窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

これは経験したことのない食感のお好み焼き-TEPPAN MAN(美章園)

2023年05月29日 | 食べ歩きデータベース


 5月22日、出張の昼食に大阪・美章園駅ガード下にあるTEPPAN MAN(鉄板万)さんへ行ってきました。お目当てはそう、このとても美味しいお好み焼きです。

 早速ですが、最初に出てきたのが冒頭の写真の「ふわっとろ焼き」。もんじゃ焼きのような半液体ではなく、お好み焼きとしての形を保ちながら、ふんわりと仕上げています。そして、口の中で旨味のある出汁と共に溶けて広がっていく食感は、敢えて例えるならたこ焼きに近いです。外側をパリっとさせるのであれば、横浜の幸喜屋のチヂミに近くなりますが、全体をふんわりさせているのでそれとも違います。店主の應川さんによれば、このふんわりとろとろに仕上げるのが難しいのだとか。



 このふわっとろ焼きをカットしている様子を動画で撮影してみました。少しその柔らかさが伝わるでしょうか?



 さて、重くないのでペロリと行けてしまいます。続いて、ネギ焼き。これはより一般的なお好み焼きに近くなりますが、それでもかなり柔らかく仕上げています。フワフワ感を例えて言うならケランチム。青ネギと豚肉がたっぷり入り、ネギの香りを立たせるためお好み焼きソースはかかっていません。



 一つ間を置き、少しスープパスタ感も感じる塩焼きそば。フィリピンにもパンシットという似た感じの塩焼きそばがありますが、よりニンニクと油が強いのと、やはり麺が違いますね。



 3枚目は、このお店のお好み焼き。先の2枚と同様の柔らかさに加え、山芋か何か分かりませんが非常に粘りを感じます。表面にはお好み焼きソースがたっぷり。



 こちらも動画にしてみましたので、その粘りを感じていただけたらと思います。



 ところで、関西は関東と比べてソースの文化が根付いているのですね。こちらワインラックかと思っていたら、ソースのラックでした。



 ちょうどソースにやたらと詳しい中高年のお客さんがいらして、色々とソースのお話を聞かせていただきました。関西の人は色々とソースに好みがあって、使い分けているんですね。知りませんでした。

 今回はお昼でしたが、また機会があればゆっくりお邪魔したいと思います。

TEPPAN MAN



大阪府大阪市阿倍野区美章園2-17-3



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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17安打、13得点、7者連続奪三振、5安打2名!-日本プロ野球2023 横浜vs広島9回戦

2023年05月28日 | スポーツ観戦記


 投稿が遅くなってしまいましたが、5月18日、横浜スタジアムへ横浜vs広島9回戦に行ってきました。前回5月2日時点では首位だったベイスターズ。翌週の9日に2020年サイヤング賞投手で話題のバウアー投手がメッタ打ちに遭ったのを皮切りに6連敗。首位も陥落して前日ようやく連敗を止めました。4月で貯金10としながら5月に7勝18敗で貯金を使い果たし、結局5位に終わった1996年シーズンを思い起こさせる展開。このままズルズルいかないためにも絶対に落とせない一戦となりました。



 横浜の先発は、ここまで1完投を含む2勝1敗の東投手、計算できる先発の一角を担っています。その東投手ですが、一番不安定だったのが2四球を出した初回。その後は9安打を打たれながらも大量援護に助けられ、8回3失点と試合を作りました。ただ、打たれる場面はちょっと簡単に打たれ過ぎているなという印象があります。



 試合が動いたのは2回裏。一死から桑原選手がレフトライン際に入る二塁打で出塁。



 続く京田選手はセカンドへの高いバウンドでしたが、気迫のヘッドスライディングを見せ内野安打。これで一死三塁・一塁。



 さて8番山本選手。次が投手かつ三塁走者が桑原選手なのでスクイズも考えられますが、まだ2回裏。浅い回から仕掛けてくるかな、という疑問はありました。ラミレス監督時代今までの横浜であれば100%打たせてきたと思います。恐らく広島バッテリーもそう思ったのでしょう、スクイズを警戒して1球外してくる様子もありませんでした。その初球は真ん中のツーシーム。これを山本選手が見事にバントを決め、スクイズ成功。横浜が鮮やかに先制します。これがその後の猛攻の流れを呼び寄せたと言っても過言ではありません。



 動揺したのか、広島の先発コロニエル投手は続く東投手にフルカウントから四球を与えてしまいます。これで二死二塁・一塁。



 そして打順1番に返り、5月に入って本塁打を量産している佐野選手。そこに内角高め、佐野選手にとってはおあつらえ向きのツーシーム。これを逃すはずもなく、バックスクリーン右に打った瞬間それと分かる8号スリーランホームラン。これで0vs4。



 三回裏。横浜は先頭のソト選手がフルカウントからの四球で出塁します。



 続く桑原選手もフルカウントから、今度はレフトフェンス直撃の二打席連続二塁打。これで無死三塁・二塁。



 続く京田選手はセカンドゴロに倒れ、走者動けず。しかし、先ほどスクイズを決めた山本選手を今度は警戒し過ぎたのか四球を与えてしまいます。これで一死満塁。東投手見逃し三振で二死となるものの、佐野選手には四連続ボールで押し出し。さらに1点追加、0vs5



 一方の東投手は、4回表に先頭の秋山選手を三振に切って取ります。これで2回の先頭打者から

堂林選手
磯村選手
韮澤選手
コロニエル投手
菊池選手
上本選手
秋山選手

とセ・リーグ記録にあと1と迫る7者連続奪三振(因みに、プロ野球記録は昨年佐々木朗希投手が記録した13)。



 広島の反撃は5回表。先頭の磯村選手がレフトライン際の二塁打で出塁。



 続く韮澤選手はサードフライに倒れますが、コロニエル投手に替わる代打会澤選手。会澤選手にはよくやられている印象があるのですが、その会澤選手の三遊間への当たり。途中でバウンドが変わったのか、三塁手の宮崎選手が後逸し、二塁走者磯村選手が生還。これで1vs5.



 6回裏。広島は5回から登板した二番手大道投手が回跨ぎで登板。横浜はその大道投手から先頭の佐野選手がまずライト前ヒットで出塁。これが大量得点の始まり。



 続く関根選手は一塁へのゴロでしたが、一塁手マグブルーム選手が送球できず内野安打。関根選手は早くも三安打の猛打賞。無死二塁・一塁。



 宮崎選手には死球で無死満塁。



 そして牧選手が真ん中低めのストレートをセンター前に弾き返し、2点追加。1vs7。



 大道投手はソト選手にも死球を与えてしまい、再び無死満塁。



 さらに桑原選手には平行カウントから打って下さいと言わんばかりのど真ん中のストレート。これをセンター前に弾き返した桑原選手に至ってはこれで四打席連続安打。1vs9。



 広島はここで大道投手から三番手塹江投手に交替。



 ところがその塹江投手も京田選手に四球を与え、三度無死満塁。



 それでも塹江投手は8番山本選手、9番東投手を連続三振にとり、二死までこぎつけます。しかし、打者一巡となり佐野選手にまた四球を与えてしまい、ソト選手の代走神里選手が生還。ついに1vs10。



 そして関根選手が投手強襲でセンター前に抜けるタイムリー。1vs11。関根選手も4安打目。



 とどめはここまで打率4割3分7厘と驚異的な成績を残している宮崎選手がレフト前ヒット。これでこのイニング8得点、1vs13。



 東投手は大量援護に守られた中ではありましたが、7回表は二安打を浴び、二死・三塁一塁から上本選手にレフト前に打たれ、2vs13。



 さらに8回表にはマクブルーム選手にバックスクリーンへホームランを浴びます。マクブルーム選手は4本塁打中、2本が横浜戦。



 9回表。横浜高校出身、昨年支配下登録された石川投手が登板。今シーズンは主に点差の開いている場面での登板ですが、安定した成績を残しています。この日も1四球こそ出しましたが、2三振無失点と大量得点の試合の中で目立たなかったものの、中継ぎ・抑え投手の負担軽減に貢献する投球をしてくれました。

 17安打、13得点、7者連続奪三振、5安打2名(関根選手、桑原選手)、東投手8回3失点4勝目と非の打ち所のない試合でした。首位阪神タイガースが絶好調、気が付けば後ろに広島・巨人が迫ってきていますが、何とか堪えて交流戦を迎えて欲しいものです。

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以前から気になっていたのどぐろの原始焼きーのどぐろの中俣(築地)

2023年05月16日 | 食べ歩きデータベース


 5月11日、のどぐろの中俣築地店へ行ってきました。鹿児島・指宿の中俣酒造さんのグループで、新橋のお店の前をよく通るので、以前から気になっていたところです。「原始焼き」とは囲炉裏などに串に刺した魚を逆さに立て、遠火でじっくりと焼く調理法のことで、以前このブログで吉田町の「きんぎょ」さんをご紹介しました。その時はイワシとサンマでしたが、大きなのどぐろ(アカムツ)の原始焼きはどんなだろう?と非常に楽しみでした。



 ご紹介するのは、「薩摩黒毛和牛ザブトン炭火焼きとのどぐろ原始焼コース」。前菜は、季節野菜の炭火焼。炭火のグリル野菜だけでも嬉しいのですが、この赤い色をした麦味噌がとても美味しくて驚きました。何という味噌か聞いておけば良かったです。



 朝獲れ鮮魚のお刺身五点盛り。左から時計回りに、のどぐろ、マグロ、カツオ、甘えび、アジ。築地ですから、お刺身は間違いないですよね。もちろん、鹿児島ですから甘い刺身醤油です。



 アツアツの自家製手ごねさつま揚げ。一緒にいたお客さんのアメリカ人にも好評でした。



 真打登場、のどぐろ原始焼。やわらかい白身、しっかりとした旨味、原始焼きによる皮の香ばしさ。そして脂のノリ。そもそもアカムツの「むつ」は「脂っこい」という意味なのだそうで、のどぐろとも呼ばれるのは、文字通り口の中が黒いから。店員さんが見事な手さばきで背骨をスッと抜いてくれます。



 薩摩黒毛和牛ザブトン炭火焼き。アメリカ人が感激していました。



 季節野菜の小鍋。



 ぶっかけ蕎麦。酔っ払って隣の人のも食べてしまいました、すみません。



 デザートはわらび餅で。

 もちろん、お酒は中俣酒造さんの焼酎が充実していますし、飲み放題でなければ日本酒も鳳凰美田など良いお酒が揃っています。

のどぐろの中俣 築地

東京都中央区築地2-15-15 セントラル東銀座 1F



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事例発表三本立て-第60回燮(やわらぎ)会

2023年05月15日 | 交渉アナリスト関係


 5月13日、第60回燮会を開催しました。燮会は交渉アナリスト1級会員のための交渉勉強会です。2016年から始まった横浜での開催(2020年は中止)、今回で7回目となります。過去の横浜開催の内容については、下記をご覧ください。

【過去の横浜開催】
第55回燮会
第48回燮会
第42回燮会
第37回燮会
第32回燮会
第27回燮会

 これまでの横浜大会は、通常の燮会では時間の制約上難しい理論の掘り下げやロープレ、ゲームなどを行ってきましたが、今回は1級会員による事例発表三本立てです。



 第1部は、荻島亮一さんより、「交渉学の視点で自動車製造の当たり前を考えてみる」。日々のお仕事の中で自分の交渉の癖を痛感されたことが交渉学を学ぶきっかけとなったという荻島さん。自分を知ることの大切さと同時に、お仕事の目線から日本も自分たちの価値に気づくことが大切なのではないかというお話でした。



 第2部は篠原祥さんによる、恒例の「実践的交渉戦術と実例」。篠原さんには第56回燮会より、交渉関連書籍の実践的な交渉術と、お仕事を通じたその活用事例を紹介していただいています。今回の参考図書は、クリス・ヴォス著『逆転交渉術――まずは「ノー」を引き出せ』。





 クリス・ヴォスはFBI主席交渉人として、20年以上にわたり人質交渉に携わってきました。人の生死がかかる失敗の許されない環境で、相手の感情に寄り添い言語/非言語コミュニケーションを駆使して彼は犯人と対峙してきました。同書は、自身の経験を交渉理論と照らし合わせて構築した、独自の交渉術を紹介しています。上は、それらの様々なスキルを僕なりに分類・再構成した図です。人質交渉という、最も過酷な交渉であるにもかかわらず、そのキーワードは意外にも「傾聴」、「共感」、「親密」、「影響」で、徹底した相手指向でした。

 同書から今回篠原さんが取り上げたポイントは、以下の二つです。

1.BATNA

 BATNAとは「交渉で合意する場合以外の代替案で最善のもの」のことで、交渉のパワーの源泉として大変重要な概念です。しかし、ヴォスによれば、脅しにも妥協することなく交渉できるというメリットがある一方、BATNAを意識しすぎることの弊害もあるということです。篠原さんのご経験では、特に厳しい交渉では心身の負担が大きい、例えば価格交渉のオファーのやり取りにおいて疲れてくると、安易に妥協してしまう恐れがあるということです。これは日本人に多い傾向ではないかともお話しされていました。また、交渉の結果到達したい目標値がBATNAに引っ張られ(このような心理をアンカリングといいます)、無意識に低く設定されてしまう恐れもあります。

2.譲歩の原則

 価格交渉における譲歩の仕方については諸説ありますが、ヴォスが同書の中で紹介しているのは、元CIAで誘拐専門コンサルタントのマイク・アッカーマンのモデルです。彼は、最初のオファー(出発点)を目標値の65%(買い手の場合。売り手であれば、+35%)に設定し、その後3段階で譲歩することを勧めています。

 一般に言われる譲歩の原則は、

①野心的な高い目標値(アスピレーション値)を慎重に考える(アッカーマンはそれを目標値の65%と述べているわけです)。
②譲歩幅は徐々に小さく。
③端数効果(端数を使ったほうが、信憑性が向上するという心理的効果)を利用する。

 篠原さんによれば、相手のオファーに対して同じノーと言うにも、状況を踏まえ言い方を工夫することが大事だということでした。



 第3部は、谷口則彦さんと和佐毅さんによる、「企業の組織再編における共創協働」。谷口と和佐さんの質疑応答という形で、和佐さんがお仕事で経験された組織統合と、そこで交渉学を活かされた事例について伺いました。

 和佐さんは食品輸入会社で長年調達を担当され、最近営業に配属となりました。交渉学を学んだきっかっけは、奪い合い型の交渉、いわゆる分配型交渉に悩まれていたことだったそうです。交渉学を学ばれる中で、交渉に正解はなく、理論と同時に場数を踏んで経験を積むことも大事だと思うようになったそうです。

 交渉の学びには終わりがなく、次第に学んだことを自分のものとするだけでなく社内にも広めていきたいと思うようになったそうです。そこで、2020年から交渉学の企業向け1日研修である「交渉アナリスト3級講座」を社内に導入しました。2021年は同研修を「社内外を問わず課題を解決する風土づくり」をテーマに行い、2022年には社員と協力してオリジナルのケーススタディづくりに取り組んだそうです。その過程で、社員が自発的に取り組んでくれたのが嬉しかったとおっしゃっていました。また、ケーススタディにより普段と違う部署の役割を演じることで、お互いの理解を深め合うことにも繋がりました。

 2023年より、和佐さんの会社は類似業務を行っていた提携会社の事業部と統合し、新会社として出発しました。組織が大きくなると縦割りな風土になりがちです。交渉学はその弊害を和らげ、全体最適を指向するのに役立つと考えておられるそうです。また、和佐さん自身も営業というこれまでとは逆の立場のお仕事に就くことになりました。営業では、傾聴、価値交換、価値創造といった交渉学のエッセンスが使えます。お客様との折衝は日々発見の連続だそうで、1回の質問だけでA4のレポート用紙にびっしり書けるほどの学びがあるそうです。これほど役立つ交渉学をぜひ広めていきたいとのこと。また、ロープレも今後は自分の交渉シーンを撮影して振り返ったり、成功事例・失敗事例を分析するようなものを取り入れていきたいということでした。

 最後に。

●自分達ならできると思えること。相違は障害ではなく、やれることが増えたのだということ。
●相手を思いやる燮(やわらぎ)の精神。
●成功体験の積み重ねと未来を見据えて考えることの大切さ。

今回の経験から得られた、和佐さんが伝えたいポイントです。

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間は兵の要にして、三軍の恃みて動く所なり-第150回YMS

2023年05月14日 | YMS情報


 5月10日、YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)は、節目となる第150回を迎えました。2010年10月13日の第1回よりこれまでご参加いただいた、のべ2,688名の皆様に心より感謝申し上げます。



 その記念すべき回の講師は、警視庁OBでセキュリティ・コンサルタントの松丸俊彦様。テーマはずばり、「産業スパイと戦う」。メディアにも多数ご出演の松丸様ですが、ちょうど5月8日に起きた「銀座時計店強盗事件」の記事が掲載されましたので、ぜひリンクよりご覧ください。

 松丸様は警視庁時代、防諜対策や大使館のセキュリティアドバイザーなどを担当。現在は主にセキュリティ・コンサルタントとしてご活躍されていますが、2022年に「経済安全保障推進室」が内閣府に設置されて以降、産業スパイの手口を世に広めることで対策に役立てようという動きが見られるそうです。

 さて、現代ビジネスに限らず、政治、軍事、人間の諸活動のあらゆる面において情報およびそれを収集する諜報活動は最も重要なものとされてきました。例えば最も有名な兵法書『孫子』では、「(諜報活動は)戦争において最も重要なものであり、全軍はその情報を頼りに動くのである(「用間篇」)」と述べています。その『孫子』によれば、諜報活動、つまりスパイには次の5種類があります。

1.郷間…敵国内の住民を間者として利用する。
2.内間…敵中枢にいる役人を間者として利用する。
3.反間…敵の間者をこちらの間者として逆用する。
4.死間…偽ってこちらの間者を敵に加担したとみせかけて虚報を伝える。
5.生間…敵国で情報収集し、そのままこちらに持ち帰ってくる間者。

 また、上の5つのスパイ活動に対応して、唐代の名将李靖と名君太宗(李世民)との問答形式で書かれた兵法書『李衛公問対』では、誰をターゲットとして狙うかについて、次の7種類を挙げています。

1.間君…君主を狙う
2.間親…君主の一族を狙う
3.間能…組織内の有能な人物を狙う
4.間助…仲間を狙う
5.間隣…同盟者を狙う
6.間左右…側近を狙う
7.間縦横…弁舌の巧みな者を狙う

 松丸様のお話を聞きますと、兵法書に書かれたスパイの種類とターゲットは現代でも通じるところが多いことが分かります。例えば、産業スパイは我々が映画などでイメージするスパイとは異なり、組織内部にいる人間がスパイとなることが主流です。『孫子』でいう内間です。組織に出入りする業者を利用するのであれば、それは郷間です。一般に我々がイメージする、プロのスパイが敵国や企業に潜入して直接諜報活動をするのは生間です。もちろん、プロのスパイ(生間)が主流である国もありますが、生間はリスクが高いので、内通者を利用する方が多くなるわけです。特に企業をターゲットにした商業スパイにおいて内通者となるのは、

1.悪意のある従業員
2.不注意な従業員
3.悪意のある第三者
4.不注意な第三者

すなわち間助であり、特に多いのが退職者、転職者だそうです。つい最近も大手回転すしチェーンや携帯電話会社の情報漏洩事件が話題になりましたね。

 組織内でアクセス権限を付与されている者が、意図的であるなしに拘わらず情報を漏らしてしまうこともあります。これは間能です。このような場合、アクセス権の付与や行動範囲に制限をかけるなどの対策をとると共に、警察への相談を躊躇しないで欲しいとのことでした。

 残念ながら産業スパイ事案が起こってしまったら、民事・刑事での法的対応を考えます。日本にはスパイ活動防止法がないので、別の法令違反で対処する必要があるためです。また、情報開示の範囲とタイミングも考えます。知り合いの弁護士にこの方面につい良い弁護士を紹介してもらったり、危機管理コンサルタントに相談するのも良いでしょう。その他、評判コストの見積もりと対応があります。即ち、マスコミ対策、炎上対策、炎上した場合の鎮静化対策などです。

 まとめると、産業スパイの防止策としては、一つには従業員のバックグラウンドチェック。二つ目は、特権的なアクセス権者の定期確認です。たとえ採用時はまともだったとしても、例えばプライベートで借金を抱えたなどの理由から、スパイに手を染めることがあり得ます。また、強力な権限を持つ役職に長時間留めないようにするという対策もあるでしょう。三つめは、適切な解雇手続きを作成することです。恨みを買うことが、内間を生む温床となり得るためです。内間は組織内の重要人物ばかりでなく、不遇な者や恨みを持つ者もなり得ます。

 私たちの身の回りの諜報活動は、企業内に留まりません。例えば、詐欺などで使われる闇名簿の問題があります。闇名簿は複数の情報ソースを使って次々と情報をつけ足していく「名寄せ」が行われるため、驚くほど詳しい情報が記載されているそうです。ですから、不審な電話がかかってきた時などは、一切話に応じないことが大切とのこと。たとえ無害と思われる受け答えだとしても、それがヒントとなって重要な情報になる恐れがあります。こういう場合も、躊躇なく家族や管轄警察署に相談して欲しいということでした。

 さらに空き巣や強盗などは事前に下見を行うことが多いです。電気や水道点検を装って下見をする泥棒もいます。彼らは顔を見られるのを嫌がるため、不審な人物を見かけたら、挨拶をするといったことが防犯上有効だそうです。とは言え、しつこく問い質すようなことは危険です。声をかけ反応を見るだけでなく、例えば地域外の不審な車が止まっていないかなども推測材料になります。また、何かあるとすぐ警察を呼ぶような地域なのだと相手に思わせることも効果的だそうです。

 このように諜報活動は決して私たちにとって縁遠い話ではなく、身の回りで日常的に行われていることが分かります。『孫子』が13篇の中からわざわざ「用間篇」として諜報活動について1篇を割いているのは、時代を問わず情報こそが競争優位をもたらす決定的要因だからにほかなりません。スパイや謀略の話など、道徳的に嫌悪感を感じられる方もおられるかもしれません。しかし、プロイセンの軍略家であるクラウゼビッツが「戦争に含まれている粗野な要素を嫌悪するあまり、戦争そのものの本性を無視しようとするのは、無益な、それどころか本末を誤った考え方である」と述べているように、道徳的に受け入れ難いようなことでも、そこに含まれる重要な要素を学んでおくことは、現代を生きるどんな人にとってもやはり大切なことなのではないかと思います。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

過去のセミナーレポートはこちら
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憧れの甲子園初観戦!ー日本プロ野球2023 阪神vs中日6回戦

2023年05月05日 | スポーツ観戦記


 5月4日、阪神vs中日6回戦の観戦に阪神甲子園球場へ行ってきました。来年開場100周年を迎え、当時「東洋一の球場」と謳われた甲子園球場。高校野球の聖地であり、プロ野球発足前から日本の球史を刻んできた伝統ある野球場に、かねてから一度は行ってみたいと思っていました。



 しかもこの日は、球場9階にあるロイヤル・スイートにお招きいただくという幸運にも恵まれました。ちょうどバックネット裏だったので、フィールド全体が見渡せたばかりでなく、バッテリー間の球筋もとてもよく見え、最高の観戦場所でした。ご招待いただき、本当に感謝申し上げます。ロイヤル・スイートの様子は上のフォトチャンネルにまとめましたので、ご覧ください。



 さて、我らが横浜と3ゲーム差で首位を争う阪神。一方、現在最下位の中日は、先制はするのですが勝ちきれない試合が続いています。この日はこどもの日を前にした主催試合ということもあってか、スコアボードの選手名を全て平仮名で表記していました。



 阪神の先発は横浜高校出身、甲子園での連勝記録11を継続中の伊藤(将)投手。立ち上がりは上位打線をわずか10球、三者凡退に退け、上々でした。



 一方、中日の先発も横浜高校出身、好投を続けながら未だ勝ち星に恵まれない柳投手。こちらもやや球数は擁したものの、三者凡退の立ち上がり。

 

 ということで1回の攻防だけ見れば伊藤、柳両投手の投げ合いということもあり、投手戦を予想していたのですが、2回からは中日が一方的に攻め立てる展開となります。まず2回表、一死からビシエド選手、福永選手の連続ヒットで二塁・一塁。しかし、後続が倒れ無得点。



 3回表は何と先頭の柳投手がセンター前ヒットで出塁。



しかし、1番の岡林選手がバント失敗。



 それでも続く大島選手は流石のレフト前ヒットでまた一死二塁・一塁。しかし、またしても後続が倒れ無得点。



 試合が動いたのは4回表。一死から福永選手が早くも2本目のヒットを放ち出塁。



 続く木下選手もレフト前ヒットで一死二塁・一塁。



 村松選手はショートゴロで走者が入れ替わり、二死三塁・一塁となりますが、ここで柳投手が二打席連続、それもタイムリーとなるヒットで先制。自らを助けます。



 5回表。先頭の大島選手が二打席連続となるヒットで出塁。



 細川選手倒れ、一死一塁となりますが、続く石川選手が左中間を破る二塁打。これで2点目。



 6回表。先頭の木下選手が倒れた後、村松選手がピッチャー強襲のヒットで出塁。



 さらに柳投手はここでも送りバントを決め、役割を果たします。そして二死二塁から岡林選手がライト前に弾き返し、二死三塁・一塁。しかし、期待の大島選手がピッチャーゴロに倒れ、無得点。



 先に先発を降ろしたのは阪神。7回表から二番手鍛冶屋投手が登板します。先発の伊藤投手は6回を投げ、11安打2失点。一方、阪神は6回終了時点で柳投手にわずか2安打、1四球、6三振に抑えられていました。柳投手が投打に活躍し、ここまではどう見ても中日優位の展開。伊藤投手の甲子園連続勝利記録もこれで途絶えるかに思われました。強いて言うなら、中日も11安打を放ちながら2点止まり。2日に観戦した横浜打線のような効率の悪さは引っかかりました。



 ところが7回裏、ようやく阪神の反攻が始まります。まず、先頭の大山選手がセンターに豪快な二塁打。しかし、続く佐藤選手、小野寺選手が倒れ、二死三塁。



 球場は溜息でしたが、ここで2三振に討ち取られていた坂本選手が柳投手の101球目を値千金のタイムリーヒット。阪神が1点を返します。



 これまでも先制しながら勝ち切れない中日。潮目が変わったのは8回表でした。阪神は三番手及川投手が登板。ここで一死走者なしから、既に107球を投じていた柳投手が打席に入ったのです。恐らく観戦していて「えっ、まだ投げさせるの?」と思った方は多かったはず。

 確かに、中日は過去7試合で実にのべ26名の中継ぎ投手を投入しており、祖父江投手に至っては内5試合に登板、マルティネス投手、砂田投手、田島投手、勝野投手が4試合と、さらに翌日から三連戦があることを考えれば、少しでも中継ぎ投手を休ませたいという考えがあったのだと思います。ただ、この判断が結果的に逆転の引き金となってしまったのは恐らく間違いないでしょう。



 8回裏、一死からこの日抑えられてきた近本選手が四球で出塁。



 続く中野選手はピッチャーゴロ。ところが当然左からセカンドに入ってくるショート村松選手への柳投手の送球が右に逸れ、ボールを取りに行きながらの動作となったために一塁走者を刺すのが精いっぱい。ここで併殺がとれていれば、8回裏の逆転はなかったのです。ここぞというところで出た綻びが命取りとなってしまいました。逆に、一瞬の隙を見逃さなかった阪神は見事でした。

 そして、二死一塁からノイジー選手がレフト前へ。また、これをレフトの大島選手が弾いてしまったために、一塁走者が三塁に。これで二死三塁・一塁。



 続く大山選手が初球をレフト前へ。これでついに同点。伊藤投手の敗戦はなくなり、甲子園連続勝利記録が復活しました。



 とどめは佐藤選手が内角低めの球をライト前へ。129球力投の柳投手、ついに力尽く。あまりにも気の毒ではありました。



 結局試合は2vs3と阪神の見事な逆転勝ち。



 大阪の皆さんには最高の展開となりました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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シーズン初観戦は拙攻12残塁!-日本プロ野球2023 横浜vs広島4回戦

2023年05月03日 | スポーツ観戦記

 

 

 5月2日、2023年シーズン初の野球観戦となる横浜vs広島4回戦に行ってきました。3シーズン続いたコロナによる規制が撤廃され、この日も33,129人と収容力を増した横浜スタジアムに盛り上がる声援が戻ってきました!

 

 

 ビールのお供は、マリナード地下街にある「うまかつ堂」さんの揚げたて熊本式唐揚げ。実は前日から2年ぶりにダイエットを始めたのですが、早くもチートデーということで。

 

【引用:Sportsnavi】

 

 さて、今シーズンのベイスターズ。開幕4連敗と躓きながらも、その後立て直し、何と4月は球団新記録となる16勝7敗(貯金9)で、2位阪神に3ゲーム差をつけて首位という夢のような成績。2年前までと比べ1発の破壊力はないものの、力強く打ち返す打撃であったり、隙あらば次の累を狙う走塁であったり、ファウルで粘るといった攻撃面での意識変化が見られます。そして打撃陣以上に投手陣の頑張りが顕著。先発が7回ぐらいまで試合を作れるようになった結果、充実した中継ぎ陣を休ませながら使うことができています。45年応援してきましたが、これほどまでに投手力が充実したことはなかったと思います。そしてこの試合の前までベイスターズは23日(土)から負けなしの7連勝中!しかし、正直この先連勝を伸ばすには、この試合が一つの山になると思っていました。

 

 

 というのも、この日の先発はガゼルマン投手。4月すでに3勝を挙げ、勝利数だけで言えばリーグトップ。しかし、観戦してきた印象からいうと、結果的に勝利投手とはなっているものの、投球内容が良いとは言い難いものがありました。それは数字にも表れており、今シーズンのガゼルマン投手は、

 

防御率

2.73

9位

WHIP

1.25

12位

XFIP

3.44

14位

RSAA

1.4

9位

*2023年5月2日時点

* WHIP…イニングあたり何人の出塁を許したかを表す指標

* XFIP…被本塁打の影響を排除し、与四死球、奪三振、被外野フライで投手の実力を評価する指標

* RSAA…平均的な投手に比べて、どれだけ失点を防いだかを表す指標

 

と、勝利数トップという割には良いとはいえません。

 

 

 一方、広島の先発はここまで2勝を挙げている床田投手。床田投手には抑えられている印象がありましたが、対ベースターズの対戦成績は通算5勝6敗なのですね。

 

 

 さて、この試合のリズムは1回に早くも現れてしまっていました。1回裏、横浜は2安打1四球で1死満塁の好機を作りながら、桑原選手の併殺打で無得点。

 

 

 すると2回表。広島は四球と二塁打で無死三塁・二塁の好機を作ると、すかさずこの日の攻撃面の主役、坂倉選手が犠牲フライ。1点を先制します。

 

 しかし、3回以降ガゼルマン投手は立ち直ります。結局6回を投げ、わずか2安打、2四球、1失点。勝ち星こそつきませんでしたが、これまでで一番良い投球だったのではないかと思います。

 

 

 さらに言えば、二番手のウェンデルケン投手も非常に良かったです。7回の1イニングを投げ、15球、1安打、2奪三振、無失点でした。

 

 

 問題は攻撃。2回、3回は三者凡退に終わり、4回裏。先頭の宮崎選手が三遊間を破るヒットで出塁。つづく牧選手が四球で歩き、無死二塁・一塁のチャンスを作ります。しかし、桑原選手が今度は送りバント失敗。関根選手は併殺崩れ。大和選手キャッチャーフライで好機を逸してしまいます。

 

 

 5回裏もせっかく床田投手が一死からガゼルマン投手に四球を出してくれたのに、一、二番が凡退。

 

 

 唯一打線がつながったのは6回裏。一死から牧選手がライト前に落ちるポテンヒット。

 

 

 つづく桑原選手はレフト前ヒット。

 

 

 そして今シーズン攻走守に覚醒した感のある関根選手がセンター前に弾き返し三連打。横浜がようやく試合を振り出しに戻します。

 

 

 さらに二死から伊藤選手が四球で出塁し、満塁。横浜は打撃好調の戸柱選手を代打で送りますが、あえなく一塁ゴロ。勝ち越すことはできませんでしたが、ガゼルマン投手の好投と相俟って、試合の流れは横浜に傾いたかに思われました。

 

 

 前述のとおり、ウェンデルケン投手好投の後の7回裏。横浜は先頭の佐野選手がヒットで出塁します。

 

 

 そして昨年ロッテから育成選手として獲得し、4月27日に支配下登録が発表され、28日に一軍登録されたばかりの西巻選手が大田選手の代打で登場。バントを決めるためだけに登場し、初球できっちりと決め、一死二塁。この日の数少ない収穫の一つでした。

 

 

 広島は床田投手に代え、島内投手が登板。

 

 

 代わり端、宮崎選手が7球粘って四球で出塁。これで一死二塁・一塁、しかも4番というチャンス。しかし、牧選手、代打楠本選手と連続三振に倒れ、勝ち越しならず。併せて傾きかけた流れも止まってしまいました。

 

 

 投手陣は変わらず奮闘。8回表、今シーズンはやや疲労感の見える伊勢投手ですが、1安打を許すものの無失点で切り抜けます。

 

 

 8回裏、広島はターリー投手が登板。

 

 

 そのターリー投手を横浜は攻め立てます。まず先頭の関根選手がセンター前ヒットで出塁。

 

 

 つづく大和選手は何と11球粘って四球を選び、無死二塁・一塁。ところが、です。

 

 

 伊藤光選手、バント失敗のキャッチャーフライ。

 

 

 代打神里選手、センターフライ。

 

 

 ターリー投手のワイルドピッチで二死三塁・二塁となりましたが、期待の佐野選手、8球粘るも三振。

 

 

 これだけ再三チャンスを潰せば、勝てるものも勝てなくなってしまいます。9回表、山崎投手が登板しますが、コロナが明け声援が可能となった満員のスタジアムにも拘らず、恒例の「ヤスアキ・ジャンプ」にイマイチ迫力を感じなかったのは、同点だったこともあるでしょうが、横浜が試合の流れを自ら手放し、広島に渡してしまったことを告げる予兆のように思われました。そして、山崎投手の投球練習が高めに浮いていたのも気になりました。

 

 

 その結果、

 

①菊池選手、二塁打(無死二塁)。

②野間選手、犠打(一死三塁)。

③秋山選手、安打(1点、一死一塁)。

④マクブルーム選手、安打(一死二塁・一塁)。

⑤西川選手、安打(一死満塁)。

⑥坂倉選手、本塁打(4点)。

 

 試合の流れとはこういうものだと思います、ひとり山崎投手の責ではありません。1回、4回、5回、7回、8回、横浜が手放したチャンスの数だけ、勝利の女神が広島に点を与えたのではないでしょうか?

 

 

 9回裏、矢崎投手の前に反撃の余力は残っていませんでした。翌日の2020年サイヤング賞、トレバー・バウワー投手初登板を前に、連勝によって潜在化していた攻撃面の課題がここで顕在化したことをポジティブに捉えたいですし、明日以降の糧になればと思います。

 

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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2023年4月アクセスランキング

2023年05月01日 | 人気記事ランキング


 早くも5月ですね。4月なのに夏日を記録したかと思えば、一転して寒気が戻ったり、何だか安定しない日が続いていますね。5月といえば春の衣替えのピークですが、コロナで閉塞した気分を一新するような月になれば良いなと思います。

 さて、2023年4月にアクセスの多かった記事、トップ10です。3月に続き、4月もそこそこ更新できたかなと思います。そのためか、月の終盤まで定番記事の一角をなす9位:「『上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会』に参加してきました」が圏外にあり、連続記録が途絶えるかに思えましたが、最後の最後で滑り込んできました。定番記事の状況は以下の通りです。

4位:「Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子」(19ヶ月連続)
5位:「久村俊英さんの超能力を目撃してきました」(35ヶ月連続)
6位:「エコノミーとエコロジーの語源」(100ヶ月連続)
9位:「『上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会』に参加してきました」(6ヶ月連続)

 中でも「エコノミーとエコロジーの語源」はついに連続100ヶ月を達成しました!100ヶ月といえば、8年3ヶ月にわたってずっとトップ10内にいたということです。そして、やはり野球のシーズンが始まるとアクセスが伸びる3位:「初めてのスカイバーカウンター-日本プロ野球2019 横浜vs中日10回戦」(2ヶ月連続)が4月も入りました。5月は、野球でのもう一つの初めてが予定されています。

 また、昨年末ごろからYMSの記事が常に上位(2位~3位)に定着するようになりました。これからも皆さんに関心を持っていただけるようなテーマで開催していければと思います。そんなYMSも5月に記念すべき第150回を迎えます。

1 トップページ
2 世界で愛されるベリーダンスとその魅力-第149回YMS
3 初めてのスカイバーカウンター-日本プロ野球2019 横浜vs中日10回戦
4 Yema(イェマ)-フィリピンのお菓子
5 エコノミーとエコロジーの語源
6 久村俊英さんの超能力を目撃してきました
7 初めての屋久島-ヤクスギランド/屋久杉自然館①
8 牛をめぐる冒険-うしごろ横浜店(鶴屋町)
9 「上田和男さんバーテンダー歴50年を祝う会」に参加してきました
9 思いがけないご縁と京都の夜とー割烹佐楽(京都)

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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