毎日毎日、飽きもせず・・・

韓国のドラマ・映画・音楽を楽しんでいます。
そんな小さな楽しみを綴っていきたいと思います!(完全ネタバレしています)

『悲しみよ、さようなら』

2006-11-14 00:01:11 | 視聴済みドラマBOX
出演:パク・ソニョン、オ・ヨンス
   キム・ドンワン、パク・ソンヨン
2005年 KBS 全60話
韓国公式HP→ここ


  長い間不仲だった兄弟たちがひとつになって、
 父親が残した家業を成功させるために互いに理解し、
 和解する過程を描いている。
 心温まる兄弟愛と家族愛が伝わってくるドラマ。
 長男としての重い宿命を背負って生きる善良だが
 無能な50代のソンジェ、有能だが家族に対する
 責任感から逃げたがる利己的な40代の次男ソンキュ、
 リストラされた三男ソンミン、就職活動中であるジョンウ。
 兄弟たちの生き方を通し、家族とは何であるかを考えてみる。
        「『KBSWORLD』ドラマみどころ」 より


 おー60話、終わりましたよ。
このドラマはたしか今年の4月にKBSWORLDが開局した時からの
ドラマだったので7ヶ月間も見てたんですね。

 この作品はどの年代の人が見ても、それぞれの年代の出演者に
自分と重ねる事が出来て、家族とは兄弟とは恋人とは仕事とは等
様々なテーマで飽きることなく見続けられたドラマでした。
ジョンウの出生の秘密はあるものの、家族みんながジョンウの事を
思ってくれていて(ジョンウだって全くの他人じゃないんだし)
いい家族でした。

 最初は長男のソンジェの家にはソンジェ一家4人と
妹で出戻りのソンミしか一緒に住んでいなかったのに、
いつの間にか一人増え2人増え、結局兄弟みんなが
ソンジェの家で暮らすことになります。
それまでそれぞれの家庭を持っていたし、兄弟と暮らすのも
久しぶりなのでぎこちない感じだったけれど、
いつの間にか長男を筆頭に“ハン氏のクッス”のために
一つになっていく。

一番おもしろかったのが次男ソンギュとソンミのやりとり。
いつもケンカばっかりしてるんだけど、実は一番仲良しで
いくつになっても子供のままみたいな2人のやりとりが
いつ見ても微笑ましかったです。

親の揉め事のせいで一緒になれなかった三男ソンミンとヨジンの
恋も切なかったけど、それぞれがお互いの道を歩き出す事が出来て
本当に良かったなぁと思いました。

 そして何よりジョンウとソヨンの恋。
ソヨンの母がなかなかジョンウの事を認めてくれなかったんだけど
ジョンウの人柄の良さを結局は母も認めざるを得なくなりました。
ソヨンもあの母にしていい子に育ったと思います
まぁお父さんがいい人だったからね。
ソヨンもジョンウも爽やかでとってもいいカップルでした。
最後2人の結婚式でも見たかった気がします。

ジョンウは産みの親、育ての親ともに本当に親孝行な息子だったし
ソヨンも両親に対してとっても素直だし、
父に反発していたヨジンも結局は父の事を思うからこその
行動だったし、家族のつながりがとても強くて、
こういうドラマ最近の日本では見ないなぁと、
ちょっと寂しい感じがしました。
(『渡る世間~』なんかとはちょっと違う)

 結局の所、私が韓国ドラマをなぜこんなに飽きもせずに
見ているかと言えば、“ソコ”なんですよね。
人と人とのつながりが良きにせよ悪きにせよ濃いんですよね。
そんな関係に少しの憧れを持ちながら毎日毎日見ているわけです。
(でも実際、あれだけ干渉されたらウザイと思うかも
 知れないので、あくまでドラマの視聴者としての
 楽しみに留めておこう


 ジョンウ役のドンワン、本当に良かった

『親切なクムジャさん』

2006-11-09 21:07:25 | MOVIE
出演:イ・ヨンエ、チェ・ミンシク
監督:パク・チャヌク
2005年
韓国公式HP→見てみて!!
日本公式→ここ


 無実の罪によって13年の刑期を終えたクムジャ。
刑務所の中の彼女はとても親切で皆から「親切なクムジャさん」と
呼ばれていた。
しかし彼女のその親切は“復讐”するための仲間を得るために
13年間を費やした長い前フリ。
出所した彼女は早速復讐へと・・・


パク・チャヌク監督の『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』に続く
復讐三部作と呼ばれるもののラスト。

まずオープニングのシーンから白・黒・赤の色彩がとても印象的で
美しく描かれている。
全編を通してクムジャさん同様の強い美意識が感じられました。

 クムジャが逮捕されるくだりは、誘拐犯が若くて美人だったという事で
マスコミに取り上げられ、マスクをはめて警察に連行されるシーンは
大韓航空機事件のキム・ヒョンヒが逮捕された時のニュース映像の様な
感じがしました。

 服役中、クムジャはいろいろな親切をします。
本当の意味での親切ではない事もします。
全ては出所後の復讐に向けての下準備です。
クムジャは本当にこの“復讐する”事だけを生きる糧として
生きていたのでしょう。
だって親切にしてあげた囚人たちだって結局は復讐のための
駒に過ぎないわけですから。


 遺族達を集めていざ復讐を、というシーンでも
恐ろしい心理状態ながらも、みんながお揃いのレインコートを
着るところなんてどこかユーモラスに描かれています。
そしてその時のクムジャの黒ずくめの服は、やはりそこにも
クムジャの美意識が感じられるようでした。
(あの格好と赤のアイシャドーは良かった


でも一番気になっていたのが、あそこまでクムジャが復讐を
企てる割にはその原因が弱いんじゃないかなと言う事でした。
でも監督のインタビュー記事を見て納得。
 
 「あえてこの復讐には弱い動機を設定していますが、
  なぜそうしたかというとクムジャは罪の意識には
  非常に敏感な人間だということを表現したかったからです。
  クムジャが行っている復讐というのは怒りを解消したいからではなく、
  あくまでも“贖罪”の意味における復讐になるのではと思います。」
 
この文章を読んで「なるほど~」と思いました。
クムジャの子供が殺された訳ではないのに、あそこまでするのは
何なのか?と思っていたのでこれで少し理解ができました。
「復讐」という言葉が強くてそっちに気を取られがちですが、
「復讐三部作」のラストに復讐よりも「贖罪」というものを
描いていたのでしょうか。
それはやっぱり女性が主役だったっていうこともあるのかも
知れませんね。 
 
 ちなみに私はこの復讐三部作を全部見たのですが、一番印象的だったのは
『復讐者に憐れみを』でした。



 


『勝手にしやがれ』

2006-11-08 22:35:18 | 視聴済みドラマBOX
出演:ヤン・ドングン(コ・ボクス)
   イ・ナヨン(チョン・ギョン)
   コン・ヒョジン(ソン・ミレ)
   イ・ドンゴン(ハン・ドンジン)
2002年 MBC 20部作
公式HP→ここだよ


 スリの常習犯のコ・ボクスはある日自分がスリをした女性
ギョンと出会い恋に落ちる。
今まで好き勝手に生きてきたボクスはギョンと出会った事で
彼女との愛に生きる事を決意する。
これからスリから足を洗い真っ当に生きて行こうとするボクスを
襲ったのは自身が脳腫瘍に侵されていているという
つらい事実だった・・・・


「よかったよ~」

(の一言に尽きる・・・)


 見始めた時は話の内容とか全然知らなくて、「まぁ出演者4人が
知ってる顔やし、いいかなぁ~」程度な感じでした。
女性2人は好きな女優さんだったので良かったんだけど、
男性2人の方は、イ・ドンゴンがちょっと苦手だったのと、
ヤン・ドングンがキム・キドク監督の「受取人不明」の映画の
イメージが私の中でものすごく強すぎて、「あの曲者か?」と
少し構えて見始めました。

 ところがどっこい
ヤン・ドングンの素晴らしい事!!

 彼じゃなかったら、あのコ・ボクスという人柄は
出せなかったんじゃないでしょうか。
顔は可愛いけどかなり強気なギョン。
ボクスはスリで悪いやつなはずなのに、ギョンに対しての態度が
なんとも可愛いんですよね~。
ギョンとボクスのお互いに対する強くて深い愛情。

 ギョンの家は裕福でボクスの家は貧しくてとても対照的なんだけれども、
親子のつながりはそれに必ずしも比例しているわけではない。
それぞれが勝手な事をしているギョンの家族に比べて、ボクスの
父とボクスのとても深い親子の愛情、離れて暮らす母も気遣い、
義理の弟にも深い愛情を示すボクス。
父は自分のせいで家庭を壊してしまいボクスを辛い目に合わせてしまった
という罪悪感からか、ボクスが何をしようが叱らず彼に対してただ
愛情だけを注いでいる。一心に愛情を注ぐ父に対してボクスも父親が
大好きな様子がすごくわかる。

 あとミレとギョンの妙な友情とミレとギョンとボクスの三角関係。
アクションの監督と元医者の2人もいつもボクスを陰で
支えてくれていて、彼らにもいつも感動していました。
(あの医者が最初アクションの所に居たのには正直驚いたが)


 ミレ(というかコン・ヒョジン)の泣き方は気持ちいいほど
「わんわん」泣くので彼女に対してもすごい愛着がわく。
ギョンとボクスの愛はとても素直で、2人の人柄が(役の)
よく出ていて本当に素晴らしかったです。

 
 今まで見てきたドラマの中で好きな作品っていくつかあって
順位はなかなかつけられないけれど、あえて順位をつけてみると
するならば、この作品は確実に上位3位以内に入る作品となりました。
やっぱりそれもこれも全てヤン・ドングンの演技力かなぁ。

余談ですがヤン・ドングンの最近の作品「Dr.ギャング」も
録画してあるのですがまだ見ていませんでした。
これを機会にすぐにでも見てみようと思いました





東方神起がラジオに出演。

2006-11-06 22:25:26 | ちょっと一言
画像:my daily


KNTVで見る「人気歌謡」は何週か遅れているので、
つい最近の放送で東方神起のcomebaceが放送されていました。

 すごく派手なcomebackステージのパフォーマンスを見ました。
ちなみに私はトンバンには疎くて、顔はわかるんだけど
名前と顔が一致しないという感じです

そんな彼らが3日の日に京都のFMラジオ“αステーション”に
出演していました。
この日は朝から京都の新風館という場所でのステージ、
学祭、そして二条城でも歌ったらしく、最後にラジオに
生出演していました。

もちろん顔と名前が一致しない私はラジオで聴いても
声と顔も一致するはずがなく、誰が話しているのかは
判りませんでしたが、日本語で頑張って話している彼らは
「忙しいはずなのに頑張ってるんだなぁ」と
とても感心しました。

 韓国ではすごい人気だし、音楽番組でも派手に出演している彼らが
めっちゃローカルな放送局で、DJのキヨピーから親父ギャグを
一人一個教えてもらっているのを聞いて、とても微笑ましかったです。
(「しまった、しまった島倉千代子」とか言ってたぞ


『オー!必勝』

2006-11-02 19:41:21 | 視聴済みドラマBOX
出演:アン・ジェウク(オ・ピルスン)
   チェリム(ポン・スニョン)
   リュジン(ユン・ジェウン)
   パク・ソニョン(ノ・ユジョン)
2004年 KBS 16部作
韓国公式HP→ここ


はっ?

なんなんだ、あの終わり方は?
お気軽に見れるドラマで最終回のラスト付近までは
楽しんで見ていたのに、なんか最後がイマイチだったなぁ~

 悪者や超いけずな人間も出てこないし、
ピルスンの人柄も良かった。
でも最後のおばあさん(社長)がピルスンを会議室から出して
役員達に「孫じゃない~」みたいな事を言ったあたりからの
話の流れがどうもイマイチで、結局みんなには「孫だから」という
理由じゃなくて、ピルスンの人柄を信じて投票してもらって
社長になってもらいたかったのか、だけどその後見せた書類
(あれは戸籍なのかな?)にはピルスンの名前があったから
本当は孫ってことなんですよね?違うのか?
そして就任式なのにいきなり辞めるってか?
そして一人演説して、“俺はやりきった~”かのような清々しい
感じで辞任。でも社員はみんな笑顔。

まぁ、ここまでは100歩譲ってよしとしても、
ラスト、みんなのその後のショットが入っているのに
ピルスンだけなかったよね。
何故なの?

 なんか最後の最後にすっきりせずに終わってしまった感じで
最後の最後に「なんじゃこりゃ」て感想のみを
残してしまったドラマでした。