老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

Ta Prohm/アンコール・ワット旅行その8

2011-02-13 17:19:03 | 旅行



まだまだ続きマス。やっと1/3終わったくらい。きょうからは二日目の午後に見た遺跡。

タ・プロームはアンコール・トムの東側、勝利の門の先に点在する遺跡群の中で一番大きなモノ。12世紀後半に建てられた。修復が行われてはいるが、スポアンという熱帯樹が遺跡を食べているのを、あえて、かどうか知らないがそのままにしてあって、その光景を観光客が、ワタシも含めてだが、わざわざ見に来ている。
何とも言えないスサまじさ。無常感がソコハカとなく漂っている。

モノの本によれば、アンコール・ワットが隣のアユタヤ朝に侵略されて陥落したのが1431年、そのあと1860年にフランス人によって再発見されるまで430年間放置されていた、ということは、大きなスポアンは40~50mくらいの高さがあるから、1年で10センチ伸びたということ、かな。

遺跡内にはスポアンに押しつぶされて崩れた石が散乱している。ソレをぬうように木でできた見物用通路が整備されていて、廃墟の中を整然と見ていく感じ。
もちろん木だけじゃなく遺跡そのものも見ごたえがある。外周の回廊が、一部屋根のある完全な形で残っている、のか、復元されたのか。たぶん復元されたモノと思われる。そこだけが最後まで組みあがったパズルのようにキッチリと、ナニごともなかったかのように佇んでいる。
今ではアンコール・ワットも皇居のようにキレイに整備されているが、150年前はこのタ・プロームのように木々に侵食されて廃墟になっていたわけで、、無常の世界も悪くはないが、ココもまた、やはり完全に復元された姿を見てみたい。

遺跡の中でクチバネ少年から、口にくわえて指ではじくと、ボヨ~ンって音のする竹でできた楽器を買った。1個1ドル、3個で2ドル、みたいな。1個で十分だっツウのに。

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