はらじゅく86のブログ

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火の用心

2016-12-26 16:49:16 | 日記

糸魚川の大規模火災に遭われた方々、心よりお見舞い申し上げます。

この年の瀬に本当に大変なことになってしまいました。

こんなときこそ、皆で助け合っていきたいものです。暴動など起きないのは日本の良い面です。

寒い時こそ火のありがたみが身にしみますが同時にその扱いは細心の注意を払わねばなりません。

ほんのわずかな油断が大惨事になってしまい、それぞれの人生が変わってしまう、その怖さを忘れないようにしたいものです。

新年会のお知らせ。Yさんいつもありがとうございます

 


天皇陛下誕生日の記者会見?

2016-12-20 23:51:42 | 日記

この20日(本日)に記者会見がひらかれたというニュースは見当たりません。発表は23日でしょうか。
下記の記事はとても刺激的な内容です。注意深くことの推移を見守るということでしかありません。
メデイア情報の真偽のレベルにしても慎重に判断するように、そしてできるだけ全体性を見失うことが
ないように、よたよたとでもじぶんなりに感じ、思い、考えつづ
けてみることを、とはおもうのですが。

◆「本日19日、天皇と安倍首相らとの宮中午餐(昼食会)が予定されていたのだが、今朝にな
って、宮内庁がこれを取りやめたことを発表したのである。この昼食会は天皇が皇居に首相や
閣僚らを招いてねぎらうという年末の恒例行事。宮内庁は天皇が16日から風邪の症状をみせ
ていることを理由にしているが、現在は微熱といい、また天皇誕生日を前にした記者会見が延期
になるという情報は現段階で入ってきていない」この記事の詳細は下記で。
昼食会を拒否、天皇はやっぱり安倍に激怒していた!誕生日会見で生前退位や憲法への姿勢を批判

◆「12月20日に予定されている、天皇陛下の「お誕生日会見」。陛下と記者がやり取りできる唯一
のこの機会に、安倍官邸は戦々恐々としている」詳細は下記記事で。

天皇陛下」お誕生日会見、生前退位への言及は「“摂政は感心しない”と仰っていた」ご学友語る

 


ASKA、オスプレイ、ムスリム、気になった報道!

2016-12-19 21:25:58 | 日記

「NewsPicks」というニュース共有サービスのサイトがあります。
利用しているかたもいるかもしれませんが、ぼくは無料版でときどきアクセスしています。
そしてぼくなりに有意義と感じる点があります。政治・経済記事がメインですが、その他の
ニュースも取り上げています。何よりもいいのは、記事に関する専門家も含めたたくさんの
フォロワーのコメントが投稿されていることです。ぼくは事件があったりするとスマホでもア
クセスするときがあります。 
ニュース関係のサイトでは、「SmartNews」も総合ニュースサイトとして助かっています。
ただ、このサイトはスマホ専用で、パソコンでは閲覧できないはずです。運営は若い人た
ちで立ち上げた会社で、社長の鈴木健さんは、『なめらかな社会とその敵』 勁草書房2013
の著者としても若い人たちには人気があると思います。ぼくは内田樹さんのツイートで知り
ました。数学者の森田真生さんとも学生時代からの親しい友人のようです。森田さんも内田
さんのツイートでたびたび紹介されています。しかし残念ながらこの本は僕にはほとんど理解
不能です。ぼくがもっともっと若かったら挑戦してみたいのですが、残念でもしかたありません。

◆歌手のASKAさんが勾留期限満期の今日、自由の身に!
覚醒剤使用したとして逮捕 ASKAさんを不起訴」NewsPicks
もしかしてアクセスしても閲覧不可の場合を考えて、この記事のコメントを下に幾つかコピペ
してみます。 

堀 潤 NPO法人 8bitNews代表/ジャーナリスト
1時間前
先日の逮捕報道の際に、「推定無罪の原則を忘れ、手錠をかける前から容疑者扱いし追いかけ
回す姿勢はおかしい」と自分がMCやコメンテーターをつとめるテレビ、ラジオ番組では注文をつけ、
発信にも注意を払った。警察からのリークに乗っかる報道にNOを。

金泉俊輔 週刊SPA!日刊SPA!編集長
3時間前
逮捕報道段階で、犯人と断定するコメントの嵐をみて、逮捕経緯の不自然さも気になり、私は↓の
pickをしました。逮捕段階での断定は本当に危険です。SPA!はかなり慎重に対応しています。
11月28日pick
報道では逮捕状が出ているようですが、本人は任意捜査段階での尿検査の陽性反応(おそら
く簡易判定)を否定しています。周囲は起訴されるまで冷静な対応をするべきと考えます。大室
医師も書いているように本件は概要を見ても「後遺症と治療」の観点から考えるべきではないで
しょうか。現行法ではそうはいかないのでしょうが……。

荘司雅彦 弁護士
2時間前
尿から陽性反応が出ているのに不起訴というのは、極めて珍しいです。
「自ら被害届を出した」というところから、第三者に覚せい剤を打たれたと弁解し、それを検察は
信じたのでしょうか?
まあ、検察は「無罪」になるのがとても怖いですからねー。
世間が注目する事件で「無罪判決」を受けると、検事正の出世にも響くのでしょうか(笑)
一般の覚醒剤時半だったら、起訴は間違いのない事案です。
「無罪推定原則」で不起訴にするのではなく、組織と個人の出世のための不起訴。
いやー、お役所です。

山田広毅 日比谷中田法律事務所 弁護士
3時間前
勾留延長満期まで身柄拘束していたことにも着目したい。

◆「ムスリムの学生に配慮:上智大学」カトリック新聞オンライン
「上智大学(設立母体・イエズス会)では先頃、学生や教職員の文化・民族・宗教が多様化する
中で、「共生」の取り組みの一環として、ムスリム(イスラーム教徒)の学生向けのハラルフード
専門食堂を、東京・千代田区の四谷キャンパスに開設した」

こうした試みは日本では初めてではないでしょうか。上智大ならではの取り組みだと思います。
いつか近くにいく機会があったら、その食堂でハラルフードを食べてみたいと思います。
下記の記事は、週刊配信で無料のカトリック新聞オンラインからです。

◆「米海兵隊オスプレイ、アフガンでの運用率1%、事故率は41倍 」沖縄タイムス
「米海兵隊が2010~12米会計年度にアフガニスタンに配備した航空機12機種のうち、ヘリ
機能を持つ6機種のなかで、垂直離着陸型輸送機MV22オスプレイの運用率が1・02%と
極端に低く、ほとんど使われていなかったことが14日までに分かった。クラスA~Dの事故の
割合は、全12機種平均の約41倍と突出している。」

オスプレイの危険性がここまで酷い現実であるのだということは、むしろこの報道の真偽性を疑
ってしまうほどに危うい問題がありそうです。虚言、反復、隠ぺい、糊塗、喧伝、なにが真実!

このオスプレイ墜落の問題では何人かの評論家が指摘していますが、マスメデイアのの報道は
不適切ないじょうの間違った報道だと思います。たとえば報道では「不時着」とされているわけで
すけど、沖縄の米軍では「墜落」と発言していたということですし、何よりもあの岩場に墜落した
機体がバラバラに分解しているニュース画像をみれば明らかなはです。

沖縄の問題は、沖縄の新聞を読まないと正しい理解はできないと思います。昔からの友人が
ずっと沖縄問題に取り組んでいて、その活動組織のメール情報を転送してくれます。そこで引用
されている新聞の記事はほとんどが現地沖縄の新聞です。上記の記事は沖縄タイムスです。
それにしても、沖縄の問題に限らず、朝日新聞をはじめとした大手新聞の報道には目を覆うばか
りです。朝日新聞の購読をやめてから半年以上になります。今度とるとしたら東京新聞ですね。

今は各紙のデジタル版を拾い読みしています。でも、朝日デジタルは980円もったいないけど
(月に300本)払っています。今後どうするか考慮中です。すぐ近くにある図書館にはかなりの
新聞がそろっているし、事件についての報道は無料の媒体でも問題なくすみそうです。

ぼくが新聞に期待していた最大のことは、なにか本当のこと!を読みとることが出来る情報
を得ることができたらいいなということでした。例えば、批評家や作家や学者さんなどの新しい、
分りやすい、とくべつに大切で必要な情報などに出会いたい。そうしたことについてのコメントや
評論や新旧本の紹介とか。また大きな事件の報道・解説にしても読んで感銘を受ける記事を、
そして、本当のところどうなんだといった真実を大胆に追求する記事を期待していた…。

でも、もう無理だと思いますね。今のお茶を濁すような記事をふつうに読んでいたら、世の中の
内状や人と人間の内情についてのいろいろな事ごとが、よけい分らなくなってしまいそうです。
結局のところ、自分が本当に必要とする情報は、じぶんで探しあるいて見つけ出すしかないで
すね。いまふと思い当ったのですが、医療の世界での標準治療についての考え(科学的真実
とされていて、現今の大方のマスメディアの情報は標準治療教条主義に陥っている可能性)
についても、同じように類比できるのではないかと思うのですが。 近藤医師信奉独断論者は
ぼくなのかもしれませんが、こんどぼくなりの近藤説支持的独断主義を書かせていただきたい
とおもいます。 
まあ、いつもながらの勝手きままな漫語放言で申しわけありません。いくつになっても、じぶん
という内面性は変りようがありません。
 


ゴッホ展と松岡正剛さん!

2016-12-18 01:16:37 | 日記


一昨晩書いた投稿記事を昨朝がた書き足したりしてみたのですが、今また読み返してみたら、
展覧会にいってきたのにその感想を書いてないのはおかしなことだよね、ということに思い
いたりました。
そこで、一昨晩のことを思い出してみるのですが、アルコールは殆どまわっていなかったはず
なのになぜだか展覧会の感想を書くというよりも、自分にとってのゴッホの想い出を少しば
かり書いてみたということでした。

しかし今、改めて感想としてどうだったのかなと思い出してみるわけです。しかし、絵を思い
だすまえに、とにかく会場が混雑していて見学者の人込みをかき分けつつ人と人のあいだから
絵を眺めたという印象がが強くあるのです。しかし、久しぶりに逢ったゴッホの絵の印象なの
ですが、下記するようになんともお恥ずかしい結果なのです。

まずゴッホ展の本物の絵「収穫」ですが、この部屋にあるにせものよりも一回り以上大きく、
色彩はすこしばかりより鮮やかな色合いだったので一瞬ハッとさせられたのです。ひとつ新た
に発見したのは、絵の中の人物が一人だと思っていたのが実際は4人なのでした。今まで登場
人物をほとんど気にしてなかったわけです。でも、ゴッホがそこで働いているひとたちに思い
をこめなかったはずはないわけです。とにかく、この絵の前に佇んだ時間がいちばん長かった
と思います。最初にこの絵の前に立ったときは、昔思いをうち明けることをしなかった女性に
数十年ぶりに逢うような気持だったのでした。
またもうひとつ気がついたことは、額縁がたぶん木製で、お粗末と言ってもいいような素朴で
荒削りなものなのです。それは無装飾の装飾といえるようなものでもあったので、少しばかり
驚いた点でもありました。この部屋の偽物ももちろん木製の額縁ですが、本物のよりも装飾的
でお上品なかんじがするわけです。しかし、本物の額縁は誰が考えたものなのか知りたいですね。
この絵を初めて鑑賞用に自宅のピアノの上に飾った、新婚の弟の画商でもあったテオだったので
しょうか。

しかし、この展覧会の絵についての全体的な印象なのですが、格別な感想はないのです。この
「収穫」だけではなくゴーギャンの絵についても言えることですが、この部屋の複製画(印刷の
上に筆タッチで加工されている)でも、ぼくにとっては観ることに十分堪ええるということなの
です。まあ、「収穫」の本物をみて新たな発見と色彩の違いなど感じたことはあったのですが、
でも、要するにぼくにとってはわざわざ展覧会にいかなくても、例えば複製画や図書館の画集を
見たりすればそれでいいかなということになりそうなのです。
しかしそうしたことというのはつまり、ぼくの絵画に対する“センスや感性の質”と、また絵と
向き合うじぶんの“人生経験の質”の貧しさのしからしむるところなのだと思うわけです。

こうしたことについて、たとえば美術評論家ではなくても例えば、生物学者の福岡伸一さんは
フェルメールについて一冊の本『フェルメール 光の王国』を書いているし、小林秀雄は『近代絵画』
で沢山の西洋の画家を味わい論じているわけです。作家の伊集院静さんが現在、月刊『文藝春秋』に
「文字に美はありや」という書についてのエッセイを連載しています。このところ毎月読んでは
いるのですが、しかし競輪・麻雀…の愛好家である伊集院静さんのイメージが消えてしまいます。
そして今年の紫綬褒章の受章もむべなるかなという思いがするわけです。
当然のことですけど、ここで彼我の比較を何とやらということでは全くありえず、ただ上記したような
じぶんの“精神世界、観念の貧しさ”はいかんともしがたく、絵画や書の鑑賞ということについてでも
この“魂の質”を自問するというぜんたいてきな課題に改めて直面するということになる次第なのです。が。

今、NHK Eテレで日曜美術館「幕末の異端児 鈴木其一」が放送されていました。この番組は
たまに見たことがありますけど、いい番組なんだなあと、いま改めてそうおもいます。絵画を見て
味わうということについて、以前よりも自覚的になれたと思います。それというのも、こうして
よく考えることもせずに頭のなかにおもいうかぶことを書き流していることのお陰でもあります。
じぶんにとってほんとうに、こうした綴り方教室を書くことは意義があることです。こうした場をつ
くっていただいた tさんにはあらためて感謝する次第です。 

◆松岡正剛さんの9日配信の無料メルマガ「千夜千冊」の記事を読んで、すこし感じたことがあります。
下記の記事がその一部なのですが、そのブログの方にある記事全文の内容はそれなりに興味深いこと
がらなのです。でもぼくがこころをひかれたのは、松岡さんがこのメルマガの配信日の直後くらいに
肺がんの手術を予定していると書かれていたことなのです。

ぼくは松岡さんの本は読んだことが無く、松岡さんについては昔、吉本さんとの対談を読んだくらいの
知識です。でもブログなどを読むなかで、その博覧強記というのか知識の幅広さはすごいなとも思う
のです。と、ぼくが言っても意味がないのですが、そのように世上いわれていると思うのです。
(でも、松岡さんを検索したらすぐにヒットしたのは、ピケティを訳した山形浩生さんの松岡批評でした。
でもそれはこの際どうでもよいことで、ぼくの理解の範囲を99%越えた経済学の問題なのです。
でもとにかく、松岡経済評論否定の批評なので、いろいろな批判があるのだと改めて感じたことでした)

本題ですが、ぼくが松岡さんの手術について一番におもったことは、松岡さんも標準治療を受けられる
のだ!ということなのです。吉本さんの大腸がんや糖尿病の治療については、それなりの治療の道筋を
理解することはできるのですけど、松岡さんもやはりそうなんだという思いをもつなかで、しかし、当然だ
よねとおもいつつも、でもやっぱりそうなんだ、というのがぼくの気持なのです。メルマガの記事を読むと
井上ひさしさんだって目一杯標準治療コースを受けられたみたいだし、お二人ともそれ以外の選択肢は
ないという生命を賭けた最終決断をしたわけです。

きょう、NHKでしたか「ニボルマブ」について特集番組を放送していました。
画期的な薬剤だという方向で取り上げていたように思ったのですが、丁寧に見たわけではないので
よくわかりません。ぼくの手元には月刊文春の2016年5月号の「がんを消す免疫薬も真実」という
立花隆さんとこの薬(免疫チェックポイント阻害剤)を発見し、薬剤の開発まで中心的に関わった研究
チームを主宰する、京大名誉教授・本庶佑さんの対談記事があります。でもここで本庶教授が言われて
いることは、NHKの番組の内容とはだいぶ異なるようにおもうのです。がどうなのでしょうか。

いずれにしても、松岡さんのご回復をお祈りさせていただくのですが。だいぶ前の「千夜一冊」HP
には松岡さんの古希祝いのイベントの様子がアップされていて、200人近くの関係者や著名人で盛大に
おこなわれた様子を拝見することが出来ました。法政大総長の田中優子さん、大澤真幸さん、美輪明宏
さんなど編集工学研究所の所長さんというか学校の校長さんらしく賑やかな古希祝いになっていますね。
趣味の問題なのかまた関係性の問題であるのか、ともかく一番は価値観、方向性の問題なのだと思う
のです。が。

下記のメールの文章の最後に松岡正剛さんのブログのリンクがあります
【当夜案内】(千夜千冊編集部より)
 井上ひさしさんは、
 松岡とも交流が深く、
 「連塾」というイベントでは、
 ゲストとして日本の未来を
 語り合った仲でした。
 娘・井上麻矢さんは、
 松岡が校長を務める
 イシス編集学校の生徒でもあり、
 父・ひさしさんが「松岡さんが
 やっている学校だから身につく
 はずです」と後押ししてくれた
 こともあって受講されていました。
 井上ひさしさんは、突然の病気の
 宣告に劇団「こまつ座」を麻矢さんに
 託すことを決断します。
 経理を見ていた程度だった麻矢さんは、
 いかにして井上ひさしの演劇を
 継承したのか。
 松岡が本書に託したかった思いとともに、
 井上父子に継承された「型」に
 触れてみてください。
 ⇒1625夜
 『夜中の電話』(井上麻矢)はこちら。松岡正剛「千夜一冊」ブログ(URL)

 

 


美濃加茂市・藤井市長事件とゴッホ展!

2016-12-15 21:53:07 | 日記

『週刊プレイボーイ』の今週号(12日発売)を読みました。
江川紹子さんが美濃加茂市長・藤井浩人さんの事件について、継続して
傍聴した裁判の感想を書かれています。いや、感想というよりも高裁の公判
と判決に対する鋭い批判ではないかとおもうのです。

その記事の全文を読んでいただきたいのですが、ここにアップすることは
できません。それで見出しと、記事の最終部分の一部の写真を下記にアップ
させていただきました。
見出しの文字は、「判決はずっと前から決まっていた?美濃加茂市長まさ
かの逆転有罪 、
名古屋高裁に棲む『魔物』の正体!

小見出しは「名古屋高裁は現職市長である被告人の証言を一度も求めること
なく、詐欺師とその関係者たちの”疑惑の証言”を頼りに逆転有罪判決を言
渡した。過去にもたびたび”推定無罪”の原則を無視したような判断を下し
てきた
名古屋高裁には、本当に『魔物』が棲んでいるのか?」 

また、記事を読んで特に、下記した江川さんの文章には驚きました。そしてこれ
からの最高裁の判決が本当に心配になりました。過日、今村核弁護士!の記事
に引用として書いたように、「日本では、欧米とは異なり、刑事裁判所は有罪か
無罪かを判断するところではなく、有罪であることを確認するところとなっている」、
という怖ろしい事態がまさにここでも、そのとおりなのではないかと。

また、全国の高裁から出された過去の判決について、2013年から2015年
にかけては43件の逆転無罪判決があったそうです。しかし名古屋高裁では
1件もなく、ゼロ件なのだそうです。ちなみに高裁は全国8個所にあります。

江川さんは、「…昨年1年間に最高裁で結審した裁判で、高裁判決を破棄
した
刑事事件はゼロ。最高裁の壁はさらに厚くて高い…
」 と。

  ←横向きで  
事件の概要・経過などについては、過日の投稿記事(郷原主任弁護士の文書)を
お読みいただけたらとおもうのですが… 。

昨日、東京都美術館で18日まで開催されている展覧会にいってきました。
 「ゴッホとゴーギャン展」
ゴッホは好きな画家で、高校生のころに唯一画集を買った画家なのです。
今回、行ってみたいとみたいと思った理由の一つは、この今いる部屋の中にかか
っている絵の中の「収穫」が展示されているので、本物にお目にかかってみたい
ということでもありました。
商業高校時代は美術部に入ってはいても油はいたずら程度で、商業美術も展覧会
に出すためにお付き合いで描いただけといった具合でした。一年後輩では多分、学校
創立以来初めてであろう東京芸大の油に入った女性もいたのですが、部活動は遊び
の場所という位置づけでありました。でも、都内の美術館にはよくいきました。 
この絵が部屋にある「収穫」です。
この絵を描いた頃ゴッホは、つぎのような手紙の一部を画家仲間のベルナール
に書いています。また、この絵が鑑賞絵画として個人の家の居間にかけられたの
はゴッホが生涯を通して親しく関わりあった、愛する新婚の弟テオの自宅だったそ
うです。ゴッホを最期まで精神と金銭とで援助し続けたテオは、ゴッホの後を追うよ
うにゴッホの死の翌年に亡くなったということです。新婚家庭2年目でしょうか。
  「あの平坦な大地、そこには何もない……
        あるのは無限……永遠だけだ……」
ゴッホが描いた最後の絵「カラスのいる麦畑」
最悪の精神状態のなかで描いた絵で、まもなく拳銃自殺をすることになります。
ただ、この自殺の詳細については諸説あるとも言われているらしいのです。 
「悲しみ」(デッサン)
「悲しみー偉大さというものは、偶然のものではない。それは求められたもの
でなければならない…」「…悲しみは喜びにまさる…」ファン・ゴッホ
いま手元に、図書館から借りてきた『ファン・ゴッホの手紙』みすず書房2001年、
があります。かなり大部の本で弟テオへの手紙が多いのですが、ゴーギャンや
ベルナールと交換した手紙もあります。
”親愛なテオ”という書き出しから ”君のフィンセント”で終わる手紙を読むと、ゴッホ
の生涯、その実生活と観念・思想のズレというのか乖離というのか他人事ではなく、
でも、その”偉大な生涯”をかえりみるとき、何ともいえず複雑怪奇な気持ちになって
しまいます。でも、とてもあたたかい何かを感じさせられるのです。
「アルルの跳ね橋」
ゴッホの絵の中ではよく目にする懐かしさを感じる絵の一枚ではないかと。
そして、ゴッホの絵をPCで見る場合にたくさんのサイトがありますが、量的には
このサイトが抜群に多く、ほとんどの絵をみることが出来るのではないでしょうか。
検索したらもっと他に良いサイトがあるかもしれませんが、しばし、楽しむことが
出来るとおもいます。 
フィンセント・ファン・ゴッホの作品一覧
このサイトはスマホや携帯などでは表示画面がパソコンとは違ってしまうかもし
れません。ゴッホの絵が連続して表示されないかもしれません。


身辺雑記とか!

2016-12-11 00:09:23 | 日記

     
歯科のセカンドオピニオンについて。
11月23日の記事で、歯科衛生士さんから虫歯を指摘され、その対処方について
迷っているということを書いたことがあります。いま読み直したら、何だかいつもながら
の前後不明の文脈になっていて、意味不明瞭な文章になっています。いつもながらの
ことなので仕方ないのですが、今のじぶんでは改めようがありません

そして、その後、歯科のセカンド(市の無料検診)を初めてしました。
その結果は、歯科医師の判断では、虫歯はありません!とのことなのです。 
とりあえず、虫歯衛生士さんの歯科医院の予約をキャンセルしました。来年になったらサード
をした方がよいのか、それとも……どうしたものかと
歯科は難しいですね。近藤誠医師だったら、医者に近づかないことだねと言われるはずです。
でも歯科の場合は別ですし、近藤医師も、自己責任で知性と理性で考えつくすしかないよね!
とまちがいなく言われるはずです。 

しかし、実はそうしたことについて昨年ですが、市の無料検診で血液検査(スクリーニング的な
数項目)を受けたのです。胸と胃のレントゲンや大腸のスクリーニングはパスなのです。
血液検査の目的は、じぶんの食事状態の確認とアルコール対応の数値を確認したいためでした。 

ところが、その結果は、近藤医師の言われるとおりの、よほどのことがなければ医者には近づ
かないほうが良い、という結果になってしまいました。

実はその血液検査の結果、クレアチニンの数値が少し高くなっていたのです。クリニックの医師は、
「今の状況を数値的に判断すると、腎臓機能が半分かそれ以下に落ちている。まず、水をたくさん
飲みなさい。生活を規則正しく、お酒も抑えなさい。このままだと人工透析までいく可能性もある」

まさかの結果で、えっ本当ですか!といってしまうような、医師からのお言葉なのでした。
帰宅後、ネットで腎臓学会のHPをうろうろしたりしたのです。数値を計算すると、その医師の言わ
れるとおりの内容なのです。それでとりあえず、腎臓病には食事が大事なのは知っているので、
そのサイトにあった食事療法のイロハをプリントアウトしたのです。これ何と100ページ以上あった
のです。 

それで、人工透析になったら大いに困るので専門科に相談するしかないと。ちょうど健診結果の
レポートには「要治療」と書かれていたので、その報告書があれば近所にある500床以上の基幹
病院に紹介状が無くても受診可能なのです。

受診した結果なのですが、尿や血液検査はかなり詳細に調べ、内臓のエコー検査も含めて異常なし
なのでした。受診した医師も、クレアチニンの数値は急激な変化はないはずなのに?また、内臓の
検査では、エコーとCTもやりましょうと言われたのですけど、CTはお断りして、エコーの結果次第で、
MRIも含めて考えてみますということにしたのです。

でも、去年のそのころから、上腹部の肝臓辺の違和感をときおり感じるのです。最近になっても
あったりなかったりと、間欠的には相変わらず異和感はあるのです。 昔から小さい胆石が2個あっ
てそれとの関連性についてもその医師に聞いてみたのですけど、?ということなのですね。
まあいずれにしても、ケセラセラでしかないことは相変わらずです。固形がんについては放置療法
以外の選択肢はとらないつもりなのです。ただ、人工透析はとっても苦手なわけです。 

今週の月曜日から、NHK Eテレで、「100分de名著、『野生の思考』レヴィ―ストロース」が
始まりました。全4回で第1回でした。第1回の再放送は(水曜日、アレッ終了?)。
中沢新一さんが講師です。構造主義など難しくてほとんど分らないし、余生を過ごすのに不必要
でもあるのです。ただ、もう少しこの世界をなんとなく感じ、味わうためには、何かを媒介にして、
もう少しだけでも余計なことごとを感じておきたいとも、おもうのです。 そんな時間があったら、他に
関わらなければいけないと思うことがあるわけなんですけど、でも、無駄な抵抗をなんとなくなの
であります。内田樹さんの『寝ながら学べる構造主義』を、後10回読みなおせば十分なはずなの
ですけど、いい加減なじぶんの性分は最期まで治りそうもありません。 
ちなみにテキストは524円。すこし面白くないのですけど、むかしから中沢さんに興味があるのです。 
そういえば、中沢さんと寝ながらの内田さんは大学の同級生でも、直接知りあうことはなかったそう
です。ふたりで対談本を出されたりしてますけど、でも、他の方にはどうでもいいことを書き過ぎます
ね、ぼくは。

いまふと思ったのですけど、歯のことでは ハブラシとか、歯についての諸々の情報について書きたい
ことがありました。また書かせていただき、お互いに情報交換ができたらいいのですが。


美濃加茂市長控訴審判決と郷原信郎主任弁護人

2016-12-09 23:44:59 | 日記

 
少し前のことですが、生まれて初めて乗馬クラブで馬に乗りました。
30分間でしたが楽しい想い出ができました。馬は見慣れた動物だしいつか機会があったら
一度は乗ってみたいと思っていました。 今回、保険代と馬具代だけの試乗会?が開かれるという
案内を目にしたので参加してみました。

馬をさわった感触、馬への乗り降りの方法、背中にまたがった感じとそこから見る景色、馬の上で馬と
いっしょに歩く感じ…。そこで初めて体験した馬とのかかわりは、すべてが新鮮で感激しました。

上の写真はそのときの様子です。このときは、指導員の手から馬につながれた安全綱は外れてます。 
乗った瞬間は、意外に高さがあり、不安定で、あれっコワッ!でも、すぐに慣れていい感じになりました。 

平日の午前中なのにたくさん、クラブのメンバーが乗馬していたのは意外なことでした。指導員の
若い女性から1時間近くいろいろな話を聞いたのですが、ドイツやスイスではアニマルセラピーには
健康保険が適用されるそうです。ぼくは瞬間的な体験だったのですが乗馬療法もありだと感じました。 

ところで、つい最近ですが、検察と裁判所の在り方に暗い問題を感じる事案が2件ありました。
ご存知のことと思いますが、ひとつは岐阜県美濃加茂市の現役市長さんの30万円の収賄事件についての
控訴審判決で、まったく不当にも1審無罪が覆されて有罪になった事案です。この事件は、郷原弁護士
が主任弁護士を務めています。郷原弁護士のことは以前、このブログに書いたことがあるはずです。

マスコミでは一昨日でしたか、市長の辞表提出と出直し選挙出馬について報道されていました。しかし、
控訴審逆転有罪のニュースは全国版では報じられていなかったように思います。
それから、藤井浩人市長(ツイッター)は全国最年少市長で現在、32歳なのです。事件の概要と詳細な
経過などは下記する郷原弁護士の動画やブログで、またグーグルで検索するとたくさんヒットしますので、
興味があったらぜひアクセスしてみてください。

事件のおおまかな構図としては比較的単純でも、正確な理解をするためには、郷原弁護士の発言をてい
ねいに辿ることが必要だと思います。贈収賄の当事者間の関係が誤解されやすい点が少しあると思います。
でも、いずれにしても警察・検察・裁判所の意思と行為の異常さは、この事件でも度を越しているとしか思え
ません。そこで司法行為に職権で関与する人たちの、そこでのそうした不思議な熱心さというのは、その人
たちの人としての成り立ちのどこから生じてくるのでしょうか。 しかしこういう事態は誰にとっても他人事では
なく人間の、じぶんの内面性を顧みれば思い当たることは無きにしも非ずという側面はありえる可能性……。

朝日紙の地方版では当然報道されていたのですが、その記事の内容には不満でしかありません。もっと
キチンとした客観的な取材をして、その一部始終をていねいに解説するべきだとおもいました。この判決の
問題点については、郷原弁護士がご自分のブログでことこまかに解説されています。
事件の概要について知る場合に一番理解しやすいのは、ニコニコ動画の郷原弁護士への下記のインタビュー
だと思います。とりあえず書き留めてみるしだいです。

【最年少・藤井美濃加茂市長収賄事件】 2014/07/03(67分)
たぶん、上記からリンクできると思いますが、ダメな時はニコニコ放送無料登録から無料視聴が可能です。

【出演】●郷原信郎弁護士(郷原総合コンプライアンス法律事務所)●七尾功(ニコニコ政治担当部長)
岐阜県美濃加茂市の雨水浄水設備導入を巡って、設備会社の社長から現金30万円を受領した収賄容疑で、
6月24日に逮捕された藤井浩人岐阜県美濃加茂市長。藤井市長は、愛知県警の調べに対し、「現金の授受は
一切ない」と容疑を否認しています。
そこで今回、藤井市長の担当弁護士である郷原信郎氏に藤井市長の主張や今後の裁判の行方などを独占
インタビューでします。

郷原信郎弁護士のブログから(判決・事件について)

控訴審逆転有罪判決の引き金となった”判決書差入れ事件” 
2016年11月29日

村山浩昭裁判長は、なぜ「自分の目と耳」を信じようとしないのか
 2016年11月30日

”重大な論理矛盾”を犯してまで有罪判決に向かったのはなぜか 
~美濃加茂市長事件控訴審不当判決(村山浩昭裁判長)の検討(その1)~
2016年12月2日

被告人の話を一言も聞くことなく「逆転有罪」の判断ができるのか
~美濃加茂市長事件控訴審不当判決(村山浩昭裁判長)の検討(その2)~
2016年12月7日

もう一件についてはつい最近まで知らなかった事件で、その内容については読んで驚きました。
事件の場所は、あの地域医療で頑張っている東京都・足立区の柳原病院なのです。
皆さん毎日がお忙しくてもご存知の事件だと思います。でも一応そうではない方のために少し。

事件の概要については、江川さんが書かれた記事をか下欄にアップします。
江川さんは上記事件についても経過を追うとともにツイートやコメントを書かれたりしています。

これら二つの事件に共通して感じる司法の問題点は、まず長期勾留の不当性ですね。警察と検察、
の酷い取り調べと、そしてそれを容認する裁判所の不当な判断。これはいかがなものか、という
レベルどころではなく、まさに、犯罪行為そのものだと思います。

手術直後の患者にわいせつ行為をしたと逮捕された医師と弁護人が法廷で「無実」の訴え
江川紹子 2016.9/5

検察官の証拠開示のあり方が問われる~準強制わいせつ罪に問われた医師の初公判
江川紹子 2016.11/30

この12月7日、105日ぶりに釈放されたみたいで、本当に良かったです。
柳原病院のHPの感謝の言葉、「みなさまへ」。またこのサイトの右側には病院の経過報告
が記載されています。

しかし、まったく不当な勾留ですけど、勾留が認められる法的要件は下記のようなのです。

◆勾留の理由とは、下記の要件を満たすことをいう。
 (1)被疑者が定まった住居を有しないとき
 (2)被疑者が証拠などを隠滅すると疑うに足りる相当な理由があるとき。
 (3)被疑者が逃亡し、または逃亡すると疑うに足りる相当な理由があるとき。
◆勾留の必要があること
 勾留の必要性とは、事案の軽重、難易、捜査の進展状況、被疑者の年齢や健康状態
   など全ての事情を総合的に判断して、勾留が相当であるといえる場合。

勾留の理由・必要性についてどう考えてみても、上記2件の被告とされてしまったお二人に、
長期勾留が必要であるという合理的理由が成立するとは考えられなかったと思うのです。
おそらく、取り調べの過程でお二人にたいして公権力のさまざまな繰り返された恫喝があった
であろうことを思うと、本当になんともいうべき言葉がありません。 

両事件については検索サイトでたくさんの記事がヒットします。また数多くの支援が寄せられ
ていて、両事件ともに、そもそも事件が成立しがたい事案であったことは関連する記事を読むな
かで明白です。ほんとうに心からそう思うのですが。