先般の熊本大地震については、久々にテレビの前に釘付けとなった。
この4月から、大学時代の先輩が丁度熊本に着任したばかり。
安否が心配であったが、その日のうちに無事である旨が確認でき、一安心。
とはいえ、日が経つにつれその被害の大きさが伝わり、一日も早い復興を心から願う次第。
GWには佐賀→湯布院→大分と旅行する予定でいたが、湯布院宿泊予定のホテルに被害が発生しているようで、宿泊不可の状況。
やむを得ず、大分へ抜けるルートを変更せざるを得ない状況に。
復路で大分空港発羽田空港行きソラシドエアを予約済みであったが、2月に手配済みの割引運賃が適用されたものであり、通常は払戻に相当な手数料が発生する。
自然災害は航空会社の責ではなく、また大分空港発着便については問題なく運航されているようなので、当然通常通りの払戻規定が適用されるものかと思っていた。
しかし、本日電話で問い合わせてみると、「当然のことですが、全額ご返金します」との意外な返答。
しかも非常に低姿勢な応対であり、これがマニュアル通りなのかもしれないが、逆にこちらが恐縮してしまうほど。
大変申し訳ない気持ちで一杯になりながら、やむなくキャンセル手続きを完了させた。
ソラシドエアは九州を地盤としており、今般の震災で被る損失は小さくない。通常通りの払戻手数料を収受した方が短期的なリカバリーとなるだろう。しかし、今回のような特例ではあろうが、利用者の心情にまで配慮した対応は長期的な顧客獲得に資するものである。払戻手数料を払えと言われれば、拒否はできない立場であったが、それでも「なんでこんな時に」との思いは募ってしまい、今後の利用の優先度は低下していただろう。
1日も早く、今回予定していたルートをリベンジし、ソラシドエアに搭乗したいものである。