老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

金木犀  

2015-10-10 10:39:14 | 俳句
     🐢   どの部屋にゐても金木犀匂ふ   



やっと金木犀が咲いた。
去年は気候の変化があったのか、町内の金木犀はどの家も二度咲いた。
つつじや桜の花の狂い咲きはよく見るが、今まで、金木犀が狂い咲いたのは、始めての経験であった。
我が団地に限られていたのも不思議であった。
そんなことが昨年はあったから、あちらこちらから金木犀が咲いたと言う便りを聞くたび、我が家の金木犀の開花が氣になっていた。
我が家は、地下水の通り道にはっているらしく、植物、特に木が育つのが早い。言いかえれば、余り良い土地ではないのだろう。
さて、今年は金木犀の咲くのを待っていたから、金色の花が開いた時はひとしお嬉しかった。
しりとり俳句で、全国のみなさん、金木犀が咲いた句を詠み始めたが、我が家の金木犀は蕾も見ることができなかったからである。それがやっと、咲いたのだ。
この二三年で、一回り木が大きくなったように思う。
二階のベランダより高くなっている。パソコンを打っていると、僅か二十センチほど開いた窓から、良い香りが部屋に入ってくる。後、四五日は楽しむことができるだろう。

       

ちょっと調べることがあったので、パソコンを覗いていた。あれあれ、私の句が、、、、。
一人歩きをしている。

   🎲  絨毯の花を傷つけ猫の爪

   🎲  漱石は胃が悪かつたらし秋渇き

   🎲  賑やかに前の三人栗拾ふ

   🎲  吾の影世界に一つ秋の浜

   🎲  はじきや実家みえぬか背を伸ばす

   🎲  背をはやみあれなんだつけ秋の川

自選は難しい。どなたか存知ませんが、有り難うございます。
嬉しいです。

      








コメント
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