BUZ LIFE

毎度ご乗車ありがとうございます。

TAKESHIS鑑賞

2005年11月16日 | Weblog
友人の企画で先日表題の映画を観に行った。北野武監督作品、ということまでは知っているが他ストーリーや出演者に関してはまったくわからないまま映画館まで来てしまった。こうなったらもう観るしかない。

・・・なんとも不思議な映画であった。主人公は北野武。場面が転換されるごとに前の場面とはどんなつながりがあるのか理解しがたい場面となり、3分に一回はその場面の内容・意味の理解に苦しむ。全体として、現実の世界の北野武と夢の中の北野武とが対照的に描かれている内容であったようだ。夢の中のことだから、ありえない画像ばかりだったのか。終わってみると、なんだったのだろう、この難解な映画は、といった感じで自分含めちょっと呆然した雰囲気があったように感じた。

それにしても、北野武本人映りすぎ。主人公だからもちろんのことだろうが、それにしても自分のアップ画像を多用し、数多くの場面に登場する。もちろん演技がへたではないから観ていて悪い気分にはならないのだが、ここまで登場してくると、ひょっとして自分フェチ?などと思ってしまった。

なにはともあれ久々の映画、それなりに楽しむ事ができた。

OB会

2005年11月15日 | Weblog
先日サークルのOB会に参加させていただいた。1年に1回開催されるもので、学生にとってはあまり縁のない銀座がその開催場所である。

OBの方々とお会いするのは実は初めてのこと。自分の中では結構楽しみにしていた。実際に面会してみると、なんとも落ち着いた感じのおじさま・おばさま方で、すでに定年を迎えているとのこと。会場となった店は「鳥良」という豆腐料理屋で、普段まったく無縁な高級料理店であった。たぶんもうこの先数年は行く事はないだろう。

和やかな雰囲気の中、会話がすすむ。当時のサークルの話、そして今現在のサークルの現況などなど。その中で、現役とOBの今後のつながりのあり方についての議論がなされた。はっきりいって、OBとのつながりが強いサークルとはいいがたいかもしれない(一部を除く)。縦の関係をどう維持するか。OB名簿も数年前から途絶えている。個人的にはこれをぜひとも復活させてみたいと思ったのだが、時間・費用がかかる。そこで提案されたのがOB掲示板の新設。いまある現役のHPの中にOB用の掲示板を設置するというものだ。これは管理人の計らいですぐに実現するにいたった。今はまだ書き込みの数こそ少ないが、今後はこれを軸にOB同士、OBと現役とのつながりが活発になってくれればと願う。

2次会にコージーコーナーに寄りコーヒーをいただいて解散となった。大人の方としゃべるのはあまりない機会だが楽しむ事ができた。こういう機会が増えればな、と思う。

新橋から東海道線で帰宅。最近は新型E231系(かな?)が増えあまり面白くはない。

バス乗降客調査スタッフアルバイト~大都市交通センサス~総括

2005年11月14日 | Weblog
結局最終的に21:30頃にほぼ定刻どおり入庫し、その日のダイヤはすべて終了した。運転士に別れを告げ、控え室へと戻る。だいぶ人が減っているので、すんなりとチェックは終了。自分で言うのもなんだが、自分たちのペア、最優秀といってもいいのではないこと思うくらいの出来栄えであったと思う。拒否票はたったの3枚、乗客が降りるときに調査カードを渡してくれないときに記す未回収欄もほぼ0。枚数もきちんと入口、出口担当で合っていた。客からのクレームももちろんなし。調査カードを配布する事でバスの運行に支障をきたす事もまったくなかった。まわりをみると、正直な話、ほんとうに真面目に配布できるの?といった感じの人もいないことはなかった。第一、私服で、という時点で勤務に対してのお粗末さが露呈されているように思えた。といっても他の組の出来を知っているわけではないので、単なるうぬぼれかも知れないのだが、やはりうまく調査できたといってもいいのではないかと思った。

給与を受け取り(時給約1000円の計算、でも長時間の休憩も含まれているので、勤務内容の割にはかなりおいしい額)、控え室をあとにする。中にはまだ残っている人もいる。きっと深夜バスなど夜遅い時間帯を担当している人たちであろう。ご苦労様な話である。

朝集合した駅へ相方と一緒に歩いていく。改札を入り、双方逆方向だったのでここでさよならとなる。非常に親しみやすく、また話していて楽しい人であった。この人とペアを組む事ができて心底よかったと思う。余談だがこの人、なんとこれから群馬県にある実家に帰るのだという!本人は平気な顔で今から行けばまだ上野から電車があるから、と言うが、果たして家に帰るのは何時になる事やら。

非常に疲れた。帰りの電車、途中で急行に乗り換えたのだが、奇遇にも何度か控え室で顔を見た調査員と出くわした。あちらも気づいたので一緒に電車に乗り、同じ駅で降りたのだが、正直一緒にいるのが面倒だったのですぐに、あちらへ行くので、などとほらをふき、もう二度と会うことはないはずの調査員君と別れを告げた。

それにしても、この調査どのように役立てられるのだろうか。自分たちは調査の末端として、直接現場に赴き調査カードを配布したが、その後、調査カードがいかなる方法で集計され、統計として役立てられるのかまでは知る由もない。国土交通省がからむ行政としての大掛かりな調査である。実際人件費やら調査費用やらで相当な額が費用として計上されているだろう。その一部はわれわれが納めた税金でまかなわれているのかもしれない。乗車人数や人の動きなどを把握し、今後の交通政策に利用されていくと思われるが、いずれにせよこの調査結果を無駄にはせず、特にバス路線沿線住民をはじめ、おおくの市民にとって意義のある政策が導かれる事を期待したい。バスを運行するのは私営企業であるから官と民との密な連携も重要かと思われる。

バイトとしては前述のとおりかなりおいしいものではなかったかと思う。さすがに終わりのほうは疲労を感じざるを得なかったが、休憩時間はかなり長いし、食事は支給されるし、難しい技量は必要ないし、誰に怒られる事もないし、大きな責任を負わされたわけでもない。いろんな人間を観察する事ができたし、自分の大学の卒業生と話をする事ができた。それでいて1万は軽く越す金をもらえてしまった。なんでも5年ごとに行われる調査らしいが、次回は・・・と、逆にこんなバイトをしている場合ではない身になっていなくてはいけないのですね。

バス乗降客調査スタッフアルバイト~大都市交通センサス(3)

2005年11月13日 | Weblog
朝と同じく出庫路線で駅まで向かう。相変わらず誰も乗らない。今回もダイヤ上の時刻とは無関係に発車。頻発している路線なので、時刻表もほとんど機能しないであろう。定刻より少し早く駅に着き、すこし待機。

朝とは異なり今度は住宅地方面行きの路線となる。発車時刻数分前に乗り場に入線するが、乗客としてはもっと早くバスをつけてほしいところだろう。自分が乗客だったら、もっと早くバスを入れろと苦情をいれたくなるところだ。それでも座席がさらっと埋まる程度の客が乗り込み発車する。

引き続き入口を担当し、乗客に調査カードを配る。と、ここで問題が発生。「朝一度やりましたが・・・」と調査カード受け取りを拒む客が出てきたのだ。今日はこの辺一帯一斉に調査を実施しているので、朝バスで駅に出るときも調査カードを受け取ったのであろう。しかし、調査カードを配らない事には実際の乗降客の正確な人数を把握することはでいない。一応、拒否されたときのために「拒否票袋」なるものが用意され、受け取ってくれなかった乗客の調査カードをその袋の中に入れ、カウントはするのだが、やはりなるべく拒否票をなくしたほうが美しく調査できるはずである。「1回乗車されるごとにお願いしております。恐れ入ります」とご説明申し上げ、なんとか受け取ってもらう。

昼時とあって、買い物客などが目立つ。中高年の男女が多く、サラリーマンや、学生の姿はほとんど見当たらない。駅発住宅地方面の路線なので途中からの乗車はほとんどなく、乗客0の時に記す「×」を紙に連発する。実はこの路線、高校の時の友達の家の近くを通る。しっかりとそのバス停を確認したが、もちろん当人やその家をみることはできず、ふーん程度で通り過ぎていく。ほどなくして終点に到着。この路線も折り返しの時間の余裕はあまりなく、すぐに出発となる。

駅行きは途中からの乗車が多く仕事が多い。各停留所数名ずつの乗客を拾いながら駅へと向かっていく。この路線ではじめての拒否票。あろうことに友人の家の近くのバス停からの乗客であった。「なんですかこれ?」「本日乗降調査を実施しております」「んーと、またにしてくれます?」こんな客に取り合っている時間も体力も無駄だと即座に判断し、客を通す。また今度って、今日しかやってないんだ、バカ野郎、この調査に参加しなかった事を後で悔いても知らないからな!と大きな声で叫びはしなかったが心の中でこの言葉は発せられた。

駅の一つ手前の停留所を過ぎたところで朝と同じく回収をはじめる。やはり駅についたときにスムーズ。バスが駅に着くと、回収用の係員が箱を持って駆けつけてくるが、ときすでに遅し、回収がすでに済んでいて、仕事がない係員はぼけっと突っ立っているのみになる。

駅から次は病院行きとなる。途中まで先ほどと同じ道をとおりながら、病院へと向かう。大きな病院で通院客が多いかな、と思ったら乗客の大半は途中の住宅地のバス停で降りていってしまった。それでも病院発はそれなりの客を乗せ出発。駅までも客が少しずつ乗ってくるが、落ち着いてカードを配る。ミスなどあまり気にしなくてもいい仕事だが、一応丁寧に任務をこなすために、カードの番号の確認は怠らない。

駅について、営業所にもどる。入庫路線であるが、数名の客が乗ってくる。客がいるときは座ってはいけないことになっているので、うっとしい。営業所に戻り、休憩となる(中休)。また一応調査会社の人にチェックを受けてもらうが、(当然のことながら)ミスはなかった。

またまた2時間弱の休憩となり、夕食もまだ支給されない。非常に手持ち無沙汰なので、相方と駅へ外出する事にした。本当は禁止されているのだが、お忙しい調査会社の人たちの目にとまることはなかった。朝タクシーに乗った距離を6分ほど歩き駅に到着。喫茶店を探したが、どこにも見当たらず、結局マクドナルドに入ることにした。お会計は、同じ大学の後輩ということで向こうがもってくれた。40分ほど、言葉についてお話、例えば貴様やお前(御前)は昔尊敬語だったとか、をし、また営業所へ戻る。

ちょうど夕食が支給されているところであった。まだ夕刻16:30と早いが、この休憩を逃すと、ずっと食べられない事になるので、ここで夕食を取る事にした。17時になり、先ほどと同じ運転士とともにバスへ向かう。またまた出庫路線で乗客0。そういえばこの営業所、ほとんど「回送」がないのではないだろうか。営業所に発着するほとんどのバスを一応営業路線として一般客に開放している。

先ほどの駅とは異なり、急行も準急も止まらない小さな駅と病院を結ぶ路線となる。向かう病院は同じである。駅からは帰宅客が多く乗り込んでくる。ネックなのがやはり「朝もやりましたけど・・・」な客。面倒だがいちいち説明する。途中の住宅地でほとんどの乗客が下車、折り返し病院発は通院客や病院職員が多く乗り込み、効率のよい路線だ。

ラストまでこの路線を永遠に繰り返す。片道約20分の路線を5往復くらいしただろうか。駅での待機時間はおよそ2分。駅前が狭いためにわざと待機時間を作らないダイヤ設定なのかもしれない。病院では毎回10ふんほど余裕がある。そのたびに、運転士も交えて雑談をする。給与面は厳しいそうだ。残業しないと、手取り20万行くかどうか。でも休みはまとまって取れる。昔はもっと勤務時間が短かった、などなど・・・。なかなか厳しい職業である事がわかった。

20時を過ぎると病院発の乗客はほとんどいなくらる。駅発は相変わらずの帰宅客。さすがにつかれてきた。同じ路線を何度も往復というのもまたおもしろくない。しかし、ついに病院から営業所へ行く入庫路線となる。これも以前は回送としていたものを乗客に開放したのだそうだ。しかし、乗り込む客はいなく、営業所まですんなりと帰ってくることができた。

バス乗降客調査スタッフアルバイト~大都市交通センサス(2)

2005年11月12日 | Weblog
学園からはまた今きた道を戻り駅行きとなる。あたりは住宅地なので、往路は学生需要、復路は通勤・通学・買い物客などの需要があり、効率の良い路線のように思える。

午前中はこの路線を何往復かする。どちらの折り返し地点も、あまり時間的な余裕があるダイヤではなく、5分前後の待機時間しかない。ひとたび渋滞にはまれば、定時運行ができなくなってしまうだろうが、今日見た限りでは、渋滞はほとんどなく、すべて定刻どおり、あるいは早着する便すらあった。こうした道路状況を把握した上でのダイヤ設定なのだろう。あまり待機時間を取ると非効率である。

11時頃にいったん営業所に戻る。今まで一緒だった運転士は今日の勤務は終了とのこと。われわれの勤務表もここまでのダイヤしか渡されいない。控え室に行き、今までの調査物件のチェックを受ける。チェックをする人は調査会社の人であろう。いつのまにかかなりの人数になっていた。優秀なわれわれは、ほとんどミスはなく、すぐに終了となる。ここで新しい勤務表をもらい、昼食休憩となる。次の出庫は13:17、2時間弱も時間がある。

弁当が支給され、昼食を取る。控え室は、かなりの人、調査会社の人や、調査員やらでいっぱいである。ここでまた人間観察。調査会社の人は、背広の人もいれば私服の人もいる。みんなせわしく「~ダイヤの人はいますか?時間ですよー」と声を張り上げる。ダイヤ番号で言われても、調査員はいちいち自分のダイヤ番号なんて覚えていない、自分が呼ばれていることに気づかない人が多いようで、なかなか人がみつからない。調査会社の人間はたくさんいるが、どうも役割分担ができてないようで、手際が悪い。組織としてうまく機能していないようだ。

ついでに調査員を人間観察。男性が9割以上。みんな定職をもっていなさそう。年齢層は幅広かった。このような交通調査ばかりやっている人もいたようで、さっそく次のお仕事を見つけるため電話している人も見かけられた。

あとは弁当を食べながら、相方と談話して時間を過ごす。話していて気づいたのだが、なんとこの人、自分と同じ大学の卒業生であった。学部は違ったが、往年の大学の話を聞く事ができた。なんとなく親しみを感じる人であった。なんでも演劇関係のお仕事をされていたそうで、今は自分のやりたい事をやるために、会社を辞め、時たま金稼ぎの為にこのような調査に参加されるそうである。

そうこうしているうちに、出庫時間となり出動。先ほどとは違う運転士とご一緒する。午前中とは違う路線を走る。


バス乗降客調査スタッフアルバイト~大都市交通センサス

2005年11月11日 | Weblog
時はさかのぼり10月も半ば、求人情報誌anに表記の求人が出ていた。迷わず早速応募、面接を受け、晴れて今日このバイトに参加する事ができた。

仕事の内容は、路線バスに2人1組で乗り込み、乗降客の人数を調査するというもの。方法としては、一人が入口付近に立ち、乗り込んでくる乗客に調査カードを手渡しし、乗客が降りるときに、出口でもう一人がその調査カードを乗客から受け取るという結構アナログな感じで調査する。調査カードにはナンバリングしてあり、入口の調査員がその番号を停留所ごとに記録、出口の調査スタッフは実際に回収した調査カードに停留所ごとに割り当てられた番号を記入し袋に入れながら、人数をカウントしていく。だから各バス停の乗車、降車人数、またトータルの乗車人数を把握する事ができる。またこの調査カードは簡単なアンケートになっており、乗車方法(現金・バスカード・シルバーパスなど)をたずねるもので該当する部分を折り曲げるだけの簡単なもの。人数のカウントだけなら、カウンターでできるから、この情報も結構重要な調査項目なのであろう。

この調査、おおもとは国土交通省が取り仕切っているようで、バス車内には「交通大センサス、電車やバスをご利用の方の実態を調査します」のような広告が貼られていた。国交省がこの調査を民間の調査専門会社に委託し、自分はこの会社に雇われたわけである。

そして、朝6時、小田急線のとある駅に集合させられる。横浜方面からは意外と小田急線へのアクセスが悪く、途中2回ほど乗換えを要した。さすがに朝早いのでいくら平日といっても電車はガラガラ。こんな朝早くにみんなどこへ向かうのだろうとついつい人間観察をしてしまう。サラリーマン風な人も入れば私服のおじちゃん・おばちゃんもいる。集合場所に行くとすでに20名くらいが集まっていた。しかし、監督員に名前と受付番号を伝え、しばらく待機となる。と、その後15分くらいの間に来るは来るはで結局総勢60名くらいが早朝の駅前に集合した。はたから見れば非常に異様な光景に映っただろう。

どんな人が参加しているのかな、とみてみると、自分と同じくらいの学生や、中年の男性、こんなところにいないでハローワークに行ったほうがよさそうなサラリーマン風な人、フリーターっぽい人、主婦の人まで実にさまざまな人が集まっていた。後から聞いた話だが、東京近辺だけでは人が集まらず、栃木や仙台でもも募集をかけ、わざわざそのひとたちをバスに乗せて、調査に参加させている、とのことだった。確かにこれだけの人を集めるのは容易ではないだろう。調査は今日だけではなく、バスの営業所ごとに何日かに分けて行われているので、さらに人が必要で、また今日もそうだが、前泊でもっと前に行っている人もいる。

6時を過ぎても段取りが悪いのかなかなか次の行動に移らない。15分くらいになって移動開始。駅から1キロもない営業所に、なんとタクシーで。贅沢ではあるが、上の監督員が少ないので、こうして確実に調査員を目的地に到着させるためにしかたないのかもしれない。

営業所につくと、調査会社の監督員が何人か先に待機しており、誘導される。ここで、今日1日ペアを組むパートナーを決められる。方法はいたって簡単、近くにいたもの同士を、性別・年齢・経験関係なく向こうが勝手に「こことここでやって」と組ます。自分は中年のおじさんと組む事になった。この調査には何度か参加されているとのこと。

営業所の建物の中に入ると、前泊のバイトの人をちょうど監督員が各バスに振り分けているところで、まさに戦場、バスの出発過ぎているのに振り分け終わらないなど、かなり混乱しているようだった。朝からご苦労である。自分たちも調査カードや今日一日担当する路線の運行表などが入った、物件袋を渡され待機。ここで自分は相方と相談し入口を担当する事になった。自分は今日が初めてなのでいろいろ不安要素があり、相方にここでたくさん質問をぶつけ、また双方で調査の作戦を練る。こここらへんは調査員に任されている。

7:27出庫予定で、相変わらず雑然とした営業所内で待つ。普段こんなに人が入ることが想定されていない建物はかなり手狭。次第に調査員がバスに乗り込んでいき、自分たちも出番となる。同乗させてもらう運転士と一緒にバスへ向かい、いよいよ仕事が開始となる。実車で駅まで向かうが出庫路線のため乗客は乗らず、出発時間も予定よりも早かった。

駅からは学園ゆきとなり、今度は乗客が乗ってくる。「本日乗降調査を実施しております。お一人様一枚ずつお願いします。」と声をかけながら調査カードを配布する。最初でまだ不慣れだが、なんとか全員に配布終了。駅を発車し、途中でも客にカードを配りながらバスは終点に到着。終点一個前のバス停を過ぎたところで、車内に残っている人たちから調査カードを先に回収。これはわれわれの作戦で、どうせ降りるバス停は終点しかないのだからあらかじめ回収し、乗客にスムーズに降りてもらおうというもの。車内があまりにも込んでいると移動できないので無理だが、結構効果はあったと思う。またもうひとつの策は、手荷物が多かったり、子どもを抱いている乗客からは配ってからすぐに降車停留所を伺い、回収するというもの。乗客の負担にならないようにするためだ。特に上から指示は出されなかったが、よりスムーズに、首尾よく調査を行うために、相方が提案してくれたものであった。
・・・continued


親知らず

2005年11月09日 | Weblog
【親知らず】第三第臼歯。正式には智歯。歯列の最後方に位置し、上下左右計4本。永久歯中最も遅く18~30歳ころはえるが、まったく欠如する人や埋もれたままはえない人も多く、形や位置の異常も少なくない。智歯難生は下顎の智歯い多く、はえるとき歯肉ははれ、痛み、発熱を伴う。治療は抜歯。(百科事典より)

抜歯。

親知らずが自分にもあることを知ったのは意外と早く、中学の頃口の中のレントゲンを撮ったときに歯医者に告げられていた。「しっかりはえていくるでしょう」。

先月より久しぶりに歯医者に通い始めた頃には、そのときまだ姿を見せていなかった親知らずは、上左右2本、確かに存在していた。まったく気づかなかった。そして先生のお言葉。「これは抜いておいたほうがよいでしょう」。抜歯が宣告された。そして今日がその「抜歯」の日に決定。縄文・弥生時代の日本や世界各地で広く、成年式など社会儀礼の一つとして抜歯は行われていたが、今回はなんてことはない、このまま放置しておくとかみ合わせの関係で下の歯茎を傷つけてしまうから、除去しなくてはいけないとのこと。

昨日からそわそわし始めた。明日抜歯か、と。ぬかりなく、歯ブラシを用意し、登校。昼食を済ませたところで覚悟、ひょっとしたらこの先しばらくは普通に食事できないかもしれないな、と。授業が終わり、駅へ向かって歩いているときには手に汗が。基本的に痛そうな事は非常に苦手なので、すでに少し緊張が始まる。と、話し掛けてきたのはサークルの友人。いつの間に隣にいたんだ。「今日これから親知らずを抜きに歯医者に行くんだ」「へぇ、ハンマーで歯を割りながら抜くんだよね」・・・!まさか!?怖すぎて逆に面白い、苦笑いをこらえきらずに早々に別れた。なんでまた、あんな話を。

電車に乗り、予約時間定刻に着く。さすがだな、と思いながら、受付越しに院長先生の姿が。自分を見ておいで、と手招きをする。いつもこんでいるので、さて、少し落ち着こうと思っていたのに、言われるがままに、いすへ座らされていた。口の中を見て「抜こうね」。鏡を持たせてくれ、これが親知らずだよ、と見せてくれたがそんなのどうでもよい。不安そうな顔を悟られたのか、先生は「大丈夫だよ、痛くないから」と肩をたたいてくれる。本当かよ、と疑いながらも、長い針の麻酔を持った院長先生が襲ってきた。ここまできたら仕方ない。

抵抗できるわけもなく、麻酔を打たれる。数箇所、痛い。けどすぐに刺し終わり、先生はどこかに行ってしまった。一人残されたが、すでに麻酔が効き始めている。違和感を感じる。先生は5分後くらいに戻ってきた。口をあけてねー、と何かの器具を口に入れる。「いま抜いてるからね」・・・えっ?麻酔の確認だけじゃないの?不意打ち。確かになにやら力を入れぐいぐい引っ張っている。なにか音がしていたがよく覚えていない。麻酔のため、何も感じない中、器具を1回変えてさらにひっぱたら、どうやら抜けたようだ。30秒くらいであっさり終了。本当になにも感じなかった。こんなに早いものか?とあっけに取られる中、先生は「歯、もって帰っていいからね」と手に握らせてくれた。ろくなお礼も言えず、待合室で待機となる。

氷で冷やし、ガーゼを取り替えて、終了。いや、本当に、思ってた以上に何事もなかった。「またおいで」といわれ、次回の予約を入れて、かえる。麻酔で何も感じないのだが歯を抜いた、という事実だけで痛い気がする。自分でも情けなくなる。いつもの60%くらいのスピードでとろりとろりと進む。痛み止めをもらった薬局では、不安のあまり、たくさん質問してしまった。

やはり歯をぬいた、という事実は大きい。完全に弱った。電車のなかの人、すれ違う人全員が自分より大きく見えた。「こっちにおいで」と怪しいおじさんに手招きをされたら何も考えずについて行ってしまっただろう。それでもなんとか家に到着。すかさず痛み止めを飲む。

それにしても、親知らずの治療はやはり、抜歯、しかないのだろうか。古典的な治療方法なきがするがもっと他の方法はないのかな、と考えてしまう。それ以前に、なぜ抜かなくてはいけないような、不必要な歯がはえてくるのだろう?不思議でたまらなかった。


東京モーターショー (3)

2005年11月06日 | Weblog
その後は中央ホールや西ホールへと進んでいき、トヨタ、日産などのブースを巡る。各社ともステージを設け、そこで目玉の車を展示する。実用的なものもあれば、まだ実現段階でないもの・夢見がちな車もあった。運転席が360度回転し、バックが楽になる、という車は残念らがら展示されているだけで、実際に動いているところは時間があわずみることができなかった。

庶民的なものとしてはマーチが普通に展示されていた。福祉車両という事で、いすが自動的に動き、車外にいる車椅子の人が簡単に乗れる車や、その車椅子をトランクに、これまた自動で格納する車も見られた。環境に配慮した車もいくつかありFUHV(だったかな)など聞いたことのあるものもあった。この辺りは今という時代を映し出した車であるといっていいだろう。

それに対し、高級車も数多く展示され、特に外国メーカーは「高級感」を前面に打ち出した車の展示が多かった。福祉・環境・未来を扱う国産メーカーとは対照的であるといっていいだろう。

結局終了18時めいっぱいまでめぐった。正直、少し時間が足りない感もあったが、それでも十分楽しむ事ができた。車には興味がないので、あまり面白くはないかな、と思っていたが、実際足を運ぶと結構興味津々とみてしまった。これからまだ進化するであろう車を先取りで見れ、今後の車社会の未来を想像しながら、遠い遠い我が家へと足を向けた。

東京モーターショー (2)

2005年11月05日 | Weblog
この建物(北ホール)にはあと、二輪車のコーナーも。ヤマハやホンダといったおなじみの会社も、最新の二輪車を展示している。BMWの二輪車も。車だけかと思ったら、しっかり二輪車にもあの水色のマークがついた二輪車が展示されていた。ハーレーダビッドソンのコーナーはやはり人気が高く、客が集まっている。でも、なんか白バイに似ている、と思ってしまった自分は真の価値を理解できない人間なのだろうか。この二輪車には実際またがることができ、友人が楽しそうに試乗していた。

北ホールのもう一つの目玉はなんといっても、トミカコーナー。そう、あのミニカーのコーナーがあるのだ。わくわくしながら行ってみると、雲行きが怪しい、ガキの声が聞こえてくる・・・。あたりまえか、子どものおもちゃだもんな、と思いつつ足を運ぶと、実際、お子様ばかりで、大人はほとんどみあたらない。そんなことは気にせず、構わず見学。歴代のトミカのミニカーが、一堂に会し展示されていた!パトカーだけでもこんなに種類があったのか、え、軍用機もミニカーにしていたのか、と感動。ミニカーができるまでの工場の工程も展示。ふりがな付で、よみやすかった。

時計をみるとすでに16:30。結構時間を取ってしまった。と、ここからは本題の車の展示へ。まずは東ホールから。最新のカーナビを見つつ、最初はBMWのコーナー。最新の車が並べられているのだろうが、街中で見るBMWとどこが違うのかよくわからない。もともと車にはまったく興味がないので詳しい事はさっぱりわからない。ただやはり高級感はあることは確か。そういえばBMWはどこの国の会社だろう?と議論は未解決のまま、いつのまにかホンダのコーナー。おなじみのオッデセイはなんかライト周りがいかめしい顔つきになっていた。ステージには、みたこともないような車。ドアの開き方がなんか半端じゃなくすごい。コンパニオンとともにその車はまわっていた。

お隣のスズキのコーナーへ。軽、の帝王でも、ステージに展示されている車は、扉が三箇所開く、ちょっと大き目の車。それでも車内は2列なので、後部座席の足元がやたらと広そうであった。

そのお隣はスバル。星のマークがかっこいいな、としか思わず、印象に残った車は・・・、思い出せない。

あとはGMのコーナーもあったが、へー、ふーんくらい、そういえばGMの車を、まじまじと見たのは初めてかも知れない。


東京モーターショー

2005年11月04日 | Weblog
先日、エスカレーターの後ろの人たちが、「またモーターショーに行きたい」と行っていたり、新聞やテレビで大きく取り上げられていて、特に興味はないけど、行かないとなんとなく悔しいので、行っちゃいました、第39回東京モーターショー。会期が11/6まで、土日は込みそうなので、学校が休みの今日の平日金曜日に急遽行こうかなと思い立った。
東京モーターショーの会場は幕張メッセ。これじやあ千葉モーターショーだな、と思いながら、横浜方面からの最安ルートを検索。結果、渋谷まで東横線、銀座線で日本橋、東西線に乗り継ぎ、西船橋、さらに総武線で本郷幕張駅、最後はシャトルバスでメッセ会場、という気の遠くなるようなルートで行くことに。2時間は下らなかった。料金は途中定期券のお陰で1000円弱。
ノンストップシャトルバスは10分くらいで会場へ。会場付近の道はすべて封鎖されていた。降車バス停すぐが入り口、15時以降入場のアフタヌーン入場券1000円を支払う。一般券より200円安い。
案内パンフレットをてに、最初は西ホールの部品・二輪車コーナーに行くことに。広いホールには企業ごとにブースが。確かに部品が並べられているが、ハブなど、ただ置かれていても、よく分からない。
ある企業のブースでちょうどショータイム。なんでも、運転する人の顔を誰だか見分け、その人に合うように、例えば温度調節などをカスタマイズしてくれるという。また、人と車のコミュニケーションと銘打ち、「この先、新しいお店がオープンしました。お時間があったらお立ち寄り下さい」とか「そろそろお母さんの誕生日です。この先によいお店があります」などと知らせてくれるという。また、目をつぶった状態を感知し、ドライバーに冷たい風を送ってくれるらしい。目の細い人にも大丈夫なのかな。最新の技術だが、どこまで実用化されるのだろうか。
…続く