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ちゅごくちゅーごく!~中国江南地方旅行4日目

2007年12月08日 | Weblog
そんなわけで中国旅行も半分があっという間に過ぎ、4日目に突入。

最初に六和塔に行く。高さ100メートルくらいはあるだろうか。その中に登るが、中は階段がない。上に上がると杭州市内を一望できるのだが、1つ気になるものが目に飛び込んできた。

一直線の道路。それも横幅がかなりあり、大きな川と垂直になるように伸び、端っこは川ぎりぎりまで来ているようだ。周りに大きな建物がなく開けており、ひょっとして飛行機の離発着用かな、とも考えられる。民間用ではなく、軍事用。

次に茶葉博物館に行く。館内では葉をすりつぶす器具が展示されていたり、パネルでお茶に関することが解説されていたりしたが、最後には試飲の時間も。一部屋に15人くらいが集められ、一人の係員が日本語でお茶をいれながら説明してくれる。一葉茶やジャスミン茶などを、小さなおちょこくらいの大きさの入れ物で飲むが一葉茶が非常に苦い。しかし不思議なことに二口、三口と飲むにつれ、苦さがなくなり甘さも感じられるようになる。きれいなお姉さんの上手な日本語を聞きながらの試飲はあっという間に終わってしまった。

午前中最後の観光地は黄龍洞。「縁」と赤字で大きく書かれた岩がある。ほかのツアー参加者はグループごとに仲良くその前で記念撮影をするのだが、自分たちはすこぶる仲が悪いので、岩の前で取っ組み合いながら記念撮影・・・。

ツアーの参加者、4日目ともなると毎日同じ顔を合わせ一日の大半を一緒に過ごすので仲がよくなってきた。

昼食はまた円卓で食事。8~9人ごとに分かれるのが、顔ぶれが固定されてきた。最初のうちはいろいろなグループが入り混じっていたが、この頃になると、「こっち、こっち」と手招きされ同じ顔ぶれの円卓に招かれる。

自分たちが所属したグループは若い夫婦2組と女性2人組、そして自分たち3人組み。出会ってまだ数日だが、みんな1つも目標に向かって懸命だった。そう、「完食」大概の円卓は、出される食事の量が多く食べきれないのだが、この円卓だけは明らかにその量が少ない。そしていつしか、これ全部食べれるんじゃね、みたいな雰囲気になり・・・この昼食で初の目標達成。食事の最中は異様な雰囲気に包まれる。量の多い野菜炒めが出されると、うわ、これいけるのかよ・・・と考えつつ箸を止めない。止めれない。そして白くなった皿がどんどん積み重ねられ・・・全ての皿がそうなったとき、思わずみんなでその前で記念撮影。いや、楽しい食事だわ。

午後は、西湖を遊覧船でまわる。この杭州という都市のシンボル的な存在となっているようで、環境の悪い他都市に比べ、この湖があるおかげで、環境に恵まれた都市として人気が高いそうだ。しかい、正直なところ遊覧船に乗っても特に見所はなく、少々退屈な船旅となってしまった。

続いてその西湖周辺で自由行動となる。地図を広げて、とりあえず湖の周りを歩いて出島みたいになっているところまで歩いてみようと。おしゃれな喫茶店が並び、湖の周りで憩う現地の人が大勢いる。ごみごみして空気の悪い少々汚い中国、というイメージはまったく当てはまらない。

その出島の近くまで来たところで、湖と反対の少し高くなっている山を見て、「人がいる」と一人の友人が。次に「あそこへ行きたい」と。自由行動の時間はそう多くはなく、また少し離れている上、少し山を登らなくてはならなさそうなところを見て、それは無理だと主張するも、そんなのお構いなしに人を引っ張っていってしまう友人である。今回も勝つことはできず、仕方なくそこへ向かうが・・・、そこは「宝石流霞」という杭州の新名勝地であった。階段を駆け上がり、岩を登ると(わりと命がけ)確かに杭州の街並みが眼下にひらけ、いい景色をながめることができた。まあ疲労もすごかったが・・・

集合時間に間に合わせるため、通りでタクシーを拾う。集合場所のホテルの名前を書いて見せても理解してくれない。仕方ないから近くの観光名所の名前を書いてやっと発車。無事に集合時間に間に合ったわけだが・・・


最後の夕食。円卓はもちろんあのメンバーで。目指すはもちろんあの二文字。そして食事が運ばれてくるが・・・、今回もその種類と量は半端なく多く、しかも途中で白米がどかんとのった皿が出され・・・「これはさすがに無理だね」っていう声が。しかし、その声は異様な雰囲気に消されることになり、誰もが黙々と食べ続ける。よく分からない目標のために。そしてよくわからないうちに再び空の皿の前で二回目の記念撮影をしたのだった・・・。あの一体感、一体なんだったんだろうといまだになぞである。旅のいい思い出にはなったが。

食事後、バスはホテルへと向かうのだが、食事したホテルが繁華街にあり、このままホテルに戻るのはもったいない、ということでバスには乗らず、繁華街を練り歩くことにした。さっき円卓で一緒だった女性二人組も交えて、5人で延安路というメインストリートを歩く。やたらケンタッキーが多い。ほかにもブティック店など様々な店の明かりで、非常に明るい。

交差点の角で本屋を発見し、入ってみる。中国で本屋を見るのは初めて。雑誌やら専門書やら、4階分すべてが本で埋め尽くされていた。友人は日本語の参考書を買っていたが、逆にわれわれからすれば中国語を学べることになるのか。自分は地図を購入。そしてガイドブックのコーナーで気づいたが、なぜか日本のそれが抜けている。カナダやイタリアはあるのだが、まだ敵国ニッポン、なのだろうか。

先ほどの西湖まで歩き、運よく噴水のショーを見ることができた。音楽に合わせ高くあがる噴水は見ていて楽しかった。そして近くのスタバへ。ここで1時間ほどみんなで話をする。日本と同じような雰囲気の店内は非常に落ち着き、楽しい時間を提供してくれた。

ホテルへはまたタクシーで。もう中国のタクシーは完全に乗りなれた。いつものようにホテル名の書かれた紙を差し出し、メーターを倒すよう促すだけ。何のトラブルもなく、初乗り200円もしないタクシーは非常に便利。

中国最後の夜は、明け方まで眠らずに続いた。


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