現在ドイツで開催中のゲリー・ウェバー・オープンの2回戦は、前の試合で錦織が脇腹を
痛めたため棄権なのです。棄権していなければ、今の時間帯はテレビ観戦をしていたはずです。
まあ、この錦織は日本のプロのテニス選手として、その力量と存在感は唯一無二と言ってもいい
存在です。いま世界ランク6位で、昨日の経済誌『フォーブス』による発表では、年収36億円で
国内アスリートでは1位、世界でも29位なのだそうです。
年収の大半はユニクロや日清など16社のスポンサー収入のようです。しかし、日本のテニス選手
がこうした収入を得ることができることなど、日本のテニス史を顧みる中では考えられない奇跡的
なことだと思うのです。
それで、今日テニスコートからの帰途ある仲間と一緒だったので、「今夜の錦織戦は見る?」
と聞いたら、「見ない!」、「どうして?」、「あんな女たらしは嫌いだから」 。
錦織が大会に出場している時には、その試合のことなどについて皆でよく話題にするのです。
そういったとき、ほとんどのメンバーは話に加わって錦織の試合結果に花が咲くといったこと
になります。
でも、今日、帰りがけに話したメンバーは、錦織を嫌いだというわけです。
このメンバーも、毎日のようにみんなで仲良くテニスを楽しむ仲間なのです。テニスの上手さ
では上級に属するほうなので、錦織のテニスについてもかならず一家言あるはずなのです。
でも、女たらしだからという定かならぬ理由で、錦織か嫌いだ!といわれるわけです。
その帰路一人になってから、「そうなんだよな、びっくりしたけど、ほんとうにみんなそれぞれ
なんだよな」と思いながら、一瞬なんだか、舛添さんのことがフッと頭のすみを横切ったわけ
でした。
tさんの言われる、阿川佐和子都知事、国谷裕子副知事のコンビはハッとするようなアイデア
だと思います。こうした候補者?については、まったく想定外以上のことです。
そうだ、国谷さんがいるんだ、と思いました。
国谷さんは、池上彰さんとおなじように、あり得ない候補者ではないかと思うのです。でも、
先日の黒柳さんとの対談番組では、社会のお役に立つことができたら!と言われていたわけ
ですからね。
阿川さんについては、その著書『聞く力』を読もうかなと思ったくらいで、特別の関心が
あるわけではなくよく分らないといったところです。もし立候補されたら、直ぐに図書館に行きます。
むかし、阿川さんの父上が書いた『井上成美』を読んで、とてもよかったという記憶があります。
長い間、月刊『文藝春秋』の巻頭言を書かれていて、ときに読ませていただいたことがある
程度の知り方で、遠藤周作さんや三浦朱門といった文学者仲間とのエピソードなどでも、
個性的なかたのようですね。いずれにしてもWikiレベルの部分理解といったところです。
あと、阿川さんについては、ビートたけしのバラエティー番組ではよく見ました。
とにかく、今回の舛添問題はぼくにとってもよい経験になりました。
いくつかのことについて、寝ぼけていた目を少しばかり覚まされるといったことです。
昨日に至る数日間の舛添さんは、自分のことについて心の底から反省していたと思うのです。
その反省を踏まえた謝罪と今後の決意を、全てのマスメデイアとほとんどの都民は
罵倒・嘲馬・面罵し、なおかつ冷笑しつづけたわけです。
まあ、舛添さんにたいするそうした仕打ちにたいして、ぼくも自分なりに理解不能という
わけでは全くないのです。でも、でもなんですけどね。
その他ぼくなりに、舛添さん続投支持について、いくつかの思いや証拠もあったんですけど、
書くのが面倒だし、書いたところでぼくのいい加減な屁理屈など非難されることは明らか
ですから。
……結局、よくわからないですね。しかしそれにしても、みなさんつよいですね。