孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

「武士は食わねど・・・」 今は死語か。

2017年10月28日 | 社会観察
ドタバタと10月が過ぎていく。

どうもアメリカの大統領選挙での大手マスコミの出鱈目な報道合戦が、ひとつのきっかけになったような気がしてならないのだが、日本のテレビ局の偏向報道ぶりの酷さには、嘆かわしいものがあった。

「以前からずっとそうだったじゃないか」と言われれば、確かにそうだったがアメリカの大統領が決ってからも、相変わらず個人集中攻撃を続けている大手マスコミの横暴を横目に見て、日本のマスコミは、「ああいうのもアリなのか・・」と、勘違いしてしまったようだ。

幸い今の若者たちは、インターネットから情報を得て、取捨選択することに何の労苦も感じないようで、それが証拠に新聞テレビの偏向報道や印象操作に振り回されて、投票するに至ったのは、70歳代から60,50代が飛びぬけて多かったそうだ。

戦後の偏向左翼教育の影響もあるのだろうが、高齢者たちの「東京裁判史観」は多分死ぬまで彼らの体の中から消え去ることは無いのだろうか。

野党第一党だった政党が、近隣の非常事態ともいえる状況に眼を向けず、安倍総理一人を出鱈目の口実で攻撃対象としてきた報いか、代表がどこの馬の骨か分からないまま放っておいたことから、代表交代となりバタバタと衆議院選挙に突入していった。

その経緯は、もはや(こいつら日本人か?)と疑いたくなるような、卑怯でみすぼらしい態度を恥ずかしげも無くさらけ出す「議員先生」たちの醜態があった。

行き場を失った反日議員たちは新たな徒党を組み立ち上がったが、むしろわが意を曲げないで、彼らなりのスジを通したのは、少しは評価できるのかもしれない。

 カピバラ代表

口先がうまくて、これまで人差し指を舐めては世間の風向きを確認しながら、時の権力者に擦り寄って政界を渡ってきた老婦に、愛想笑いをして近づき、その結果惨めな結果に終わった男たち三人は、所詮人の上に立つ器ではなかった。

いわば、自業自得。なるべくしてこうなったと知るべきだ。

こういったコメディーのような社会現象を見ている今の中高生ら若者たちには、はたしてこういう政治家さんたちの言動は如何なる影響をあたえるであろうか。

この国の未来を託す若者たちは、このあたりを見誤らないでもらいたいのだが、何せ殻らの周りの大人たちにろくなのがいないことが、大きな問題である。

第一、教育を司る役所のトップが、よりによって少女買春斡旋所に入り浸っていたという事実をみて、冷静で入られる政治家たちがいることだけで、私はこの国の政治家の異常性を強烈に感じたのだった。

その張本人を国会に呼んで、利用しようとした政治家たちを見て、まともな若者なら拒否反応を押さえきれるはずが無いと思うのだが。

 3バカトリオ


こういう政治家たちとは別に、日本の大企業での俄かに信じられない不正行為が明らかになっていることも、この国の若者たちの潜在意識に悪影響を及ぼすことは間違いないだろう。

狂ったように、壊れたレコードのように、コンプライアンス、コンプライアンスと従業員たちに訴えていた企業家たちは、自分たちの行いなどほとんど見えていなかったとしか思えない。

果たして、日産やスバルやスズキや三菱で起きた事が、他社では起きないと言えるだろうか。不祥事が立て続けに起きると、各社の重大さが薄まってきて、世間の反応も小さく収まってしまいそうだが、無くした信用を回復するのは容易ではないはずだ。

田舎に行けば行くほど、テレビの及ぼす影響は大きい。

静岡の夕方のローカル番組を見ると、ギャラの関係なのか、むかーしお笑い番組でみたようなタレントが「レポーター」などに起用されて、街角レポートなどしている。

ゲーノー人を見つけた街の人たちは、すぐさま駆け寄って握手を求めて頭をぺこぺこ下げている。驚くのは、そういう場合、当のゲーノー人はまんざらでもないといった表情でスター気取りであることだ。

IT時代となっても、いわゆる「情報弱者」と呼ばれる人たちの数は驚くほど多い。こういう人たちに甘言を弄して選挙の時に一票入れさせたり、奇妙な集会に参加させたり、寄付をさせたり、胡散臭い団体に入会させたりしようとする詐欺師は多い。

眼や耳から入ってくる情報を、自分の頭で判断する知識や教養を身に付けるよう、ふだんから心がけることは言うまでもないが、自分の精神にも一本ちゃんとした背骨を持っていたいものだ。


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