ハノイのおかゆ

ハノイはテトが終わったばかりだから挨拶なんかもまだハッピーニューイヤーのまま。正月の飾りを売ってる店などは今でも賑わっている。こっちに着いたのが日曜だったせいもあるがまだ動いてないって感じだ。
で、昨日の夜はホーチミンから仕事に来ていたベトナム人と一緒に魚介系を食べようということになって、魚介系食べ物屋街へ。こっちはなんでも同じ系統の店が通りにズラーっと並んでいることが多くて、仏壇屋街とか、靴屋街とか、表札屋街とか。買い物をする側にはいろいろ選べてなかなか便利。で、その通りに行ったらこっちの店に入ってー、みたいな呼び込みがすごくて、お客は店先に並べられた貝とか、水槽に入ったカニとか、、あるいはワレワレのようにお店で働いているオジョーちゃんとかを見比べて店を選ぶ。当然客の入りには偏りが生じて、暇そうな店はまずいだろうからということで相乗的に集中度がはっきり分かれてくる。大井競馬場の予想屋とおんなじ？。

味のほうは今回はサイゴン人がいろいろハノイとサイゴンの食べ物の違いを言うのを聞きながら食べたのでああそういうものかと思いながら食べたが、貝とかエビとかカニの場合はそんなに極端な味付けをしないので大した差はないだろうというのが結論。フォーとかだったら東京ラーメンと博多ラーメンくらいの差があるらしいので明日行ったら食べてみるか、と。
そのサイゴン人が魚介の後の締めに、ハノイで一番うまいというおかゆの店へ連れてってくれた。おかゆといってもこっちでは酔っぱらいが最後に食べて帰るって感じではなく、若者のカップルとかオンナの子同士が来てお茶とおかゆを食べる、というのが今の流行でおかゆバーみたいな雰囲気。ここはいつも遅くまでにぎわっているのを何度も外から見ていた。まさかおかゆの店とは知らずに。

小さな土鍋でガンガンに煮込まれたおかゆの中には小さく切られた骨付きの牛肉が7，8コ。味は薄い塩味？で肉のうまみがにじみ出ている。さっぱりしていてまあまあうまい。かなりアツいけど。道端のテーブルで食べていたら次から次へと今っぽい感じの服を着た、、こっちではキワメテ珍しい超ーミニの子とかがワレワレの横を通り過ぎて店の中に入って行った。だからここでは道端より店の中がおすすめ。1人前、200円くらい。