老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

サイゴン川

2009-02-11 21:12:56 | ベトナム
サイゴンをホーチミンと呼ぶようになったのはベトナム戦争が終わってからで、サイゴンという呼び名は今でもいろんなところにたくさん残っている。っていうか、サイゴンの人たちはもともとはアメリカ文化があふれていた南ベトナムの時代が懐かしくて、ベトナム戦争でアメリカが負けたといっても、ある部分ではジブンたちが共産主義の北ベトナムに負けたというキモチは少なからずあるわけで、北ベトナム=ハノイのことを陰では悪く言っている。北の人は南に喜んでいくけど、南の人は北に行きたがらない。実際今の体制は北のハノイに国の役所が全部集まっていて南は完全に商業都市で活気の違いは見て明らかだ。ただ、どっちが昔からの文化の残ったベトナムらしいかというと、外国人の目から見ればハノイのほうかも知れない。

で、今日は一日ホーチミンでおシゴト。夕方、会社のメールを開いて届いているメールの数が極端に少ないのを見て、ニッポンが休日であることに気付いた。
写真はホーチミン市の真ん中を蛇行しながら流れるサイゴン川。ニッポンでいえば隅田川、パリでいえばセーヌ川、ニューヨークでいえば飛行機も着水できるハドソン川。ここは曲がっているから着水はむずかしいかも。相当深いらしく大型の貨物船がゆっくり航行して、そのあいだを大量の水生植物がカタマリになって流れている。
流れる川はいろんなことを思わせる。時間、とか、明日のこととか、、鮭の遡上とか。

明日は福岡。残りのワイシャツが2日で1枚、とか。現実的な問題が山のようにある。