明日(19日)は太宰治を記念する「桜桃忌」です。この日は太宰治の誕生日であり、
玉川上水に入水自殺をはかりその亡骸が発見された忌日だそうです。
東京地方のあしたのお天気は晴れて暑い一日になるとの予報です。ぼくも行ってみた
い気持ちもあるのですけど……。
三鷹市内ではいくつかの記念イベントも開かれるのでしょうか。お墓がある禅林寺に
は、若者たちをメインにたくさんの太宰ファンがお参りに駆けつけるのでしょう。
(三鷹市のホームページの中にある「太宰治と三鷹」 )
それから、太宰治の記念館が2019年4月、井の頭公園にできる予定だそうです。
完成したら、ぼくも是非とも行ってみるつもりです。
日本経済新聞の記事では「……新設するのは「三鷹市立太宰治文学館」(仮称)と「同市
立吉村昭書斎」(同)。文学館は太宰の遺族から寄託されている遺品・資料など約80点
を展示。書斎は吉村の自宅敷地内にある約30平方メートルの書斎を移築する……」。
(日経新聞の記事「東京都三鷹市、井の頭公園内に太宰治と吉村昭の記念施設」 )
◆下記のような“レイプ事件”の経過をご存知でしょうか?
(下記の記事の一部は19日に、修正・追記をしました)
レイプの被害届を出したのは、ジャーナリストの詩織さんです。彼女が異例の素顔
という形で、しかも、実名公表での会見をされたわけです。こうしたことは前代未聞
と言ってもいいのではないかと思います。
詩織さんは「レイプという行為は私を内側から殺しました。レイプは魂の殺人です」
と涙ながらに訴えています。この悲痛な叫びに何とか応えていきたいと思うのです。
この事件は、その実態を知れば知るほど知らされた側も疲れます。ですから、当事
者である詩織さんご本人の心身の疲労のレベルは、ぼくの想像に絶することです。
詩織さんはほんとうに正義感がつよく、不正義と闘うたぐいまれな気力をお持ちの
方なのだと思います。このようなことは、たとえば、第二次世界大戦の戦火のなかで
無惨な死を遂げさせられた、とくに若者たちの無意味な惨死を想起・同致すること
なくしてはなし得ないことです。でも、いずれにしてもぼくには、どう転んでも絶対に
できないことです。
加害者側の山口氏については複数のテレビ局のコメンテーター(安倍首相事件に
ついての) として何度も視聴しました。時事通信の田崎氏とともに、安倍首相擁護
の発言ばかりが目立つ存在でした。
ぼくが下記にアップした記事は、すこし前にこのブログに投稿したいと思い保存して
置いたものなので 、最新の記事ではないかもしれません。でも、事件の経過として
は訂正部分もなく、現在進行中の事件のはずです。 今後の成り行きをしっかりと見
つめてゆきたいと思うのです。
ここでひとつ特記したいことは、下記した記事の殆どがいわゆる大手4大紙とかのメディ
アではないことについてです。テレビ報道も含めてマスメディアの大手さん方は、その
殆どが沈黙してしまっています。この記事の最下段のブログにもどなたかが書かれて
いたと思いますが、何故なのか、どうしてという思いが消え去ることはありません。
また、つぎのような記事もみかけました。(この内容についてはぼくは検証していません)
でも、詩織さんのツイッターを見ただけでも、そうしたことは予想できます。
「会見翌日の昨日(30日)からは、被害者に対する右翼の猛烈なバッシングが溢れ、
数の上では同情や共感の声よりも多くなっている異常事態が出現している」
また、驚いたのですが、安倍首相の昭恵夫人が加害者側である山口氏のフェース
ブックにコメントを書かれていたのです。 記事の最下段の方にコピペしておきました
のでご覧ください。
また、ここでぼくは山口氏について加害者側と書きました。裁判で有罪判決を受けては
いない現在の段階で、加害者側と断定的に書くのは間違いではないかというご意見も
あるのかもしれません。しかし『週刊朝日』の記事をはじめ、その他の記事でも、「告訴
状を受理した警視庁高輪署は逮捕状をとった」という事実経過については真実であると
記事化され、これについて警察も異議申し立てはしていません。逮捕状は裁判所・裁判
官の発令によるわけですし、その請求は通常は検察官がするわけです。こうした流れの
中で、被害者と加害者側として当事者が明確に認定されていることは間違いないわけ
です。
ぼくとしては一応、加害者側という「側」つきの表記で書いたわけです。この辺の事柄、
加害者・被害者という言葉の法的用語としての概念規定とか、また刑事訴訟法の問題な
なのか、司法手続上のどのような問題なのかと言ったことについてはまったくわかりませ
んけど、ただ、逮捕状の発令を受けた当該人として、山口氏が被疑者・容疑者という立場
であったことは間違いないわけです。
それにしても、裁判所によって発令された逮捕状が、事実誤認とか他の法的な説明もなさ
れないままに簡単に無視・廃棄されてしまうという現実は、法治国家としてあり得ないこと
だと思います。このことについても、徹底的な検証が求められると思います。何よりもまず、
高輪警察署は、逮捕状請求の理由(証拠も)と、発令されたにもかかわらず逮捕の執行を
とり止めた理由について、その開示と経過の説明をする責務があると思います。
山口敬之氏について、ウイキペディアの人物紹介も下段にアップしておきました。
「“親・安倍”ジャーナリスト山口敬之氏 レイプ疑惑で絶体絶命」
週刊朝日 AERA dot.(アエラドット) 2017/6/7
<この記事には書かれていませんが、詩織さんがホテルに連れ込まれた時の状況証拠とし
てタクシー運転手の証言もあります。いずれにしても、加害者とされる人がそれなりの人
(TBSのワシントン支局長)で、TBSの看板を背負っている人物の逮捕状の請求などは、
かなりのハードルの高さです。検察官が確かな証拠をもつことなしに逮捕状の請求をする
ということは、あり得ないわけです>
https://dot.asahi.com/wa/2017060600040.html
レイプ被害届出した女性が異例の素顔、実名公表会見
日刊スポーツ 5月30日
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1831795.html
詩織さん「デートレイプドラッグを」インタビュー(1)
日刊スポーツ 5月31日
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1832413.html
詩織さん実名で会見臨んだ最大理由/インタビュー(2)
日刊スポーツ 5月31日
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1832407.html
TBS武田社長 山口氏の“事件”「事実が明らかになることを期待」退職理由語られず困惑
スポニチ 5月31日
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/05/31/kiji/20170531s
00041000271000c.html
ジャーナリスト山口氏の女性関係 TBSドラマのモチーフだった(山口氏の写真入り)
スポーツニッポン 5月31日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/05/31/kiji/20170531s000420
00032000c.html
TBS「警察から問い合わせあった」山口氏は詳細語らず退社
スポニチ 6月1日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/06/01/kiji/20170531s000420
00491000c.html
山口氏、検察審査会も「誠心誠意対応する」詩織さんの会見受け
スポニチ 6月1日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/06/01/kiji/20170531s000420
00486000c.html
女性が顔出し告発、元TBS記者の“家賃130万円”金満レジデンスライフ
ヤフーニュース 6月1日
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170607-00522241-shincho-pol
詩織さん「黙ってたら事件消される」実名・顔出しで妹に迷惑も
直撃インタビュー【上】 スポニチ 6月1日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/06/01/kiji/20170531s0004
2000488000c.html?feature=related
詩織さん「言ったらつぶされるんじゃないか」勇気出して警察へ
直撃インタビュー【中】スポニチ 6月2日
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/06/02/kiji/20170601s0004
2000570000c.html
レイプ疑惑は検察審査会へ 山口敬之氏は「起訴」されるか
日刊ゲンダイ 6月2日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206541
詩織さんに現行法の壁 泣き寝入りの温床「合意って何」(下)
ヤフーニュース 6月3日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170603-00000030-spnannex-soci
元TBS記者から「性的暴行」。女性の訴えが国会で議論
ヤフーニュース 6月3日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170603-00010001-houdouk-pol
「レイプ捜査もみ消し 疑惑の警察官僚は古賀氏排除でも暗躍」
日刊ゲンダイ 6月6日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/206851
「処女ですか?」と聞かれ…詩織さんが語る“捜査中の屈辱”
ヤフーニュース 6月8日
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170608-00010012-jisin-soci
山口敬之(ウイキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E6%95%AC
%E4%B9%8B
山口氏のフェースブック、閉鎖する前最後の投稿記事
山口 敬之
2016年5月31日 ・ 東京都 千代田区 (日本・東京都) ・
【TBSを辞めました】
私事にて恐縮ですが、先日26年勤めたTBSを辞めました。最後の1年を除いて、
四半世紀に渡ってジャーナリズムに携わっていた私としては、報道局に戻るメドのない
まま会社で流浪の日々を送るのは建設的でないと判断しました。
フェイスブック上で知り合った皆様からは、この1年2カ月にわたって本当に多くの
激励をいただきました。今回の決断に関しましても、皆様お一人お一人からのお言葉
が私の背中を強く押して下さったことを申し添えておきます。
これからはフリーのジャーナリスト兼アメリカのシンクタンク客員研究員として、今
まで以上に精力的に研究・取材・発信を続けてまいります。今後ともよろしくお願い
申し上げます。
山口敬之
上記のフェースブックの山口氏の投稿記事に対するコメント
(※山口氏の上記記事へのコメントのコピペです。投稿者の信憑性については確定
可能です)
例えば、下記コメントの安倍昭恵さんは間違いなく安倍総理夫人です。その理由は、
コメントにはコメント者本人のフェースブックだと判る(そこへと辿れる)システムにな
っているからです。
(コメント者は50人近くでした。)
「安倍昭恵
お疲れ様でした。色々お世話になりました。
後から振り返ると、あの時辞めて良かったと思うはず。
新たな門出に乾杯したいです!」
2016年6月2日 9:20
伊藤 恭子
「山口様。日本の為に有り難うございました。今後とも御活躍の程お祈り申し
上げます。」
2016年6月1日 21:25
この事件に」関連する、気になったブログ記事
「被害者女性の勇気ある告発と訴え - 左派マスコミとジェンダー文化人の沈黙」
http://critic20.exblog.jp/26703162/
「親・安倍」記者への告発が、単なる準強姦の問題では終わらない理由
一強時代の「もうひとつの歪み」
現代ビジネス 2017年6月8日
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51956