老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

Siem Reap/アンコール・ワット旅行その19

2011-02-26 02:35:59 | 旅行






最後のアンコール・ワットの前にシェム・リアープの町について。と言っても町中をじっくり見て回ったわけじゃない。夜、レストランとかに歩いていきたいと思っても、トゥクトゥクのニーちゃんが、歩くなんてとんでもなーいい、みたいなふうに言うもんだから、つい乗せられて、、実際、特に夜の治安はよろしくないという話はいろんなところから聞こえてくる。ま、実際はアブなくないかもしれないのだが、照明とかが暗くて、道に迷うコトはあると思った。

ホテルのまわりとか、トゥクトゥクからの眺めとか、そして唯一、ホテルから歩いて買い物に行った途中の風景とか、写真のとおりでシタ。
町の中心、ラッフルズがあって王さまの別荘?があって、大きな公園があって、5スターの大きなホテルが立ち並んでいるあたりは緑も多く、しかもよく手入れされていてキモチいい。特にラッフルズの東側には、はじめ見た時は大金持ちの邸宅かと思ったような平屋のキレイな、ヒトを寄せ付けない格式の高そうな建物があって、看板も何も出ていなくて、地図を見てあとでソレがやっとあのアマン・グループが経営するアマンサラだとわかった。看板出さない。すごい自信。で、1泊8万円。安くても。1泊素泊まりってわけにもいかないだろうから3泊30万くらいの余裕があれば一度は泊ってみたい。それに値するモノがソコにはあると思った。

その中心から北へ行くとアンコール・ワット。途中には大型高級ホテルや博物館、病院などが並んでいる。国道6号線を西に向かえば空港、東に向かえばきのうまでに書いたロリュオス遺跡群で、南側はカンボジアの中心に大きく広がるトンレ・サップ湖の北の端がある。このトンレ・サップ湖から南の方向にトンレ・サップ川が流れだしてプノンペンでメコン川と合流する。プノンペンのFCCカフェからはその合流地点が真正面に見える。ちなみにプノンペンとSiem Reapをつなぐ船があって格安。
街全体としては国道6号線沿い、特にロリュオス遺跡群に向かうあたりがマーケットとかが立ち並ぶ繁華街になっている。空港方向はホテルばっかりが並んでいる。

赤い花のような、種のような、ソレを葉っぱの間にぶら下げた大木を町の中で多く見かけた。足元に木の名前が表示されていて“CHHEUTEAL / Dipterocarpus alatus”とあった。遺跡の中にも、ホテルの庭にも、高さ4~50mでそびえ立っている。で、そこから赤い羽根を回転させながら種か花かが舞い落ちてくる。赤い部分はまだミズミズしく、種に付属した羽としてそれを遠くに飛ばす役目はもっていない。鳥がそれをナニかの生きモノと間違えて口にくわえて遠くに運んで行く、そういうことはあると思った。
最初に泊ったFCCの階段に落ちていたのを、珍しかったから拾って部屋の机の上に置いておいたら、翌日、掃除のおジョーに捨てられた。町の人には、当然のことながら珍しくも何ともないモノ。意識の差がそのように目に見えて表れることに気付くのは異なる文化に触れるひとつの楽しみでもある。

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