まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

どっぷりと その日その日の 寒ツバキ

2016年02月02日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は気圧の谷や寒気の影響で雲が広がっていた。気温は4度から8度どまり、湿度は84%から69%、風は1mから3mの北北東の風が少しばかり。明日の3日も、気圧の谷や寒気の影響で、雲が広がりやすい見込みらしい。

 

 恒例の火曜日はここ。さぬき市前山にある「おへんろ交流サロン」での「俵札調査」の日。

 

 おへんろ交流サロンは、お遍路さんたちの情報交換や地域住民との交流の場になっていて、交流サロン内にある「へんろ資料展示室」には、江戸時代の紀行本や古地図、また接待を受けたお遍路が残した江戸中期からの納札や古い納経帳、手形など、四国遍路の歴史を感じさせる貴重な資料となる品々が展示されている。

 

 今日は、遍路資料館へ、私たちの調べた「納め札=納札」を、どのようにして展示するかについての打合せ会。業者さん達との技術的な打合せを行った。

 

 この展示ケースが三列あるが、その一つずつに、「田淵家」、「飯田家」、「寒川家」と展示することになった。この展示は3月初めから三ヶ月間の予定。今まで展示してある資料は、来週の9日に撤去される予定。その後に、私たちの「納め札」を並べて展示する。

 

 私たちは、展示する納め札の選別・抽出と、これの「訳文」を作成しなければならない。このままを展示しても、これをすらすらと読める人は居ない。だから、小さい短冊に、これを現代文の「訳文」にして、添える形で展示をする。

 

 今日はまだ、選別・抽出の段階。私は抽出が終わったので「訳文」の作成に入る予定。

 

 メンバーは渡邊会長、柿木副会長、松原会計担当、顧問の藤井先生と、男性調査員3名、女性調査員3名の10名程度、撮影担当の多田先生や別所理事さんが加わることもある。

 

 展示方法は、こういう具合に、和紙を敷いて、その上に納め札を並べ、アクリル板を乗せてボルト締めする方法と、アクリル板透明文鎮での押さえ方式とにすることになった。

 

 で、今日は珍しい方がお見えになった。俵札を提供してくださった「飯田農園」の飯田さんである。

 

 で、飯田農園さんで販売している「本物アイス」を差し入れてくださったのである。

 

 もし、お問い合わせがあれば、以下のURLへどうぞ。

http://ew.sanuki.ne.jp/momoya/

 

 今日の掲示板はこれ。「相手を鬼と見る人は 自分もまた鬼である」という曽我量深先生のことばからである。「鬼」という言葉には、「仕事の鬼」というようなひとつの道に邁進する人を表わす時もあるけれど、心の冷たい人、情け容赦のない人、恐ろしい人・・・といった意味を指している場合が多い。自分に危害を加えてくるような相手、願いや希望を摘み取ってゆくような相手、そんな人に対して「あの人は鬼だ!」と思うものだ。そんな時はその相手がいかに冷酷で残忍な言動をとったかということばかりをあげつらい、憎み、ののしるのが普通だろう。しかしそれがそのまま私も相手と同じ鬼になっているというのである。自分にとって不利益な相手を「鬼」と断定した途端、私はその人を「人」と見なしていないのだ。だから、その不利益な相手を「退治」し「成敗」しても良いこととしてしまう。そう思った瞬間に心の行いとしての(意業)では、私は恐ろしい形相でその相手を八つ裂きにしてしまうのだ。もうそれは「鬼」そのものに違いない。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



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