孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

想像できますか?

2018年04月22日 | 社会観察
世の中は日進月歩で、自動者もやがてガソリンではなく、電気で動くようになり、それも運転手などいらない乗り物になるそうだ。

日本の得意とするハイブリッド車は、ガソリンエンジンとバッテリーの組合せで、これでは環境に良くないらしく、もっとシンプルな部品点数のすくない電気自動車が理想の乗り物なのだそうで、運転は人工知能に任せるらしい。

そうなると、自動車は家電製品のようになり、今の自動車メーカーに頼らなくとも資本の豊富な家電メーカーや通販会社、IT産業などがそういう乗り物を提供するようになるのだそうだ。

老人運転手がブレーキを踏み間違えて、コンビニに突っ込むニュースが連日のように報道されているというのに、果たしてもうすぐ運転手が不要となる乗り物が世の中に出回るようになるのだろうか?いくら考えてみても想像できないのだ。

しかし考えて見れば、私が学生だった頃は、世の中にはパソコンなど無く、手のひらに載る携帯電話で世界中の人と会話できるなどとは、もし当時言われても絶対に信じることはできなかっただろう。

それから20年弱経って、私は仕事でフィリピンに赴任していた。

当時、新しい物好きのカミさんがカーナビの付いた自家用車を買って、休暇で帰国した私を驚かせた。

「小さな画面に地図が表示されて、今車がどこを走っているかが分り、行先に案内してくれるんだ。」とフィリピンでの勤め先のスタッフに言っても、彼らは一笑に付してまったく信じようとはしなかったものだ。

「その自動車の現在位置を一体誰が観ているんですか?」彼らは、そんな冗談を誰が信じるものですか、といった表情で言ったものだった。


 豊田社長のプレゼン


ハイブリッドの総本家、トヨタの社長は、この流れに乗り遅れまいと、両手をオーバーに広げて、次世代の乗り物をアピールする。我が社は最先端を走るのです・・・と。

こんな箱のような乗り物が、荷物を運び、人の移動を助け、小さな会議室になるのです。運転手はいらないんです・・と。

 移動中の会議も可能

しかし、本当にこういうものが街を行き交うようになるのだろうか?その必然性はあるのだろうか?

自動車の先進国で最初に訴えたベンツは、こんな乗り物を見せていた。

 無人の乗り物


 自動運転車


実現するのは私が死んでからだろうが、きっと最初は世界中で自動運転車の事故が頻発するのだろう。

今ある運転免許証など要らなくなるのだろうか?

第一、こういう社会を消費者が望んでいるのだろうか?

考え始めると、夜も眠れなくなるんです。






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