孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

支那では、「民」とは奴隷のこと?

2017年07月23日 | 外国ネタ
私は、若いとき、フリピンに長く駐在していた経験がある。

フィリピンは、アメリカの支配下にあったことが影響して、タガログ語と共に英語が公用語になっているが、だからといって国民全員が同様に流暢な英語を話し、高尚な英文を読み書きできるわけではなく、個人的な格差は相当大きい。

それだけに、日本人が少しまともな英語を話し、しかも読み書きできるとなると、彼らは一目置いてくれ、チャラけた日本人とは違った接し方をするようになる。

これは、現地で仕事をする上でも、都合のいい場合があり、先月から私の次男がフィリピン工場に赴任するに当たって、私が彼に餞別代りに与えたアドバイスであった。

もうひとつの公用語であるタガログ語は、数ある部族後の中の一つであって、マニラ近辺の部族の間で話されていた言葉のようだが、語彙が極めて少ないそうだ。

従って、タガログ語で彼らが話していても、英語の方が言いやすい場合は、突然途中から英語に替わったり、すぐまたタガログ語に戻ったりするのだ。文字は英語と同じアルファベットで表記するのだが、多分これは便宜上そうなっているだけで、古代にはそれ相応の文字が存在していたと思う。


南朝鮮では、ハングル文字を使って表記するハングルが公用語であるが、これは日本のローマ字と全く同じで、母音を表わす形と子音を表わす形を組み合わせて一字一字が出来上がっている。K+Aで、カという音の字が出来るわけだ。

音だけを表わす表音文字なので、「HASHI」が「橋」のことなのか「端」のことなのか聞いただけでは分らないように、ハングルでも同音の為に意味が理解し難い場合は、頻繁に発生するようだ。

「SHINDAISHA TANOMU」が、「死んだ医者、頼む」なのか、「寝台車、頼む」なのかは、文脈から判断するしかないのである。

一説には、南朝鮮人が突然怒りで発狂する風土病「火病」とは、このハングル特有の意味がすんなり伝わり難いイライラが募っていって、限界になると突然発狂することになるものらしいが、事実かどうかは知らない。

その点、漢字は表意文字なので、字体を見ただけで意味は何となく理解できるから助かる。漢字を加工したひらがなやカタカナを交えて書き表す日本語は、外国人には難解だろうが、タテにも横にも書ける、実に便利な言語である。

幕末、西欧から津波のように入ってきたあたらしい概念や技術用語を、当時の知識人たちは次々に漢字を駆使して、新語として作り出していったのだ。

印刷、栄養、温度、会話、革命、学校、観察、機械、教育、経済、芸術、現実、権利、考古学、紫外線、自然、自由、条約、政策、台風、通貨、動機、道路、表現、福祉、保険、問題、流通、歴史などなど・・・他にも、まだまだたくさんある。

漢字にまつわることで、最近とある動画を観ていてはじめて知った事がある。

 「恨」(ハン)

南朝鮮人の大好きな一字といえば、「恨」という字で、ハンと発音する一字だが、この字は心と眼を表わしているのだそうだ。へんの部分は、りっしんべん、というように心を表わしているのは知っていた。

つくりの方は、人の眼を象徴した象形文字なのだそうだ。

 眼を突いて失明させる

その眼の部分を突付いて失明させた意味を持つ字が「民」なのだそうだ。つまり「民」とは眼を潰された「奴隷」という意味なのだそうだ。

  「盲目の奴隷=民」

従って、漢字に詳しい支那人が「民主」とか「民主主義」などという明治時代の日本人が翻訳した和製漢語を初めて見たときは、どういう感想を抱いたのだろうか?

時の支配者が針で眼を突いて失明させて奴隷として使役した連中を主とする??

しかし、今の中国の国名は「中華人民共和国」というではないか。

人民も共和国も、日本人が翻訳した和製漢語である。

国名が、「奴隷の共和国」というような意味にも取れる中国。

まあ、それはそれで納得できるのか。

母国語をおろそかにさせる文科省。

2017年07月23日 | テレビ・ラジオ
何度か機会あるごとにブログでも話題にしているが、母国語である日本語が乱れに乱れている。

職場のSE(システムエンジニア)たちは150人以上いるだろうが、恐らく平均年齢は30歳くらいか。私はそこで文書翻訳・会議通訳に関わっているだけで、プログラミングの知識は全く無いので、彼らのSEとしての能力については、何とも評価できない。

しかし、私のところに翻訳依頼がある文書を見る限り、彼らの書く日本語は実に酷いもので、オーバーかもしれないが、この国の将来を想うと暗澹たる気分になる。

取引先向けの手順書や仕様書の類でも、意味が不可解であるということは、その文書の持つ意味を考えても、致命的な不具合であると言える。つまり、手順書は作業の手順を具体的に説明するもので、その意味が不可解であれば、出来上がる製品の品質にも影響するからだ。

英訳する上で、正確を期するために原文を書いた方に確認すると、彼らは決して難しくしようと思って書いたわけではなく、こう書けば読み手は分るだろうと考えて書いているのである。

  誰もが英語を話すように???

SEの何人かにこの窮状を訴えても、どうもピンと来ないようで、どこが問題なのかが理解できていないようだ。プロジェクトごとに7~8人のSEたちがチームを構成し、チームリーダーの下、作業を分担して取り組む。

しかし、チームリーダーとても、言葉に関しては特に関心が無いようで、どうもこれはこの業界が内包する独特な持病のようなものなのかもしれない。それというのも、アマゾンでIT,理科系、SE,文章、などで検索すると、技術者の日本文の書き方について書かれた本がたくさんヒットするからだ。

特に、海外にソフトウェア開発を委託するようになってから、この問題は顕在化されたようで、実際にこういうコミュニケーションの問題で、多くのIT企業が大金を無駄にして撤退する経験をしてきたようだ。

今の職場でも、海外の外注先とはQ&Aと呼ばれる書式で、相手先からの問い合わせに回答するやり取りが頻繁に行われている。一問はわずか数行なので、和訳英訳は各担当者が翻訳ソフトで対応しているようだ。

しかし、その回答文を翻訳ソフトで英訳する際に、日本語の文がまともではないと、英訳された文章は、へんてこりんな英文になることは意外に無頓着である事が分った。

日本語はよく主語が省略されるが、英語はそうではない。日本語は過去・現在・未来の時制にさほど厳格ではないが、英語はそうではない。日本語は書き出しの主語と書き終わりの述語が一致しなくても、何となく意味が伝わる事があるが、英語は違う。

そこで、私が強調したのは、翻訳ソフトで英訳した文章をコピーして、今度はそれを同じ翻訳ソフトで和訳してみることだ。その結果が、意味不明な日本文になれば、それは最初英訳しようとした日本文が間違っているからだ。これを何度か繰り返す。

実際、私のこのアドバイスに同意して日々海外とのメールのやり取りをしているY君の英文は、今ではほぼ完璧な文章になっている。

「ゆとり教育」がすべった、「個を育てる」が転んだ、などと、いじくるたびに日本の教育をダメにしてきた文部省が、英語教育の早期化に取り組み始めて、いよいよこの国の国力を削ぐことに本気になった。

  鳥飼玖美子さん

『科学的に【10歳までに英語を始めないといけない】とは証明されていません。』



やる前から失敗することは目に見えているにも拘らず、一部の利権に群がる連中の思惑通り進んでいるから、どうしようもない。この国をシンガポールやマレーシアやフィリピンのようにしようとしているようだ。

経済危機のとき、外国資本に乗っ取られた南朝鮮は、それ以後気が狂ったように英語教育に力を入れてきている。今や多くの若者たちが英語を使いこなすようになったのだが、それがいい結果を産んでいると言えるだろうか?

母国語をおろそかにした国で栄えた国など無い。


普仏戦争で、フランスのアルザス地方がドイツに占領された。占領軍の命令でフランス語の授業が禁止となった。

ある村の小学校の最後の授業で、その日やってきた父兄たちもいる教室で、先生は悲しみの表情でこう語った。

「国は占領されても、君たちがフランス語を忘れない限り国は滅びない」


このドーデの短編「最後の授業」では、祖国=国語であると明確に伝えているのだ。