」(51ヶ月連続)
5位:「久村俊英さんの超能力を目撃してきました」(14ヶ月連続)
7位:「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました」(4ヶ月連続)

 3位:「久しぶりにお金の話をしよう-第127回YMS」は、資産運用のお話し。結構、セミナーでも皆さんの関心は高いものでしたが、それがアクセス数にも現れているような気がいたします。4位:「ゲームを変える3D交渉-第48回燮(やわらぎ)会」も同様です。

 前月最終日にアップしたために14位だった「ブリの大きさと身の柔らかさは期待以上でしたーうお時(若葉町)」が、6位に入りました。もしあと1日遅くアップしていれば、恐らく2位には入っていたであろうと思われます。それも頷ける、こだわり抜いたお弁当でした。

 9位:「Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子」が、昨年12月以来半年ぶりにトップ10に復帰しました。なお、11位~14位はすべて飲食系の記事でした。

1 トップページ
2 エコノミーとエコロジーの語源
3 久しぶりにお金の話をしよう-第127回YMS
4 ゲームを変える3D交渉-第48回燮(やわらぎ)会
5 久村俊英さんの超能力を目撃してきました
6 ブリの大きさと身の柔らかさは期待以上でしたーうお時(若葉町)
7 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
8 カテゴリー(リサイクル軍手の世界)
9 2021年5月アクセスランキング
9 Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子

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ゲームを変える3D交渉-第48回燮(やわらぎ)会

2021年06月20日 | 交渉アナリスト関係


 6月19日、第48回燮会を開催しました。毎年6月は横浜で行われますが、昨年は緊急事態宣言下で中止となり、2年ぶりの開催となりました。燮会は交渉アナリスト1級会員のための交渉勉強会です。

 横浜開催は通常の燮会の倍の時間が取れるため、毎回普段では時間の制約上難しいテーマを取り上げてきました。過去の横浜開催の内容については、下記をご覧ください。

【過去の横浜開催】
第42回燮会
第37回燮会
第32回燮会
第27回燮会



 今回もオンラインと併用することで、これまでより多くの方にご参加いただくことができました。今回の参加人数を実地だけで収容することはできませんでしたので、オンライン研修の一般化はこの2年の良かった出来事の一つだと思います。

 開催に先立ち、燮会幹事の末永正司さんより、新たに発足する「購買・営業交渉研究会」のお知らせがありました。こちらは特定の分野に特化したテーマ型の燮会とも言うべきもので、ケース、ディスカッション、理論を3つの柱に進められます。真逆の立場にいる購買と営業双方の知見を同時に得られるユニークな内容となっておりますので、ぜひご参加ください。将来的には1級以外の会員にも広げていく計画だそうです。

 さて、毎回担当している「交渉理論研究」第13回のテーマは「3D交渉」。3D交渉とは、ハーバードのJ.セベニウスが提唱する、交渉をよりマクロに、より戦略的に捉える概念を言います。日本でも2007年に『最新ハーバード流 3D交渉術』として翻訳本が出版されています。交渉関係の書籍の中では有名ですが、その割に内容についてはあまり知られていない、あるいは「交渉術」とした邦題が災いしたのか、誤解されていることも多いと以前から感じていました。そこで今回は3D交渉について、以下の3部に分けてお話ししました。

第Ⅰ部:3Dスキーマ
第Ⅱ部:セットアップ
第Ⅲ部:マルチ・フロントの交渉キャンペーン



第Ⅰ部:3Dスキーマ

 3D交渉とは、D.ラックスとJ.セベニウスによって提唱された、交渉を「交渉戦術(1D )」、「交渉設計(2D)」、「セットアップ(3D)」の3次元でとらえる概念を言います。一般に交渉というと、交渉当事者がテーブルをはさんでやり取りするイメージがあると思います。実際その通りで、したがって交渉研究の多くもこの「テーブルでのやり取り」に焦点を当ててきました。これが「交渉戦術(1D )」になります。むしろ近年は行動心理学の立場から交渉を研究することがトレンドになっており、一層1Dに焦点を当てる傾向が強まっているとさえ言えると思います。

 一方、状況によっては、交渉テーブルに着く前に、誰と手を組むのかとか、二者間では解決が難しいので、仲裁者や調停者を呼んでくるべきかとか、「どういうやり方で交渉を行うのが望ましいのか?」をデザインする必要も生じます。こうした、交渉テーブルに着く前(あるいは交渉の合間でも)の戦略的行動が「交渉設計(2D)」になります。これまでの交渉研究の大半はこれら1Dと2Dの範疇に収まります。

 従来の交渉研究(ここでいう1D、2D)に共通しているのは、交渉を所与としてとらえ、その中でどうするかを対象としていたという点です。しかし、より複雑な交渉、例えば多数の当事者が関わるような交渉、刻々と問題が変化するような交渉、相手が絶対的に有利な立場にいるような交渉においては、1Dと2Dだけでは不十分であるとJ.セベニウスは考えるようになりました。そのような交渉では、事前に交渉を有利な状況に設定する戦略(新たな次元)が必要であり、それこそが「セットアップ(3D)」になります。この交渉を有利な状況に設定することを交渉理論の世界では「ゲームを変える」と言いますが、簡単に言うと1Dと2Dが「与えられた土俵」で何をするかを扱っているのに対し、3Dは「土俵そのものを作り変えてしまう」ことを扱っています。

 J.セベニウスは「ゲームを変える」という考え方を、2Dを拡張する形で発展させてきました。1987年の著書”Manager As Negotiator”の中にも「ゲームを変える」という言葉が出てきますが、この段階では現在の3Dの概念に照らして言うと、2Dの範疇に入ることを扱っています。明確に3つの次元として扱うようになるのは、僕の知る限り2002年頃ではないかと思います。





 さて、3Dというとき、全体概念として3Dという場合と、概念を構成する要素(つまりセットアップの部分)を3Dと呼ぶ場合とがあります。ここではJ.セベニウス(2003)に倣い、全体概念としての3Dを「3Dスキーマ」と呼んで区別することにします。なお、1.それぞれの次元は、累積的・補完的なものであり、ある次元が他の次元に取って代わるものではないこと、2.完全な次元分析には3つの次元が全て含まれること、3.3つの次元の境界は明確ではなく、漏れもダブりもある、つまりMECEではないことに注意が必要です。

第Ⅱ部:セットアップ

 1D、2Dは従来の交渉理論が対象としてきた範囲ですので、第Ⅱ部は3Dスキーマ最大の特徴である3D(セットアップ)に絞ってお話ししました。交渉のセットアップには、次の4つの「見極め」が必要です。

1.交渉相手の見極め
2.関心の見極め
3.BATNAの見極め
4.交渉順序と交渉プロセスの見極め

 ここでは交渉相手を見極める、「全当事者相関図」、交渉順序を見極める「逆方向マッピング」の二つを取り上げましょう。

 A.ブランデンバーガーとB.ネイルバフは1990年代半の名著『コーペティション経営』の中で、組み合わせや合意によって新たな価値を生み出す可能性のある関係者の相関関係を図にした『価値相関図(バリューネット)』を提案しました。この価値相関図と同様に、交渉の直接範囲を超えて交渉に価値を与えたり、自他のBATNAを強化または弱化させる当事者を「全当事者相関図」としてまとめることをJ.セベニウスは勧めています。



 上の図はケースとして取り上げたベトナム戦争停戦交渉(パリ和平協定交渉)の全当事者相関図です。「交渉テーブル」の直接的当事者は、上の図の赤点線枠で囲まれた、アメリカと北ベトナムです。しかし、「交渉テーブルを離れて」この交渉に価値を与えうる当事者は誰かということにまで思考の範囲を広げると、このように様々な当事者が浮かび上がってきます。このように当事者を相関図にまとめることで、より広い視野で交渉戦略を構築するのに役立ちます。



 次に、「逆方向マッピング」について。交渉理論研究「第2回:ゲーム理論と交渉」で、結論からゲームの木を遡っていく「後退帰納法(バックワード・インダクション)」(上図)を取り上げましたが、同じように暫定的な「最終ターゲット交渉」を設定し、そこから現在の状況へと立ち戻る図を描くことで、適正な交渉順序を明らかにしていきます。それを描いた図が「逆方向マッピング」です。具体的には、最終ターゲットの相手から「イエス」を引き出す前提条件として、他の誰に働きかけるべきかを考えます。さらに、その相手の「イエス」を得るために、誰に働きかけるべきかを考えるのです。この逆戻り方式を繰り返し、あらゆる可能性の中で最も有望な道筋を見つけ出します。下図は、「パリ和平協定交渉」で交渉を担当した国務長官H.キッシンジャーが辿ったと思われる「逆方向マッピング」です。こうすれば、どの順序で交渉すべきかが明らかになります。誰が誰に従うか、先行者が合意しているか否かは、後の合意に影響する(バンドワゴン効果)ため、適切な交渉順序は極めて重要です。



 なお、パリ和平協定交渉のケースについての詳細は、『キッシンジャー超交渉術』をご覧ください。





第Ⅲ部:マルチ・フロントの交渉キャンペーン

 最後に、J.セベニウスが2010年頃より唱え始めた「マルチ・フロントの交渉キャンペーン」について。これは、交渉を関連する様々なサブ交渉の集合体ととらえ、交渉全体の観点からそれぞれサブ交渉の現場(フロント)を連携させ、戦略的に対処する組織的活動をいいます。これも3Dスキーマの一形態ですが、複数の当事者を管理しやすいフロントにグループ分けし、戦略的に統合したり分離したりするという特徴があります。



 上図は、ケースとして取り上げたアメリカ通商代表部副代表S.バーシェフスキーの米中知的財産権交渉(1993年~1995年)の「全当事者相関図」です。図中の赤点線枠が、当事者を関心などによって分類した「フロント」です。そして、各フロントの関心に響くよう、それぞれに合ったフレーミングを行うことでサブ交渉の合意をまとめ上げます。これを「音響的分離(Acoustic Separation)」と言います。「心に響く言い回しの使い分け」といったところでしょうか。



 最後は、参加者の皆さんでディスカッションを行い、身近な3D事例について考えていただきました。急なことで難しいかと思っていたのですが、さっそくオリジナルの「全当事者相関図」を書きあげ、説明された方もいらっしゃいました。「全当事者相関図」を書き、それについて説明するだけでも新たな交渉のヒントにつながるのではないかという実感が得られました。

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久しぶりにお金の話をしよう-第127回YMS

2021年06月11日 | YMS情報


 6月9日、mass×mass関内フューチャーセンターにて第127回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。

 講師は以前よりYMSにご参加いただいている、株式会社あしたばの安藤宏和さん。普段受講している側が講師となる、講師から引き続き受講するようになるという、「誰もが先生、誰もが生徒」というのはYMSの大きな特徴の一つでもあります。

 テーマは、「確定拠出年金セミナー~会社でも個人でも始められるお得な制度を使った『コツコツ投資』」。YMSとしては2017年6月の第84回「家族信託等を活用した自社株対策ほか」以来、久しぶりにお金の話、具体的には確定拠出年金(企業型DC/401k)を活用した長期分散投資についての基本を学びました。



 2年ほど前、いわゆる「2,000万円問題」が世間を騒がせました。真偽のほどはともかく、確定拠出年金(企業型DC/401k)とは、「公的年金を補完するため、将来の資産作りを税制面から支援する国の制度」のことで、「確定拠出」とは拠出金額が確定しているということ(実際にもらえる給付金額は確定していない)。記憶では2000年頃、盛んに「日本型401k」ということが言われていましたね。

 確定拠出年金の仕組みは、加入者(企業/個人)が毎月掛金を積み立てていき、60歳以降(今後延長の見込み)に運用成果に応じた給付金を受け取るというものです。先ほど述べたように、公的年金を代替するものではなく、補完するものという位置づけになります。

 運用する商品、例えば元本変動型商品にするか、元本確保型商品にするかは、加入者が選択します(もちろん、組み合わせも可)。また、これらの組み合わせに資産をどのように配分していくか、いわゆる資産配分(アセット・アロケーション)も自由に決められます。金融商品はリスクが異なりますし、リスク態度や給付までの年数も人によって様々です。したがって、目標時期や年齢に応じて資産配分を変えていくのが基本。どのように配分するかの決定は非常に重要なポイントとなるようです。

 確定拠出年金は、「企業型」と「個人型(iDeCo)」とがあります。拠出元が企業か個人かの他、拠出限度額が幾つかの条件によって異なります。先ほど、確定拠出年金の定義のところで、「将来の資産作りを税制面から支援する」とありましたが、拠出額が基本給から控除されるとか、運用益は非課税であるとか、受給時は退職所得扱い、あるいは公的年金等控除になるといった税制面の優遇措置があります。

 YMSの参加者がほぼ企業人であることから、企業型確定拠出年金に話を絞りますと、企業型確定拠出年金には幾つかの種類がありますが、ここでは全員加入制、選択制(給与原資型)、併用制の三つについて解説がありました。「選択制」というのは、先ほどの拠出限度額から加入者が実際に拠出する額を選択できるということです。前述のように、拠出額が基本給から控除されるため、所得税や社会保険料を節約できるといったメリットがあります。一方、デメリットとしては、途中で止められないこと、途中で死亡した場合はその時点での評価額が受給額になること、各種手当や給付の算出基準となる基本給が下がるため、これらの受給額が減額になる可能性があるといったことが挙げられます。因みに、企業型確定拠出年金は役員も加入できます。

 終わりに、確定拠出年金に限らず、「投資・運用」の基本について。基本は「長期分散」であること。素人的な投資イメージにあるデイトレードやビットコインなど「短期集中」ものは、厳密には「投機」に当たるそうです。分散投資のポイントは、まず時間(タイミング)の分散。つまり、金融商品の価格が下がった時に慌てて止めないということです。何故なら、投資の成績とは、価格×量(口数)で決まるからです。その次が、先ほど述べた資産の分散になります。

 前者の「時間の分散」ということで言えば、以前安藤さんのオフィスにお邪魔した際、待ち時間に手に取った小冊子に「ドルコスト平均法」という投資手法が紹介されていました。これは、金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する手法のことです。



 例えば、単純にある株が5ヶ月で上図のように推移したとします。株価1,000円の時に40,000円一括投資したとすると、株数は40株。これを5ヶ月目に売却しますが、残念ながらその時の株価は900円でした。すると、売却額36,000円-購入額40,000円=売却益△4,000円となります。一方、40,000円の原資で毎月10,000円ずつ定額購入したとします。すると5ヶ月目には、売却額45,857円-購入額40,000円=売却益5,857円となります。これが前述の「投資の成績=価格×量(口数)」ということです。もちろん、定額購入した場合でも損をすることはあります。



 因みに、上記はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表している、アメリカの代表的な株価指数S&P500(スタンダード・アンド・プアーズ500種指数)過去150年の推移です(引用元は上表をクリックしてください)

 「早く始めて、長く続ける」、最後は安藤さんからのアドバイスで締めくくりたいと思います。

過去のセミナーレポートはこちら

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2021年5月アクセスランキング

2021年06月01日 | 人気記事ランキング


 今年は梅雨が早いですね。わが家の紫陽花も先々週には咲き、例年より2~3週間早い気がいたします。

 さて、2021年5月にアクセスの多かった記事、トップ10です。

 5月は定番3記事を除き、全て当月にアップした記事でした。

2位:「エコノミーとエコロジーの語源」(50ヶ月連続)
3位:「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました」(3ヶ月連続)
7位:「久村俊英さんの超能力を目撃してきました」(13ヶ月連続)

 先日、上田さんがNHKの番組に出られていたと聞きました。今回3位に上がってきたのには、その影響があったかもしれません。2位:「エコノミーとエコロジーの語源」はついに50ヶ月、4年2ヶ月連続のトップ10入りです。

 4位:「久しぶりの『刑事塾』-第126回YMS」、やはり滅多に聞けない興味深いお話しが好評だったようです。既に2回終了していますが、6月8日には、表情分析の清水先生とのコラボセミナーも開催されます。

 残りは全てグルメ系の話題。5月にアップしたのがそのカテゴリーばかりということもありますが、惜しくもトップ10に入らなかった記事も10位台には多くのグルメ系記事が入りました。みなさん、来たる日を待ち焦がれていらっしゃるのではないでしょうか?因みに、昨日掲載した「ブリの大きさと身の柔らかさは期待以上でしたーうお時(若葉町)」は、掲載わずか1日ながら14位に入っています。

1 トップページ
2 エコノミーとエコロジーの語源
3 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
4 久しぶりの「刑事塾」-第126回YMS
5 懐かしい感じが好評でした-ホルモン浜幸(馬車道)
6 正常化を待ちわびてー牛たん炭火焼き仁(野毛)
7 久村俊英さんの超能力を目撃してきました
8 これがある日のランチでしたー横浜炸鶏排(弘明寺)
9 地元にできた本格ナポリピザのお店ーエルコリーノ横濱(南太田)
10 2021年4月アクセスランキング

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ブリの大きさと身の柔らかさは期待以上でしたーうお時(若葉町)

2021年05月31日 | 食べ歩きデータベース


 去る5月29日、ナカノ株式会社は第74期定時株主総会を開催しました。

 総会では株主の皆さんに懇談を兼ねてお弁当を用意するのですが、せっかくご近所でもあるので、長年の友人でもある渡邉清高さんの「うお時」にお願いすることにしました。

 うお時さんにしようと思ったのには、もう一つ訳があります。それは、「前から気になっていたお弁当があった」ということ。それは、「長崎九十九島産2年物ブリのこだわり味噌漬け御膳」。これは渡邉さんが数ヶ月前、自ら長崎県まで足を運んで誕生したメニューです。その話を彼から事前に聞いていましたし、帰ってきた後も「とても面白いことになりそうだ」と活き活き話していましたので、企画を楽しみにしていたのです。そして3月にこのお弁当が期間限定でリリース、その後お弁当デリバリーサイト「くるめし弁当」で「神奈川で一番売れている魚のお弁当」に選ばれたとも聞きました。とはいえ、そうお弁当を頼む機会のある仕事でもなく、今回の株主総会でようやくとなったわけです。



 レシピは、ブリの味噌焼き、梅ジャコ御飯、大根とガリの和え物、横浜産青菜と赤ピーマンのおひたし、レンコンとこんにゃく・いんげんの金平、煮物の炊き合わせ、頑固焼き(玉子の甘焼き)。まず、驚いたのがブリの厚みです。こんな大サービスしてしまっていいの?と思ったほど。それでいて、弁当にありがちな、冷えて固くなってしまった魚ではなく、普通にお店で食べるような柔らかさ。味噌も塩味が控えめで、脂の乗りと共にご飯がすすみます。その、ご飯も宮城県登米市産の「ひとめぼれ」を使用しているそうです。どうりで「飯が美味い!」と思いました。もちろん、創業以来の名物「頑固焼き」も存在感を放っています。僕はただいま減量中ながら、あっという間に2つ食べてしまいました。

 何より今回お願いして良かったと思ったのは、出席した皆さんから口々に「お弁当が美味しかった!」との声がいただけたことです。会社のイベントで弁当が自発的に話題に上るというのもなかなかあることではありません。「ブリが(本来苦手な)血合いまで美味しかった!」、「これお昼に買いに行けないんですか?」、「(脇役の)大根がとても美味しかった!」、「思わず食べ過ぎた」など様々なお声をいただきました。

 個人的には、裏メニューから誕生したという「豚肉のパイコー風幕の内弁当」も気になっています。今度彼に会ったら、その話も聞いてみようと思います。

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懐かしい感じが好評でした-ホルモン浜幸(馬車道)

2021年05月21日 | 食べ歩きデータベース


 出歩くのが難しいこんな時こそ、来る時のためブログで想像を膨らませておきたいです(とはいえ、ストックもだんだんなくなってきていますが)。横浜のど真ん中で、もくもくと煙に巻かれながらホルモンをつまむ。以前ご紹介した伊勢佐木町の「たまや」と同じく、どことなく懐かしさもあり落ち着ける「浜幸」さん。初めてお邪魔したのはもう8年前ですが、意外なことに今までブログに挙げていなかったことに気づきました。ひょっとすると、ホルモンのお店を取り上げるのも初めてかもしれません。



 この日はとある会で長年お世話になった先輩方の卒業記念だったと思います。僕より年上ですから、昭和な雰囲気が逆に居心地が良く、しかも新鮮なホルモンが安くて美味しく、とても喜んでいただけたのが良かったです。

 お店の黒板に「まずは『白』から」と書いてありましたので、素直に「白」(豚の大腸)から。見た目は味が濃そうですが、意外とさっぱりしていて、すいすいと喉を通っていきました。



 続いてシマチョウ(牛の大腸)。シマチョウは朝鮮語で「大腸」を意味する「テッチャン(대창)」とも言うらしいですが、ひょっとして「コテッチャン」は小腸だからコテッチャンと言うのでしょうか?ご存じの方いらしたら教えてください。

 それはそうと、軽く炙って柔らかい脂とコリっとした腸壁の食感が絶妙でした。しかもコクがあり、とても美味しかったです。脂の面を炙り過ぎると七輪が火事に…。



 サイコロ状にカットした、豚タン。豚のタンというのはあまり食べたことがないと思いますが、噛めば噛むほどうまみの出るタンですが、先ほどのシマチョウの濃さとコントラストをなすさっぱり感で、お皿の順序も良かったかなと思います。







 後半は鶏ぼんじり(尻尾)、特上ハラミ(牛の横隔膜)、豚バラと濃い肉系を三皿頼んだのですが、胃もたれすることもなく、あっさりとお腹に入ってしまいました。まだまだいけたと思います。ズームを使ってしまったのですが、肉質の良さが写真から伝わるでしょうか?

 若い店員さんアドバイスもとても上手で楽しかったです。

浜幸



神奈川県横浜市中区住吉町5-63



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