嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

閉じられた今日の中で明日を夢見るから。

2008年04月21日 07時05分55秒 | 駄文(詩とは呼べない)
閉じられた選択肢の中で
開かれた夢ばかりを見ている
本当は何も選んじゃいないのに
あたらしい選択肢が生まれるたびに
すぐにその選択肢に飛びつく自分が居る
新しい現実が生まれるたびに、
その新しい現実すらも、自分の脳内の閉じられた囲いの中のような気がする
どれだけ何かを選んでも
自分で選びきれていない気がする

じっさいのところ、なにも選んでないんだろう
ただ、ずっと前に決めてしまった固い決意の中で
夢のようなまどろみを通して
ただ、楽しければそこに居るような気がして
楽しくなければ、そこは居場所じゃない気がして
ずっとただ溶け合う気分の中ばかりが僕の居場所で
そのぬるま湯に甘えているのが
自分の足りなさなんだ。

自分なんか無い。
さそわれた外からの誘導が恋しくて
踏み込んだフリで
結局全てにNOを提示しているのが
僕という個体のありかたなんだ。

夢を見る力は失われていく
それでもまだ僕は。

この場所で、あがいていく。
あしただけを、明日だけを、この場所から見つけられそうな淡い澱みの中で。

暗がりに、心の揺れ動きを見ている。