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今日は夕方から雨になってしまい、通り雨という予報が当たってしまいました。テニスが終る頃になって降りだしたのですが、風があって寒い一日でした。でも今日はコートが三面なのに参加メンバーは13人位だったので、余り休むこともなく練習や試合ができてラッキーな午後でした。参加メンバーが多くて寒い日などは交代待ちの休憩をしたりしていると身体が冷えてしまうのです。それから最近ラケットを替えたのですが、慣れてきたせいか調子がいいのです。今年の年賀はがきに「若者の俊敏さに少しでも近付きたいという密やかな願いを」といった意味合いのことを書いたように記憶しているのですが、これでどうやら少しは実現かなといった具合です。でもこれはここだけの話で、皆から妄想だと云われないように、大事に胸にしまっておきます
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ところで、韓国料理の「サムゲタン」をご存知でしょうか?(イワサキさんは仕事で韓国に行ったので朝鮮料理には詳しくなったそうですけど、講演なのか講義だったのかお聞きするのも忘れました。それからこのブログに以前書いたミルの「愚行権」についても聞き忘れてしまいました。新年会の前にダテさんと呑んだのが失敗でした)
きょうテニスの帰りにでき合えの「サムゲタン」をデパートで買ってみたのです。今夜は寒いので鍋料理がいいかなと思っていたので買ってみた訳です。僕はその料理の名前を見るのは初めてでした。でも何だかレトルト袋に大きく写っている「サムゲタン」の写真を見ると、煮込み料理であることは明らかでした。そして買うときには、レトルト袋に書かれていた小さい日本語の説明の部分も読みました。そして「サムゲタン」というのは、鶏肉と野菜とを煮込んであるスパイシー料理だと思っていたのです。ところがレトルト袋を開けてみてビックリ仰天でした。何とそこにお出ましあそばしたのは、僕が知っている鶏肉料理ではなくて、まさに鶏(ニワトリ・ステューチキン?)だったのです。
実をいうと僕は、子供のころは長いあいだ鳥や豚の肉を食べることができなかったのです。でもハムとかソーセージは大丈夫でしたけど、ドジョウとかウナギもダメでしたね。今はドジョウ以外は何でも食べることができます。でも今でもときたまウナギを食べる時など、一瞬ですけどニョロチャンを連想してしまって、オエッ!という気持ちを克服する時がありますね。こんなことを書くと、suーは何だか俄かには信じられないようなデリケートな面も持ち合わせていたのだねといわれそうですけど、これでも御幼少のみぎりには深窓のお坊っちゃまと云われていた頃もあったのでした。……というのは嘘偽りで、正確に表記すると「お坊っちゃまみたいだね!」という訳でした。でもこの「……みたいだね!」ってどういうことなのかなァ。とにかく余り深くは考えない次第です
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⇒⇒⇒ この辺に限らず全て、毎度お決まりの酔っ払いの独り言ですので!
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ところで、新年会は楽しかったですね。この数年間はユアサさん御用達の西新宿の中華料理店が会場です。巨大ビルの中なので初めて行くときには少し迷いましたけど、今では何だか通い慣れたお店というわけでスッと辿りつけます。そして親切で親しみやすい店長さんの顔も憶えてしまいましたが、いろいろな特別サービスもして頂いて本当に感謝です。それと店内での場所も決っっているのもいいですね。そのような訳で来年の予約もしたのでした。
じつは僕は、もし今回も呑み過ぎて失敗してしまったら、もう二度と皆さんの前に顔を出すことはできないと密かな覚悟を決めていました。ですから僕は美味しいいろいろなお酒を呑みながら、ひたすら「お冷」も飲み続けたのでした。誰かがどこかで言っていた言葉を実践したわけなのです。つまり、アルコールを呑むときにはその量と同等以上の水を飲むと悪酔いはしない!ということなのでした。愛用のリュックには1ℓのペットボトルを用意していましたが、当然そのミネラルウオーターは全部飲み干しましたです。そしてお店の方にも何度か「お冷」のオーダー
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そしてサルトルなのですが(@_@)。また長くなってしまいそうで
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そして映画を観たのです。100分を越えた情熱的な映画が終って館内の灯りが点きかけたときに、一緒に観に来ている隣りの席の若い(
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そして映画の感想なのです。しかしこれは……。とにも書くにもサルトルとボーヴォワールという巨大な先生方の私生活に関する映画の訳です。僕ごときが軽々になんだかんだと申し述べることなど恐れ多くてできるわけがありません。恐らくこれからの見通しとしては、今お二人が多分お住まいのあの世とやらに僕も行ってみて、お若い頃はあのような感じだったのでしょうかとお聞きしてからでないと書くことは無理ですね。僕もその程度の弁えは持っているというわけなのです。
でも、とにかく、圧倒的に情熱的な映画でした。情熱的という意味を今、類語辞典から英和辞典に跳んで見ましたら、英語の sultry! には情熱的と共に官能的という意味もあるみたいです。そして官能的とは国語辞典だと肉感的という意味もあるのだそうです。この映画にはポルノまがいと云っては全くの間違いなのですが、でもそれに少しばかり近いような大雑把な印象を持たされてしまった点も確かにあるのでした。しかし、映画の感想にしても文学やら音楽の感想にしても、作品の感想とかという価値判断をする場合の問題は何よりもその当事者の質とかレベルといった問題が第一にあるわけです。結局自分に相応しい価値判断と全体性でしか感想することができないわけですよね
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それからこの映画のパンフレットを買いました。今回僕は久しぶりの映画館鑑賞だったのですが、観た映画のパンフレットは買うことが多いのです。そしてこの映画のパンフはもの凄くよかったです。こんなに丁寧に様々な解説を書いて下さったパンフは初めてかもしれません。600円も安いと思います。ところでこの映画は13日までなのですが、それ以降は有楽町(銀座?)で上映されるそうです。それからこの施設では映画館は2館併営なのですが、「サルトル……」ではない方では「ブリューゲルの動く絵」が上映されています。この絵は懐かしい絵ですよね。確か歴史の教科書にも載っていたように思いますけど?そしてその絵の読み解き方については、お亡くなりになったヨーロッパ中世史の阿部先生の本で読んだ記憶があります。その内容については例によって全く記憶の外なのですが、どんな感じの映画なのか興味だけはあるのです。ヨーロッパ・フランドル中世の農民の生活や社会・文化の状況を理解するのには格好の素材なのかもしれません。宗教改革なども出てくるのかどうか、今ユーチューブで予告編を観てみましたけど詳細は分りませんでした。グーグルで映画の題名を入れてクリックすると、ユーチューブのこの映画の予告編がヒットしました。そしていま「サルトル……」も観てみましたけど懐かしいですね
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それからこの映画の中で登場する作家には、カミュとポール・ニザンがいました。それからそのシナリオの中では、アンドレ・ジードとかフッサール、ハイデッガー、ピカソ、チャップリンとか、中でもメルロ・ポンティも出てきたのでビックリしました。でもこの人たちについては本当に瞬間的で、前後の脈絡もよく分らない感じの取り上げ方なのでした。
僕はサルトルが日本に来た頃は東京でうろうろしていた頃でした。6年間も遊んでしまった頃だったのです。そのころ僕はこうした自由さを与えてくれていた両親に対して余り感謝をしていなかったのです。結局今のこうした現在の僕があるのは、そうした恵まれた時間を無為に過ごしてしまった罰でもあるわけです。そして新年会で話題にもなりましたけど、いま子供さんを何人であるにしても育てている(責任が終った方もおられるわけですけど)この……86の皆さんは、ほんとうに偉いなあと思います
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そしてそれから、映画なのですけど、観ている中で感じたことがあります。ボーヴォワールはシモーヌ・ド・ボーヴォワールが正式な名前なのです。ですから字幕ではしょっちゅう「シモーヌ」がでてくるわけです。そしてその名前が繰り返してでてくる中で僕は、もう一人の「シモーヌ」をときどき連想していたのでした。そのシモーヌとは「シモーヌ・ヴェイユ」なのです。知っている人は知っている訳です。そして知らない方には格別にどうということはないどうでもよいということなのですが。日本には亡くなられた加藤周一さんが最初に紹介したらしいのです。吉本さんも一冊、思いを込めたヴェーユ論を吉本さんでなくては書けない視点から書いておられます。ヴェーユについて吉本さんは最初、ある出版社のPR誌に書かれたと思いました。僕は生意気にも吉本さんはヴェーユにも目を向けているのだと驚いたのでした。吉本さんは「ほんとうとは?」「全体性とは?」「根源的とは?」といった僕好みの言葉で恐縮なのですが、そうした事柄について25時間目を徹底して労働されているのだなあ!と思わされたのでした。そして僕はずいぶんと昔にキリスト教関係者のヴェーユ本から入ったのですが、山谷とか越冬にも参加したことがある釜ケ崎に頭が向けさせられる中で、このシモーヌを読みかじったことがありました。ほんとうに昔のことなのですが、ヴェィユの生きざまを知らされてその激しさに驚きました。サルトルも来日時にヴェイユのことを話されたということらしいのですが、ボーヴォワールも著作のなかでヴェーユとの学生時代の想い出を書いているみたいです。ソルボンヌで二人のシモーヌは学生同士として出会って会話も交わしているらしいのです。この映画の画面では、主人公であるサルトルとボーヴォワールの二人を中心にした官能小説のチラチラみたいな部分が多かったので余計にヴェーユの生きざまの激しさに思いを寄せさせられたわけなのです。ヴェーユは34歳という若さで、結果的には病院で食事を拒否するという自死の道筋を選び取ったようなのです。ボーヴォワールと全く同じ様な優等生でエリートだったにもかかわらず、工場労働者として過酷な情況の中に飛び込んだり、スペイン戦争に従軍したりしたわけです。元々産まれながらに病弱な身体だったヴェーユにとっては、無理に無理をかさねた生き方をした結果の早世は、当然の帰結だったともいえるわけです。勝手な推測ですけど、ヴェーユさんはその生涯で多分ヴェーゼも知らなかったのではないかと……
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それから、突然また新年会のことなのですが、会が始まって以来初めての話題が話されました。それは何だと思いますか?などともったいぶることでもないのですが、それは「金融問題」なのです。日本の財政問題はどうあるべきか、ということも話し合われたのですが?
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でもとにもかくにも、美味しいお酒でした。一人だったら紹興酒などは呑むことはないですね。それなのにあの温かい紹興酒は抜群に美味かったのでした。ひとりで呑む酒はあまり美味しくはないですね。酒だ酒ださけだ!っていう唄もありました。そして今もひとり酒をしていますです ”
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それから書き忘れるところでした。ヨシダさんにお聞きした上野さんの本は買いましたです。大部の本の割にはそんなに高くなかったですね。買ったのは僕の老後を保障するためでもあります?イワサキさんの箇所もすぐ分りました。後で字づらだけは読ませてもらう予定です。それから上野さんの本、手持ちが多少あるので自分でもびっくりしました。昔はいわゆる四文字言葉満載本的なのが多かったという印象をもってしまっているのですが、でも対談本が多い以外では、昔から老いの問題などについても書いておられるのでした。それからこの本の理論的な意味合いでの前著といわれる『資本制と……』はまっさら本ですが、後で読めたらと思うのですが
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数年ぶりに神保町の三省堂をうろつきました。その前に「書泉」にも寄ってみたのですが、昔と違ってしまったのでビックリでした。新刊本屋として続けられるのか心配ですね。
それから、関川夏央さんの『「解説」する文学』も買いました。岩波の新聞広告や朝日紙の書評でも大きなご本人の写真入りで紹介されていて珍しいことなのですぐ目に入りました。関川さんの本を買うのは久しぶりです。筑摩の鶴見さんとの対談本はやめました。鶴見さんは難しすぎてよく分らないのです。昔「思想の科学」でお見かけしただけです。それから以前テレビで観た番組が本にもなっているのですね。前述の関川さんの本で「森まゆみさん」だけはすぐ読みました。そして森さんについて詳しいことは知らなかったのでウイキで見ましたら、テレビ旅行で関川さんと一緒だった明学の先生は森さんと同じゼミの出身で東大の姜さんも同じゼミの出身なのでした。しかし、森さんの箇所は面白く僕自身の生活とも多少絡めながら物悲しく
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しかしとにかく僕は、うろうろしている時間的な余裕はない筈なのですけれど、分りもしないくせにうろうろとほっつき歩くのが好きなのです。でもこうしてここに書かせて頂くことで少しでも怠け心が克服できていけそうな感じで感謝です。とにかくこんなに好き勝手なことごとを書くということは初めてです。とにかくとにかくというばかりなのですが、生きている間に少しだけでも前に進むことができたら、そして少しでも決断できたらと……
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ほんとうに勝手なことばかりでスミマセン……
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