まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

あきあかね ぐうたら午後を 見て通る

2017年09月03日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は21.8度から29.1度、湿度は80%から56%、風は1mから2mの北北東の風が少しばかり。明日の4日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 朝方はうっすらと曇っていて、今日も涼しいかなぁと思ったのだが・・・。

 

 今日は「おへんろつかさ養成講座」の第二回講座が志度寺さんで行われる。で、いつも通りに山門前で駐車場係をやっていた。すると、じわじわと暑くなってくる。

 

 ということで、8時半から受け付け開始の9時開講。

 

 いつもは「書院」での講義になるのだが、今回は、この、本堂内外陣での講義になった。ま、一般の方が、ここの本堂内に入れることはまずない。だから、ありがたいのだが、暗くて狭いのが、やや欠点。メモするにも手元が暗い。

 

 ということで、講義開始。

 

 第一講は、十河瑞澄副住職から「志度寺の文化財」や「世界遺産登録」などについて、75分の講義があった。工事の時などに「棟札」や「墨書」などが見つかり、年代などが明らかになることが多いので、メモをする習慣をつけよう・・・などと話されたのが印象的だった。

 

 講義の後で、堀尾理事から、「本堂裏手の阿弥陀如来について話して欲しい」と提案があり、その話も聞いた。これが、本尊の入った「お厨子」の裏面に描かれた「阿弥陀如来座像」である。年に一度、十六度市の時、ここの扉が開かれ、この阿弥陀様が現れる。遠く小豆島などから船でやってきた人たちは波の上に、この阿弥陀様が見えてお迎えしてくれたのだった。

 

 間に、渡邊会長から、志度寺縁起などの話があった。今、この縁起図を修復中とのことで、レプリカを使ってのお話になった。

 

 休憩を挟んで、第二講は、「志度まちぶら探検隊」の近藤敬司さんが、「観光ガイドの仕方」やポイントについて講義され、実際に境内を歩いて回り、ポイント、ポイントで、どのようにガイドするかについて解説してくれた。

 

 ガイドは、自分も楽しみ、お客も楽しませるもの。必要な場所で、必要なネタを、時間内に語り、安全に誘導し、共に楽しむもの・・という、いつもの近藤節が今日もさえていた。

 

  今日の掲示板はこれ。「苦しみをなげく人あり 苦しみを活かす人あり」というもの。これまた、町内の善楽寺さんの掲示板から。これまた、どこのどなたの言葉かはわからないのだが、過去に起きた不運な出来事は、すでに過ぎてしまった仕方ないことである。それをいつまでも引きずり、苦しみを背負い続けるか、それとも、それを活かして人のために役立たせるか、その発想には人生のつくられ方がまったく逆になることだろう。大切な一度きりの人生をしっかり見据え、考え、生き方を選択したいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えると、いいね。


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