まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

彼岸花 はじけて開く 朝である

2017年09月14日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は高気圧のためにほどよく晴れていたは、やがて前線や湿った空気の影響で概ね曇ってきた。気温は21.5度から28.8度、湿度は86%から612%、風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の15日は、引き続き前線や湿った空気の影響で曇る見込みらしい。

 

 秋の「社日」が今月の18日になるのだが、うちの自治会では、それに近い日曜日(17日)に、「地神さん」のおまつりをする。だから、その準備をしておかないといけない。うちの自治会は10戸。で、当番は二班に分けると5戸ずつになるが、一人の老婆が腰を傷めて療養中で4名、会社の慰安旅行で一人の女性が不在で3戸。

 

 掃除は全員でするのだが、このしめ縄とご神体の御幣を用意するように頼まれた。もう、しめ縄を作れる人がいなくなってしまった。「縄ない」という作業が農家から消えてしまったのだ。

 

 だから、「ワラ打ち」という作業から始める。この稲ワラは、先日に農家さんから頂いた物。それを乾燥しておいた。ワラ打ちをして稲ワラを柔らかくする。

 

 手に水をつけて、稲の細い束を回転を与えながらねじっていく。これを「縄をなう」と言う。子供の頃にはよくやったものだが、社会人になってからはやったことがない。だから、すっかりと忘れてしまっている。

 

 で、思い出しながら縄をねじりながら伸ばしていく。

 

 こうして、どうにかロープ状のものができあがった。地神さんの場合は、1mくらいの長さの物が1本あればいい。

 

 これに、「下がり」という、7本、5本、3本の縄を結ぶ。これでしめ縄ができた。その後、裏山に入って、細い竹を切ってきた。御幣の軸になる部分である。

 

 A4版の印刷用紙を4等分して(本当は半紙や奉書を使用)「紙垂(しで)」を切る。あらかじめ型紙を作ってある。それに沿って、カッターで切り裂いておく。

 

 それを順番に負って行くと、神社で見かける「紙垂」ができる。右の大きな物が「御幣用」、左の4つが「しめ縄用」。

 

 朝、切っておいた、青竹に挟めば「御幣」のできあがり。左の「紙垂」は当日にしめ縄に挟み込む。

 

 それができたら、昨日、頂いてきたお仕事の準備。80歳以上の一人暮らしの老人調査とか寝たきり老人の調査とか7種類の調査と名簿作成。

 

 これらの様式を、スキャナーで取り込んで、エクセルシートに落とし込む。それに、高齢者名簿などから、ここに貼り付けてしまう。そうすれば、85歳以上の世帯名簿とか、80歳以上の一人暮らし老人名簿とかができあがってしまう。

 

 10月1日になったら、この名簿が正しいかどうかを検証して回ればいい。今日の私のお仕事はこれでおしまい。あ、23日のBBQパーティーの参加者が減ったので、19リットルの生ビールを半分の10リットルに変更してきた。

 

  今日の掲示板はこれ。「けさ 目がさめたらまっさらの命 今日もキラキラ」というもの。時間がまだあると思うからこそ、今じゃなくてもいいと思ったりする。今度、またにすればいいやと思ったりする。でも、私たちには肉体の期限はある。明日、 事故で肉体を失うことだってありうるのだ。ところが、私たちは永遠の命だと信じ込んでいる。だから、またにすればいいと思うのは、本当は 自然なことなのかもしれない。今朝目覚めたら、空気感がまるで違った。秋らしいさわやかな朝だった。まっさらな命をかかえた朝だった。今日もキラキラとした朝だなぁと実感する秋の朝を迎えていた。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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