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Dynamic America~アメリカ旅行6

2006年02月25日 | Weblog
6:40に起床。今日はこれから海外旅行へ行くのだ。そう、メキシコヘ。海外旅行の海外旅行。昔香港に行ったときにも、同じようなことを経験した。中国のシンセンという街に行ったのだ。今日はアメリカからメキシコヘ、陸路で国境越えをする。

7:40.予定の時刻になっても迎えが来ない。10分以上待ったところで旅行会社に電話。日本から持ってきた自分の携帯を使う。AUのグローバルパスポート対応の機種なので、アメリカでもそのまま使える。日本からの着信もOKという優れものだ。日本からはそのまま普段の番号でかけられるので、旅行に来ていることを知らない友人から、時差の関係で、明け方に電話をもらう、ということが数回あった。もちろん、アメリカ内の電話へもかけられるので、発信してみる。営業時間外だから、でないかな、と思ったが、日本人女性が出た。少し遅れているので、そのまま10分ほど待ってくれとのこと。結局30分遅れの8:10、迎えがやってきた。この間ずっとホテルのロビーで待っていたが、通る宿泊客はほとんどが日本人。外国人のほうが少ないくらいだ。料金が安いので、旅行会社がよく手配するのかもしれない。

バス車内には女性グループが2組の4人の先客。ガイドはついておらず、ドライバーがすべて案内してくれるようだ。明石家さんまに酷似の関西人の40代くらいの男性。なんかどこかの家のお父さん的な雰囲気もかもし出している。これから、もう一軒ホテルに寄るとのこと。すぐにフリーウェイに乗る。このフリーウェイは、その名の通り料金所がない、という意味だそう。その昔、GMなどの車の大会社が道路建設を援助し、さらに沿線の鉄道を買い取り、その鉄道を最終的に廃止し、交通をすべて車に担わせようとしたらしい。この策は大成功し、確かに、車がないとどこへもいけないような車社会になった。こうなると儲けるのは当然車会社であるわけだが、昨今では日本でもたびたび報じられているように、ビッグスリーの経営はガタガタであり、アメリカの車社会の甘い汁を吸っているのはトヨタのどの日本の会社である・・・という話は昨日のガイドからも聞いた。30分ほど走り、ついたところはディズニーランドがあるアナハイム地区のシェラトンホテル。ついでだからお手洗いを拝借。ロビーまでは行かなかったが、きれいなホテルであった。ここでまた2名の女性グループを拾い、計9名でメキシコ観光へ行くことに。ここから1時間30分ほど走り、サンディエゴという街に入る。大きな橋の上からはサンディエゴの街を見渡せるが、高層ビルもちらほら見かけられ、そう小さい街ではないようだ。

さらに20分ほど走り、ついに国境付近にバスはついた。ここでいったんバスを降り、徒歩で国境に向かう。明石家さんまがしきりにパスポートは持っているかと念をおす。これがないとリアルに帰ってこられないそうだ。そしてついに国境・・・とそこには鉄格子でできた回転扉があるだけ、それを押しながら回転扉を通り抜けると、入国完了、そこはもうメキシコというなんともあっけないアメリカ出国、メキシコ入国であった。なんのチェックもなし。少し重い鉄格子をカラカランといわせながらまわすだけであった。メキシコに来たという実感があまりわかなかった。

が、少し進むと、タクシーの客引きがたくさんいるなど、やはりすこし雰囲気が変わった。そして、メキシコでのバスが来たが・・・UNBELIEVABLE!!見たことも聞いたことも、触ったことも、夢見たこともないような、やたら古いバス!!古い、とにかく古い。とてつもなく古い。詳しいメーカーなどは分かるわけもないが、とにかく古い。乗ってみると、赤茶色のシートがずらっと並んでいる。一応観光バスのような配列。座ってみると、そこまで乗り心地が悪いというわけでもない。が、座席によってはなぜか背もたれがやたら倒れているものもある。走り出した。エンジン音が大きい。まさに走らせている、という感じが伝わってくるような感じで、エンジン音が響く。マニュアル車のようだが、ギアがうまく入らない様子、なんども入れなおす。もう唖然。こんなバス、乗ったことない。そんなこんなだが、一応普通に走っている。速度はあまり出ないが、エンジンを唸らせ、しっかり走る。こんなバスに乗れるなんて。メキシコってすばらしい。メキシコにこられたことを心のそこから喜んだ。

夢のようなバスのドライブは10分ほどで終了してしまった。降りることを惜しみながらもまた帰りに乗れることを期待する。降り立ったところは、レボルシオン大通り。大通りといっても片側1~2車線ほどしかない。その両脇にずらっと店が並ぶ。1キロもないだろうか。最初に案内されたところはアステカという土産店。ここが集合場所となり、50分ほどの自由行動。通りをあるいてみることにした。「サイタマ!」いきなり日本語で話しかけられる。店の人の呼び込みだ。「チバ!」えっ!?店の人はわれわれ日本人を店の中に呼び込もうと、必死に日本語を話しかけてくる。どこの店の前にもいて、みな必死に呼び込む。意味は分かっていないのだろう、誰かが吹き込んだのか、はたまた自分でどこかで学んだのか、一人ひとりが話せる日本語の単語は僅かだが、みな話せる単語がいろいろ。「ミルダケタダ」「チョットマッテ」は結構聞かれたが、「タナカサン」「サトウサン」など日本人で多い苗字を呼ぶもの、「シャチョウサン」とみんなに話しかける人、そして挙句の果てには「スケベサン」。歩いているだけで面白い。少し行ってバスターミナルへ入る。残念ながら、バスは一台しか止まっていなかった。MEXICOACH。記念硬貨だけ買って、後にする。

このターミナル内で友人はサッカーのユニフォームを購入。値札はついていなかった。最初店員は35という。高すぎ。何度か数字を言い合い、交渉した結果20くらいに。それにしてもずいぶんな吹っかけようだ。そして、戻る途中にさらにもう一軒、別の友人がとある土産店につかまった。メキシコの民族衣装っぽいものをかわされそうになっている。こちらも最初の提示額は65とかなりのもの。友人は頑張って値下げの交渉をし、結局40まで落としたところで、ハンマープライス、購入を決定。しかし、後に聞いた話では、この代物は20が相場とのこと。倍の値段で買わされてしまったのだ。別の人は8ドルのものを60で買わされたというから、日本人は格好のカモなのだろう。まさにみんな「シャチョウサン」である。

昼食はメキシコ料理。ブリトーと呼ばれるものやタコスなどで、それほど辛くなかった。最後にはプリンも出された。再び、自由行動で、また通りを歩いてみる。薬局や土産店が大部分で、あとは飲食店。日本でもおなじみのSUBWWAYもあった。建物はどれも2階建てくらいまで。はたしてしっかり建てられているのだろうか。相変わらずの客引き。メキシコの日給は2ドル、という。隣の経済大国アメリカとは大違いである。発展途上国で、下水道もしっかり整備されていないから水も飲めないという。アメリカにやってきたメキシコ人は飲み物の中の氷を取り出して飲んだ、というからまったくだめなのだろう。ここのレボルシオンどおりはまだ観光客が多くのお金を落としていくから生活はましなのかもしれないが、メキシコシティなどの都市部はどうなのだろう。少し気になる。観光地ではないので行くのは難しいだろうが、発展途上国の生の現場というものを見てみたくなった。

帰りのバスも期待通りあのバスであった。坂道もちゃんと登って、10分くらいの感動のドライブでまた国境に戻ってきた。メキシコ出国は車も人も大行列。結局1時間近く並んで待った。車も1台ずつ停止し、チェックを受けている。バスは1つのレーンに集められていたが、まったく動いていなかった。こんなに国と国との行き来が旺盛だとは。いったい皆はどのような目的で移動しているのだろう。入国審査の順番がやってきた。パスポートを提示し、何か買ったものはあるかと聞かれたが、過って何も、と答えてしまった。が、何の問題もなく、通過。日本では味わえない、陸路での国境越え。このような国境だと、国と国との境が日本のそれとは違った見方でみられそうである。

バスに戻り、サンディエゴを目指す。30分弱でシーポットヴィレッジに到着。シーサイドの公園のような場所で、のんびり過ごすことができた。地元の人たちも結構いて、にぎわっている。アメリカのはとの写真を撮って、バスへと戻る。行程表ではホテルコロナドにも立ち寄ることになっていたが、いつの間にか飛ばされてしまった。明石家さんまはフリーウェイもがんがんに飛ばし、アナハイムのホテルに立ち寄りつつ、ロサンゼルスのホテルには18:10に到着し、海外旅行は終了となった。

夕食はホテルの近くのタイ料理店へ。タイ風やきそばを頼むが、非常においしかった。タイのアイスティーも頼むがこれまたすごい甘さで、すごいおいしい。これで7ドルだから安い。愛想のいいおばちゃんの店員にI love L.A.とつげ、店を出た。途中で酒屋によって酒を買う。実はアメリカ、飲酒は21歳以上からと日本の制限より高い。そんなに厳しくないだろうと思ったが、店員はIDの提示を要求してきた。22歳とごまかし、何とか購入完了。

また近くのスーパーによって朝食を購入。パンがたくさんおいてあるので、毎日迷う。が、一部のパンにはカビらしきものが・・・・。

ホテルに戻り、くつろぐ。本当に快適な部屋である。夜はまた、連れの人と理系、文系について議論。そうして0:30くらいに寝た。


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