まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

金木犀 咲いてこの日を 良しとする

2017年09月26日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は19.0度から27.0度、湿度は94%から70%、風は1mから3mの東南東の風が少しばかり。明日の27日は、低気圧や前線の影響で昼過ぎから雨が降る見込みで、夕方からは雷を伴う所があるらしい。

 

 今日は全国的に9月最後の火曜日・・・ということで、恒例の前山地区活性化センターに出勤だった。

 

 で、「これで、どうだ」みたいに、A5版のガイドマニュアルを並べたら・・・

 

 長尾寺担当の青野さんが・・・

 

 「こんなもの、作りましたけど・・・」と取り出したのがこれ・・・。

 

 私がやろうとして、ギブアップしていた、A5版の両面印刷・・・。思わず、目が点・・・。会長までもが、「あ、簡単やで・・。知らんかったん??」

 

 うちの、この、レーザープリンターでは、どうやってもできないみたい。マニュアルを開いても「冊子印刷」という項目はない。いくらやっても、長い屏風かお経の折本みたいになってしまう。ダメだ、こりゃぁ・・。

 

 そこで、このインクジェットタイプのプリンターでやってみた。

 

 これだと冊子印刷はできたのだけれど・・・

 

 こういう、カラー版の印刷になった。それだし、文字が小さい。これでは読みにくいし、ページ数が多くなって印刷費がかさんでしまう。

 

 別なプリンターでやってみると、モノクロにはなったが、やはり、読みにくい。元の原稿からやり直しになった。でも、インクジェットで十数部作るとなると、インク代がなぁ・・。

 

 そうそう、若い頃に使っていた「ホッチくる」というステップラーを久々に取り出してきた。

 

 中綴じ用とか、筒を作るときとか、箱を組み立てる時なんぞに使ったもの。

 

 縦でも横でも綴じられたもの。薄い本は使わなくなって、たまに贈呈用の本の収納箱用に使ったりしたもの。今は、「平綴じ」とか「和綴じ」で、こういうものでは厚さが足りなくなった。

 

 今日の掲示板はこれ。「自分から回っている気の風車」というもので、いつもの赤松先生のお寺の掲示板からのおことばである。『仏説譬喩経』の「黒白二鼠のたとえ」がある。(以下概要)

 一人の旅人が悪ゾウに追いかけられ、木の根を伝って井戸の中に逃げ込んだ。ほっとするのもつかの間、目の前に黒と白のネズミが出てきて、代わる代わる木の根をかじり出した。下を見れば大きな毒蛇が口を開けて旅人が落ちてくるのを待ちかまえている。このままでは確実に根は切れて、大蛇に食べられてしまうことになる。そこに、木の根のミツバチの巣から甘い五滴の蜜が口の中に落ちてきた。その甘さに心が奪われ、もっと蜜をなめたいと思って、旅人は今にも切れそうな木の根をゆすりだした…。(以上)

 ゾウとは時間の流れ、井戸の中の大蛇は私を待ち構える死の影、木の根は自分の寿命のこと、黒白のネズミは夜と昼のこと、すなわち私のいのちが一日一日と死に近づいていることのたとえである。五滴の蜜とは、そんなきわめて危機的な状況も忘れて、食欲、色欲、睡眠欲、名誉欲、財欲という日常的な欲望にうつつをぬかしていることをいうのである。生きる目的は、金でもなければ財でも名誉でもない。「人身受け難し、今すでに受く」(よくぞ人間に生まれたものだ)と生命の尊厳と歓喜に目覚めて生きることなのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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