老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

『Grand Hotel/グランド・ホテル』@サイゴン

2010-01-19 20:55:52 | 旅行
出張でどのホテルに泊るかというのはワタシにとってキワメテ重要なことなのだが同業者でもそうでもないヒトがいてたまに驚く。そういうヒトと一緒に出張して向こうがかってに予約なんかしているととんでもないところに泊らされることがある。寝れりゃいいじゃん、って、空気吸ってなんでもいから飯食べてそれで寝れりゃいいのかと聞きたくなる。今、ハイチに行って来いと言われればどこに泊まりたいとかはいわない。その場合は寝れりゃいい。

ベトナムは戦争はとっくに終わっているので泊りたいところがたくさんある。サイゴンでは開高健が原稿を書いたマジェスティックとかカトリーヌ・ドヌーブが主演した映画「インドシナ」の舞台になったコンチネンタルとか。リバーサイドなんていうのもある。どれも植民地時代からのホテルでココも1930年創業の由緒あるホテル。ただ国営会社の運営でサビレかけの一歩手前。ニッコリ笑ったサービスとか風呂のお湯の出とかがイマ一歩。それでも室内はたまに蟻の行進が見られるがよく掃除されていてそこそこの快適さ。

ただ今回泊ったのは新館のほうで、新館と言っても新しいわけではないが、もともとの建物に比べればイマイチ普通。天井も2.9mしかない。今まで一度だけ旧館に泊ったことがあるが全室前室付きで、ただそれでもワタシが泊ったのは大きすぎるスイートを中の扉を固定して2つに分けたモノだったから正確にはホントの旧館には泊ったことがない。200ドルはしないだろうから一度泊ってみたい。

部屋の特徴としては間口が広くて浴室にも窓があるところ。コッチのホテルには三ツ星クラスでも窓のまったくない部屋が普通にあるので風呂にまで窓があるのは珍しい。まあニッポンでもメッタにないけど。ベッドからはサイゴン川が見える。窓の下には旧館との間につくられたプールも。プールサイドにはバーがあっていろんな果物が皿に山のように積まれている。昔六本木のプリンスには中庭にアクリルで中がまる見えのプールがあって、いつも雇われたパツ金のオンナのヒトが泳いでいると聞いてわざわざ見に行ったことがあるが、ココのプールにはそういうヒトはいなかった。

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