今年ももう終わり。
突然だが、実は毎日、日記を書いていた。手帳に。一日のざっとした流れを時間と共に記し、内容を文章で。
流れは割りと細かく、夕食は家だったのか、外だったのか、外なら場所と店はどこだったのか、毎日分かるようになっている。
起きた時間と、寝た時間も。昼寝した時間もだ。
文章は細かい字で書き、毎日600~700字くらいになっている。
だから数分で終わるような日記ではなく、結構時間がかかる。
書かれている内容は大したことないかもしれない。まあそれはそれでもいい。いつか、将来、再び日記を開いたとき、ああ、このときはこんなことしていたんだ、こんなこと考えていたんだ、と楽しめないこともないだろう。
そして、毎日700字分、何かをして、何かを考えなくてはいけない。何もせず、何も考えなければ、何も書けない。
だから、日記は毎日を有意義に過ごそうというインセンティブを与えてくれる。毎日欠かさず埋めてきた。空欄一切なし。時にはあまりにも多くのことが一日でありすぎて、欄外へ。一日として、空虚だった日はなかったと、並んだ文字が証明する。他人からすれば、どうでもいいことばかりかもしれないが。
稚拙な文章だ。読み返して、嫌になることもある。しかし、それでもまあ、捨てずにおいておこう。365日、何かをしてきたんだから。